第二の文明開化！　こんな暮らしも悪くないね。

『卒ブログ』5195

　

いつも読んでくださった皆さん、ありがとうございました。 　
2009年12月から始まり、7年半にわたって書きつづけてきたこのブログ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』(全6195回）ですが、これにていったん卒業することにしました。 　
私たちの「人となり」を理解していただくという、当初の一定の役割は果たし終えたと思うのです。 　
突然始まり、突然の「おしまいチャンチャン」です。勝手な自分でごめんなさい。 　
もしまたどこかでお会いできたら、今度はぜひ「生の声」でお話ししましょうね！ 　 　
長い間支えていただき本当にありがとうございました！ 　

伊藤　靖（2017.06.24） 　　△このページのトップへ

『人生最高の日』5195

　2017年6月24日晴れ。
　いつものように起きたが妻の顔がない。
　妻の床もない。
　おはようを言う人がいないから、スヌーに向かって言った。
　それから、引っ越しのお知らせの葉書に写っている孫の顔に向かって言う。
　いつもと勝手の違う分量のコーヒー豆を入れたサイフォンのコーヒーを飲んでいると、石巻にいる妻からモーニングコール。
「ちゃんと起きれた？　今日は楽しんできてね！」と言われる。
　ガス栓を閉めたことを告げると「もう？」と驚かれた。準備男の本領発揮。
　おばあちゃんに代わる。
「や、今日は人生最高の日だね！」と言われる。
　確かにそうだなあ、と思う。
　今日は仙台にいる孫に会えるのだ！
　3人の子どもにも会える予定だし、今度3番目の子の奥さんになる人にも会える。
　娘は新築した家に泊めてくれるとも言ってくれた。
　こんな日が来るなんて思いもしなかった。
　子どもとの縁は障子紙程度に薄くなっていた。
　そんな時、「いつか子どもたちが家族を持つようになったら、いろいろなことが変わるわよ。それまでは時間が必要なのよ」と言って励ましてくれていた妻であった。
　本当にその通りになったなあと思う。ありがたいなあと思う。今日の子どもたちへのお土産もみんな妻が用意してくれた。
　妻の予言どおりになった子供たちの成長もうれしいし、そんなふうに育ててもらった前の奥さんにも感謝だ。
　スペンサー・トレイシーとエリザベス・テーラーの映画に『花嫁の父』というのがあって、その続編に『可愛い配当』というのもある。
　確かに孫は可愛い。じいじにとってはまさに「可愛い配当」だ。
　しかし、配当はそれを手元に所有していればこそ得られるもので、家もクルマも何一つ所有していないボクにとって、これは「一時金」「ボーナス」のようなものかもしれない。
　「あんぱんマン」が大好きな孫である。その孫に嫌われないように、「バイキンマン嫌い！」と逃げられないように、今朝はひげをかなり刈り込んで「ダンディーじいじ」になってみた。
　これから出掛けるわけだが、こうしてボクにエールを贈り「人生最高の日を楽しんでございん！」と心から言ってくれる家族がいるということが最高にうれしいのだ。「人生最高の日」の意味はそこにもある。じみじみありがたいなあと思う。
　さて、いろんな準備は済んだのであとは出掛けるだけだが、ただ一つ心配なことがある。
　泣いてしまわないかということだ。
　ぐしゃぐしゃに泣いてしまってもいいものだろうか？
　帰り際は仕方ないにしても、会った瞬間にそうなりそうで怖い「じいじ」である。

　(2017.06.24）　△このページのトップへ

もっと前のも見たい人はこちら！　→■直前のブログ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常２』はこちら。

　　★偉大な人の金言をボク的にそしゃくしてみます。

『言い訳』658

時間がないからではない。
自信がないのだ。（偉い人）

自信がないからではない。
時間がないのだ。（愚かな人）

『始まり』657

物の始まりが一ならば
島の始まりが淡路島。
泥棒の始まりが石川の五右衛門ならば
博打打ちの始まりは熊坂の長範。（車寅次郎）

泥棒の始まりが嘘つきならば
オヤジの始まりは加齢臭。
恋の始まりが青春のニキビならば
オヤジの始まりは抜け毛と出っ腹。（ああ無情）

『また肥えた』656

おしゃれとは、
自分でしっかり
自分を見張っていること。（土屋耕一　資生堂）

おデブとは、
自分でしっかり
自分を見張っていられない人。

『仕事は？』655

仕事を聞かれて、
会社名で答えるようなヤツには負けない。（リクルート）

仕事を聞かれて、
「ぷー」と答えるような状況にはなりたくない。

『肩書と色気』654

肩書で勝負しない男と、
色気で勝負しない女がいいね。（サントリー）

肩書でも勝負できない男と、
色気ではとっくに勝負できなくなった女はつらいね。（あ、ボクらのことじゃないって！）

『釣れますか？』653

恋が着せ、
愛が脱がせる。（眞木準　伊勢丹）

鯉は釣れるが、
鮎はなかなか釣れない。（釣り堀の鯉は食えないね。鮎は高いしね）

『サックスと自惚れ』652

下手だなあ、と思ったり。
上手いなあ、と思ったり。（夏目椰子）

下手だなあ、とは思わない。
上手いなあ、としか思わない。

『長所短所』651

すべての階級を通じて、一段と気高い人は誰か。
どんな長所を持っていても、常に心の平衡を失わぬ人。（ゲーテ）


短所しか持ってないのに、
常に心の平衡を失っているボクはどうなりますか？　ゲーテさん。

『暑さ寒さ』650

みずから勇敢に戦った者にして初めて英雄をほめたたえるだろう。
暑さ寒さに苦しんだものでなければ、人間の価値なんかわかりようがない。（ゲーテ）


暑さ寒さに苦しんでいるボクらです。
それも彼岸までと思って励んでます。
どうかほめたたえてやってください。

『耳』649

僕の耳が、
世界で一番笑い声を聞いた耳にしたいんですよ。（松本人志）


妻はクライアントさんから、
「ひょっとして特殊な耳をお持ちですか？」と驚かれたことがある。

『なんじ？』648

なんじが終わり得ないことが、
なんじを偉大にする。（ゲーテ）


今なんじか分からなければ、
なんじは鳥目かもしれない。

『時間が何だって？』647

時計が止まるとき、
時間は生き返る。（ウィリアム・フォークナー）作家


まあ、そんなこともあらーム。

『私は』646

年齢を脱ぐ。
冒険を着る。
わたしは、私。（西武、ＳＯＧＯ）


靴を脱ぐ。
靴下を脱ぐ。
わたしは、裸足。

もっと見たい！　→■マイ人生訓『緋色の脇息』（バックナンバーはこちらから）

　　★なつめやしの童話『こうのとりのはらまくら』連載準備中。

『はじまりはじまり』1

　これは、「かものはし」というこうのとりのおはなしです。
　むかしむかし、ゆめをこわして生きている「くろさぎぐんだん」の住む村がありました。
　「くろさぎぐんだん」は人間のなかでも、とりわけ「こどものゆめ」が大好きでした。（つづく）

もっと見たい！　→■童話『こうのとりのはらまくら』（連載準備中）

　　★なつめやしの童話『すいかのおうち』連載準備中。

『はじまりはじまり』1

　これは、かぞくが１５０人もいるサンダーおじいさんたちのおはなしです。
　南の島はとてもあついです。
　そこにサンダーさんたちは暮らしていました。（つづく）

もっと見たい！　→■童話『すいかのおうち』（連載準備中）

　　★なつめやしの童話『みんなびっくり！』連載準備中。

『はじまりはじまり』1

　クルマのクラクションが鳴りました。
　買い物かごを提げたおばさんがまずびっくり！
　その声はとても大きくて、となりをあるいていたおじさんがまずびっくり！（つづく）

もっと見たい！　→■童話『みんなびっくり！』（連載準備中）

　　★なつめやしの童話『いとまきブランコ』連載準備中。

『はじまりはじまり』1

　はらっぱに立っているボクの前に、１本の糸が空からたれてきました。（つづく）

もっと見たい！　→■童話『いとまきブランコ』（連載準備中）

　　＊幻の青春フォークデュオ『積善くらげ』ってなに？

■積善くらげ取材エッセイ『積善クラゲへの道』（バックナンバーはこちらから）

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