『ボクの大っ好きなオードブル』1850
これがあれば何も言うことがない。
ホドヨク熟れたアボカド。
クリームチーズ。
それらを生ハムで包む。スモークサーモンもまたいい。
バルサミコ酢をタラッと垂らす。
何だろうね、これ。
赤ワインに合うこと、合うこと。
皆さんも試してみて!
(2012.05.31) △このページのトップへ
『皇室株式会社』1849
いきなりそんなことを書くと、大逆罪で捕まりそうだなあ。
幸徳秋水、名は伝次郎さんなどは、かつて皇室に不敬を働いたとして、無実の罪で死刑になった。これを「大逆罪」という。
でも、ボクが書こうとしているのは、皇室に不敬を働くどころか、皇室の発展を願えばこその提案である。なのでヨロシクね。
ボクが考えている『皇室株式会社』というのを話しましょう。これはおばあちゃんも妻も賛成してくれている案です。
皇室と一口でいっても、いろんなタイプの皇室がおりますね。「○○の宮様」とか「■■の宮様」とか「△△の宮様」とかなんとか。
(すいません。ちょっと今、忙しくなったので中断します。・・・・・・やっと現場に復帰しました。31日の朝9時になっちゃった)
ええ、話を進めます。つまりは、そういう人たちの生活全般を税金で賄ってるわけでしょ?
これって「皇室評論家」のおばあちゃんに聞くと、相当な金額らしいですよ。
こういう特権階級ブルジョアジーへの民衆の反発が、あの『ロシア革命』や『フランス革命』になっていったことは、皆さんももちろんご存じですね。
おととい観た『ドクトルジバコ』という映画も、まさにそういう時代が背景でした。
ですからね、皇室の皆さん、もうそろそろヤバいですよ。日本人が愚鈍で穏やかで、ある意味皇室ファンであった時代は終わり、今は自分の生活で精一杯の民衆が増えまくってるわけですからね。つまり、暴動、革命の基盤整備が、水面下でジワジワ進んでるわけです。
しかも、皇太子さんは(ちなみにボクとご学友ではないけど同い年です)、雅子さまを守ると言っておきながら、中途半端な愛情を注ぐだけ。
「わたくしは王位継承を放棄し、一般人として雅子と愛子をお守りします」
ただただそう言ってほしいと思うのはボクだけでしょうか?
二男がいるんだし、二男には男の子もいるんだし。そうしなさい。悪いことは言わないから。アキシノミヤに譲りなさい。
さて、皇太子が「単なるヒロノミヤ氏」(例えば広宮三郎とか)になると同様、ほかの「○○の宮様」たちも全員「単なる○○氏」になりなさい。
そして、「単なる一般市民」になった人は全員、今度は税金ではなく自分の稼ぎで暮らしなさい。ボクたちと同じように。
で、ですね。その時にですね、ボクは表題の『皇室株式会社』というものを作ったらどうかと思うんですね。
この人たち、生活力ないですからね。なんで、最初の就職だけは用意してあげんの。
何をする会社かというと、「プリンスアキシノミヤ」とか「プリンセスキコ」のブロマイドを販売したり、天皇皇后はじめ彼らの表敬訪問の企画立案などを専門にやるわけですね。今まで『宮内庁』がやってたようなことです。広宮三郎(ひろみやさぶろう)氏(なんかこれいいなあ)は、「企画課長」あたりが適職かな? 広宮雅子(これもいいなあ)さんは、得意の英語を生かして「英国担当渉外部長」あたりがいいでしょう。
まあ、そういう会社の話がしたかったんだけど、2日にも渡っちゃったんでちょっと冗長になっちゃったね。ごめんごめん。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『洋から和へのいざない』1848
「いざなう」とは「誘う」ことであります。
間もなくお昼ご飯の時間でございますが、今しがたボクは、妻にこのようにいざなわれたのでございます。
「アノメニューを変えて、コノメニューにしたいと思いますが、賛成してくれますか?」
「アノメニュー」とはこういうメニューでした。
イギリスパンにオレンジマーマレードジャムを塗って食べる洋食。
一方、「コノメニュー」とはこういうメニューでした。
夕べの残った「唐揚げ」をあっためて、冷凍ご飯もあっためて、納豆をかけて食べる純和食。
こんなふうにボクは返事をしました。
「ちょうど、ボクも、ソノメニューにしたかったんだよなあ。いやあ、なんか気持ちが合ってるね!」
・・・・・・。
いや、本当ですって!
(2012.05.30) △このページのトップへ
『働くために食うのか? 食うために働くのか?』1847
要は目的は何か? ということだ。
働くことが目的で、そのために食う人。手挙げて!
食うことが目的で、そのために働く人。手挙げて!
ボクたちは、圧倒的に後者ですね。後者の質問に手を百本挙げたいぐらいです。もし「はらたいら」が後者を推すなら、断固として「はらたいらに全部!」です。
前者の人って、今いるのかなあ? 昔はよくいたよね。いわゆる「もーれつア太郎」じゃなくて「モーレツ社員」とか「企業戦士」ってやつ。今はどうなんでしょうね。
ああ、でも、いるいる。そうだ、あの人もこの人も。
彼らから「仕事」を奪ったら、「燃えかす」「ふぬけ」「機械で絞ったおから」になってしまいそうな人、確かにいますね。
でもね、まあ、目的が明確な分まだいいと思うんですよ。
ボクたちが「食う」ために「働いて」いるように、彼らも「働く」って決めて、そのために「食って」るんだから。
最も困るのがね、そーゆー「目的意識」もなく、ただな〜んとなく「働き」、ただな〜んとなく「食って」る人だと思うんですね。
辛辣だけど、こーゆー人は、「生きたしかばね」「断層にへばりついたアンモナイト」「桟橋の腐った金具」と呼ばれても、ある意味仕方がないんじゃないでしょうか?
どうでしょうか? 誰とはいいませんが。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『4か6か』1846
今朝は寒かった。
朝は10℃しかなかった。
そのことと全く関係ないんだけど、朝早く起きているのでお腹がすく。
5時に朝のおにぎりを食べ、12時のお昼までは長い。
9〜10時におやつを食べる。今日は、秋田のトピコのヴィドフランスで買ってきた『シナモンロール』であった。
妻はそんな時、悲しそうな声でこう言う。
「あ〜あ、1日4食になっちゃった〜」
でも、この手のものも1食に勘定するんなら、ボクはこう思うのである。
3時のおやつでしょ。
シアタータイムのデザートでしょ。
合計6食になると思うんだけどなあ。
1日6食。
でも、そーゆー時の妻はこう言う。
「こういうのは別腹よ!」
腹に入れば、別も本当もないと思うのだが・・・。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『23兆5413億4320万4033打』1845
ジャンジャンバリバリ、ジャンジャンバリバリ。
代表が打ちまくっているものは、『パチンコの玉』ではもちろんない。
そのことならば「イタイタさん」に聞いてくれ! (誰だ、その人? こんなとこで「内輪ネタ」やめろ!)
代表が打ちまくっているものは、ここだけの話、「薬物注射」・・・なわけないだろ!(当たり前だべ!)
代表が打ちまくっているもの。それは『キーボード』だ! 『文字』だ! 『文章』だ!
朝5時に起きて夜の5時まで、ジャンジャンバリバリ(そんな音しないって!)打ちまくった代表は、昨日、晩酌タイムにこう言った。満足そうな笑みを浮かべて。
「今日はいつもの倍打ったわ」(わお!)
それだけではない。代表は、もう1つ打ちまくっているものがある。
代表が打ちまくっているもう1つのものは・・・。今度はストレートに言っちゃおう。
それは『ピンポン玉』だ! 『卓球』だ! 『愛ちゃん』だ!
なぜか彼女は近頃、格段に卓球の腕を上げてきている。昨日も入浴前にひと勝負したのだが、どうしたの? 上手すぎるやんけ。
ジャンジャンバリバリ(だからそんな音しませんて!)こっちのコーナーに打ちまくってくるので、ボクはもうタジタジだった。
寝る前に、ボクは改めて計算してみた。(何を?)代表が1日でなんぼ打ったか? (ヒマやなあ)
ボクの計算では、代表の昨日1日の『合計打数』は・・・。
なんと!!!
23兆5413億4320万4033打であった!!! (お前、どうやって数えたんや?)
(2012.05.30) △このページのトップへ
『馬場目地区運動会の結果は・・・』1844
どうも、ボクが予想した通り優勝を逃した模様だ。2点差で準優勝。優勝旗は「水沢」に持っていかれた。
優勝できなかった理由には諸説あって、まず会長マサシーリュー氏によればこうなる。
「ショーノスケ(チョロさん)が、最後のリレーで転んで(ゴール直前で)ビリになったからである」
彼はもう1つの分析をしていて、それはこうだ。
「会計のお前(ボク)と春松副会長が、午後の部に来なかったから、戦力が不足したからである」
次に、今朝チャレンジデーにおける体育部長(よ)さんの見解はこうである。
「午前の部のビン倒しでビリになったことが響いた」
ちなみにその「ビン倒し」にはボクも出ていたので、この指摘は痛かった。
でも、ボクはこう思うのだ。
このズ〜ッと下のほう、エッセイ『あいさつができない皆の衆』1827に書いたように、あいさつができないことが、すべての原因だったのではないだろうか?
やっぱ、あいさつもろくにできないような村に「優勝の女神」は微笑まないよねえ。
こじつけのようだが、ボクはそう思うんだがなあ。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『チャレンジデーに行ってきたよ』1843
何にチャレンジするかというと、朝6時半のラジオ体操である。
ラジオ体操そのものは、ボクらは基本的に普段からやっていることだが、それを村全体で行うのが『チャレンジデー』における「チャレンジ」なのである。
「チャレンジデー」は、笹川スポーツ財団がスポンサーとなって毎年全国レベルで行われている。
対戦相手(今年は確か岩手県の大槌町だったかな?)と戦って、勝利したほうの自治体には、何だか分からんが賞品(備品)が贈られる仕組みだ。たしかそんなものだったと記憶している。
で、何をどうやって集計するかというと、ボクたちの場合『朝のラジオ体操』に集まった人数である。
でも、これは結構アバウトな形であった。体育部長の(よ)さんは、集計などしていなかった。おそらく相手もそんなことだろうと思われる。
ボクたちもさっき参加してきた。どっちみちやることだったから。
ボクたちの2票が勝敗に絡むだろうか?
なんて、そんなことよりも何よりも、ボクは「ラジオ体操第1」しかやらなかったことがザンネンでならない。
せっかく行ったんだから、続けて「首の運動」と「ラジオ体操第2」もやりたかった。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『6月は映画、7月は歌舞伎にオペラ』1842
映画というのは、劇場上映される映画のことである。
6月は『いちご白書』と『ひまわり』である。
それから7月になると、歌舞伎の秋田公演がある。
そして最大の目玉は、オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』である。
そのようなイベントが目白押しなので、ボクはなんとしても「歯」と「鼻」を治しておきたいのである。
歯なし、鼻ズビでは・・・あまりにも悲しい。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『唐揚げ食うた』1841
しばらく唐揚げを食べていなかった。
まず妻が「ムショーに食べたくなった」。
次にボクも「途方もなく食べたくなった」。
「肉のわかば」でもも肉を買ってきておいた。
秘伝のたれで漬け込んだ。ネギのぶつ切りも入れて。(しょうゆ、みりん、酒、にんにく、しょうが、こしょうなど)
大皿に盛りつけた。サニーレタスを添えて。奥のほうはネギの唐揚げ。
揚げたてつまみ食いが一番うまい。食うた、食うた。はふはふ食うた。
美味しい顔ってこんな顔。
(2012.05.30) △このページのトップへ
『博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』1840
これだけ長いタイトルの映画がある。
英語では『Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb』である。
奇才スタンリー・キューブリック監督が、1963年に作ったブラックコメディで、ピンク・パンサーのピーター・セーラーズが主演(1人3役)である。
なんだかおもしろそう。
BSで撮ったから今度観るんだ。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『一体人間はいつまでケータイを持ち続けられるのだろうか?』1839
今や老若男女、片時も離さず持ち歩いているケータイ。ちなみにボクたちはそれがない「現代文明の化石」だが、さあ、ここで素朴な疑問がある。
一体人間はいつまでケータイを持ち続けられるのだろうか?
身近な人のお葬式を経験した人なら誰でも分かると思うが、納棺、すなわちお棺に入る時、葬儀屋さんは必ずこんなことを言う。
「故人の思い出の品などございましたらお入れください。ただし指輪などの金属は燃えませんのでご遠慮ください」
ケータイは金属である。だから、どんなにケータイが好きな人でも、棺桶までは持っていけないことになる。
ケータイは棺桶に入るまでである。
そこのあなた、ザンネンでしたね。
「は〜い! 今ちょっと暗いのね〜」などと、棺桶の中から電話はできないんですよ〜。(当たり前だろ!)
同様に、「は〜い! ちょっと今熱いのね〜」などと、焼却炉の中から電話はできないんですよ〜。(当たり前だってば!)
言うまでもないが、同じ理由で、「は〜い! ちょっと今骨なのね〜」と、お墓の中から・・・。(もうやめろってば!)
お分かりいただけましたか?
ケータイは死んだら使えないんですよ〜。
それから、「しまった! 女房に見られたらヤバい!」と、お墓の下で気付いても、君が撮り貯めてる「エッチ画像」は消せなくなるんですよ〜。
そこんとこよろしくね〜。早めに消しておこうね〜。
ボクはケータイないから心配ないんだけどね〜。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『医者もサービス業なのだ』1838
昨日、M歯科クリニックに行き、それからM耳鼻咽喉科医院にも行った。
どちらのMも秋田市内である。
どちらのMも開業医である。
どちらのMもお客さんがたくさんいる。
どちらのMも受付、会計はじめスタッフが明るく気持ちのいい応対をしてくれる。
どちらのMも人の話をちゃんと聞いてくれる。
今回初めて行ったM耳鼻咽喉科医院では、上あごと鼻はつながっているから、当然歯から蓄膿になるケースも多いことや、ボクの鼻はちょっとした温度変化や湿度変化に過敏に反応するようになったため、クシャミ、鼻水、鼻づまりといった症状が『誤作動的』に出るようになったのではないか、ということや、その原因にはタバコをやめたことも関係しているのではないかとか、いろんな「ガッテン! ガッテン! ガッテン!」を教えられた。
そういう話を聞くだけでも、もうボクは半分治ったような気になった。
その点、まったく逆なのがK総合病院の耳鼻咽喉科だった。
そこの医師は、もはや潰れかかった病院に、大学の医局から回されて、シブシブ週1回、アルバイトにやってきているのである。
どうしても、やる気が起きないのは当然であろう。責任と自覚がないのも当然であろう。あなたが悪いとはいいません。いや、むしろ「僻地医療の輝く星」と崇めたいくらいです。
でも、あなたは開業医には向かないです。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『ドクトル・ジバコ197分』1837
「ドクトル・ジバコ」といえば、ソ連の作家ボリス・パステルナークの小説。1957年出版。ロシア革命の混乱に翻弄される、主人公で医師のユーリー・ジバゴと恋人ララの運命を描いた大河小説である。
それを原作とした映画は2本あって、2008年にジャコモ・カンピオッティが作った120分のものもある。間違ってボクらは新しいほうのを先に観てしまっていたが、本当は元祖のこちらが観たかった。
1965年、デヴィッド・リーン監督によって、米・伊合作で作られアカデミー賞5部門を受賞した。モーリス・ジャールによる挿入曲「ラーラのテーマ」が有名。
さてこの映画だが、なんと197分もある。
同じくデヴィッド・リーンによって3年前に作られたイギリス映画『アラビアのロレンス』も長かった(当初上映時間227分)が、それに迫る長さだ。
昨日は前半だけ観て、お楽しみを今日に取っておいた。ものすごく面白い。早く観たいなあ。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『1年といえない』1836
ミセスホウレンといえば、このエッセイに何度も登場したおばあちゃんだ。
もう85歳を過ぎだただろうか? ズーッと独居老人で家と畑を守っていたのだった。
ホウレンソウ作りが上手で、ボクらはピンクのビニールひもで縛った「ホウレンソウ」を何度もいただいたものだ。時期になると、ナスやキュウリ、ピーマンなども大量にもらったなあ。
ボクは頼まれて(拝まれて)何度か郵便局まで乗せていってあげたこともある。
去年の今頃は、野菜の苗を買うというので、おばあちゃんと同乗してAMANOまで行った。その時の道中で「あいい、津波は地面がら沸いでくるもんだなあ!」とか、わけの分からんことを言って笑っていたものだ。
さて、その彼女、近頃とんと見かけない。いつもなら、早朝から「コツッ! コツッ!」と、クワで石の多い畑土を耕す音がしたものなのに、それも聞こえない。
そう思って気になってはいた。お土産を持っていった時も留守だったし。
最近、ガッツ春松さんに聞いて分かったことだが、実は彼女、冬の間に病気をして(詳しくは分からないが)、しばらく入院していたそうなのだ。その後もまだ家には戻っていないところをみると、退院してからは子どもの世話になっているのかもしれない。
こうやって村の老人が1人1人現役を引退していくのだなあ。
そう思うと、分かっちゃいても辛い気持ちになる。
元気なうちに彼らとの思い出を作りたいとも思う。
今年の「さなぶり運動会」は、そういう思い出作りになるはずだ。
今振り返ると、あの時ミセスホウレンを郵便局に連れて行ってあげたことや、AMANOに連れて行ってあげたことは、ボクにとって実に貴重な体験だったと思う。
またあの笑顔に会いたいね。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『この透明なお湯のようなものは何だ?』1835
昨日、ボクたちはお昼を「YAYA」というお店で食べました。YAYAは「8」が付く日はパンがサービスになりますが、昨日は28日だったので、初めてパンもいただきました。うまかった!
このお店はとても気に入っていて、以前おばあちゃんも連れてきたことのあるイタリアンレストランです。
ボクは『夏野菜カレーのランチプレート』を、妻は『茄子と何かのトマトパスタ』を頼みました。
そしてボクは、たった今しがた処方されたばかりの『M耳鼻咽喉科医院』の薬を、テーブルの上に並べました。
全部で3袋あります。
続いて、K病院の耳鼻咽喉科でもらっていた薬の袋(2袋)も出しました。全部で5袋。ごふくろ。ごふくろさんよ、ごふくろさん。(無視してください)
で、その中から、本日のお昼に飲むべき薬を探して、1つ1つテーブルの上に並べ始めました。
白とかピンクとか、丸とか四角とか、大とか小とか、いろいろとりどり合計7つありました。
病院とか血とか切開とかは大嫌いなボクですが、こう見えて「薬は大好き」です。セッセと飲むタイプです。
なんで、嬉々としてボクは、薬をテーブルの上に並べておりました。
EXILE風のおにいさんが、ボクの前にお冷やを置いていったようでした。
それからちょっとして、今度はおねえさんが、取っ手の付いた透明なガラスカップに「何やら透明なもの」を置いて無言で帰っていきました。
何? これ何?
そう思った妻がそれを手に取って、匂いをかいで、首をひねりながら口に含みました。
「あぢっ!」
熱かったようです。
お湯? ねえ、でも何で?
ボクはさっぱり分かりませんでしたが、妻はひらめいたような顔でこう言いました。
「ああ、これはアレかもね。ほら、よくカレーライスを食べる時、コップにスプーン入れておくじゃん!」
そういえば、そういうの見たことあるような気がしました。家でもやっていたかもしれません。が、アレはお湯ではなく水だったような気もします。
妻もすぐにそう思い直したようで、「アレは水だったよねえ」と言いました。
ますますもって、この「透明なお湯のようなもの」の意味が分からなくなってきました。
やがて、ボクのカレープレートを持ってEXILE風のおにいさんがやってきたので、ボクはずっと疑問に思っていたことを思い切って聞いてみました。
「これ、何ですか? もしかしてアレですか? それともナニですか?」
答えはすぐに笑顔で返ってきました。
「そうです! お薬の・・・アレです!」
へえええええええ! EXILEやるなあ! なかなか気が利いてるじゃん!
ボクは感動的にそう思いましたが、妻は、さほど驚かず、感動もせず、彼がいなくなった時に小さな声でこう言いました。
「あんまり気が利き過ぎるのもキモコ悪いものよ」
そう言って、昔お見合いをした時の男の話をしてくれました。その男は、喫茶店でしゃべっている間ずっと、妻のお水のコップの水滴を、百回以上も、ナプキンで拭いてくれていたのだそうです。EXILE風のおにいさんのこれは、その手の気遣いと似ていると言うわけ。
なるほどねえ。そう言われればそうかもね。また、こんなことも言いました。
「それと、これ、薬飲むには熱い」
(2012.05.29) △このページのトップへ
『1本ちょうだい!』1834
こないだの運動会の朝、テントを設営するので、役員は6時10分に集会所に集合しました。(書きましたね)
その時の、納税部長チョロさんと体育部長(よ)さんのやりとりです。
「オイちゃ、タバゴ1本けれ!」(オレにタバコ1本くれよ!)
チョロさん、来るなり、いきなり(よ)さんに向かってそう言った。
人のいい(よ)さん、ちょっとためらいつつ、自分のタバコを1本差し出した。
チョロさんそれを「わりぃわりぃ」と言って受け取る。
人のいい(よ)さん、ライターで火をつけてやろうとする。
「あっ、いい、いい、火だばある」(火はあるよ)と、チョロさん、自分のポロシャツのポケットからライターを取り出してつける。
それをジーッと見ていた(よ)さん、皮肉を込めてこう言った。
「ははあ、火だばちゃんとたがでるったな」(ははあ、火はちゃんと持ってるわけだ)
ボクはこの会話を聞いて思いましたね。
今時は、軽い気持ちで「タバコ1本ちょうだい!」ってわけにはいかないんだなあ。タバコ1本とはいえ「たかり」扱いされるんだなあ。
そりゃあそうだよなあ。1箱410円とか450円とかするわけだからなあ。1本20円以上もするんだもんなあ。せちがらいがしょうがないなあ。
あの2人、これがもとで険悪にならないでほしいなあ。
それにしてもボクは、タバコやめてよかったなあ。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『1歩1分』1833
今朝は、代表が「今日から3日連続5時起き作戦」を宣言したこともあって、ボクもその勢いに押されて起きてます。
月末にかけて代表は、超忙しくなりました。
さて、ボクもボーッとしているわけにはいきません。コーヒーをいれたら「お茶濁しエッセイ」でも書きましょうか。
と、思って、少し考えて・・・。
何も浮かばないので「だめだ、やめよう」と思い・・・。
そうしているうちに、フト昨日の「ジャー」さんの顔が目に浮かびました。(「ジャーさん」というのは84〜85歳の近所のおじいさんです。屋号を「キシ」というので、ボクらはそう呼んでます。「キッシンジャー」)
このおじいさんは、ここ2〜3年で急速に足腰が衰えました。
それでも本人は散歩がしたくて、かつては「スキーのスティック」を2本突いて歩いていました。なので、ボクらは彼を「ノルディックおじいさん」とも呼んでおりました。
しかし、それすらもおぼつかなくなった今、家族が買い与えたのか、彼は「老人用歩行器」のようなものを押して歩くようになりました。
ゆっくりゆっくり彼は歩きます。1歩に1分はかかるようです。
昨日、秋田から帰ってクルマを車庫に入れようとした時、たまたまボクは彼に会いました。やっぱり歩行器を押していました。
「よう!」ジャーさんが満面の笑みを浮かべて立っていました。
「こんにちは。元気そうっすね。雨降ってきそうっすよ」曇ってきた空を見上げてボクが言いました。
「おんやあ?」と言って、ジャーさんもゆっくりと空を見上げました。
「じゃあ!」と言って、ボクはジャーさんと別れました。(シャレじゃあありませんが・・・)
家に戻って30分くらいたった頃でしょうか? 思った通り雨がパラツイてきました。
ジャーさん大丈夫かな? 無事家に着いたかな?
そう思って台所の窓から外を見ると、おやおや、ジャーさんやっとのお出ましです。
たった10メートル歩くのに30分もかかった計算。
実に何とも、ご苦労さんな散歩なんです。
(2012.05.29) △このページのトップへ
『蓄膿症?』1832
ゆうべはほっぺたが腫れ、鼻が強烈に詰まり、いびきがすごかった。
いびきの件は今朝妻に聞いた。
歯のせいだとばかり思っていたほっぺたの腫れは、実は蓄膿症からくるものではないか?
蓄膿経験者の妻がそう言った。
なるほど、そうかもしれない。
ボクは今日、歯医者に行くことになっているが、同時に秋田の別の耳鼻科で診療してもらおうと思っている。
地元のいつも行ってるK病院は木曜と火曜午前だけだから。
そんなわけで、今月つごう11回目の病院通いです。
しんどいね、まったく。
(2012.05.28) △このページのトップへ
『うちのフキン』1831
こんなんなってます。うちのフキン。
これは『悲しみよこんにちは』(フランソワーズ・サガン原作)のデザイン画です。
どういうこと?
妻に言わせると、「きれいなまま、ここまで使う人は少ないよ」ということです。
どういうこと?
察してください。
赤い涙がヒントです。
なるほど。どうりでうちのフキンは世界一清潔なワケだね。
(2012.05.28) △このページのトップへ
『最後の馬場目小学校運動会』1830
ぼくらの思いは続く!! 〜かたい絆でバトンをつなげ〜
これがボクの母校「馬場目小学校」最後の運動会のテーマであった。
こんな園児が通い、ボクも通った「馬場目保育所」もなくなる。
隣に座っていた耕ちゃん(83)に聞くと、彼らが小学校時代は1クラス70人もいたそうである。
ボクらの頃は28人だった。
それが今は、なんと! 全校合わせて12人しかいないのだ。
ザンネンだと思う。
仕方ないとも思う。
閉校記念誌の撮影だといって、カメラマンが嬉々として走り回っていた。
今年は県内にほかにも閉校するところがあるという。
最後の母校の運動会と聞いて、今年は村のお年寄りがたくさん応援に駆けつけていた。
それぞれの思いを胸にしまって。
リカちゃんのおばあちゃん(推定74歳)は、「最後だって聞いだがら、孫も子も放って見に来た」と言っていた。
少子高齢化社会。やがてそうなると予測されていたことが、こんなふうにしてやはり確かにそうなる。
でも大丈夫。
思いはきっと、君たちとボクら卒業生の心の中に続いていくはずだよ。
最後の馬場目小、後輩たちのの勇姿です。
おまけで「町村選手団」を紹介します。先頭の「プラカード持ち」が体育部長の(よ)さん、続いて「町内旗」を持つ山林土木部長の(ひ)さん、そして「優勝旗」を持つマサショーリュー会長、「優勝カップ」を持つガッツ春松副会長と続き、納税部長のチョロさん、「マッハ千代田区」ことヨウコさん、耕ちゃん、(よ)夫人のトモコさん、町内会ファーストレディのヒロコさんです。
(2012.05.27) △このページのトップへ
『中身は空っぽだが、秘めたチカラはウルトラ級ダゼ!』1829
パプリカという野菜がある。
ボクは今まで「何だこんなもん!」と思ってきた派である。
同様にレンコンもそうである。
子どもの頃は、「食べるものにあらず」と思っていた。
バカだった。
バカ、バカ、バカ、バカ、バカ、バカだった。
彼らがビタミンCの宝庫であることを知ったのは、愚かにも50を過ぎてからである。
本当にボクはバカで愚かだったもんだ。
ビタミンCといえば、レモン、みかん、イチゴだとば〜っかり思っていた。
ところが、パプリカというのはトマトやキュウリの10倍もビタミンCがあるのである。
レンコンだって、確かそれ以上だったと思う。
妻がお肌のケアに使っている「Jino」という化粧品の「お便り」に載っているエッセイのタイトルは、ずばり『ビタミンC発見の源・パプリカ』というものであった。
面白くてためになることが書いてあったので抜粋して紹介しますね。
1937年、「パプリカ受賞」の文字が新聞に記され、世界をめぐりました。パプリカを使った実験によって、この年のノーベル生理学・医学賞が授与された時のことです。受賞したのは、ハンガリー出身の生化学者、アルベルト・セント・ジェルジー博士でした。
博士はある日妻が夕食に用意したパプリカを、食べずに研究室に持って行き、パプリカから純粋なある物質を抽出することに成功しました。それまで何度もやった実験では、植物からこれほど大量に取り出すことはできなかったものです。それはアスコルビン酸という物質で、博士は壊血病の治療に役立つことも立証し、ビタミンCと命名しました。
後に博士は、パプリカを研究に使った理由を問われ、「あの時、ただパプリカを食べたくなかったのだ」と、答えたそうです。
パプリカのおかげで発見されたビタミンCは、栄養学の分野を広げることになりました。
なるほどなるほど。パプリカに多く含まれるビタミンCやカロテンはこ抗酸化作用が強く、老化やがんの予防に役立つそうです。アミノ酸スコアも73と高く、食卓を飾る美しい健康野菜です。
すごいねパプリカ。ボクは本当にバカだった。
「中身が空っぽ」の人たち、ご、ご、ごめんなさい!
(2012.05.27) △このページのトップへ
『運動会第1弾』1828
晴天である。
珍しいことである。
馬場目小学校はボクの母校である。
そこの最後の運動会なのである。
とりあえず腫れて(と打って、ボクの顔が実際まだ腫れていることを思い出した)、もとい晴れてくれてよかった。
話がボクの歯のことになるが、実はまだ傷がよくなってなくて、顔が腫れているのだ。
傷負けしないはずだったのに、どうしたことだろう?
そんなこともあって、すこぶる調子が悪いのだ。
こんな状態で走ったら、せっかくくっ付いてきた歯肉が、またぶっちゃけそうなのだ。
それなんで、ボクは今日は1日大人しくしていようと思っている。
なるべく目立たないようにしようと決意している。
3年連続優勝がなんだ!
有終の美が何だってんだ!
それから、午後からは実際仕事があるので、ボクは午前中だけの参加ということで、今回は勘弁してもらいたいと思っている。
もちろんその後の「反省会」も不参加だ。
マサショーリュー会長は、「母ちゃんどご呼ばれ!」(奥さんを連れて来い)とうるさいが、奥さんは今日1日急ぎの仕事でふさがっている。
そんなこんなの運動会。
どうでもいいことだけど、今年は優勝できないと思うよ。
(2012.05.27) △このページのトップへ
『あいさつができない皆の衆』1827
6時10分集合だというから、5時半に起きて眠い目をこすって集会所へ行った。
途中、赤いトラクターに乗ったチビギャンに会った。
おはようございま・・・。
あいさつをしたが、顔も合わせず、憮然とした顔で完全無視された。
集会所に着いた。
おはようさん。
明るくそう言ってくれたのは、山林土木部長の「ひ」さん。
今日の主催者、体育部長の「よ」さんは無言。
この辺で、だんだんやる気を失っていく自分がいる。
あいさつぐらいしろよな!
テントを張って旗を掲揚する。
地顔そのものが憮然とした顔の「マサショーリュー」会長に封筒を渡され、「これ、やっておけ」と指示される。
大体仕事が終わったが、「よ」は何も言わない。ただボーッと突っ立っている。
ご苦労さんでした。8時半にまたここに集合してください。
ぐらいのことは言ってほしい。君、担当部長なんだからさ。
しゃあないからこっちから聞いて「ではさようなら」と言って帰ってきた。
途中でまたチビギャンとすれ違ったが、さっきよりももっと憮然とした顔で、さっきよりももっとボクを「ど完全シカト」して通り過ぎた。
考えてみたら、今朝、まともに目を見てあいさつしてくれたのは「ひ」さんだけだった。
おいおいおいおい、どんなに機嫌が悪くてもだ! 前の日かあちゃんと喧嘩しててもだ!
人があいさつしてんだから、ひと言ぐらい口利けよ! 口あんだからさあ!
どうなってんだよ、この村! んもうサイッテーだよ!
(2012.05.27) △このページのトップへ
『6時台に始まったシアター2本立て』1826
3日連続です。
1本目は『恐怖の報酬』(1952)フランス。
フランスの名匠、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督によるサスペンスの傑作。
ベネズエラの貧しい町、ラス・ピエドラスはヨーロッパ各国から喰いつめた男たちの溜まり場だった。
コルシカ出身のマリオは、パリから来たジョーにすっかり惚れ込んで同居していたルイージの家を出てしまう。酒場の看板娘リンダとは恋仲だが職もなく喰うのが精一杯である。マリオを巡る2人の男と1人の女の関係が丁寧に描かれ、これが後半にも活きてくる。
しかし何よりも、ニトログリセリンを運ぶ道中でのドキドキ感あふれるシーンは圧巻だった。
今の映画なら爆発シーンやチェースシーンをもっとリアルに表現するところだが、そうじゃなく、イヴ・モンタンやシャルル・ヴァネルの演技だけでその恐怖心理を描くところがサイコーに面白くハラハラするわけです。
こういった映画が苦手な妻も、これに関しては十分満喫したみたいでした。
ジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグの『勝手にしやがれ』といい、昨日観たデイヴィッド・ニーヴンやデボラ・カー、ジーン・セバーグが出た『悲しみよこんにちは』といい、最後は死にます。(究極のネタバレ)
それから、任天堂のゲーム『マリオブラザーズ』は、この映画の影響を確実に受けていることが分かったね。
マリオとルイージという名前、特にルイージは顔や帽子もそっくりだった。
2本目はチャン・イーモウ監督、チャン・ツィイー主演の『初恋のきた道』。
この映画のDVDのジャケットに、高倉健さんがこんな句読点のないメッセージを寄せている。
何もかもが簡素化されてしまって本当に伝えなければならない想いが見えなくなってしまった今の時代に「絆」という言葉の意味の大切さを改めて思い知らされました。
そう、口が重いようで実はおしゃべりな(何で知ってんの?)高倉健さんが言うように、本当にいい映画だったね。
ボクらは偶然、今から10年も前に(上演は2000年)この映画を観ていたのだが、その時にも増してチャオの健気さにウルウルになりました。
さって、今日は何を観ようかなあ。
(2012.05.26) △このページのトップへ
『情報過多社会が感動過少社会をつくるのだ!』1825
今日はちょっこし(ああ、これ、あれだ、ゲゲゲの女房の女房の人、誰だっけ?)・・・とにかく、エッヘン、真面目な話をしてみよう。チト長いゾ。
新聞・テレビ・ラジオが3大マスメディアだった時代はいつのことだったろうか?
ボクがコピーライター糸井重里を目指していた時代は、天野祐吉さんがそう言ってたような気がする。いや、みんな言ってた。
新聞・テレビ・ラジオ。それからまあ、付属的に「雑誌」とかもあったね。
つまり、世界中のあらゆる『情報』という『情報』は、それらの媒体を通して発信されていたわけだね。
逆に言えば、それらのメディアなくして『情報』は『情報』たり得なかったわけだ。
新聞は情報の詳細性において優位、テレビは即時性とビジュアル性において優位、ラジオは緊急性において優位とされた。
でも、当時から言われていたことだけど、今振り返って思うにも、『IT革命』の波は確実にこれらの権威と地位を洗い流し、地に落としてきたといっていいだろう。
ねっ、予想通り、新聞もテレビもラジオも雑誌も、み〜んな明らかに伸び悩んでるでしょ? 衰退してきてるでしょ?
いかに新聞が「試読紙」を配ってみても、テレビがいかに「多チャンネル化」してみても、もうどうしようもない。そんな小手先では済まないところまできている。
むしろ、これらの業界はもっと大きな、抜本的な改革をしなければならないところまできていると、ボクは思う。
それは『質の改革』だ。このところのテレビ業界を見ると、明らかにNHKと、民放では唯一テレ朝が頑張っている。
どちらも、番組の内容において改革を指向しているからだ。このようにNHKやテレビ朝日の奮闘を見ても、これからは『情報の質・内容』がすべてだと思う。
とにかくたくさん流す時代はとうに終わり、流す情報をいかに吟味し、受け手を満足させるレベルに高めるかという時代になったのだ。受け手はそのことに敏感になったのだ。
・・・と、書いてきて、ボクはそのようなことを言いたいがために、このエッセイを書き始めたのではないことに気付いてビックリした。
そうだった。ホントは、かいつまんで言うと次のような要旨のことを言いたいのだった。
かつてボクは(カッツ社長などは今でもそうだろうが)、新聞だけでも「河北新報」「朝日新聞」「毎日新聞」「日経新聞」「日本工業新聞」と、5紙もとっていた。
テレビでは、当時としてはハシリだった「衛星放送」まで受信していた。(専用アダプターを付けていたので「WOWWOW」もOK)
ついでに言えば、今でこそケータイさえ持ってませんが、あの頃はヤクザか不動産屋の社長さんくらしか付けていなかった自動車電話まで装備していた。
いろんな意味でリッチだった。
・・・と、書いてきて、これでは単なる「昔自慢じゃないか」ということに気付いてまたまたビックリした。
そうだった。ホントは、かいつまんで言うと次のような要旨のことを言いたいのだった。
人間どんな人でも1日は24時間である。その中で寝る、食う、そして仕事もする。ナニもする。(ナニって何?)
そうしたら、ただでさえ忙しいのにさあ、新聞を5紙も読んでさあ、衛星放送見てさあ、それからラジオ聞いてさあ、雑誌も読んでさあ、かつまたネットでツイッターやフェイスブックなどをチェックするようなさあ、時間がありますか? ねえ? そこのあんた!
つまり、これ以上情報インフラが増え、情報が多岐に渡り、それがドバ〜ッと垂れ流しにされたら、ボクたちはもう『情報の津波』『情報のハリケーン』『情報の大震災』になってしまうではないか!
自由な時間は奪われ、人生を楽しむようなことさえなく、ただただ、寸暇を惜しんで新聞を読み、テレビを見、ラジオを聞き、雑誌を読み、ネットにつながってはググるのみの人生。
さらに、さらに、さらに! 移動中はケータイ画面とにらめっこ、炊事中もケータイ画面とにらめっこ、入浴中もケータイ画面とにらめっこ、食事中もナニ中もイカ同文。(だからナニって何よ!)
これではどうでしょう。ハッキリ言ってどうでしょうねえ。
感動ありますか? 人生の至福ってありますか? 生まれてきてよかったと思えますか?
ねえ、みんな! リアルな空見ようよ! リアルな森の空気吸おうよ! リアルな恋しようよ! わ〜い!
ようやく言いたいことにたどり着いたゾ。ご清聴どうもありがとうございました。
えっ? 何?
こんな「回りくどいもの」読ませて、お前が最も人の貴重な時間を奪ってるだろ! って?
ええ、まあ・・・ご清聴ありがとうございました。
(2012.05.26) △このページのトップへ
『カワラヒワ』1824
この野鳥はカワラヒワ。
上から読んだら「カワラヒワ」。
下から読んでも「ワヒラワカ」。
なんじゃそれ、全然ちゃうやろ!
というわけで、この方は日本中(正確には九州以北)どこにでもいる別に珍しくも何ともないスズメ目の野鳥なんですが、さっき洗い物をしながら窓越しに見ていると、何だか妙に「かわいいな、こいつ」と思えてしまいました。
なんで、洗い物の手を止め、大急ぎでカメラを取りに行って戻ってきてみたら、もう1羽もいなくなっていました。ザンネン。
この鳥、羽を広げると、まるで阪神タイガーズの応援をしているみたいに「黄色と黒のシマシマ模様」になります。
そーいえば、プロ野球って今どうなってるんだろう?
さっぱり見なくなったな。もう何年も。
(2012.05.25) △このページのトップへ
『連日の映画2本立て』1823
昨日も観ましたよ。邦画と洋画の2本立て。
邦画は『かもめ食堂』。
群ようこ原作。監督は荻上直子。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこのトリプル主演。個性的な面々がフィンランドのヘルシンキを舞台に、のんびりゆったりとした交流を繰り広げていく。
日本かぶれの『豚身昼斗念』(トンミ・ヒルトネン)とか、いろいろおかしかったなあ。3人みんな面白い。いい役者だね。これは後日『映画コーナー』にも書きましょう。
ちなみに「ガッチャマンの歌詞」ですが、妻は、片桐はいりが演じたミドリ並みに知ってましたよ。すげえ! 何で?
一方、洋画『悲しみよこんにちは』(原題:Bonjour Tristesse)は、1954年に発表されたフランスの作家フランソワーズ・サガンの小説。
サガンが18歳のときに出版された処女作である。題名はポール・エリュアールの詩「直接の生命」の一節から採られている。17歳の少女セシルがコート・ダジュールの別荘で過ごす一夏を描く。22ヶ国で翻訳され世界的なベストセラーとなった。
1957年に映画化され、ジーン・セバーグがセシルを演じた。その際の短い髪型が流行し「セシルカット」と呼ばれブームになった。*ちなみに妻のカットもこんな感じ。今はちょっと伸びたけどね。
そのセシルこと19歳ジーン・セバーグのかわいいこと、キュートなこと。最後はサスペンスチックに物語りは展開しますが、いやあ、これも面白かったね。
ボクは鼻炎薬のせいで眠くなって、最後のあたりちょっとよく覚えてないのがザンネン。
そんなわけで、酒量を減らして、早くお風呂に入って、7時台から始まるボクらの「映画2本立て習慣」はまだまだ続きそうですよ。
(2012.05.25) △このページのトップへ
『こんなことかと思ったよ』1822
昨日、少し暖かかったので、思い切って事務所のファンヒーターを掃除して、灯油を抜いて、カバーをして、物置にしまった。
「まあ、コタツつければ何とかなるさ」
「もう大丈夫。もうすぐ6月なんだからね」
妻とそんな軽やかな会話をしながら。
ところが・・・。
やっぱりな。
今朝、早く(6時半)起きたこともあって、寒くて寒くて、長袖を出して着てもクシャミが泊まらず、寒イボ(鳥肌)も消え止まず、結局またファンヒーターを出した。カバーを外し灯油を入れた。なんてこった!
「やっぱこれだもんな」
「くっそ、例年通り6月いっぱいは必要だったんだよ」
妻とそんな苦々しい会話をしながら。
昨日、K病院の耳鼻科に行き「目覚ましい改善がありません」と言うと、顔がボクより腫れた医者に、「それじゃあ、別の薬を出しましょう」と言って処方されたのだが、その薬も今のところ全然効かないみたいだ。あ〜あ。
そうそう、2週間前に血液検査をして『アレルゲン反応チェック』をしたのだが、その結果においてボクは、全くのシロだった。
ホコリも花粉も食物もどれにも該当しなかった。つまり「天然野生児」のままだった。
それはそれでよかったんだけど、じゃあ一体何が悪いのか? という疑問が沸いてきた。何がワルイ?!!!
「年とか何とか、いろ〜〜〜〜んなことがカンケーしてんじゃない?」
「歯医者のイタイイタイストレスとか? 運動会コワイコワイストレスとか?」
「そうそう」
「まっ、でも、もう少ししたらきっと良くなるよ!」
そうだね。
そうでも思わなきゃなあ、お前!
(2012.05.25) △このページのトップへ
『映画2本立て』1821
ボクとしては久しぶりに映画を観た。
それも2本も。4時間ぐらい。それでも11時半には就寝した。
晩酌タイムを端折って、7時過ぎにはもう夕食が終わっていた。
それからお風呂に入って、7時半には上映開始。このパターンいいね。
ボクの生まれた年にできた小津さんの映画『お早う』と、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演の5年前の映画『幸せのレシピ』だった。
実はどちらも、妻にとっては2回目の上演だったんだけど、ボクはどちらも初めて観た。
ここんとこ夜はボクが脱落して、そういうことが多くなっていた。
2度目の妻には悪かったけど、ボクも何とか追いつきたかった。
それで一緒に付き合ってもらったのだが、これがどちらもサイコーだった。おもしろかったなあ。
小津安二郎監督の喜劇『お早う』は、こんな名作あるんだろうか? ってくらいスゴかった。あの小さい子ども、わあああああ!!!!
妻は、その子とボクがダブるんだって? 昔はボクもあんなんだったんだろうって言う。
そんな気もする。
いつかあんな優しい心で日常をさりげなく切り取ったあったかい小説が書きたい。そう思った。
『幸せのレシピ』も料理が出てくるだけでうれしい映画だった。
いつかあんな美味しそうでシアワセそうな小説が書きたい。そう思った。
ボクにできるだろうか?
「できるよね」自分で自分の肩を叩く。励ます。すると隣で、
「できる、できる」そう無言でうなずいた妻が、ボクに向かってにっこり微笑んだ。
その笑顔がある限り、ボクはずっとずっと書いていける。
誰よりも君のために、ボクは死ぬまで書き続けるよ。
(2012.05.24) △このページのトップへ
『FACEBOOKの上場』1820
ソーシャル・ネットワーク・サービスの『FACEBOOK』が、アメリカで新規株式公開(IPO)したが、2日目には公開価格割れした。そんなに上手くいくもんじゃないね。
ボクも、このサービスをチェックするため(というか好奇心で)使ってみているユーザーである。
以前、このコーナーでリポートを書いたこともある。
さて、いかにお友達の少ないボクとはいえ、今では7人のお友達ができた。すげえ!
ただし、この7人のお友達は、基本、もともとお友達であるわけで、何か用があればメールで事足りる間柄でもある。
別にその人たちの写真を見たり、「いいね!」をチェックして、「なるほどな、これ、いいね!」などと考えることもないような気がする。
それと、そのお友達の「またお友達」というのが、このサービスでは覗ける仕組みである。
でも、その「またお友達」が自分にとってもお友達である可能性は皆無に近い。
まあ、たまにはあるけど、「またお友達」に「お友達リクエスト」をした場合、相手もお友達になってくれるかどうかは、ドキドキもんである。
もし、お友達になってくれなかった時のショックは結構大きい。フラレタような、本音を知ってしまったような、ショック感がある。
それから、逆の立場でいうと、お友達リクエストを受けたお友達の「またお友達」リストの中に、自分が嫌いな人がいた場合も困る。
つまり、その人とお友達になった場合、間接的に「嫌いな人」ともお友達になってしまうリスクである。嫌いな人も見ると思うと、気楽に情報発信できなくなる。
まあ、しかし、そんなことをいちいちあーでもない、こーでもないと考え込んでいたら、この情報化社会、な〜んにもできない。
ほんじゃあお前が、こうやってブログのようなエッセイのような下らんものを書き続け、発信し続けている理由は何だ?!!!
そーゆー根源的な問題にまで発展してしまう。自己矛盾のオバカな結論が待っているだけである。
FACEBOOKの悪いことばっか書いてきたが、でもよくよく考えたら、そんなに深く考えずに、情報は発信したほうが得な時代だとも思えてくる。
しなやかに、賢く、いろいろ使ってみようぜ! ■FACEBOOK『Yasushi Itoページ』
(2012.05.24) △このページのトップへ
『こんなことを書くと・・・』1819
ヒンシュクの輩も多いだろうが・・・。
この頃の妻は、以前にも増して、さらに、もっと、グット、とっても、すげえ、めちゃんこ・・・かわいい!
ほら見ろ、「ヒンシュク光線」をビシバシ感じるではないか。そこの君、そこのあなた!
なぜか? それはね、ハッキリ言っちゃうよ!
ウラマヤシイ、もとい、ウラヤマシイからでしょ?!
ほ〜らね! ウメボシ、もとい、図星じゃああああ。
さてさて、そんな超かわいい妻に引き換え、ボクのヒドさったらない。
長〜い薬漬け生活のせいなのか、単なる歯痛のせいなのか、顔面(特に左顔)がむくんでおります。イケメンならぬ「ムクメン」よ、「ムクメン」! 「ハレメン」といってもいい。ヒドいね、これ。「ヒゲメン、ムクメン、ハレメン」3連発!
さらに、歯医者からは「安静に」と言われたので、ラジオ体操なども自粛しているため、運動不足で超太りました。妻からは「ストレス太り」とも言われてます。
とにかく、5月に入ってからボクは、まるまる2キロも太りました。
マジこいてヒドいことになっております。
鼻はまだ完治しないので、(というか、薬を飲んでるのにヒドくなる一方なので)その治療に今日はまたK病院に行きます。
あっ! こーゆー悲惨なこと書くと、みんなの「ヒンシュク光線」が「哀れみカワイソ光線」に一気に変わるのが分かるね。
なるほど、これ、人の心理やね。「自虐的であること」こそが、みんなに好かれる秘訣やね。でしょ?
(2012.05.24) △このページのトップへ
『世の中に運動会というレクはあってはいけないと思います』1818
今しがた届いた『一生懸命』(生協の宅配イッセイくんのニュース)のタイトル(というか何というか)にこう書かれていましたた。
「世の中にソフトというスポーツはあってはいけないと思います」(ひん死状態のイッセイです)
詳しく読んでみると、どうもこういうことらしいのです。
6月に「コープ秋田」のレクリエーションでソフトバレー大会が開催される。それで、先週の金曜の夜、その練習に参加してきた。
当日参加できないから練習だけ行った。(←こういう人も珍しい)しかし彼、かれこれ7年ぶりのスポーツということで、予想以上のダメージを負ってしまった。
とまあ、そういうことのようなんですね。
根っからの「インドア派+もやしっ子補正」がかかっている僕にとっては、スポーツは命懸けなんだなと再度認識できました。皆さんも運動などをする場合はくれぐれもご注意を!
そんなことが書かれていました。
そういえばボクも、今から3つの運動会を掛け持ちしなければなりません。
皮切りは、5月27日の馬場目地区運動会。それから6月は例の『町村さなぶり運動会』。その後に『五城目全町運動会』というのもあり、今年は運動会の当たり年なんです。
イッセイくんのようにダメージを負って、表題のようなエッセイを書かなくても済むよう、くれぐれも「目立たず、騒がず、張り切らず」の三大ネガティブ精神で乗り切る所存でございます。
(2012.05.23) △このページのトップへ
『おばあちゃんはアッシュに会えたようだ』1817
昨日帰ったおばあちゃんからメールが来てた。
アッシュにやっと会えたと書かれていた。
またよろしく! お仕事頑張って! とも書かれていた。
荷物も届いたようだ。
いろいろよかった、よかった。また来てね!
さあ、ホントだ。
少し真面目に頑張るぞ!
(2012.05.23) △このページのトップへ
『ホッペが腫れている』1816
奥歯を抜いた。
顔の左側がシシドジョーになっている。
オダギリジョーではない。
そうそう、そういえば彼、低視聴率俳優の代名詞になったんだってね。カワイソ。
でも、それは別に彼のせいではないだろう。
最近みんな民放見なくなったことと、民放のドラマに至っては、もはや見てるのは「オバハンたち」だけなんだってよ。
テレビドラマは今や、かろうじてちょっとだけ視聴率の稼げる『○○温泉△△露天風呂殺人事件』みたいなのばっかになって、激しく斜陽してしまったみたいですね。
だからオダギリジョーのせいじゃないよ。安心しなオダギリ。(わお! 呼び捨てかよ!)
あれ? そっか、そういえばシシドジョーは今、「ホッペが腫れているシシドジョー」ではなくなったんだったね。
ホッペの肉を取ってスッキリした「ホッペがフツーのシシドジョー」になったんだった。
アレはどういう手術だったんだろうね。「ほお肉すり下ろし術」みたいなのかな?
でも、彼はあれがトレードマークだったんだから、何も「フツー」になる必要はなかったんじゃないだろうか?
同じような意味で、「阿弥陀如来ではなくなった千昌夫」もそうだ。どうもアレからツキが落ちたと思うんだ、ボクは。
もうちょっと国際的な視野で話せば、あの「二重まぶたにした大統領」はどうだろうか? どうもこうもないではないか?
アレ以来彼(のむひょんだっけ?)は、いろいろ疫病神に取り付かれ、確か最後はどっかの山中で自殺したんじゃなかったっけ?
そういうわけで、あんまり人間は顔をいじってはいかんね。強引にそういう結論に持ってきた。
あっ、ボクですか? ボクの場合はね、決していじりたくていじったわけでも、腫れたくて腫れたわけでもないんですよ。
ただ奥歯を抜き、その歯の付け根が熱を持って病んでいるからなのです。
でも、あんまり顔が腫れて痛いので、今日から妻に優しくしようと思いました。(←その因果関係が分からん)
ついでに、薬を飲まなくてもよくなるまでしばらく禁酒をします。(←それは分かる)
トーエーからもらった「ちくわ」は、酒のつまみに大変美味しいので、それだけが心残りです。
(2012.05.23) △このページのトップへ
『グラゴリアン!』1815
今4時。仙台駅で強奪されたおばあは、リエさんのクルマに乗って、石巻に向かっているころだ。
帰り道、ボクは歯医者に寄って昨日の消毒をしてもらった。
それからAMANOで少し買い物して帰ってきたとこ。
クルマの中でおばあの話になった。
「空気の入った靴はいてた」
「グラゴリアン!」
「メッシュのチョッキも着てた」
「グラゴリアン!」
「無駄に打たなくなった」
「グラゴリアン!」
「いっぱしのグランドゴルフ通だった」
「グラゴリアン!」
「フル装備だった」
「グラゴリアン!」
「1人だけ帽子かぶってた」
「グラゴリアン!」
「どこまでも追いすがってきた」
「グラゴリアン!」
そんな会話をしながらおばあちゃんを偲んだ。(まだ死んでないって!)
帰ってきたら仕事が入っていたので、妻は少しホッとしたようだ。
いつまでも遊んでばかりもいられない。干上がる。
また2人だけの生活が始まる。
とりあえず今日は「お疲れ」の乾杯をして、お風呂入って寝ましょうね。
(2012.05.22) △このページのトップへ
『最後の晩餐はカレーだったよ』1814
間のなくおばあちゃんを送っていく時間です。
ボクたちが昼食を食べて新幹線で送ると、仙台駅でリエさん(長女)が待っていて、そこからI家へ護送(じゃなかった)移送されるわけです。
ドアツードアの完璧なシステムですね。
25日間の滞在中、ボクはまるで『ヤクチュー患者』のようにクスリ漬けで、病院通いの日々でございました。
懲りずにまた来てね! と心の中で詫びております。
昨日の最後の晩餐は『カレー』でした。
そんなわけで、I家の奥様!
もしこれを読んだら、そこんとこヨロシクねええええ!
(2012.05.22) △このページのトップへ
『カメムシは仏だったのか?』1813
最近、奥の部屋に呼び出されることが多くなった。
奥の部屋は日当りがいい。
で、そこにいろんな虫が集中して発生するからだ。
特にカメムシとハチが多い。
カメムシは既に死んでいるのが多く、生きていても息絶え絶えのがほとんどだ。
死でいるのくらい自分で取れば?
そんな「ココロの中の小さな叫び」をお胸にしまって出動する。
不思議なことにね。
死んでひっくり返っているカメムシは全部『合掌』のポーズをとっております。
6本だか8本ある足も全部『合掌』してます。正確には足だから『合足』なのだけれど。
ヨガとか座禅のポーズにも似ています。
それを外にポーンッてやる時、つい、心の中で手を合わせている自分がいます。
(2012.05.22) △このページのトップへ
『立つ鳥シーツを洗う』1812
朝、起きて妻にこう言われた。
「おばあちゃん、自分のシーツやらタオルケットやらを洗っているよ」
うちの洗濯機は脱水槽のある旧式なので、そういうものを洗うのはなかなか難儀であるのに、おばあちゃんは朝から洗っているのだという。
なかなかできないことである。
布団をたたんでいくだけでも『上客』と言わなければならない昨今の『マナー貧困時代』。『一宿一飯の恩義』など、とうにどっかへいってしまった。
そういう意味で、おばあちゃんの行動は『客の模範』であろう。
妻はそれを見て『鏡!』と称した。
思わずボクは『鏡餅!』と言った。
何を思ったか、それを受けて妻は、『似てる!』だって。『確かに!』と思ったが言わなかった。
これからどうだろうね。
ことわざにこういうのを加えたら。
『立つ鳥シーツを洗う』。
いいね、これ。
見習わなきゃね。
(2012.05.22) △このページのトップへ
『白バイ、クマバチ、藤の花』1811
さっき、秋田市内の歯医者さんで奥歯を抜いて帰ってきた。
そう書くと、自分が堂々としてみえるから不思議だ。
本当はメチャメチャ緊張して怖がっていたのに・・・。
文章のチカラは偉大だ。
特に、ただ事実だけを客観的に書いた文章は力強い。
正岡子規の俳句にも似て。
そんな寄り道はいいが、とにかくボクは今日、1人で、いや独りで(こっちの漢字を使ったほうがより孤独感が出る。イジイジ感も出る)広域林道を通って行ってきたのだ。
表題のことに突然移る。なぜならば、麻酔が切れそうだからだ。切れたら大変なことになる。暴走する。逆立ちする。暴れる。
白バイが走ってました。
それを見てボクは家の周りにいるクマバチを連想しました。ただそれだけのことなんですが、あの大きなハチの動きは、スピード違反を見つけて猛烈な勢いで向かって行く時の白バイとそっくりですよ。
まあ、これは知ってる人にだけね。
それからね、昨日寝る時、妻が「ねえねえねえねえ」と、まるで伊藤敏博みたいに言うではないか!
何かと見ると、ボクのズボンをたたんだものの上にパンツとか靴下を重ねていた。
それは、どんな鈍感なボクにも一目瞭然『洗濯物だな、これは』と思えた。
「それが?」
と、やや冷ために言うと、妻は、そのお天道様の匂いのする衣類一式をやや下げてみせた。
「ぶるぶるぶるぶるぶるぶるるるるるる・・・」
と、くぐもった音がした!!
妻は怯えながらボクの目を見つめる。ボク困る。怖くなってくる。起き上がる。
「え? 何? 何? 何?」
かなりやばく焦った。何か恐ろしいものが、ボクの衣類の何かにいるのだ。かなり大きな生き物が!!!!
そ〜っと衣類を広げてみた。
しばらくたって、ヤツがクマバチであることが判明した。
ヤツは、何を間違えたか日中、パトロールの最中に、ボクのズボンのポケットに忍び込んでしまったのだった。
そして、白バイ自ら『お縄頂戴』になってしまったのだった。
そんないろんなことを考えながら帰ってきましたが、山には今、『藤の花』がたくさんたくさん咲いておりました。
ガメツそうなバンバ(おばさん)たちが、路肩にズーズーしくクルマを止め、フキを大量に採っておりました。
PS たった今、妻がまた「ねえねえねえねえ」と、外で呼ぶので行ってみたら、ボクの派手な『なんぴとたりとも、オレの前は走らせねえ!!』と書かれた赤いパンツに、また巨大なクマバチがくっ付いているのだった!!! しかもモッコリ立体股間に!!!!!
それでボクは、「またかよ」と言ったら、妻は「何のこと?」といった顔でキョトンとしている。
どうも、夕べのことはワインの飲み過ぎで覚えていないらしい。そのことにボクは驚きつつ、このクマバチはやはり『白バイ』だと思った。
彼はやはりスピード違反をパトロールしていたのである。
赤いボクのパンツに書かれた文字をよく考えてみたまえ。
(2012.05.21) △このページのトップへ
『何年たっても』1810
何年たっても好きな人は好き。
何年たっても嫌いな人は嫌い。
17〜18までいたこの村に戻ってきて丸8年になるが、今言ったことを実感する。
例えばヨシカズくんなどは、年が1つ上ということもあってよく子どもの頃遊んだものだ。
正作くんもそうだった。
そういう人たちは何年たっても好きだ。
でも、その頃嫌いだった人はやっぱり今会っても嫌いだったりする。
そういうもんだろうか? そういうもんだろうね。
(2012.05.21) △このページのトップへ
『なぜプロは男が多いのか?』1809
料理人でも何でも「本物のプロ」は男なのだ。
というような話をばあちゃんがするので考えてみた。
昔はあらゆる職業で、女の進出する機会が少なかっただけだろう、と最初ボクは思った。
でも、AMANOの酒屋のガサツなおばさんが、ガサガサガサガサ酒を袋に入れるのを見ていて思った。
それからもう1つ、M歯科の助手の若い女性が、ボクの仮歯をガンガンガンガン外すのを見ていて思った。
女は優しそうに見えて、実は優しくない。
繊細そうに見えて、実はガサツである。
なぜプロは男が多いのか?
ザッパクだが、ボクの結論だ。
(2012.05.21) △このページのトップへ
『追いすがる老人』1808
昨日のグランドゴルフの話。
快晴の下、ボクらはいつもの大潟村で4コース回りました。
おばあは1コースでいきなり24を出しました。その時ボク27、妻32。(ヘタ)
おばあは冴えてました。そのペースで回れば、4コースで「上がり100」という驚異的なスコアを出しそうな勢いでした。
まあ、しかし、そうも上手くもいかず、結局112で終わりました。ボク100、妻119。(ビリ)
でも、おばあは去年の秋と比べたら、格段の進歩を遂げております。
追いすがる老人。
(2012.05.21) △このページのトップへ
『奥歯のころ』1807
若葉のころ。
ではないよ。
奥歯なのよ。
今日はそれを1本抜いてもらいます。
また痛いねえ。
2人をおいて、今日は1人でお出かけです。
ホントはこわい奥歯のころ。
(2012.05.21) △このページのトップへ
『豊橋のちくわ』1806
知らなかったんだけど名物なんだねえ。
トーエーありがとねえ。
思わぬ記念品を、おばあちゃんと妻と3人でいただきましたよ。
おいしかったよ。
いつもいつもありがとねえ。
「寝ますか?」と言われたので(妻に)、寝ますよ。
(2012.05.20) △このページのトップへ
『頭強物語』1805
フツー「とうきょうものがたり」と打ったら、「東京物語」と出ますよねえ。
フツーそうですよねえ。
やっぱご主人に似て、ボクのパソコンひねくれてんのかなあ。
なんだよ、頭強いって。
大木金太郎かオレは。
そりゃそうと、どうして東京物語(おっ、今度はちゃんと変換されたよ)かというと、昨日3人で観たんですね。
ボクも妻も10年以上ぶりだったんだけど、面白かったね。万古普遍のテーマって感じで。
今、おばあちゃんが来ていることとも重なって、すごく沁みました。
おばあちゃんは、観終わってこう言いました。
「アタシはいかに恵まれてるか、つくづく分かった」
これは決してボクたちにというのではなく、娘夫婦が三者三様に自分を大切にしてくれていること、それがありがたいという意味でした。
でも、それはひとえに、娘として「今まで受けたことへの感謝」が返っていってることに相違ありません。
7者7様(おばあちゃんはもちろん、自分もちゃっかり入れちゃってるけど)みんな素晴らしい人たちなのです。
そんな仲間に入れてもらえてボクはうれしいと、いつも思っています。
さて、今日は朝から天気が素晴らしくいいので、グランドゴルフをやるかどうかは別として、大潟村へ行って、少なくとも「サンルーラル」のランチは食べてこようと目論んでいます。
昨日予約した切符も取ってくるつもりです。
来た時と帰る時だけ天気になりました。「キセル晴れ」とでも申しましょうか?
(2012.05.20) △このページのトップへ
『桃』1804
切れた電球を今、取り替えれば明るく、桃の唇、初めて色になる。
つかまえたその手を離すことはない。
永遠という戯言に溺れて。
何もなかったよ、めぐり会えたわけなど。
やっと始まる、窓辺から飛び立つ。
ありがちなドラマをなぞっていただけ。あの日々にはもう二度と戻れない。
人が見ればきっと笑い飛ばすような、ヨレヨレのシアワセを追いかけて。
柔らかな気持ちになった。
甘い香りに包まれ。(草野正宗)
(2012.05.19) △このページのトップへ
『マル歯、マル耳』1803
オフィスに貼ってある『カッツ社長の会社のカレンダー』を見て、おばあちゃんがクスッと笑った。
「どうしたの?」
真理代表が聞いた。
「あのカレンダー見で。ほらっ、マル歯が7回、マル耳2回だって」
ボクにとって、あまりにも不本意で哀れな5月。
「でも、もう少しで治るんだがらいっちゃ」
おばあの慰めがうれしい。
マル歯に関しては、5月あと2回追加になる可能性が高い。というか絶対そうなるだろう。
それ以外に、町内会がらみのスケジュールが4回ある。
天気が不順だったことはさておいても、考えてみたら、今年に関しては、おばあちゃんを呼べる状況じゃなかったかもね。
気の早いボクたちは、インターネットで新幹線の予約を入れた。
気の早いおばあちゃんは、段ボール2つに荷造りを始めている。
今日を入れてあと4日。
天気は良くなりそうな勢いを見せているので、おばあちゃんに「グランドゴルフ行かない?」と水を向けたが、「うちにいるっちゃ」と言って、ノッてこなかった。
家でビデオを見て過ごすのかな?
(2012.05.19) △このページのトップへ
『ケーゾクのチカラ』1803
昔、そう遠い昔、『蛍雪時代』という旺文社の学習誌があったよね。知ってる人は若くないね。でも真面目な人だね。
それに書いてあった言葉。
ケーゾクはチカラなり!
三日坊主ではいかん!
あきらめずにケーゾクしていれば、必ず合格できるのだ!!!
たしかにその通りだと思う。
やめたら絶対かないませんからね。
でもね。
誰でも、ただコツコツとやってたら、絶対志望校に入れるかといえば、さにあらんや。
つまり、コツコツの「コツ」も大事なんですね。
中身をよ〜く吟味してケーゾクあるのみ。なのである。
「停滞的マンネリ的ケーゾク」ではなく、「革新的進化的ケーゾク」でなければいかんのである。
その「コツコツのコツ」つまり中身については、ボクの数少ない友人がその権威なので聞いてほしい。では紹介しよう。
某代々木ゼミナールの数学講師、スズキトーエイ君!!! パチパチパチパチ・・・。(満場の拍手喝采!)
その彼から、こんなメールが舞い込んだ。この短いメールには、本人のケーゾクには周りの励ましがいかに大切かが何気なく説かれている。と、ボクは勝手に思っている。
ご存じのように彼は、ボクのエッセイ1800回を祝って、このように豪華記念品まで送ってくれる、数少ない友人であり、奇特な読者なのである。ありがとうよ!!!
1800回、ご苦労さん(上目線です)。
浜松から、記念品を送りました。長いニョロニョロも考えたが、ここで、記念品のハードルを上げると、次回が大変! てな訳で、20日には届くから、待ってなさい。酒のつまみには最高のはずです。
繰り返しになるが、いつも楽しみに読んでますよ。継続することが大事なのです。
おばあちゃん、帰っちゃうんだね〜。いつか、会いたいな〜。
ところで、7月の12日、13日で富士山に登るけど、お前は無理だろうな〜。
ボクは7月16日は東京なのです。オペラなのです。オペラを観ることになっているのです。
したがって無理なんです。と、言いたいところだが、まあ無理でもないのかなあ。ただ、体力がありませんでしょう? 私、ヤワだから。
そんなわけで、それはちょっとボクには無理でしょうなあ。どうですか? できますか?
とにかく、すずかく(トーエーの実家の屋号です、これ)、これからも読んでくださいね!(下目線です)
(2012.05.19) △このページのトップへ
『受賞者プロフィール』1802
1951年生まれ。
高校卒業後、歯科衛生士専門学校に学び、英語塾講師をへて結婚。
46歳で社会人入試に合格しF大学に入学。
52歳でK大学大学院に入学。
54歳で同大学院修士課程修了。
60歳で初の小説賞受賞。
これを見て思った。
オレなんか。
まだまだまだまだ。
ヒヨッコやないかい!!!
もっともっともっともっと。
精進せんかい!!!!!!!!
(2012.05.18) △このページのトップへ
『せっかくグローバル社会になったんだからさ』1801
国境を超えて移り住んでもいいんだからさ。
春なんてあっという間に終わり、初夏が終わるのにまだストーブつけて「さぶい、さぶい!」言って、それが終わると今度は一気に梅雨寒の日々になってさ、1年の大半を縮こまって過ごすようなツンドラ地帯じゃなくってさ。
油代が要らんのは年間3〜4ヶ月のクソ寒く、燃料費バカ高いところじゃなくってさ。
もう1回言うけど、国境を超えてさ。
どっか過ごしやすいところへ移住できんもんじゃろか?
せっかくグローバル社会なんだから。TPPなんだから。関係ない?
だって、自然環境リスクというか、自然環境からくる「損」って大きいよ。
寒いし、暗いし、大雪降るし、お金もかかるし、腰痛いしっていうのはさ。有形無形の「損」だわな。
1年間で見りゃどうってことないように見えてもさあ、人の一生って考えたら随分な「損」だぜ、おい。一生で5324万円(こまい!)ぐらいの損だぜ、おい!(なんか怒ってる!)そう、怒ってんの!
当然のことながら気持ちも落ち込むね。気持ち的にも「損」ってわけ。
秋田県がさ、自殺率ナンバー1ってのもうなずけてくるわけよ。
何度も言いたくなりますけど、とにかく今日も寒いのね。ストーブがんがんなのね。コタツもつけてんのね。
5月の18日よ、ねえ、もうすぐ6月だ。
ねえ、どっかない? 快適に暮らせるもうちょっとあったかいところ。ハワイのような常夏とはいいません。バチ当たりますから。もうちょっとでいいんです。もうちょっとで。
以上、「愚っ痴やっし」くんでした。
<でもね、米だけは美味いでしょ? それだけは確かでしょ? 愚っ痴くん、馬場目のいいとこも見ようぜ、いいとこもさ。それとさあ、きびしいこと言うようだけどさあ、あなた出て行くにもさあ、お金あんのか?>
うわっ! 手厳しいいいいい!!!! あんた誰?
(2012.05.18) △このページのトップへ
■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜1800話はこちら)