「さつき晴れ」



 2016年05月21日

 



 1年でこれ以上和服の似合う季節はない。



 日傘の似合う季節もない。



 つつじやさつきや菖蒲が咲き始める。



 ボクらが「ビオトープ」と呼ぶプロムナードにメダカが泳ぎ、風がわたる。



 そう言えば、ちょうど去年の今ごろ、ボクらは新しい生活を始めたばかりだった。



 何もかもが新鮮で、何もかもが輝いていた。今もそうだ。もっともっとここが好きになっている。



 久保田城址にわたる風もいい。



 巨大な睡蓮(すいれん)の葉がお堀を覆うまでの、こんなさつきのシーズンもなかなかだね。



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