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  ★幻のフォークデュオ『積善くらげ』のアーティスチックな(?)取材エッセイ。

『決定! 積善ライブ!』76

 このコーナーに書くのは実に5カ月ぶり。
 そう書いたのが、去年の12月だったのだから、それからまた7か月以上が過ぎたかおる。
 いや、ジロー。
 などとくだらないことを言ってないで、本題に移ろう。
 本題は簡単だ。
 つまり、リーダーからイトウさんへ、こんなメールが届いたのだ。

 『元気でなにより』

 7月24日(日)のティエラライブの打ち合わせメールです。
 24日(日)湯沢高等学校の授業後、17時には秋田につく。ティエラで1時間練習して、本番に備えようぜ。
 とりあえず以下の曲を二人でやりたい。代わり映えしないが、『聴かせかた』はバージョンアップしてます。順不同。

@置手紙
Aささやかなこの人生Bデスペラード
C夏祭りのあとさき
Dガンバレ日本
E神田川
F僕の胸でおやすみ
G永遠の嘘をついてくれ
Hいつまでも
Iヤッシの希望曲?
 ヤッシの意見を待ってるぜ!


 何やら「熱い、いや暑苦しい夏」になりそうだな。。。

 (2016.06.22)   このページのトップへ

『渇望、積善くらげ結成5周年記念ライブ!』75

 このコーナーに書くのは実に5カ月ぶり。
 スズキさんが勤めていた会社が倒産し、その後路頭に迷っているのだろうか、ほとんど彼からの音沙汰は途絶え切ってしまっていた。
 一方、イトウさんは、5月に秋田市に転居し、それまで田舎に引き込もって過ごしていた12年間に鬱積した欲求を晴らしていたようだ。今までなかなか行けなかった『ティエラ』にも顔をちょくちょく出し歌っていたようだ。
 しかも、スズキさんではなくカンベーさんとの新たなユニットまで結成。その名を『まんずマンズ』というらしい。
 それはそうと、筆者の浅識によれば、『積善くらげ』が結成されたのは2010年の12月10日であったし、初ライブは12月25日の『ティエラクリスマスライブ』であった。
 と言うことは・・・?
 そうなのだ。この12月10日は彼らの結成5周年ということになるのだ。
 そんなわけで、筆者は密かに今年の『積善ライブ』に期待を寄せているのだが、あとはリーダースズキさんの状況次第ということになりそうだ。

 (2015.12.04)   このページのトップへ

『ゴジラになったようです』74

 久しぶりにスズキさんから写メールが届く。
 歌舞伎町も変わりました。
 もとは「コマ劇場」です。
 そう書いてある写真はコレ。



 多分、後ろのゴジラのようなのがスズキさんではないか?
 と、ボクは見ているのだが・・・。

 (2015.07.04)   このページのトップへ

『いろいろくらげ』73

 そういえば「積善くらげ」真夏ライブの報告が遅れていた。
 イトウさんはイトウさんでいろいろあったし、スズキさんはスズキさんでその後、いろいろとあったらしい。
 どちらも仕事による「いろいろ」だったり、健康上の「いろいろ」だったりするのである。
 彼ら、そういうお年頃になったのである。
 そういう意味では「積善くらげ」あらため「いろいろくらげ」にしたほうがいいかもしれない。
 筆者はライブ当日、カメラもビデオも持っていかなかったので、それはスズキさんからのデータ待ちなのだが(待ってるよ!)、ライブはとても盛り上がったことだけはお伝えしておこう。
 あれからしばらくたってしまったが、その映像や写真が届き次第また書こうと思う。
 ある意味、モトミちゃん(スズキ家のご令嬢)の婚約発表ライブでもあった「積善くらげ真夏ライブ」ですが、とにかくいいライブだったことは間違いない。また書きます。



 ↑ Mさんが撮ってくれて、ブログにアップしてくれた写真です。Mさん、ありがとう!

 (2014.10.06)   このページのトップへ

『どう考えればいいのだろう?』72

 スズキさんからイトウさんに、こんなものが届いた。



 『レンジでチンする唐揚げ粉』
 これはどう考えればいいのだろう?
 『香り豊かな小えび』
 これはどう考えればいいのだろう?
 『カロリーメート』2種類
 これはどう考えればいいのだろう? 
 どれもこれも、イトウさんには最も馴染みの薄いものであった。スズキさん、暑くて頭おかしくなったのだろうか?
 楽譜も入っていた。もしかしたらこれが本命なのかもしれない。
 植村花菜『トイレの神様』は何となく知っているが、鬼束ちひろの『月光』は知らない。これを歌うというのか?!
 スズキさん、やっぱり頭おかしくなったようだ。
 と、思いきや、これらは彼の長女、東美(もとみ)ちゃんが歌うらしい。ボクにバッキングをお願いしたいと書いてある。
 バッキングと聞いて、ボクは思わず今は亡き「内山田洋」氏を思い出してしまった。
 それにしても、気合いが入ってるなあ、スズキ家。。。この夏、一家総動員でやってくるということか!? 
 出遅れているボクら。。。
 そのことはどう考えればいいのだろう?
 で、彼はご丁寧にギターの弦まで送ってくれたのだが、そのケースの裏にこんな紙が貼ってあった。



 つくづくこの方、どう考えればいいのだろう???

 (2014.08.02)   このページのトップへ

『やっぱり捕まったスズキさん』71

 筆者にスズキさんからこんなメールが届いた。
 やっぱり捕まったようだ。。。だから言わんこっちゃない、稚内、真駒内、歌志内。(ちなみに「内」はアイヌ語で「川」を意味するらしい)

無事茨城に戻りましたが、ヤッシの読み通り、北見で銭形警部に捕まりました。笑うしかありません。ヤッシの先見性には参ったの一言です。これからは悪い事はしません。詳細は次回のメールで!
 スズキさん、「積善ライブ、網走刑務所から中継!」。。。なんてことないように頼むよ。

 (2014.07.23)   このページのトップへ

『北限の地に立つスズキさん』70

 昨日、深浦(青森)でイトウさんたちを窃盗したスズキさんは今、青函海峡を逃亡、北海道にいる模様!
 愛妻はっつあんも同行、夫婦で逃げている模様!
 筆者に届いた写メにはこんな呑気なことが書いてあるが、スズキさん、あなた今追われてるんだよ! 

 「ただいま、愛妻ハッツアンと北海道の旅進行中。積善クラゲライブに向けて、練習は怠りません!!」

  

 何が練習は怠りませんだ! あのねえ、スズキさん。
 あなたそんなに流暢に構えている場合じゃないんだよ!
 追われてるんだよ!
 逮捕されちゃうよ! その辺りにある網走刑務所送られちゃうよ!
 ところで、イトウさんたちは元気なのか? 生かしておけよ。でないとライブ悲惨だぜ!
 とりあえず警察には黙ってっかんな! 上手く逃げろよ!

 (2014.07.16)   このページのトップへ

『イトウさん盗難被害!』69

 大変なことになった!
 積善くらげの一人「イトウさん」が盗難に遭ってしまった!
 深浦町の十二湖ビジターセンター敷地内にある養魚場で、屋外の水槽から鑑賞用のイトウ3匹のうち2匹(計1万5千円相当)が盗まれたのだ。
 同署や町によると、盗まれたイトウは体長約70センチ(重量約4キロ)と同50センチ(同約1キロ)。
 13日朝、出勤した町職員が、水槽の水が抜かれ1匹だけ残して盗まれているのに気付いた。

 これはただごとではない!
 イトウといえばサケ科の淡水魚。環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定されており“幻の魚”といわれる。
 そんな貴重な魚を一体誰が???
 なぜ1匹だけ残していったのか? 彼は水を抜かれて死んでしまったではないか!
 さらに、盗んだ奴は食ったのだろうか? イトウはかなり美味しい魚らしいから。
 それにしても絶滅危惧の魚なのに、野外のこんな雑草だらけの不用心な場所に、監視人も付けずに放置されていたなんて!
 謎は深まるばかりだ。
 ただ、実は筆者のところには、すでに別の情報が寄せられ始めている。
 この犯人はどうやら積善くらげのリーダー「スズキさん」らしい。内緒だけど。。。
 どうも孤独なギターの個人練習に耐えかねての犯行とみられる。
 昨日、青森方面に出張していたという情報もある。
 じゃあ、もう1匹は誰か?
 イトウさんの奥さんという噂だ。
 夏のライブでやる「ささやかなこの人生」を合わせたかった可能性が浮上している。

 (2014.07.15)   このページのトップへ

『昔告白できなかった彼女と再会したスズキさん』68

 久しぶりに筆者にこんなメールがスズキさんから届いた。

 先週、上野の国立博物館に行って来ました。長年活躍した20センチ屈折望遠鏡が引退、展示されたからです。
 高校生の頃、憧れた望遠鏡と初対面です(実は涙が出ました。内緒です)。
 同行した妻と娘に『お父さん、少年みたい!』と言われました。俺には最高の『誉め言葉』です。
 夏、ヤッシと一緒に少年に戻りましょう。
 

 (↓少年に戻ったスズキさん)



 **少年に戻った彼らの、ほぼ半年ぶりの「夏ライブ」は8月15日(金)に決定!
 場所は秋田市「ティエラ」(貸切ステージ)!! 


<演奏曲リスト>*( )内はKey

 夏祭りのあとさき(D)
 ささやかなこの人生を(C) 
 おまえだけが(C) 
 あいつ(D)
 神田川(F#m)
 デスペラード(D)
 置手紙(Am)
 がんばれ日本!(Em)
 永遠の嘘をついてくれ(D)
 妹よ(C)
 海岸通(D)
 22歳のわかれ(F#m)
 *はっつあんのリクエストにお応えしてコブクロの「さくら」も。。。乞うご期待!

 (2014.07.06)   このページのトップへ

『積善ぐらげのスズキさんイトウさんが再会する可能性が出てきたぞ!』67

 ミョーなイトウさんの勘違いから、こんなメールのやり取りになっているので、筆者は2人の再会の可能性が色濃くなってきたことを期待して、そのメールを紹介する。
 まずイトウさんのメール。

 すまんすまん、東栄。
 遅ればせながらおめでとう!!!
 13日だったことを今、なぜか思い出してしまったよ。
 55になったのかな?
 王貞治にならんだ?
 元気で頑張ろうね!!!
 真理代表もそろそろ顔見たがってたよ!


 これに対してスズキさん。

 ん? もう、何言ってんのよう。俺の誕生日は、伊勢正三、キムタク、幸田來未と同じ11月13日だべ〜。
 馬場目との時差にしては離れすぎ。
 昨年、俺も間違えて、山平の誕生日を2日違いで祝ったけど、ヤッシは2ヶ月! やはり、スケールが違う(笑)。気持ちは嬉しいよ。
  俺もそろそろ会いたくなってきた。2人で歌いたいよ〜。


 でもってイトウさん。

 んもう、何やってんだか?
 すまんすまんの二乗だな、こりゃ!
 誕生日(うれしいこと)に免じて許してちょんまげ。
 それにしてもどうせなら思い切って2年ずれたらよかったなあ。
 2カ月なんて中途半端なズレじゃなくってさあ。
 そしたら外さなかったのになあ(笑)。  
 ね! 会いたくなったら会いましょう!
 あの怒濤の行動力で馬場目においでよ!


 ま、こんなアホらしいやり取りをしている彼らであったが、筆者は彼らの冗談の中に、密かな「再会」そして「演奏」の可能性を見いだしている。
 その際、またあの名かつ鬼プロデューサーのあるまんど山平氏や、同じく音楽評論家のカンベー氏が同席するかは定かではない。
 定かではないが・・・来てくれそうな気もする。
 期待しよう。

 (2013.09.18)   このページのトップへ

もっと見たい! →■『積善くらげへの道』(バックナンバーはこちらから)

●『山中湖側から臨む今の富士山のライブ映像』(2分ごとに変わります)

●最近最も口惜しいのは。。。
 このコーナーの写真だ!!! なんでやねん! 天気よ過ぎるやろ!(2013.11.29)

●ビギナー富士だったんだからしょーがないけど。。。
 正直に明かすけど、うちらの最高峰はコレでした。
 写真コーナー『文句あっか、富士山ダ!』(2013.11.28)

●うわ〜、今日もすごくいいね!
 何だかボクらが帰ってきてからいっつもすごくいねえ。
 もう、ライブカメラ嫌い!(2013.11.23)

●うわ〜、今日はすごくいいね!
 この休みに行った人はサイコーだね。
 くそ〜! また行くぞ〜。。。(2013.11.17)

●富士山ツアーは終わってしまった。
 終わってしまったけど、しばらくこのまま付けときますよ。
 ホントは晴れちゃうと口惜しいんだけどね。。。(2013.11.06)

●あさって行くよ!
 晴れてくださいね! ね! ね!(2013.10.30)

●あと1週間になったね。
 過去、これほどまでに「週間天気予報」が気になったことはない。
 大枚かかってんだからな! 頼むぜ、フジ!(2013.10.24)

●秋田班2名は「富士観光用のコート」を購入! 着々と準備が進んでいる。
 宮城班4名はようやくレンタカーの手配が完了したところ。大宮から来るらしい。
 そんなわけで「装い」までは手が回らない模様。あちら出遅れている。(2013.10.18)

●トーエーからのメッセージと写真で〜す。(2013.09.28)
 紅葉は、5合目と6合目の中間あたりで始まっていました。
 ヤッシの11月富士山ツァーのために、富士山を綺麗にしときました。
 天気に恵まれたなら、お色気タップリの富士子に会えるはずです。


『顎に苦痛のアッパーカット!』66

 あれからまた2カ月くらいたっちゃった。
 積善くらげのリーダーとイトウさんは、なかなか連絡が取れないでいるようだ。
 CCで筆者にも届いたスズキさんからのメールを紹介したい。イトウさんがブログに書いた『連想記憶術』に反応してのメールのようだ。

 『連想記憶術』には参りましたね。いろんな所から、ネタを発掘しますね〜。
 無味乾燥な受験勉強に、楽しみを与えてくれた本でしたね。山平がお前の顎にアッパーをしながら、『顎に苦痛のアッパーカット』は、まさに名シーンのごとく、思い出されます。
 酒の酔いも手伝って、少し感傷的になりましたよ。淡い青春の思い出に…。
 ちなみに以前私も、ヤッシがブログで紹介した英単語を、現役英語予備校講師に投げかけてみました。場の空気があらぬ方向に行ってる気がしました。英語を真剣に勉強していた受験生に『連想〜』は、見向きもされなかったかも知れません。だけど、お前の言うとおり、記憶に残っているのですよね〜!
 現在、9月16日早朝午前3時30分、風が台風っぽい。寝ま〜す。
 【 山と星とフォークを愛し続けて39年 】〜鈴木東栄でした〜


 そういえば、『積善くらげ』の名プロデューサーである「あるまんど山平」氏はどうしているだろうか?
 筆者はそれが気になってしまった。最近さっぱり噂を聞かない。
 かつて、そうだなあ、もうかれこれ2〜3年前になるが、『積善くらげ』がデビューする時に、そのリハーサルでものすごい「ダメだし」を2人に(なぜか「カンベー」さんも一緒になって)していた光景を思い出した。
 アノ時も、イトウさんやスズキさん(特にスズキさん)にとっては『顎に苦痛のアッパーカット!』だったはずだ。
 そんな『おやじたちが淡い青春を取り戻した時代』さえ、遠き記憶になりつつある。
 彼らの再会をひたすら願う筆者である。

 (2013.09.16)   このページのトップへ

『ノリクラ暑気払い登山』65

 このコーナーを書くのは、もう7カ月ぶりになる。
 今年になって初めてである。
 積膳くらげのリーダーは今、ノリクラという山に登っているようだ。
 もう帰ってきたかもしれないけど。
 こないだ、写メをいきなり送ってきたので掲載します。





 上の写真のドームは「共同観測所」(旧乗鞍コロナ観測所)、下の写真は「東大宇宙線観測所」だそうだ。
 「乗鞍岳よりも観測所のほうにロマンを感じる」などと、生意気なことを言ってやがる。
 今は、巨大電波望遠鏡「アルマ」の時代である。
 そんな時代に、乗鞍の宇宙線観測所にロマンを感じている男が好きだ。
 おそらくここは、少なくても日本では一番「星」がきれいな場所のひとつなのであろう。
 そこで、ロマンを語りながら、その写真を友だちに自慢して送ってくる男がいる。
 同窓会で会ったMくんからも、同じ写真を見せられたから、きっといろんな人に自慢してるんだろう。
 ステキなオヤジじゃあないか! スズキさん。
 できれば、乗鞍の天上を彩る星の写真も見たかったね。

 (2013.07.22)   このページのトップへ

『くらげに骨はありますか?』64

 そもそも「くらげ」に「腰」がありますか?
 脚があるんだから腰はあってもおかしくはないが、でも「骨」がありますかってんだ!(おいおい、何怒ってんのよ?)
 さらに言えば「歯」はどうですか! くらげに「歯」はありますか?
 筆者はそれらの疑問(矛盾)からこのエッセイを書き始めなくてはならない不幸をお許しください。(って何のこっちゃ!)
 頭の中が少し混乱しているのは、今朝、リーダーのスズキさんからBCCで(なんでやねん)以下のようなメールが届いたからだ。
 送付先はもちろんイトウさんである。よけいなことかもしれんが、筆者の勝手な解説を加えてそのメールを紹介したい。

 腰の痛みは俺も40代まで苦労した。(へえ〜)
 ヤッシの場合は、『仕事場が自宅』『呑み屋まで3歩』といった好環境が裏目に出ていると思われます。(呑み屋ではなく『居酒屋』だとイトウさん(ヤッシ)は言ってます。それと、正式店舗名は『歩いて4歩の居酒屋』だそうです)
 つまり、『歩け!』ということです。(ここで突然、♪歩こう、歩こう、ワタシは元気。歩くの大好き、どんどんいこう♪『となりのトトロ』の「さんぽ」を歌う筆者)
 たまたま、今週の週刊現代(1月合併号)に腰の筋肉を鍛える方法が載っていた(俺の意見は聴かないと思って…)。(「そんなことはない、リーダーに従うぜ」と、イトウさんは言ってるよ!)
 それによると、やはりウォーキング、水泳、軽い背筋運動(やり方に注意が必要です。そらしすぎると逆効果…これは私が11年通っているジムのインストラクターからアドバイスされた)、腹筋運動、プラスお風呂で温めてからのストレッチ……が、週刊現代からの引用。詳しくは週刊誌を買え!
 (以下、少し自慢も入る。スマン)私事で恐縮だが、1週間に腹筋運動を1000回をノルマにしている(背筋は前述した理由で失敗したことがあり、たまにしかやらない)。そのせいか、この10年間は腰の痛みはまったく無し。さらに、1日一万歩は必ず歩いているから、それも奏功してそう(自慢、スマン)。  
 影の声:こんな真面目さが高校時代にあったら、良い大学に入れただろうな〜。
(それ、筆者も同感。トミに最近思うね。アノ頃遊んでばっかりいたもんね。もし今の集中力と根気があったら、東大法学部はおろか、ケンブリッジ? オックスフォード? ハーバード? はん? 楽勝楽勝!)
 ともあれ、動け!(おう!)
 まだまだ老いぼれの年齢ではないぞ。『努力は裏切らない』。また、真理ちゃんと、ウォーキングを楽しめ!(さすがリーダー! 言うことが違う。何というか『体育会系』である。『根性論』である。『星野野球』である。ほんでもって『日野原先生』である)
 ちなみに、私の目下の悩みは『歯の治療』です。来年の目標にします。ヤッシの完治が羨ましいよ!!(ハマラガン! 次はマラだぞ、それから目だぞ!「歯はオレも苦労した。結構金と時間がかかるぜ! でも、治ってしまえばこっちのもん、人生はパラダイス!」イトウさんはそう言っているからしっかり治しなさい!)

 まあ、こんなメールだったわけだが、筆者はですね、やはりどうしても合点がいかないのである。このアドバイスそのものの意味がである。
 そもそも、くらげに「骨」はありますか? 

 (2012.12.28)   このページのトップへ

『スズキさん、全然大丈夫だった』63

 しばらく音信不通だったので、筆者がメールを書いたところ、こんな前途洋々な返事が返ってきた。
 筆者の心配をよそに、拍子抜けするくらい元気だった。

 心配してたか〜?
 娘と息子の引っ越し、新しい予備校の打ち合わせ、マラソン練習、テキスト作成などなど、公私にわたりいろいろあって、充実した日々を送っている、というか、送らされている。
 最近は本を読むことに目覚め、夜の暇タイムは、読書を楽しんでいるよ。

 へえ〜。あの国語の偏差値?のスズキさんが読書ねえ。どんな本読んでるのかな?
 そんなわけで、スズキさんは全然大丈夫でした。な〜んだってくらい。
 彼は最後に、イトウさんにこんな余裕の応援メッセージまで送っています。
 お前の本を早く読みたいなあ〜だって。
 イトウさん、どんなあんばいですか?
 なかなか芽が出ませんなあ。筆者はそちらのほうが心配になってきましたよ。

 (2012.12.07)   このページのトップへ

『スズキさん、大丈夫?』62

 筆者が入手した情報によると、彼はちょっと前まで寝込んでいたそうだ。
 何でも「マラソン」の練習に張り切り過ぎて風邪をひいたそうだ。
 おいおい、マラソンに出るのか? 年寄りの冷や水じゃないのか?
 スズキさん、大丈夫ですか?
 早くよくなってね!

 (2012.11.19)   このページのトップへ

 

『こんなことになっていたとは!』61

 スズキさんはこんなことになっていた。
 筆者が偶然、デパ地下で見つけたのだ!
 千葉県沖で捕えられ、しかも480円。命の値打ち。
 ショックだった。
 ご冥福をお祈りします。チンッ!
 しゃあない、味わって食おう。



 (2012.09.20)   このページのトップへ

 

『リーダーの条件』60

 スズキさんはこんなことを考えているみたいよ。

 明日、2月23日ティエラで演奏(一人)する。3月4日は例の『イタリアかぶれ・秀ちゃん』と一緒に演奏する。ジャズ、ブルース、フオークを二人でやるつもり。早くお前と、リベンジしたいよ。(『積善くらげ』リーダーの『スズキ』)

 一方のイトウさんは、息子さんが現役のミュージシャン(ベーシスト)ということもあり、そっちとのセッションを模索している模様。実現すれば「親子くらげ」だ。とはいえ、2人とも今はなかなか忙しいみたいですから、いつになることやら。
 今はリーダースズキの別ユニットでの活動に注目しとこうか? 

 (2012.02.23)   このページのトップへ

 

『落語家になったようだ』59

 筆者は忙しいので、あんまり詳しく書けないが、どうやら彼らは音楽をやめて、落語家になった模様だ。
 リーダーの鈴木さんの芸名は「笑福亭東栄」。笑福亭釣瓶に師事している。
 一方、伊藤さんは立川談志の弟子で、「立川ヤッ志」という。
 この2人は、日夜「○○とかけて・・・」を交換しているようだ。
 やっぱりそっちの方向へ行ったか!
 それが筆者の率直な感想である。

 (2011.12.02)   このページのトップへ

 

『いろんないい曲あるもんだ』58

 筆者はこういう歌を今まで知らなかった。
 YOU TUBEでたまたま見つけたのだ。
 彼らにも歌ってほしいね!

  

 

 

 (2011.10.10)   このページのトップへ

 

『2012年2月の課題曲』57

 筆者はまたしてもしばらくぶりにこのコーナーを書く。
 イトウさんからリーダーにこんなメッセージが・・・。

 スズキさん、連日お勤めご苦労さんです。
 来年の2月には『夏祭りのあとさき』R&Bバージョン楽しみにしてるぜ!
 それから、ムッシュかまやつの『どうにかなるさ』を是非やってほしい! この曲大好きなんだ。代表も。
 何だかこのビデオ見てたら、お前とダブっちゃってよう。(枯れてるとか、お化けとか、じいさんとか、そんな深い意味はないよ)
 これ曲調も声質もかもし出すムードもお前ピッタシだと思うんだよね。
 こんな感じで、お前からもオレに歌ってほしい曲があれば言ってくれ。
 頑張って練習すっからさ。
 

 スズキリーダーさん、どうします? やってみますか?
 筆者は『ムッシュスズキ』&『ヤッシタクロー』のセッションが是非見てみたいな。
 『シンシア』とかやって、最後は『我が良き友よ』で決まり!
 皆さんも聴きたいでしょ? そうでもない?



 (2011.08.26)   このページのトップへ

 

『<積善クラゲ>が動き出した!』56

 筆者はしばらくぶりにこのコーナーを書く。
 どうやら2人が動き出したようだ。
 とはいえ、彼らは『クリスマスライブ』をターゲットにしている。
 スズキさんがイトウさんに送ったメールを紹介シヨウカイ? (やばい、スズキさんがうつってる!)

(クリスマスライブの件)7月3日。
 ヤッシ!今年も表題のライブを一緒にやってもらえるだろうな!  
 詳しい日程は、冬期日程が発表になってから伝えるつもりだが、心からお願いしたい。お前と貴重な時間を過ごしたい。文筆活動に支障が出てしまうが、頼む。快い返事を待ってる。

 イトウさんはこれに対して快諾のエッセイを書いた。これ

 さらにスズキさん。非常に喜んでいる。

(クリスマスライブの件)7月4日。
 感謝、感謝、感謝!
 今年は確実に昨年を超えます。
 また忙しい秋から冬になりそうですね〜。ヤリガイを感じます。よろしくね。
 家での課題が出来て嬉しいよ昨年の演奏曲プラスアルファでいきましょう。また連絡取り合ってガンバるべ〜。

 そんなわけで、筆者も彼らに会えると思うと今からワクワクしてますよ〜!

 (2011.06.04)   このページのトップへ

 

『リーダースズキさんの新曲』56

 何やら彼は新曲なるものを送ってきました。
 イトウさんに「率直な感想」を期待しているようだ。
 イトウさんは、筆者にこんなコメントをくれた。  

 「震災の痛みと復興へ寄せる作者の願いが、素直な歌詞で表現されている。歌詞だけで曲を聞いていないので何とも言えないが、歌詞だけ見るとストレート過ぎてちょっとEGな感も否めない。  
 そんなわけで、『積善クラゲ』のファンの皆様にも見ていただき、率直な感想をお寄せいただいたらどうだろう」 (イトウ)

 筆者は、ここにファンの皆様に新曲『ガンバレ日本』の歌詞を載せることにしました。ご感想をお寄せください! 

 「新曲の作詞を読んで見てくれ。まだ、一番だが、率直な意見を聴きたいな〜。  
 できれば2番の歌詞はお前に任せたい。サビは同じ感じにしたい。修正も可能。なお、メロディーは出来てます」(スズキ)

 『日本ガンバレ!』
 〔1〕
 家並みの灯りが消えたよ
 ガレキの山だけ残った
 思い出は海に流れた
 笑顔も忘れてしまった

 冷たく悲しい雪だった
 桜の咲けない春だった
 君今いずこと見慣れた
 海を見つめる

 だけど人は誰でも
 時の魔法を使って
 深い悲しみから這い上がる
 だから
 ガンバレ日本
 足並み揃えて
 ガンバレ日本
 故郷再生
 ガンバレ日本
 弱音は吐くなよ
 歴史をこれから創るのさ

 だから
 ガンバレ日本
 足並み揃えて
 ガンバレ日本
 故郷再生
 ガンバレ日本
 弱音は吐くなよ
 小さな一歩を踏み出せよ

 (2011.05.22)   このページのトップへ

 

『久しぶりのリーダースズキさん』55

 イトウさんに届いたスズキさんのメールを紹介します。
 『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』にも書いたけど、このコーナーも生きてる証しを・・・。

 ヤッシ〜、桜咲いたか?  
 またまた『エッセイ2』を狂ったように、チェックしてますよ。今日は20日ぶりの休みの前日で、心にも若干の余裕があって、お前にメールしました。ばあちゃんの存在が、俺の思う『平成版サザエさん』になっていて、非常に好感を持てます。ばあちゃんに俺の事も是非宣伝しておいて下さい。俺がいなければ、ヤッシは半人前であることも確実に伝えておいて下さい。『乾杯』を歌ったクダリでは俺の存在を忘れてないかい? ヤッシのサイドの神様はトーエーだよ!『東栄がいたら、町村は涙の洪水だった…(津波とは書けない)』なんて一行を忘れてないかい?  
 てなわけで、最近はジャズギターにもはまりながら、愛するヤッシのために日夜サイドギターの上達に努力する積善くらげリーダー鈴木東栄からの愛のメッセージでした。ヤッシ、いいともだちを持ったね。

 彼もいろいろ頑張ってるようです。
 またこの2人のデュオを聞きたいね!

 (2011.05.03)   このページのトップへ

 

『コーラスFちゃんからの応援メッセージ』54

 イトウさんの奥さん(あの有名な『可愛い代表マリさん』)の後輩からメールが届いた。
 かいつまんで紹介します。

 『積善クラゲ』のライブ映像を全部見ました。好きなことをやっているって凄いです。マリさんの内助の功もあるでしょうけど。
 『善バンド』も見たけど、こっちもいいです。映像のストーブや古びたフィルムの感じの映像加工もいいです。
 これからも応援しています。頑張ってください。
 私もコーラス頑張ります!  

 **********  

 彼女は仙台の方です。  
 『可愛い代表マリさん』の『雑感08』にも登場した方です。
 そんなわけで、『積善クラゲ』ならびに『善バンド』は、少しずつファン層を拡大しているようです。 

 (2011.03.01)   このページのトップへ

 

『積善クラゲ 関東ライブ会場、決定!』53

 スズキさんからイトウさんに、こんなメールが今日届いた。
 **********

 ヤッシ、関東の『第1回"積善クラゲ"ミニライブ』のライブハウス会場が決まったぞ〜。
 山平の助言がすべてだが、あいつは、やはりそんな『ニホヒ(におい)』を感じるのに長けている。
 お前が上京できるとき(直木賞決定!) に、完璧な準備をしてお前を待てる会場ができた。それまでは、『秋田・ティエラ』で頑張ろうね。

 この文章のオチは、お前が直木賞にオチない事だわ。  

 **********  

 う〜ん。最後は得意の「ダジャレ」だったが、内容は決して軽視できないものになっている。  
 つまりこれは『積善クラゲ』の関東方面への進出計画を示唆するものである。
 しかも、この計画には、あの偉大なる名プロデューサー「あるまんど山平」氏の助言があったことも見逃せない。   
 2011年、『積善クラゲ』の動向にいよいよ目が離せなくなった。

 しかし、ちょっと待て。この計画の実現にはイトウさんの『直木賞受賞』という大きな壁が立ちはだかっている。
 すべてはそこにかかっている。
 イトウさん! ヤッシ! 頼むでえ!

 (2011.03.01)   このページのトップへ

『彼らヒマだねえ』52

 スズキさんとイトウさんは、日頃このようなメール交換をしているようである。
 **********

「問題」
 「10884」な〜んだ? 
 (AM7:38 イトウさん→スズキさん)   

 **********  

「RE:問題」   
 分かった! 『とーえーヤッシ』だ。
 (PM2:31 スズキさん→イトウさん)   

**********

「RE2:問題」
 残念!
 正解は「トーエイとヤッシ」でした! 8は「エイト」でしょ。  
 つまり「積善クラゲ」イコール数字で書くと「10884」です。
 いいとこまでいったねえ。それにしても「ヒマ」だねえ。

**********

「RE3:問題」

 お見事! なかなか上手い所に気がついたね〜。やるね〜。さすがだね〜。暇だね〜(笑)。

 (2011.02.25)   このページのトップへ

 

『スズキさんは生きている!』51

 うれしいメールが届いた。
 スズキさんは生きている。しかも、かなり真面目なトーンで年初のあいさつなどをしてくれている。さすがリーダー、かっこいい!
「やればできんじゃん」
 イトウさんは、そんなクールなコメントを寄せている。   

 皆さん、こんにちは。『積善クラゲ』リーダーのスズキです。今年もよろしくお願いします(遅っ!)。  
 大変遅れましたけど、『Xmasライブinティエラ』では暖かいご声援、本当にありがとうございました。お聞き苦しい所もありましたが、前途ある(笑)中年コンビです。暖かく見守ってもらえれば、と願っております。  
 相棒のおかげで、YouTubeにもデビューでき大変喜んでおりますが、リーダーとしましては、自分自身の反省点のみが浮き彫りになったライブでもあり、心残りがかなりあります。近い将来、再びのチャンスを頂きたく、ティエラ関係者ならびに皆様方の、心温まる声援を心よりお願いいたします。  
 50代になって、改めて音楽は素晴らしい! と感じております。皆様と『再び』同じ時間を共有できれば…と切に希望しております。
 "積善クラゲ"リーダーのスズキでした。

 筆者は、この短い文章の中に「リーダー」という言葉が3回も出てくることに着目している。これは彼の『自覚』の表れであろう。
 また、「反省点」「心残り」「再び」という言葉は、まぎれもなく彼の『リベンジ精神』の表れに違いない。
 「お願い」「希望する」という言葉も3回登場する。どうか皆さん、彼の無念を晴らしてあげてください。

 (2011.01.27)   このページのトップへ

 

『忙しいんだろうな、スズキさん』50

 そりゃそうだよな。今が予備校業界の書き入れ時だもんな。
 スズキさんは1年で一番忙しい時期を迎えているんだろうな。  
 あのライブからまだ1ヶ月も経ってないなんて信じられないくらい、遠い昔の夢に思えるのはボクだけかな。  
 とにかく頑張ってね、スズキさん。
 イトウさんは真面目に小説書いてるかなあ。
 あるまんど山平さんはどうしているかなあ。風邪なんかひいてないかなあ。そういえば「ネギ」は風邪治ったかなあ。「グリンゴ」は自信付けたかなあ。「まいちゃん」は決まったかなあ、あれ。
 勘兵衛さんも元気かなあ。会員は増えたかなあ。

 (2011.01.22)   このページのトップへ

 

『事件は秋田で起こっている!』49

 気になっていたスズキさんからメールが届いた。原文のまま載せよう。

 少子化とともに、我々予備校講師の仕事も減少の一途です。そんな中で、50を過ぎた私をいろいろ頼ってくれる会社や生徒がいるのは、本当にありがたいと思う今日この頃です。  
 2011年も忙しく明けたのですが、そんな日常をあざ笑うかのような事件が、秋田から届ました。積善クラゲの新ユニット『善バンド』ができそうだ、とのことなのです。『積』はどうした? どこに行った? 積取り(関取?)? 冗談いってる場合じゃないぞ〜。『関東は天気がいい』とか写メ送ってる場合じゃないぞ〜。心には暗雲(ヤッシとはアウン(笑))だべ。  
 俺の『席』はどうなるの〜?

 やはり・・・。彼は焦っているようだ。

 (2011.01.11)   このページのトップへ

 

『ハルカ向田くんのアート』48

 フィッシュ・ボーンのハルカ向田くんから『積善クラゲ』のアートが届きました。
 彼はいろんな才能があるんですねえ。すごいです。
 下の画像をクリックすると大きいサイズのアートが見られますよ。
 ありがとうさんです!
 それにしても・・・スズキさ〜ん! 元気ですか〜?

ハルカ向田アート

 (2011.01.10)   このページのトップへ

 

『善バンド!』47

 お約束通りYOUTUBEにダイジェスト版をおアップしました。
 筆者は、こんな素晴らしい演奏をしてくれた皆さんに、「ご祝儀」を渡さなかったことを後悔しております。
 映像と音が合っていないところはご容赦願います。まだまだ未熟なもので・・・。
 あるまんど山平は言うに及ばず、ネギ、グリンゴもカッコよかったですよ。ありがとさんでした! いい正月になりました。また、遊びにきてね!
 スズキさ〜ん! 元気ですか〜?

 

 (2011.01.10)   このページのトップへ

 

『電撃、奇襲、突撃、入会者3名!』46

 驚いた。昨日のことである。午後1時ごろである。その時、筆者は家で仕事をしていた。
 集中していた。なので、その声に気が付かなかった。
 いや、気が付くには気が付いたのだが、遠くで叫ぶ「ちり紙交換車」の声ぐらいに思っていた。
 しかし、そうではなかった。玄関を開けて入ってきた内気そうな若者はこう言った。 
「あのう・・・積善倶楽部に入部したいのですが・・・」
 何? 何? 何?・・・。筆者は焦った。
 とりあえず上がってもらうことにした。
 若者の後ろに、さらに若者が1人と、信じられない人物が立っていた。大物プロデューサーのあの人がスックと立っていた。
 筆者は取り乱していた。嘘だろう! なんで? なんで? なんで?・・・。
 かくして、会員ナンバー002、003、004が誕生した。
 ボクたちは、彼らの入会をお祝いして、『特製キムチ雑炊』を作って振る舞った。
 気を良くした彼らは、それから3時間にわたって、様々な演奏を披露してくれた。
 上手かった。あまりにも上手かった。
 正月早々、この素晴らしい演奏を妻とたった2人だけで独占できる喜びに、ボクらは震え上がっていた。
 その演奏風景は、近くYOUTUBEにアップして、読者の皆さんにもおすそ分けしたい。
 その大物プロデューサーはこんなことを言った。
「『善バンド』を作ろう、と思っている」
 えっ? 『善バンド』?
「スズキさんは『積』、イトウさんは『善』。『積善クラゲ』の変形ユニット第1弾ということで、イトウさんとこのメンバーで、ビートルズの曲を中心としたアレンジメントバンドを結成したい」
 嘘! マジですか?
 スズキさん! どうします? どう考えればいいですか?
 新年早々、早くもスズキさんに暗雲が立ちこめている。出遅れている。 

 (2011.01.10)   このページのトップへ

 

『積善クラゲ、2011』45

 今のところ、全然予定はありません。もちろんオファーもありません。 
 ファンクラブ『積善倶楽部』の会員が増えたという情報もありません。
 ないないづくしでございます。
 でも、そのうちきっと驚愕の事件が起こりそうな予感があります。
 楽しみにしていてください。きっと何かがあるはずです。スズキさん、イトウさん。正月ボケしてる場合じゃありませんよ。
 何はともあれ、今年も『積善クラゲ』をごひいきに!

 (2011.01.06)   このページのトップへ

 

『イトウさん、過呼吸でダウン!』44

 イトウさんが「過呼吸」でダウンしているらしい。 
 YOUTUBEの映像を見ればその理由が分かるはずだ。
 ハーモニカの吸い過ぎなのだ。
 吸うだけの曲を選んでしまったのが悪かった。酸素を取り込み過ぎたのだ。
 それはそうと、皆さんYOUTUBE見てくれてます? 何かコメントや拍手してください! お願いします。そうすればイトウさんも良くなるかもしれません。

 (2010.12.30)   このページのトップへ

 

『これが積善ライブだ!』43

 お約束通りYOUTUBEにアップいたしました。 

 

 熱く燃えた『積善クラゲの雪祭り』は終わった。冬空に打ち上げた花火は静かに消え下りていった。
 そして、祭りのあとはいつも寂しさが残るもの。それは彼らとてきっと同じだろう。でも、彼らはまた歩き出すことでしょう。思い出を心の押入れにしまって。
 筆者もしばらく休養して、これからは、そっちのけだった本業に精を出すつもりです。
 彼らがまた動き出したときは必ずここでお知らせします。どうか、いつまでも『積善クラゲ』を応援してくださいね。

 (2010.12.27)   このページのトップへ

『積善倶楽部の会員証できました』42

 会長の勘兵衛さんがデザインしました。
 最終電車の中で見せてもらったのですが、なかなかのものでした。
 しっかり「会員No001」となっておりました。誠実で実直な方だと思いました。
 まだ「No002」の注文はないみたいです。 

 (2010.12.27)   このページのトップへ

 

『感謝、感謝!!』41

 フツーのおじさんに戻った彼らの、今の気持ちを伝えるメールを紹介したい。
 まずはイトウさんのメールから。

 『ありがとう!』

 無事に着いたかい? 遅くまでやってたそうじゃないか。山平から聞いたよ。4時間遅れの新幹線といい、あの大寒波といい、大変だったなあ。でも、登山歴37年のお前にしてみたら屁みたいなものかもしれんなあ。
 今日は少し遅く起きて、真理ちゃんにビデオ見せて「いい、いい」と絶賛され、それから仕事を手伝っていたので、メールもエッセイも書けずにおりました。今から少しずつ整理していきます。とにかく、今思っても夢のようじゃのお。  
 はっつあんはお前のことを愛しているんだなあ。よう分かったよ。大切にしろよ。DESPERADOだ。お客さんもホントにあったかかったなあ。最高です。全部お前のお陰です。ありがとう!
 『積善クラゲ』、よう頑張った! 今日はそう言ってお互い自分をほめてやろう。今日は真理ちゃんと、鍋で打ち上げやりま〜す。Yashi 

 次はスズキさんのメール。

 『Re.ありがとう!』

 只今、授業が終了。やっと酔いが抜けた感じ。  
 昨日は本当に楽しかったよ。お前とやり遂げたことが嬉しい。お客さんの『良かったよ』という言葉も心にしみる。癖になりそうだ。また、がんばろうかなと思っちゃう。山登り以外では、久し振りの『達成感』バリバリ。  
 2010年の後半は、積善のためにかなり時間を割き、指先も固くなった。お前のおかげでギターも上手くなった。関東のライブ活動も頑張りたいね。
 『ヤッシと山平のため』なんて思ったりもしたが、結局は自分のためになっているんだよね。
 2つのギターの良さをもっと発揮できるように、またいろいろ努力します。お前の歌詞にも素敵な曲を考えたい。期待しましょう。また普通の暮らしに戻るが、エッセイのネタが提供できるよう、いろいろやってみたいよ。ただし、バスの中で包丁を振り回すようなことは『積善』の名にかけてやりませぬ。
 『部屋の明かり消しながら また会うその日まで〜また会うその日まで〜』 Toei

 ちなみにスズキさんのメールには、たくさんのピースマークが付いている。 

 (2010.12.27)   このページのトップへ

 

『名プロデューサーからのうれしいメール』40

 あるまんど山平からイトウさんにメールが届いた。うれしいことが書いてあった。
「Yashi! おつかれさん! みんな楽しんでくれたよ! プロデューサー的には、何もせず、何も加えず 積善は積善のまま・・・“よけいなことはしない”という手法が成功したようだ。作為のないライヴはすがすがしいね! あまり、やっしと話もできんかったが、終わってからも参加者はみんなかえろうとせず4時すぎまでなっちゃった。(今日のライヴがちょっと心配だ)積善をラストに持ってきたおかげと思う。みんななごんだのさ。来年は、これプラスさらなる感動まで持っていってくれ!! あるまんど」
 うれしいじゃないですか。ねえ、積善クラゲの皆さん。名プロデューサーから、こんなお褒め(?)の言葉をいただけるなんて。
 それにしても、さすがは数多くのユニットを世に送り出してきた『名プロデューサー』だけのことはある。そういうことをちゃんと意図してやっていたんだね。彼の言う「秘策」とはこのことだったんだね。さすが!
 そうそう、あるまんど山平は、今日もジャズ歌手「MANAMI」さん(注)とのセッションがある。(注)ちなみに「MANAMI」さんは、積善クラゲのイトウさんのステージママでもある。
 今日は日曜日であるが、忙しいのはあるまんど山平だけではないようだ。
 朝早く取手に戻ったスズキさんは、もう予備校の授業に向かっている。イトウさんも、早くも小説の仕事を始めたようだ。
 『積善倶楽部』会長の勘兵衛さんだって例外じゃない。彼は今日、奥さんの実家(湯沢)に向かって、遠路、悪路の中クルマを走らせているはずだ。
 みんなすごいね。タフだね、50代!

 (2010.12.26)   このページのトップへ

 

『ステキなライブをありがとう!』39

 筆者はこの日を忘れない。
 本当にステキなライブだった。
 ほのぼのとして会場を包み込む雰囲気があった。そして、腹が痛くなるほど笑わせてもらった。歌やギターもボクが思ったよりも上手かった。
 それにしても、昨日の天気の荒れようといったらなかったなあ。
 最も受難だったのはスズキさんだ。
 スズキさん夫婦を乗せた4時到着予定の新幹線は、暴風雪のためなんと4時間も遅れて秋田に着いた。
 結果、『路上ライブ』どころか、結局彼らは合わせることさえできなかった。
 それなのに、それなのに、本番ではバッチリ気持ちが一つになっていた。
 やはり『積善クラゲ』は恐るべし。どこにそんな力があったのか! 
 ライブの感動は、いずれYOUTUBEで配信したい。
 その時は、皆さん、笑ってくだ・・・いや、感動してくださいね。

 (2010.12.26)   このページのトップへ

 

『世紀の名プロデューサー』38

 としても知られる、あの『あるまんど山平』氏が密かに燃えている。
 筆者にメールが届いたのだ。
 彼は、このクリスマスライブの成功のためにいくつもの「秘策」を考えているようだ。
 特に「音」と「映像」関係に、日大芸術学部映画学科出身のノウハウのすべてを傾注している。
 おもしろいことになってきた。
 プレゼント交換もあるらしい。
 筆者の妻は、ボクがもらってくるプレゼントに異常な期待を燃やしている。
 う〜ん、それよりも何よりも、電車動くかな。頼むぜ、奥羽本線。

 (2010.12.25)   このページのトップへ

 

『暴風雪波浪警報発令中!』37

 謎のユニットの登場にふさわしい天気になっている。
 やはり、彼らが姿を現す時は、風雲急を告げる事態が発現するようだ。おそるべし、積善クラゲ!
 ちなみに、彼らのクリツマスイブは、イトウさんは「イエナカ奥さんシッポリ型」、スズキさんは「イエソトアクティブバラバラ型」だったようだ。
 なんでも、奥さんはバドミントン、スズキさんはジムに行っていたようだ。
 クリスマスイブの過ごし方としては、かなり異色と言えよう。
 そんなわけで、泣いても笑っても「その日」になってしまった。
 こんな寒い日に、果たして『路上ライブ』だか『路上練習』を決行できるだろうか。
 約束した以上は、筆者は、厚着をしてホッカイロを10枚貼って出掛けようと思っている。
 今日は最終電車で帰るので、詳しいライブの取材記事は明日以降になることをお断りしておく。

 (2010.12.25)   このページのトップへ

 

『ライブ直前夜』36

 それはクリスマスイブ。
 スズキさんはどうやって過ごすのだろう。
 イトウさんからはメールが届いている。
「今夜は妻と2人で過ごします。チキン焼いて、ワインを開け、そして、当日こられない妻のために『2人だけのスペシャルライブ』をやる予定です」
 愛妻家で知られるイトウさん。さすがだ。
 スズキさんも愛妻家だが、まだ少し遊び癖が抜けないようなので心配だ。
 今日ぐらいは、奥さんと家でゆっくり過ごしなさい。
 筆者もイトウさんを見習おう。

 (2010.12.24)   このページのトップへ

 

『津行ったあ、津食ったあ』35

 せっかちな筆者は作った。
 作るだけは作ったので、誰でもいいので何でもいいので書いてみてください。
 『積善倶楽部』で検索してみてね! たぶん大丈夫だと思うけど。

 (2010.12.23)   このページのトップへ

 

『あさってじゃん!』34

 筆者は先回り人間である。極端に先走る傾向がある。
 ライブが始まる前から、ライブが終わったあとのことを考えている。
 このコーナー、どうなっちゃうんだろう???
 スズキさんもイトウさんも、ライブ終了後は、また『積善の旅』に出てしまうのだから、その行動を『追っかけ取材』することはできるかもしれない。
 しかし、以前スズキさんがアラスカへ行ってしまって消息不明になった時のように、神出鬼没、変幻自在な彼らを、果たして筆者は追っかけきれるだろうか。
 そこで、私は考えました。
 『積善倶楽部』を利用しよう。
 例えば、ツイッターを開設して、部員がつぶやけるようにしてはどうだろうか?
「今日、おじいちゃんの肩、100回もんだよ〜」とか、
「歳末募金に50円協力したよ〜」とか、
「風邪ひいたおかあちゃんのために、チャーハン作ったよ〜」とか、そういうちょっとした『気持ちのいい行い』をみんなで共有するみたいな。
 今、急に「戸締まり用心、火の用心」の『一日一善の方』を思い出してしまった。
 まあ、そんな大仰に考えずに、とりあえずやってみるのも悪くないな。始めてみるか。
 あれ?
 まだ部員1人だけじゃん! ダメだ、ダメだ、部員増やさねばね!

 (2010.12.23)   このページのトップへ

 

『マッティVS積善クラゲ』33

 『ABSくさたま音楽堂』のホームページを見て驚いてしまった。
 『マッティVS積善クラゲ』と紹介されているのだ。
 「VS」っていうことは、これは「対決」だったのだ! あるまんど山平が書いたのだから間違いない。
 知らなかった。今の今まで筆者は知らなかった。未熟だった。
 筆者は、このマッティ氏(ホームページは『こちら』)には一度だけお会いしたことがある。
 ステージも見せてもらったが、彼は本当の意味で「奇才」である。そして、歌う時のクニャクニャした感じは、本家『積善クラゲ』をしのぐくらい「クラゲ」っぽい。
 『積善倶楽部』にも是非入部願いたいものだ。
 それから、彼は下積みが長かったせいか、都会でもまれたせいか、人間がよくできている。礼儀作法や言葉遣い、気遣いがよくできている。
 あと、そうだね。ルックスも妙なかっこよさがある。「妙」と付けたくなるのは、単なる「イケメン」と差別化したいからであって、別に深い意味があるわけではない。
 そんなわけで、このたびのライブが『マッティVS積善クラゲ』である以上、すなわち「対決」である以上、筆者はその勝敗の予測をしてみたくなった。
 ルックス、若さ、器用さ、性格、歌のうまさ、司会、クネクネ感、礼儀正しさ、芸能経歴、気合い、秋田愛、ポリシーの確かさ、などでは、のきなみマッティの勝利となった。
 唯一我が『積善クラゲ』が勝ったのは「103歳」という合計年齢だけであった。
「勝負あったな」
 筆者は自分の立ち位置を忘れている。でも・・・。
「マッティ見たい!」

 (2010.12.22)   このページのトップへ

 

『あと3日になってしまった』32

 こんなエッセイを書いている間に、ライブまであと3日になってしまった。早いですね。『光陰矢の如し』。あの2人はどうしているんだろう。
 スズキさんは、今、泊まりの出張中です。予備校でも出張があるんですね。
 彼は、出張にもギターを持っていったそうですよ。すごいね、やる気満々だね。
 まさか、授業中にやってないよね。案外やってたりするよ、この人。
 いつもリュックサック背負って教えてるぐらいだからね。
 『流しの予備校教師』ってのもウケるかもしんないね。名物先生。
 そう言えば、茶髪の教師は彼一人なんだって。予備校の規定を「あえて」破ってるんだって。 
 ねえ、いろいろ分かってくると、スズキさんってかなり変だよね。変なおじさん。
 イトウさんはというと、こっちは手がけんしょう炎になってるんだって。
 ギター練習かって? そうじゃなくてパソコンの打ち過ぎですって。
 それに五十肩にもなってるんですって。大丈夫でしょうかね。イトウさんは虚弱ですからね、スズキさんと違って。
 みんな忙しそうですね。当たり前だけど。師走ですもんね。
 ライブが終われば1週間で今年も終わりかあ。
 筆者もこんなことをしてるヒマないんですけどね。もうちょっとだね。

 (2010.12.22)   このページのトップへ

 

『路上合わせ』31

 今、メールを開いてみて驚いた。
 スズキさんが復活の兆し!
 「妻(はっつあん)が一緒に行けることになった。当日は秋田にPM4:02に着く。着いたらイトウさんと合流して、駅前のどっかで『路上合わせ』を敢行する。イトウさんには伝えてある。心配かけてすまんかった。お前も見にこい」
 おう! まずは一安心。それにしても『路上ライブ』は聞いたことがあるが、『路上合わせ』って?
 『電話合わせ』に失敗した彼らが、最後に選んだ道が直前の『路上合わせ』であったようだ。
 それにしても考えることがバカげている。合計年齢103歳のすることではない。
 何も路上で・・・。まあいい。筆者はコートを着て行ってみることにする。 
 皆さんも、珍しい生態研究にいかがですか?

 (2010.12.21)   このページのトップへ

 

『病床通知』30

 「合わせられない病」に罹患していた『積善クラゲ』のスズキさんとイトウさんの病が悪化している。
 2人とも床に伏している、という情報が届いた。
 ファンの心配をあおることを承知で、筆者は正直に伝える道を選んだ。
 スズキさんは、
「観客から『ダメ出しコール』をされている夢ばかり見る。その声が耳について離れない」と、憔悴した声で電話をしてきた。一方のイトウさんも、
「あがりまくって、ステージでチビっている夢ばかり見る。目が覚めると本当にチビっていることもある」と、こちらもかなり重症だ。
 彼らは、『電話合わせ』という手段を試みたことがあったが上手くいかなかった。理由はこうである。 
 自分のギターの音を聞かせようとして、受話器をギターのほうに持っていくと、相手にはギターは聞こえるが、自分は受話器がないので相手のギターが聞こえない。
 「これではいかん」となって、急いで受話器を耳に持ってくると、今度は相手にギターの音が届かない。(分かりますか? 言ってること)
 それ以前に、そんなことをやってると、手がふさがってそもそもギターが弾けない。
「おい、オレたち何やってんだろう」
 そう気づくのに彼らは2時間半かかった。
 今日を入れてあと5日。晴れの舞台に穴を開けることだけは避けてください。早く良くなってください。
 筆者はそう祈るしかない。

 (2010.12.21)   このページのトップへ

 

『積善クラゲ、大ピンチ!』29

 非常に困った問題が持ち上がっているようだ。
 合わせられないのだ。
 個々の練習は進んでいるようなのだが、あの「ダメ出し100連発」の要旨は一言で言って「息が合っていない」ことなのだ。
 取手と秋田といういかんともしがたい距離の壁。彼らはそれに悩まされている。
 実は、ズタズタになってマットに沈んだ「魔の12月10日」以来、彼らは一度も合流できていない。合わせたのは、あとにも先にもたったあの1日だけ。 
 距離の壁以外にもう一つ問題がある。スズキさんは超夜行性であり、イトウさんは超朝型人間だからである。スズキさんは朝4時に寝、イトウさんは朝4時に起きる。同じ時間に起きていることがないのだ。
 予備校の「サテライト授業」のようにいかないところがつらいところだ。
 彼らはこの困った問題をどうやって解決するのだろうか?

 (2010.12.20)   このページのトップへ

 

『またまた大変なことになってきたゾ! 積善! クラゲ!』28

 筆者はうかつにも、コーゾーさんの薪を運んでいたため聞き逃してしまったのだが、「あるまんど山平」のラジオ番組『ABSくさたま音楽堂』で、さっき『積善クラゲ』が紹介されたらしい。
「今日、いっぱい紹介したよ。ABSに積善クラゲの写真を転送するから送ってくれ」
 あの偉大なるトータルプロデューサーあるまんど山平自身からボクに、さっきそういう電話があったのだ。驚いたなあ、しかし。
 以前、そういう話をチラッと聞いてはいたが、まさかこんなに早く本当になるとは思わなかった。
 ありがとう、あるまんどさん。この機敏さがトータルプロデューサーの所以だな、きっと。
 おい! 積善! クラゲ! まだ一度も露出せず、何にもしてないうちからこんなにブレークしてしまう君たちって一体・・・。

 (2010.12.19)   このページのトップへ

 

『ライブまで1週間を切った』27

 スズキさんとイトウさんは、この初ライブに『50歳を過ぎて再来した青春のすべて』を賭けて挑んでいる。
 その熱い熱い思いを30分のステージにぶつけたい! そう意気込んでいる。
「今のワシの気持ちは高校生だよ。はっつあん(スズキさんの愛妻です)にもそう言われる」
 そう、スズキさんが言えば、
「オレも中学生に戻った気分だよ。妻によう言われます」
 と、イトウさんが言う。それを聞いたイトウさんの愛妻マリさんは、
「昔からそうじゃない? でもはっきり言って、今は幼稚園児以下ね」
 と、鋭い突っ込みを入れる。
 ボクは思う。
 彼らのそういう、はっきり言って『ムチャクチャな青春』を理解し、陰で支えてくれる人の存在がいかに大きいか。
 夫が『ムチャクチャな青春』にうつつを抜かしている間も、日々の生活を考え黙々と家事や仕事をこなしている『偉大なる妻たち』の姿を。
 ああ、素晴らしき哉、夫婦! 夫婦仲良きことはなんて美しいんだろう!
 さて、ボクが絶賛し平伏してやまない、この『グレートワイフたち』だが、どちらも当日は夫の晴れ姿を見られないのだという。
 スズキさん、イトウさん、せめて前日のクリスマスイブには、精一杯の『奥さん孝行』をしてあげてくださいね。 

 (2010.12.19)   このページのトップへ

 

『犯人はスズキさんではなかったようだ』26

 取手殺傷事件の犯人は、どうやらスズキさんではなかったようだ。
 ボクは胸を撫で下ろしている。それにしても怖い事件でした。

 (2010.12.18)   このページのトップへ

 

『昨日・苦悩・才能・無能・死のう(笑)』25

 スズキさんから長いメールが届いた。
 国語の偏差値が20点台だったという割には、よくできたエッセイになっているようだ。こうやって文章を書く練習をしていけば、偏差値30ぐらいまでは持っていけるだろう。頑張れ、スズキさん! 誤字脱字を少しだけ修正して全文を載せることにする。
「スズキさんはウォークマンで好きな音楽を聴いている。通勤時は常に聴いているようだ。聴いた曲名の頻度が集計され、『スズキさんのよく聞く曲名ベスト100』が毎回更新されるとのことじゃ。それでだ! ここ数年不動のベスト1位であった名曲『ドラゴンのいた夏(あのアルマンド山平作)』を、なんとなんと、『永遠の嘘をついてくれ』が抜いてしまった。これはスズキさんにとっては大事件である。2010年末に起こったビッグニュースである。何故か? ライブの課題曲『永遠の〜』は難しいとの事なのです。何度聴いても、なかなか同じように歌えないようなのです。それで表題が届きました。なお、『ドラゴン〜』はスタジオバージョンと、ライブバージョンがあり、2曲の聴いた頻度を加えると、『永遠の〜』はまだまだ及びませんとのこと。スズキさんは、アルマンド山平の関東マネージャーも兼ねてますので 、ここは立場上、『ドラゴン〜』の事実上1位は死守したいところのようです。さらに、スズキさんはこの場を借りて、アルマンド山平に言いたい事があるようです。《早くソロアルバムを出せ!》さっきまで、アルマンドとメール交換をしていたスズキさんですが、直接言えないので、この場を利用したようです。積善クラゲはいろいろな『つぶやき』ができる場になりました(笑)。イトウさんの感想(オチ)を超楽しみにしているスズキさんのようです」
 イトウさんは感想(オチ)に困っている。もう十分オチが付いている。全文が「落」いや、オチと言っても過言ではない。

 (2010.12.18)   このページのトップへ

 

『勘兵衛さんのやる気を見た』24

 昨日、勘兵衛さんから電話があった。
 渋いバリトンボイスで彼は言った。
「エッセイ読みました。あの日は楽しかったなあ。あのダメ出しをスズキさんが相当気にしているようで心苦しい。気にしないように言っておいてください」  
 勘兵衛さんは優しいなあ。苦労が身に付いた思いやりのある立派な人だなあ、『積善倶楽部』の会長にふさわしい人だなあ、と思った。  
「大丈夫ですよ。あの方に限って全然問題ありません」
 ボクが言うと、勘兵衛さんはホッとした声でこう言った。
「『積善倶楽部』の乳部車(どうしてこういう文字に変換されるんだろう)『入部者』が来たら私が受付しときますから」  
 謙虚だなあ。彼は会長の名誉よりも、受付雑務を引き受けるという、あくまでも黒子、下積み、縁の下の力持ちの人だった。言うまでもなく『積善の人』だった。
 ボクは、こういう人が好きだ。自分の名誉や名声よりも、人を陰で支え、その人を生かすことに生き甲斐を感じる人。ボクは思わず受話器に向かって叫んだ。
「勘兵衛さん! あなたしかいません! 是非『積善倶楽部』の会長を引き受けてください!」
 勘兵衛さんは、少し間を置いてこう言った。
「はあ、私でよければ」
 ありがとう、勘兵衛さん。

 (2010.12.18)   このページのトップへ

 

『スズキさんがイトウさんに宛てたメール』23

 守秘義務や個人情報漏洩に関わることだが、親愛なる『積善クラゲ』のファンの方だけに教えちゃいます。
 スズキさんは「太っ腹」「巨大ケツ」の人ですからきっと大丈夫でしょう。ねっ、スズキさん。
「お前読んだか? 『積善クラゲ』のホームページ。いやあ、笑うた、笑うた。なんか意外なところで盛り上がってきたな。残り少ない日々を頑張ります。  
 だけど、イトウさんよ、俺たちってもう50代だよ。それで普通に『頑張ります』という言葉を交わしているじゃん。もう頑張らなくてもいい年齢なのに俺達はいつまで頑張ればいいのかな? と考えていたら、頑張れる体力、気力、仲間、環境がないと実現できないことに気がついた。いろいろ教えてくれる積善クラゲ初年度です」  
 その通りですね。スズキさん。周りのいろんな人に感謝しなきゃあかんなあ。ボクも同感です。
 そのあと、追伸ということでこんなことも書いてあったようです。
「中島みゆきの『パラダイスカフェ』に入っている『永遠の嘘〜』を聴いた。吉田拓郎の『ザ・ベスト/ペニー・レーン』に入っている『永遠の嘘〜』も聴いてみた。やはり、嬬恋のライブが断然いい。圧倒的にいい。ライブだ! 人生だ! 魂を伝えろ!  
 いろいろ聴いてみて、でもそれ以上にイトウさんの歌う『永遠の嘘〜』がいいな…と思う今日この頃なんだよね。拓郎、みゆきを差し置いて。
 そこで提案だが、ライブの『永遠の嘘〜』は俺に2番を歌わせてくれんかね? そうすることにより、3番のお前のボーカルがより一層生きる気がするんだ。どうだ?」
 スズキさんは、イトウさんを上手く持ち上げながら、密かにボーカル分野に侵出しようという魂胆らしい。
 イトウさんは、この提案に対し、
「OK、OK、バンバン歌ってくれ。でも外すなよ」
 と、寛大だがチクッとくる返事を書いたようだ。そう言えば、イトウさんのメールにはこんなことも書いてあった。
「お前、なんでそんなにCD買えんだよ」

 (2010.12.17)   このページのトップへ

 

『お詫びと訂正』22

 彼らがライブで歌う歌についてです。
 今まで、このエッセイで散々ほのめかしてきた曲は、ほとんど歌われない、ということが分かってきました。
 あの12月10日の「悪夢のダメ出し攻撃」によって、それまで練習に練習を重ねてきた曲のほとんどは日の目を見ないことになってしまったようです。
 指に血豆を作ってまで頑張ったスズキさん。声を涸らし、唇を血だらけにして頑張ったイトウさん。2人あわせて、のべ798時間という膨大な練習時間は無駄になってしまいました。ただただ、ご愁傷様としか言いようがないです。  
 ただ、この曲だけは、かろうじて生き残ったようです。もっとも、再練習強化曲ですので、こっからの彼らの頑張り次第といったところ。
 彼らは、この曲を会場の全員と大合唱したいと念願しております。
 ボクもYOUTUBE聞いて、コーラス練習しておきます。


 コーラス隊のために歌詞を書いておきます。

 A very Merry X'mas  And a Happy New Year
 Let's hope it's a good one  Without any fear

 War is over  If you want it
 War is over  La..........

 (2010.12.16)   このページのトップへ

 

『積善クラゲへの道』21

 昨日、「あるまんど山平」から電話があった。
 積善クラゲはおもしろい。よく分からんがウケている。『積善クラゲへの餅』もとい『道』という別コーナーにしたらどうか? よかったらオレがやってるラジオでも紹介しようか? ということだった。ちなみに、ボクの入れ歯に関する言及はなかった。
 恐れ多くも、今まで、数々のユニットをプロデュースして成功させてきた彼の口から、そんなことを言われるなんて・・・。  
 スズキさん、イトウさん、よかったですね。すごいことになってきましたよ! 明るい未来が開けてきましたよ!
 あんなにボコボコにされた日々も、振り返ればいい思い出になるはずです。頑張ってくださいね。
 ボクも、微力ながら協力を惜しみませんよ。

 (2010.12.16)   このページのトップへ

 

『スズキさんからの憂いに満ちたメール』20

「なんか、今すご〜く充実感があって、毎日が楽しいのだが、ライブが終わったら、充実感とともに、喪失感も…、と思っていたら悲しくなってきた。だけど大丈夫。また、その時は次なるステップを目指します。とりあえず、練習をがんばります! 入れ歯は、俺の荷物のなかにはなかったよん」
 ボクはこのメールを読んで、スズキさんの胸の内を推察し涙が出てきた。
 同時に、入れ歯がなかったことにも涙が出てきた。  
 2つの喪失感・・・。

 (2010.12.16)   このページのトップへ

 

『やっぱり入れ歯ないんです』19

 昨日、ありとあらゆるところをくまなく探したんですが、ダメなんです。ないんです。
 いつもは外したらコタツの上に置いておくのですが、人が来るというので、そこを片付けた時にどっかへ行ったのか、そもそもその時は装着していたのか、全く思い出せません。
 非常に小さな、1本だけの部分入れ歯なんで、もしかして、床に落ちて掃除機で吸ってしまった可能性もあります。セーターとか何かに引っ掛かってぶら下がっている可能性もあります。  
 最も怖い可能性は、明け方酔っぱらって寝た時に、飲んでしまった可能性です。
 とにかく困っているわけなんです。誰か本当に知りませんか? スズキさん、あるまんど山平さん、勘兵衛さん、服とか何かにくっ付いてませんか? ぶら下がってませんか? 間違ってはめてませんか?
 この入れ歯は、非常に貴重なものなんです。皆さん、マジにちょっと見てもらえませんか?

 (2010.12.13)   このページのトップへ

 

『スズキさんを心配するファンからの1通のメール』18

 こんなことが書いてある。
 そのまま載せて、スズキさんに元気になってもらいたい。
「エッセイを読んでいて何だか泣けてきました。スズキさん、私はあなたの大ファンですからね! 元気を出して頑張ってくださいね。「クリスマスライブ」は必ずかけつけますからね。それにしても皆さんあんまりです。特にイトウさんには失望しました。リーダーを何だと思ってるんでしょうか?」  
 スズキさん、このメールを読んで元気出してください。株は確実に上がっています。ファンも増えてきています。
 ちなみに、このメールを送ってくれた方はこのような方です。

onsen

 あれっ? どっかでお会いしたような・・・。

 (2010.12.12)   このページのトップへ

 

『心配なスズキさんからの1通のメール』17

 こんなことが書いてある。
 そのまま載せて、読者の心配に答えたい。
「これから、山平のライブ会場へ向かう。世話になったな。また、連絡します。エッセイも読んだよ。期待してますぜ。  
 なお、俺が爪から出血しながらギターを弾いていた話は涙無くしては語れない。そしてそのあとのダメ出し100連発! 穴があったら冬眠したい」
 リーダーの踏ん張り時だ。

 (2010.12.12)   このページのトップへ

 

『ハートレイ彗星』16

 いろいろ書きたいことがある。
 勘兵衛さんを送りに、妻と村の公民館まで行った帰り道、何気なく見上げた空に満天の星が輝いていた。
 久しぶりに見る夜空。キンと冷えた空気と田舎ならではの残照のない漆黒の闇が作り上げる天体の神秘。
「わっ! 今、流れ星飛んだ!」妻が叫んだ。
 その時、ボクはしっかり祈っていた。
(ライブ成功しますように!)
 天体のことに全く疎いボクらは、ここで「山と星とフォークを愛し続けて37年」のスズキさんに登場してもらうことにした。
「あれ、カシオペア?」
「いや、あれはM87星雲の・・・」
「ああ、ウルトラマンのあれね!」
「いや、ウルトラマンはM78星雲で・・・」
 そういう幼稚園児と大学院生のような会話をしている時、突然スズキさんが叫んだ。
「あっ! あれは新彗星かもしれない!!」
 彼は興奮していた。かつて高校時代、天体望遠鏡を見つめ続けて落第しそうになったことのあるスズキさんは、『新彗星』への期待に高ぶっていた。さっきまでの『どん底状態』をすっかり忘れていた。
 彼は飛んで家に戻ると、インターネットで国立天文台のページを開き、そこに新彗星の記述がないことを確かめると、深夜だというのに天文台に電話をかけた。
 そして、第1発見者の権利と名誉を担保するように、留守電に向かって何事か申し述べていた。 
「もし、これが新発見であれば、その名前は3つまで付けられるから、真理ちゃんの名前も付けてあげる」とか何とか言っていた。
 翌朝、もう一度ホームページをチェックした彼は、少しうなだれてこう言った。
「あれはどうも『ハートレイ彗星』だったようだ。でも、これでオレは満足した」
 そう強がっては見たものの、その声には明らかに落胆の色がこもっていた。スズキさんの受難はまだ続いていた。 

 (2010.12.12)   このページのトップへ

 

『積善クラゲの極秘写真入手!』15

 楽しそうだ。
 ダメ出し前の彼らは本当に楽しそうだった。
 それが・・・。(ちなみに手前がスズキさんです)

積善クラゲ

 (2010.12.12)   このページのトップへ

 

『誰か入れ歯知りませんか?』14

 ボクの入れ歯が行方不明だ。
 昨日からズーッと探しているのだが見つからない。
 スズキさんからはメールがあり、「帰ってリュックを開けたら、『秋田コープ』のボールペンがあった。すまん、間違って持ってきちゃったみたいだ。25日に返す」と書かれていた。
 スズキさん、ボクの入れ歯も探してみてくれませんか? 
 リュックの底のほうとかにあったりしませんか? 
 念のために口の中も確認してみてください。

 (2010.12.12)   このページのトップへ

 

『心の涙だよ(本編)』13

 オードブルは、コパンにチーズ&ネギミソを載せたものと、同じくクリームチーズ&プチトマトを載せたものと、同じくツナ&バジルを載せたもの、さらにマカデミアンナッツチョコと青オリーブだった。
 さらに、スモークサーモンのマリネと鶏の唐揚げとポテトフライとサラダ。
 それから何だっけ? そうそう、トマトソースと生バジルソースに海老とニョッキを入れて、前の日からクツクツ煮込んだもの。ええと、あとは、鶏肉、サトイモ、カブ、ブロッコリなどをカレー風味で煮て水菜を散らした「ハリハリカレー鍋」だった。
 そういうものを作った。実際作ったのは妻である。ボクはスズキさんとイトウさんのギターの練習を傍観していたからだ。 
 定刻通り午後一番に集まってきた彼らは、夏以来の再会だというのに、テンションは最高潮、息もピッタリで、ライブ用に個人練習してきた曲を、次々に演奏していった。
「おう!」「ブラボー!」妻もボクもその演奏の素晴らしさに歓声を上げて聞き惚れた。
「イトウさん、なかなかいいんじゃない!」スズキさんはご機嫌だった。 
「スズキさん、ギター完璧じゃん!」
「いや、イトウさんこそ、歌上手いよ。おれ、ギター弾いてて思わず聞き惚れちゃったよ。お前、本当に上手いよ!」
「そおお? それほどでもねえが。そう言うスズキさんこそ石川鷹彦みたいだったぜ。相当練習したんじゃない?」
「オレ、自慢じゃないけど、1限、2限終わってから1回家に戻って練習して、それからまた5限の授業に行ってたんだぜ!」(注)予備校教師の彼は、池袋と取手を往復してまで練習したことを言わんとしている。
「完璧だな!」
「おお、申し分ない!」
 彼らは得意満面でそう言って、うまそうにビールで祝杯をあげた。
 それから3時間後、あるまんど山平が到着、さらに勘兵衛さんがワインやシャンペンや手に余るほどのプレゼントを持って到着。宴会は一気に佳境に入っていった。
「じゃあ、そろそろオレたちの演奏を聞いてもらおうか!」
 スズキさんがご機嫌な顔でそう言った。
「そうだな。プロであるあるまんど山平には全体をプロデュースする立場から、勘兵衛さんには『フォークの日実行委員長』であり、ボーカリストとしても一流の立場から主にボーカル面のチャックをお願いしたい!」
 自信満々でイトウさんが言った。
 しかし、それから1時間後、彼らが立ち直れないほどの失意のどん底に突き落とされるとは、ボクはこの時思いもしていなかった。
「全体として全然息が合っていない気がする。細部にわたって全く統一感がない。ライブのトリは任せられないかもしれない」口調は静かだが、あるまんどの厳しい評価が容赦なく下された。
「スズキさんは声が出ていない。もっと自信を持って大きな声で歌うこと。選曲も個人的にはオリジナルのほうがいい。英語の曲は基本あんまり好きではない」勘兵衛さんからは、選曲面にも鋭い指摘がなされた。
 こうして、悪夢のような「ダメ出し」は1時間以上に及んだ。振り出しに戻っての再練習ということになった。
 しまいには相棒のイトウさんまでもが、リーダーに向かってこんなことを言う始末。
「スズキさんは自分のギターにばっかり意識が行って、こっちに合わせる配慮が足りない気がする。ボクはスズキさんと合わせるとどうも歌いにくいんだよな、正直言って」
 スズキさんはガックリと肩を落としうなだれた。
 ボクは、ボコボコのガタガタのズタズタになったスズキさんが哀れでならなかった。あんなに練習してきたのに。わざわざ取手から雪道を通って来てくれたのに。さっきまであんなに自信満々だったのに。しかもメンバーからもそんなことを言われて・・・。不憫なスズキさん、切ないスズキさん。
 翌日、ごちゃごちゃになった譜面を片付けながら、スズキさんはイトウさんに向かってこう言った。
「25日まで、お互い連絡を密に取り合っていこうな」
 それは、リーダーとしての自覚に満ちた言葉だった。しかし、それを聞いていた妻がさらっと言った。
「なんか高校生みたい」
 あー、スズキさん。そりゃないぜ、真理さん。
 外はどしゃ降りの雨が降っていた。
「また雨だね」スズキさんを見送りながら妻が言った。そういえばスズキさんファミリーが夏に来た時も雨だった。
「心の涙だよ」 
 夏に忘れていった傘を広げながら、ボソッとそうつぶやいたスズキさんは、足早にクルマに乗り込んだ。
 これから10時間もかけて茨城まで帰るスズキさん。雨にかすんだスズキさんの物悲しい小さな背中が、今でもボクの目に焼き付いて離れない。
 それにしても大丈夫だろうか。いろんな意味で。 

 (2010.12.12)   このページのトップへ

 

『本当に大変なことになってきた!』12

 今、友人「あるまんど山平」から電話があって、彼は週末に8ステージもある多忙な中、明日ここに遊びにくるそうだ。
 ボクたちが「勘兵衛さん」と呼んでいる友人も来るそうだ。
 何だか大変なことになってきた。
 便所掃除、布団乾燥、買い物、料理・・・。 
 本当に大変なことになってきた!!

 (2010.12.09)   このページのトップへ

 

『積善クラゲ情報』11

 積善の旅に出ていたスズキさんとイトウさんが、長い旅を終え、とうとう合流することになったらしい。
 彼らは、一回りもふた周りも成長して戻ってくるのだ。
 しかも、場所はここ。時は12月10日。なんと! ボクの誕生日ではないか!
 リーダーのスズキさんからのメールには、「君の300回エッセイのお祝いも兼ねてワインを3本送る」と書かれてあった。 
 やはり、彼は「積善の人」「慈愛の人」であった。立派な人であった。
 彼らはその日、12月25日のデビューライブの練習もするそうだ。
 すごい! 聞きたい! 
 ここんとこずっと、妻とその日のための「おもてなし料理」を考えている。
 早く届かないかなあ、ワイン。
 今朝早く起きてそれを待っているのだが、まだ届かない。
 スズキさん、大丈夫だよねえ。

 (2010.12.07)   このページのトップへ

『笑えれば』10

 積善クラゲのイトウさんからメールが届いた。
「おい! 今日はテンションめちゃ低いやんけ。この歌聞いて元気出せ!」
 そう書いてあった。
 聞いてたら少し元気が出てきた。

 

 (2010.12.03)   このページのトップへ

『怪文書の意味』9

 さっき、スズキさんを目撃したという人から電話があった。
 その方は彼とこんな会話を交わしたらしい。
「あなた、もしかして積善クラゲの・・・」
「ええ、スズキです」
「やっぱり。そんな顔してますね。それにおいしそうですね」
「ええ、まあ。結構よく言われます」
「ところでその汚いリュックには何が入っているんですか?」
「これですか? 難しい数学書とマーチン・バックパッカーです」
「何ですか?」
「あっ、ギターです」
「ギターも?」
「ええ、旅行用の」
「はあ・・・。ところで、新聞で話題になっているあの『怪文書』について教えていただけませんか?」
「ああ、あれですか。あれはボクが今練習している名曲の名前がちりばめられてるんです。みんなには少し難しいかな?」
 なるほど、あの文章の中に名曲の名前があったのか! おぬし、やるな。
 おそらく12月25日のライブと無関係ではなさそうだ。これが解読できればライブの曲も分かるはずだ。
 ところで、イトウさんはどうしているんだろう?

 (2010.12.02)   このページのトップへ

『積善クラゲ・スズキさんからのメール!』8

 どうやら彼は生きているようだ。昨日メールが届いて分かった。
 生きていることは分かったが、書いてあることはサッパリ分からない。何かの暗号文のようでもある。原文のママ載せます。
「この1週間は数学の便利屋の仕事量がハンパでなく、泣けてくる日々の連続で、永遠の嘘をついてノルウェーの森に遊びに行こうかな、と思いましたが、他人からDesperadoと言われるのもしゃくだし、僕の人生の今は何章目と考えたら、まだまだ仕事は頑張らねば! とJuliaの寝顔を見ながら、決意を新たにしました」
 ねっ? 何言ってるかサッパリ分からないでしょ?
 誰か意味が分かったら教えてください。

 (2010.12.02)   このページのトップへ

『積善クラゲ遭難に有力情報!』7

 メンバーの1人、スズキさんを見かけたという有力情報が、今しがたメールで寄せられた。
 この方のメールを紹介したい。
「ワシが温泉に入っていると、リュックを背負ったスズキさんらしい方が近付いてきて、『やあどうも、背中でも流しましょうか』とおっしゃった。『見ず知らずの方にそんな・・・』と言ってワシが遠慮すると、『旅は道連れ、世は情けと申します。まっ、ひとつ』と言って背中を流してくれました。そして、ワシがお礼を申し述べる間もなく、スズキさんは帰ってしまわれました。おそらくアラスカ方面に向かったのではないかと踏んでおります」
 ナント、スズキさんは積善の旅に出ているようだ。しかも海を渡ってアラスカへ。大変な事態になってきた。
 ちなみに、この有力情報を寄せてくれた方はこういう方です。

onsen

 (2010.12.01)   このページのトップへ

『積善クラゲのメンバー遭難か?!』6

 メンバーの1人、スズキさんが行方不明になっている。1週間ほど前、茨城県沖で、登山用のリュックサックを背負って泳いでいるところを目撃されて以来、消息がつかめていない。
 イトウさんも、3日ほど前、北海道の稚内の川で釣り人に目撃されたらしいが、その後の消息がつかめずにいる。その釣り人が言うには、アゴのあたりに金属製の何かをぶら下げていたということだ。
 ライブまで1か月を切っている。心配だ。
 どうか、釣り上げられた方は、ご面倒でも当方まで連行してください。魚拓ではなく、できれば生け捕りでお願いします。

 (2010.12.01)   このページのトップへ

『積善とは・・・』5

 『積善クラゲ』というユニット名に関する興味深い情報が届いた。
 イトウさんが絶賛してやまない作品の中に、どうもその答えがあるようだ。
 一つは『クリスマスキャロル』というディケンズの小説で、これはディズニー映画にもなっています。
 もう一つは『素晴らしき哉、人生!』(原題 It's a Wonderful Life)という1946年のアメリカ映画。 
 クリスマスが近いこの時期に一見の価値あり、ということらしい。
 私も見てみることにする。妻と一緒に、ワインでも飲みながら・・・。
 さて、気になる『積善クラゲ』のライブだが、<あるまんど山平のHP>のスケジュールのページを見ると、12月25日に正式決定した模様である。
 オドゲデネ(大変な)ことになってきた。
 お〜い! スズキさ〜ん。大丈夫ですか〜?
 イトウさんも、映画なんか見てないで、そろそろ練習したほうがいいですよ〜!
 (2010.11.26)   このページのトップへ

『積善クラゲ・・・反響その1』4

「スズキとイトウの刺身が食えるんですか? だったら行きます」
 そういう反響があった。
 ボクはどう答えていいのか分からなかった。 
「食えるんじゃないですかね。でも、食われたほうは死んじゃうんじゃないですかね」
 あいまいに答えるしかなかった。
 (2010.11.24)   このページのトップへ

『正体が見えてきた』3

 『積善クラゲ』の正体が少しだけ見えてきた。
 彼らはどうも「魚」のようである。
 「クラゲ」と名前が付くくらいだから、そっち方面に関係しているのでは? と思っていたのだが、本当に魚だったとは・・・。 
 積善クラゲのメンバーの1人(1匹)は、ムニエルなど洋食にも引っ張りだこで、刺身にしたらタイやヒラメよりもおいしい(とボクは思う)「スズキ」さんだった!
 もう1人(1匹)は、「幻の魚」と言われる「イトウ」さん! どうもこの2人(2匹)の総称が『積善クラゲ』らしい。驚いた。恐るべし、積善クラゲ!
 ちなみに、スズキさんは最大1mくらいあるが、イトウさんはなんと2mもある日本最大の淡水魚だ。
 どちらも大きくて、しかもこの上なく美味い魚である。魚通のボクが言うのだから間違いない。昨日はスズキさんの刺身を5切れほど食ったがメチャ美味かった。
 その2人(2匹)が、12月25日に秋田市で共演(饗宴)するというのだから、想像しただけでこれはすごいことだ。
 どうでしょう、皆さん、見逃す手はないでしょう? 食い逃す手もないでしょう? 是非、会場に足を運んでほしい。
 また、来られない方のために、この模様はYOUTUBEでも世界に発信されるということも、信頼のおける情報筋から入ってきている。
 今のところ当方に入っている情報はその辺りまでである。また何か分かればお知らせすることにする。
 (2010.11.23)   このページのトップへ

『大好きな歌たち2』2

 ジョン・レノンが凶弾に倒れたのは12月8日。彼の20回目の命日まで1ヶ月を切った。あれからもう20年にもなるのだなあ。 
 彼の歌の中で、ボクはこの3曲が好きだ。
 ”平和”の2文字を最もシンプルに、そして魂を揺さぶるように歌った人、ジョン・レノン。

 まずは『imagine』。これ以上の名曲をボクは知らない。



 そして『Happy Christmas (War Is Over)』。「君がそう願えば戦争はなくなるんだ」本当にそうだよね。そういう世界であってほしいよね。

 

 最後は『Norwegian Wood (This Bird has Flown)』。 ジョンらしい曲のムードが好きだなあ。



 そうそう、新着情報ですけど、あの『積善クラゲ』もこれらの曲が好きらしいですよ。 
 (2010.11.17)   このページのトップへ

『大変なことになってきた』1

 皆さん、『積善クラゲ』というユニットをご存知だろうか。 
 知らない? それもそのはず、その脅威のユニットは12月25日にデビューするからである。
 この情報が漏れると、世界中が大変なことになってしまうので、ここだけの話にして下さい。
 彼らは2人組ということまでは分かっているが、出生、性別その他、個人情報までは分からない。
 デビューする場所は、秋田市の某『ティエラ』というライブハウスであるらしいことは分かっているが、それ以上の情報はまだない。
 ユニット名『積善クラゲ』という衝撃的なネーミングの意味も今のところよく分からないが、そういうクラゲが本当にいる、という説も、ネット上で、まことしやかにささやかれている。 
 とにかく大変なことになってきた。
 やべ、ハーモニカ練習さねばね。
 (2010.11.16)   このページのトップへ