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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
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■「春」はあなたの周りでどうですか?(2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
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『あの男に敬意を表して』1500

 記念すべき(?)1500回は、いつも読んでくれていて、300回ごとにご褒美をくれる「あの男」に敬意を表してエッセイを書きます。まずこのメールを紹介しますね。

 ライブの宣伝、ありがとうよ。しかも、WUUの紹介までしてもらって、なんと良い人なんでしょう。持つべきものは、友と金だね。4月1日に、ドクター三浦が上京して、2時間くらい呑む予定。お前たちの話題で盛り上がりそう。飲み代は、三浦に出してもらう予定。持つべきものは、金のある友達だね(笑)!
 あっ、ヤッシは別の場面で活躍しましょう!


 ドクター三浦というのは、秋田県大仙市で『三浦クリニック』を開業している、ボクら共通の高校時代の友人である。
 内科、神経内科、脳神経外科、整形外科、放射線科などが専門の良く知られた名医と聞く。
 ボクの小説『クラスJ』の中に出てくる「三上」という登場人物は、彼をモチーフにしたものだ。もちろんフィクションだけど。
 ボクらのクラスは、極端な優等生と極端な劣等生が相見える一種独特な雰囲気があった。劣等生だったボクなどから見ると、優等生なんだけどボクたちとも遊んでくれる三浦のような人間は希有な存在であった。そして、どこか尊敬もしていたものだ。
 そんな彼は今、古四王神社の宮司のカメイ君(同じく『クラスJ』では宣夫として登場)と共に、クラス会の幹事役を積極的に買って出てくれている。
 ボクはもう本当に、2人には頭が下がりっぱなしなのである。いつもいつもご苦労さん! なのである。
 あれ?
 ちょっと待って。
 あの男、どこへいった?
 ボクは一体、誰に敬意を表していたんだっけ?

 (2012.03.30)   △このページのトップへ

『準備男と準備女のめっぽうスゴい習性』1499

 昨日の夕食は「タラフライ」だった。
 そのことはさっき書きましたね。
 それなのに、ボクたちは「イカ」を2杯解体して「冷凍用のイカフライ」を作った。
 そのことも書きました。
 でも、それだけじゃなかったんですよ。
 それ以外にこんなものを作りました。
 それは「イカ大根」。
 次の日のお昼の分。
 それからね。
 シャケを焼きました。
 翌朝以降の「おにぎり」の具材。
 スゴいね。
 めっぽうスゴい習性だね。

 (2012.03.30)   △このページのトップへ

『タラフライなのにイカフライを作る2人』1498

 昨日の夕食は「タラフライ」だった。
 以前、揚げるばかりの状態にして冷凍してたもの。
 それなのに、ボクたちは「イカ」を2杯解体して「冷凍用のイカフライ」を作った。
 変でしょ?
 イカフライ作ったんだったら、イカフライを食えばいいだろ!
 そう思うでしょ?
 ところがね。
 そうはいかない事情ってもんがあったんですよね。
 それはね。
 イカだとね。
 ボクの前歯がね。
 取れるんですね。
 ガバッと。

 (2012.03.30)   △このページのトップへ

『鼻炎がひどくなってきた』1497

 いやあ、ひどいなあ。
 くしゃみ、鼻水、鼻づまり。
 三拍子揃っている。
 唯一、顔の中で自信のあった「鼻」までも悪くなっちゃった。(自信あると言っても「強い」という意味ですよ、もちろん)
 目、鼻、耳、歯、これでみんなダメになっちゃった。いいとこなし。
 これは一体どうしたというのだ!
 タバコをやめたせいなのか?
 単に年をとったせいなのか?
 耳鼻科にも行かなきゃいかん。
 来週の月曜日は歯医者だった。
 あ〜あ、虚弱児ガタガタです。

 (2012.03.30)   △このページのトップへ

『ポーズいろいろ』1496

 夕べの晩酌タイム、妻の前でこんなポーズをとってみた。



 もちろん自分では「ベニスに死す」のタジオ少年のつもりだった。
 そもそもなんで? などとお思いの向きは、まだボクたちの世界に付いて来れてないよ。
 とにかくとってみた。泡盛古酒「蔵」を飲みながら。
 したら、妻がこう言った。
「ジョントラ?」
 彼女はボクのポーズをこう見ていた。



 あちゃ〜。
「ちゃうちゃうちゃう、ちゃうワイ!」
 と怒ると、今度はこう言った。
「紅白のTOKIOの長瀬のキメか?」
 ちぇっ!
 その写真は探したけどなかった。

 (2012.03.30)   △このページのトップへ

『ミス・マープルは終わってしまったが』1495

 「ニコ動」で見よう!

 
 
 


 すいません。ちょこっとリストに使わせてもらいました。

 (2012.03.30)   △このページのトップへ

『三種町の工藤電機の農業部の白セロリ』1494

 言ってみれば「セロリの水耕栽培」である。もやしのセロリ版。
 初めにそれを見つけたのは「五ジャス」(五城目ジャスコ、正式にはスーパーセンターイオン五城目店)だった。
 気に入った。工藤電機というところの農業部が作っているというところも強烈に印象に残っていた。さらに、作ったオジさんの顔写真も載っていた。ボクはその顔も記憶していた。
 五ジャスにはあまり行かないので、しばらく食べていなかった。ちなみにAMANOにはなかった。
 しばらくして、それを見つけたのはデパ地下(正式には西武百貨店秋田店地下)だった。
 ズ〜ッと食べたかったので、妻と大喜びして買って帰った。
 それからまたしばらくたった、つい2〜3日前のこと。
 AMANOの野菜売り場で、どこかで見たような顔のオジさんが、小さな紙コップと割り箸を持って試食サンプルを配っていた。
「あっ!」
 ボクが叫んだ。
「誰?」と妻。
「三種町の工藤電機の農業部の白セロリだよ! それ作ってるオジさん!」
 かなり正確にボクは叫んだ。
 オジさんはニコッと笑ってこう言った。
「んだす、んだす。よぐ分がったスナ」
 オジさんは2人に白セロリの入った紙コップと割り箸を渡すと、いろんな話をしてくれた。
 何でも「五ジャス」にはもう置いてないのだそうだ。
 理由は、あそこは鮮度管理が悪くて20出しても15悪くなるのだそうだ。
「んだがらやめた。これがらはこごで買ってください」
 オジさんはそう言ったので、ボクたちは「了解で〜す!」と言いました。

PS 白セロリに「わさびドレッシング」をかけて食べるとサイコーですよ! 妻の発明したこのドレッシングのレシピを特別にお教えしましょう。では、本人の口からどうぞ。
「簡単、簡単。わさびと酢とマヨネーズとしょうゆを適当に混ぜてくださいネ!」
 ・・・だそうです。

 (2012.03.29)   △このページのトップへ

『妻のケンショー炎の謎が解けた』1493

 妻が「両腕が痛い、両腕が痛い」と言うので、おととい、ボクは「腰痛用湿布シート」を貼ってあげた。
「なんでこうなったんだろ?」
 その時、妻は首をひねっていた。
 おおむね「トトトトの打ち過ぎ」か、「前の日食べたダマコ鍋のダマコを搗(つ)き過ぎ」ではないかとボクは思っていた。
 でも、そうではなかった。
 それはボクたちが「高杉晋作」と呼んでいるお風呂の椅子(フツーの椅子よりかなり高いのでそう呼んでいます)を、古い歯ブラシでゴシゴシゴシゴシ洗ったせいだった。
 そのことが昨日お風呂に入っていて判明した。
 こういうことだった。浴槽の残り湯に重曹を入れて、その中に椅子や桶を入れて「水垢」を浮かしていた妻は、翌日になって「ぼろぼろ取れる」とか何とか言って、嬉々として、1人で黙々と、1時間以上も、ゴシゴシゴシゴシこすっていたのだ。

 (2012.03.29)   △このページのトップへ

『フロムトーエー2』1492

 『全てのスタートは、あるまんど山平のライブから始まる』。千葉県柏の『Studio WUU』で4月6日19時〜、ライブをやります。あるまんどファン、ヤッシファン、(僭越ながら)トーエーファン、来てください!(クラスJ大好き!)

 こんなことが書いてあった。
 友だち思いの彼がかけずり回っているようだ。
 ボクも友だちの1人としてこのライブを応援しなければと思った。
 関東方面といわず、行ける方は是非お願いします!
 今回「積善くらげ」は出ませんし、あいにくボクも行けませんが、トーエーは前座(?)で出るような話ですよ!
 きっとステキなライブになるはず!

 (2012.03.29)   △このページのトップへ

『フロムトーエー1』1491

 今、あるまんど山平の関東ライブで、忙殺の私ですが、お前のブログも一日も欠かさずに見ているよ。例によって、1500回記念は、柏高島屋のスイーツコーナーを左回りに買いますよ。真理ちゃんの評価がとっても気になります。30日(金)には送るからね。これからも、頼みますよ!!

 こんなことが書いてあった。
 真理ちゃんの評価がとっても気になります。が気になった。
「君、何か不平でも言ったっけ?」 
「えっ? でもあのお菓子、私、おいしい、おいしいって食べたよね」
「そもそも何だっけ?」
「バカだなあ、栗まんじゅうでしょ」
「思い出した! 違うよ、何かの甘納豆だったよ、確か」
「だっけが?」
 こんな時、『バックナンバー1250』が役に立つ。さっそく「1244回」を見てみた。
 トーエーが気になる意味がようやく分かった。
 代表は今、照れながらこんなことを言っておりますがね。
「すごくおいしかったんだよ、あれ。大好きだなあ、あれ」 
 これって明らかに後付けの胡麻擦りだと思うんだけど。
 とにかくスズカク期待してますよ!!!

 (2012.03.29)   △このページのトップへ

『散髪と襟足カット止まりだったよ』1490

 何しろ寒いよ。
 本当は、妻に散髪してもらい(寒空散髪)、それからボクが妻の襟足をカットしてあげて、その後に詰まってきた煙突の煤を掃除するはずだった。
 しかし、煙突掃除はお預けになった。
 寒くて。
 一足先にコタツに入ってトトトトを始めていた妻。
 髪の毛を捨ててボクが外から戻ってきたら、驚いた顔でこう言った。
「髪の毛切って可愛くなったのはいいんだけど・・・」
「何か?」
「顔白いよ!」

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『笑ったケーコさんの顔は歯がなかった』1489

「びっくりしたなあ、もう」
 妻はそう言って、笑いながらボクに教えたから、ボクもそろそろ覚悟を決めて、ネットで調べた歯医者へ予約しなければな。
 そうなんです。
 まだ行ってなかったんです。
 歯はやっぱりあったほうがいい。
 ケーコさん、それからアッキー、それからメモチョーさん。
 何とかしなはれ。あっ、オレもか。

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『鳥たちは春を歌う』1488

 ボクの家の西側と北側は、一昨年「喜寿」になったKさんの広大な敷地だ。北西側に茅葺き屋根の大きな旧家がある。
 Kさんはここには住んでおらず、秋田市のほうに本宅があって、春から秋にかけてはご夫婦でここにやってくる。
 教師退職後の趣味の園芸。英国貴族風のお洒落な調度品。避暑地、別荘地感覚の古民家リゾート。ミルを回して香り高いコーヒーをいれ、それをふるまう余裕。本家としてのサービスで、たまに別家衆を招いて演歌歌手のショーを聞かせる親方気質。
 そういうお上品な方たちがKさん夫婦だ。
 したがって冬はいない。したがって村の老人からは何となく「?」な目で見られるむきも多少ある。
 そんなKさんの広大な敷地に、この時期「山鳩」「キジ」などがやってきて、雪の融けた地面からうごめき顔を出す虫を食っている。
 そして朝も早よから鳥が鳴く。
 キジはひどい声で。山鳩は不気味な声で。

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『知らんぷりして半年待っておりますがね』1487

 昨年の9月末が締め切りで応募した『のべる』という作品。
 あれはどうなっているんだろうか?
 もう半年だな。
 シュレッダーにかかっていないかな。
 朗報が届くことを夢見て、知らんぷりしてボクは、ボクの人生の春を待っています。
 こうしてもう、かれこれ十年も、希望の花を咲かせたくて、
 ずっと知らんぷりして、ボクは待っているんだが。

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『不覚にも泣いてしまったぜ』1486

 夕べ観た「カーネーション」の「奇跡」でボクは泣いてしまったぜ。
 お〜んおんおん、お〜んおんおん。
 夏木マリの演技を見ていると、「千と千尋の神隠し」のユバーバだっけ? ゼニーバだっけ? を思い出すね。
 声優は本人だからね。
 彼女は本当に泣かせるね。
 あと1週間なんだってね。
 終わったら気が抜けるね。

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『冬の日と春の日がゴチャゴチャゴチャゴチャしてるね』1485

 油断も隙もないんだよね。
 三寒四温とはいうものの、ボクの感覚では「五寒二温」だな、これは。だって寒み〜おん。
 「カンカンカンカンカン」ときて、
 たま〜に「オンオン」って感じぃ。
 そんな感じぃ。
 ってな感じぃ。
 な感じぃ。(はいはいはい)

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『ものすごい雷で家が大きく揺れました』1484

 いやいやすごかった。
 ものすごい音だった。
 この辺はとにかく雷が多いところだけど、昨日というかさっきまでの「連続雷おこし」はすごかった。
 雷で何度も起こされたという意味では、「雷起こし」と漢字を当ててもいいくらいだ。
 まあ、地震や津波よりはマシかもしれない。
 火事よりはマシかもしれない。
 でもやっぱ怖い。
 妻などは布団を頭からかぶったまま寝ておりました。
 お〜くわばらくわばら。

 (2012.03.28)   △このページのトップへ

『社会を知る窓』1483

 外窓はたいがいチャック(ファスナー)で開閉する。
 内窓は指でこじ開ける。
 息子はこの窓から1日平均9回ずつニョッコリ小首を出して、社会の動きを垣間見てきた。
 ほとんどの場合、見えるものは陶器の冷たい白肌だった。せいぜい見えても、トイレタワシの柄ぐらいが関の山であった。
 そういう意味では、情報ソースはトイレタリー方面に偏ったものになっていた。
 でも、子どもの頃はそうではなかった。
 子どもの頃は、野原や山や川など自然の景色を眺めることも多かった。視界は広々と前途洋々の未来に開かれていた。
 生け垣や電信柱やドブなども見慣れた光景だった。
 最も壮快だったのは、「チンチンが曲がる」と言われて恐れられていた、広徳寺のお堂の屋根からの眺望だった。
 こうやって息子は、大所高所から世の中の様々な動きを学んできたのだ。
 いつも息子の耳が聞いていた音、息子の鼻が嗅いでいた臭い、これはこの際不問にしてほしい。
 とにもかくにも、そうやって息子は成長してきた。
 だが、しばらくそういう機会がない。冒険心が育たない。
 見るのは冷たく白く臭いTOTOの壁ばかり。
 そのせいか息子はめっぽう社会情勢に疎くなった。活力が萎えてきた。
 息子でもそうなんだから、娘はもっとそうだろう。社会を知らなければ!
 もうすぐ春だねえ。
 ねえ、みんな! 
 出掛けようぜ!(アホカオマエ!)

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『世界で2番目によく笑う人たち』1482

 それはボクたちである。
 まずまずよく笑う。
 平均して1日につごう3時間は笑う。結構な笑いっぷりだ。
 世界でいちばん笑う人たちは誰かと言うと、それは石巻のおばあちゃんの兄弟姉妹たちである。
 とてもとても足下にも及ばない。

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『天上大風』1481



 かの良寛和尚が、現在の新潟県燕市あたりで托鉢をしていた頃のこと。
 上手く凧上げができない子に「何か字を書いて」とせがまれ、「天上大風」と書いた凧が、大空高く舞い上がっていったという逸話がある。
 良寛は越後出雲崎の名主の家の長子に生まれたが、18歳のとき突然、家を捨てて出奔してしまう。当時の社会常識では許されがたい落伍者と言われても仕方がないことであったであろう。
 しかし時代が変われば、その優しさ、清らかさが、社会的にも精神的にも柵にとらわれた人たちの共感を呼ぶようにもなるのである。
 映画『阿弥陀堂だより』の中でも、この書が使われてました。
 良寛さんみたいになりたいな。十年、いや百年早いかな?

 霞立つ永き春日をこどもらと手まりつきつつけふも暮らしつ(良寛)

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『頼む時ばかりなり』1480

 あんなに連日「よろしくお願いします」とか言って、うるさいくらいに来ていたのにね。
 選挙が終わるとパッタリだもんね。
 落選した人にまでとはいわない。
 でも、当選した人はひと言あってもよさそうなもんだ。 
「おかげさまで当選しました。ありがとうございます」とか、
「不肖、私、これからは町のために精一杯頑張らせていただきます」とか。
 何とか言ってきたらどうなんだい? えっ? おい。
 そういう、人間として当たり前の「お礼」「感謝」を表して訪問してきた政治家を、今までボクは1人として見たことないよ。あとは4年間なしのつぶてだ。
 これだから政治家は信用できないんだよ。頼む時ば〜っかでさあ。
 石巻弁ではこう言いますよ。マドロスさんはこう言ってましたよ。
「アリガド(ありがとう)でもホデマヅ(じゃあまた)でもねえ」って。
 これって、政治家以前、大人以前の、人間として当たり前の常識ですよね。
 それを知らぬのが政治家なり。

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『蔵という名の泡盛』1479

 急に泡盛が飲みたくなって、昨日AMANOで『蔵』という古酒の泡盛を購入。
 4合瓶で1200円ぐらいだから決して安くはない。
 しかし、さすが4年連続モンドセレクション「最高金賞」だけのことはある。うまかった。
 何というか「ブランデー」の味がした。細かくいうと「雑味がなくバニラの香り」までした。
 皆さん、ご存じですか?
 焼酎は蒸留酒だけど、ブランデーも泡盛も同じ蒸留酒なんですよ。
 前者がぶどうをつぶして作るのに対して、後者は米から作られます。
 焼酎は世界一高級酒といわれますが、その中でも「泡盛」の古酒(グース)である『蔵』は美味かった。
 長期貯蔵の古酒は、アクが壺にしみ込んで抜け、代わりに焼き物や樽から色や香りがにじみ出てまろやかになる。
 もったいないから薄めて、ちょっとずつ2人で飲んでますよ。

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『嶺上開花』1478



 好きなラブソングです。今度歌いたいな。
 山木康世さん55歳の作。

『嶺上開花』

 僕の心の頂上に 白い花が咲く
 湖遥か高い山 片手を翳す
 風に吹かれている 希望の一輪の花
 青空に鳥が飛ぶ 嶺に白い花

 海の深さ宇宙の広さ いくら虫眼鏡で
 のぞいてみても僕の心に 平和はなかった
 君という白い花 僕は救われた
 燦々と日差しを浴びて 嶺に白い花

 人として生きている この時代を君と
 共に生きる喜びを 嶺に星が降る
 氷が溶けて雪が消え 星空の彼方から
 春が来た 街に来た 嶺に白い花
 風に吹かれている 希望の一輪の花
 青空に 鳥が飛ぶ 嶺に白い花

 山木さんが「ふきのとう」時代に書いたこの曲もいいね。  



 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『タバコをやめて貯まったものが2つある』1477

 まずは「お金」。
 卒煙貯金というものをやり始めて7ヶ月になります。
 毎月とりあえず1万円ずつで7万円になったのだが、この間の「チャイコお泊まりツアー」で2万円使ったので、今5万円貯まってます。
 もう1つ、あんまりうれしくないものも貯まった。それは「贅肉」である。
 妻が行ってる秋田の美容院『ボブ・ヘアー』の店長さんのお父さんは、病気で入院した時もやめなかったくらいのものすごいヘビースモーカーだったそうだ。その人がついにやめた。そしたら体重が8キロも増えた。
 そういう話も聞いていたし、タバコをやめると太るというのは、「酒はやめてもタバコはやめない族」の精神的拠り所となっている理論でもある。だからやめない。文句あっか?! みたいな。
 なんで、まあ、体重が増えるのはある程度「織り込み済み」だったわけだけど、やめてから確実に2キロは増量しましたね。
 禁煙1ヶ月くらいの時は、これに「ストレス」というやっかいなものまで貯まっておりました。 
 でも、それは完全になくなりましたけどね。
 春になって暖かくなれば、ジョギングとか卓球で「贅肉」も少しは落ちる・・・かな?

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『ミス・マープルの見方のコツ』1476

 アガサ・クリスティの『ミス・マープル』が今、BSで放映されてますね。ご存じですか?
 コロンボもポアロも古畑も大好きな「大のミステリー好き」のボクらが、これを見逃すはずありませんね。
 今4回目が終わったんだけど、ボクらはやっと「ミス・メープル」の見方が分かってきましたよ。
 このドラマ、ヒジョーに難解だったんです。読み解くのが。
 だって、ドラマが始まって数分の間に、ドドドドドドーッと20人ぐらいの登場人物が出てきて、それらの関係は実に複雑で、かつまた1人の名称も「メアリー」だったり「プリチャード夫人」だったり「看護婦のキャロライン」だったり「変装したザリータ」だったり「コープリング」だったり、もう誰が誰だかさっぱり分からないの。
 最初はものすごくストレスフルでした。
 でもボクらはこんなふうにして攻略しました。
 まず紙にダーッと名前と相関図を書いていくんです。追いつかない時は巻き戻してまでこれを丁寧に書く。
 この作業をキッチリやっておくと、後が大変楽になりますよ。 
 何事にもコツがあるもんです。

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『褒められたい人は人を褒めること』1475

 さっき書いたのとダブるんだけど、ボクたちが最近見つけた法則です。
 逆に「けなされたい人は人をけなしなさい」の法則もあります。
 いつも人の悪口ばっか言ってる人は、以心伝心で相手からも嫌われてしまうんですね。
 だからね。
 いいとこ見つけて。相手を好きになって、その人がいないところでも褒めてあげる。
 そうすればきっと、その人からも好かれるし、逆に自分も褒めてもらえるってこと。
 人をけなして、自分だけ褒められたいなんてムシのいい話はありえないんですよ。
 この法則は今、町内会の役員の中ですごく顕著に表れています。
 今のボクは、マサショーリュー会長はじめ、みんなとすっごく仲がいいんですよ。 
 彼らのこと、この頃いつも褒めてるからね。

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『煮物の天ちゃい』1474

 こんにゃく、にんじん、しいたけ、豚肉、れんこん、ごぼう。
 妻が作る煮物のお味はサイコーですね。
 実に上品でうまい。
 だからボクは「煮物の天ちゃい」と呼んで、持ち上げているんです。
 持ち上げると、もっと才能を発揮するのが人間ってもんですので、ボクはいつも「もっともっとおいしい煮物」を食べることができるわけで。
 このコツは、石巻のおばあちゃんから伝授されたものですけど。 

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『それじゃあ何が何でもあんまり芸がないだろう』1473

 変なクセを持つわれらは昨日、『鶏肉のチーズトマト煮』をはじめ前日と全く同じメニューのディナーにする予定でした。
 でも、いろいろ時間の経過とともに表題のごとき疑義が生じてまいりました。
「もう一回冷静になって、本当は何が食べたいか話してください」
 議長は静かだが威厳をたたえた声でそう言った。
 しばらく議場は静寂に包まれていたが、秋田出身の和食党議員がおもむろに立ち上がると、腹を押さえながらこう発言したのだった。
「僭越なんがら、正直に所感を述べさせていだだきますれば、実は連日連夜の洋食攻撃に私は少し飽ぎておりました、正直に申し述べます、私は、私は・・・私はダマコ鍋が食べてえのであります!」
「異議なし!」
 なりを潜めていた議場から声が上がった。
 そして、多数決の末この「ダマコ鍋動議」は可決されたのだった。
PS 実にうまかった。 

 (2012.03.27)   △このページのトップへ

『時間の経つのは早いですか?』1472

 よく「楽しい時間はあっという間に過ぎる」と言いますよね。
 その理屈からいくと、ボクの感じる時間はもっと早く流れてもいいようなもんなんだけど、この頃つくずく「時間がなかなか過ぎない」とも思います。
 なぜなんだろうね。
 ボクは毎日楽しくて楽しくて仕方がないのに、なかなか時間が過ぎていかない。
 3月だって、まだまだたくさんの日がある。
 時間の経つのが遅い。でもこれはかえっていいことだね。
 それは、もっとたくさん楽しめるってことだから。

 (2012.03.26)   △このページのトップへ

『1971年』1471

 それは今から41年前。ボク11歳。団塊の世代たちの20代前半、青春たけなわだった時代。
 ヴィスコンティの『ベニスに死す』が上演された年。
 イギリスでは『小さな恋のメロディ』が上演。
 ボクたちが是非観てみたい『死刑台のメロディ(Sacco and Vanzetti)』という映画も、この年イタリアとフランスの合作で作られている。主題歌はジョーン・バエズ。



 バエズの歌でもう1曲。おなじみ『Blowing in the Wind』。ボブ・ディランと。カッコいいね。



 Creedence Clearwater Revival(CCR)のこの歌『雨を見たかい』がリリースされたのもこの年。



 この頃はベトナム戦争への反戦運動がたけなわだった。少し前の1968年には、ベトナム戦争を嘆き平和な世界を夢見て作られたという『What a Wonderful World』(この素晴らしき世界)が、ルイ・アームストロングの渋い声で流れていた。

 

 ちなみに6月に劇場で観る予定の『いちご白書』と『ひまわり』は、どちらも1970年の上演である。
 この頃のキーワードは「ベトナム戦争」「学生運動」だろう。日本では「団塊の世代の青春」もそうである。
 混沌としてはいるが、世の中にパワーがみなぎっていた時代でもある。そんな気がする。今と比べると雲泥の差だ。
 そういう時代だったからこそ、後世に語り継ぎたい『映画』や『歌』も数多くできたんだろうね。
 そういう時代をこうして疑似体験させてもらうだけでも、ボクたちは結構なパワーをもらえるんだ。

 (2012.03.26)   △このページのトップへ

『選挙結果』1470

 よかった、よかった。
 31歳の新人がトップ当選だった。
 そのことはよかったんだけど、70代のあの方たちが、1人を除いて全員滑り込んでいる。
 次回の改選時は82歳になっている人までいる。

 (2012.03.26)   △このページのトップへ

『変なクセ』1469

 夕べは本邦初公開の『鶏肉のチーズトマト煮』でした。
 デパ地下で100円詰め放題の小さなタマネギなどを、ル・クルーゼの鍋でコトコト煮て『ポトフ』も作りました。
 それから、以前好評だった『AMANOのホテルブレッドアンチョビレモンクリームソースがけ』も。
 ものすごく美味しかったんだけど、ボクはワインを飲み過ぎて不覚を取ったので、今日もう一回、まったく同じメニューで再挑戦することにしました。
 つまり2日連続ですべて同じものを食べるわけです。
 ボクたち、こういう変なクセがあるんです。

 (2012.03.26)   △このページのトップへ

『キッシュ』1468

 今、朝ご飯に「キッシュ」を食べた。
 いつもは「おにぎり」だが、今日は洋風。
 キッシュって厚巻きたまご風のパイです。(そういう解釈でいいのかな?)
 唇が脂ギッシュにまりましたが、とってもおいしい。
 こういうのもたまにいいね。

 (2012.03.26)   △このページのトップへ

『また雪景色かの悲嘆』1467

 マリオブラザーズ、1面クリア。ドンキーコングでもいい。(いずれも古い!)
 2面になってもまた雪景色。
 悲嘆の朝、気温はまた氷点下。
 もう考えんことにしよ。
 コーヒー沸かそ。

 (2012.03.26)   △このページのトップへ

『もうすぐ終わっちゃうカーネーション』1466

 これは面白かったね。
 夏木マリになっても面白いね。
 糸子さんいいね。
 石巻のおばあちゃんに教えられて以来、ボクたちはズ〜ッと週末に1週間分を録画して見てました。
「どっかで見たことあるよな、こいつ」
 と思って、考えても考えても誰だか分からなかったのが北村役の「ほっしゃん」でした。
 ようやくそれが誰だか分かりましたが、それを今言っても皆さんのほうが分からないだろうと思います。
 でもまあ一応言っておきます。
 それは、売れない時代から浜田省吾とずっとコンビを組んできたギタリストの町支寛二さんです。分かんないよね。

 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『フツー・ヘイボン・アリキタリ』1465

 積極的な意味で言えば、それらはすべて「ある種の才能」だと思う。狙ってできない人には一生かかってもできないからね。
 消極的な意味で言えば、それらはすべて「ある種の怠慢」だと思う。その聖域に逃げ込めばそんな楽な生き方はないからね。
 話は変わるけど、ボクたちがあまりなじめないタイプは「だらしない」人です。時間、仕事、お金、女、男・・・。とにかく「だらしない」人。
 もう1つのタイプは「慢」の付く人。
 つまり「高慢、傲慢、自慢」の人です。でも、そういう人ほど自分はそれと真逆だと思っていますがね。
 この2つが重なっちゃうと、柔和なボクらでも結構なじめなくなりますね。
 めったにいないですけどね、そういう人。

 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『石巻市制60周年記念カンタータ・大いなる故郷・石巻』1464

 そういうビデオをDVDにしている。
 この豊かな大地に幸いあれ。大いなる海のふるさとに幸いあれ。
 そういうナレーションが流れている。
 時々、日和山公園からの景色が流れる。
 ああ、この景色はもうない。
 何だか切ない。
 支倉常長が出てきた。この役は藤間勘恵さんが出るつもりだったが別の踊りの人が出たので彼女はつむじを曲げたのだそうだ。
 支倉常長と聞いて「そういえばサン・ファン・バウティスタ号はどうなったんだろ?」ということになって調べてみた。
 展示していたガラス張りの展示室は震災で瞬時に壊れたが、復元船はかろうじて持ちこたえ一部破損にとどまったそうだ。
 さすが大航海時代の荒波を乗り越えただけのことはある。
 こちらが震災を乗り越えた『サン・ファン館』です。朝日新聞にこんなことが書いてあった。 

 博物館は、2年後に控えた出航400周年までの復旧を目指す。5月31日開会の県議会に提出された補正予算案には、がれきの撤去費などが計上された。浜田直嗣館長(70)は自らに言い聞かせるように話した。
「県民の精神的支柱にしたい。こういう時こそロマンや夢を持たないと立ち上がれない」


 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『ちょっとあなた、選挙違反じゃなくって?』1463

 静かな投票日と思っていたのもつかの間。
 あ〜、やっぱりやってきたよ。
 どこの党とは申しませんが、この方は実に選挙に熱心ですね。何とか会の方。
 しかも、妻といつもしゃべっていますが、都会では絶対ありえない「ズーズーしさ」で、どんどん家に上がりこんでくる勢い。
 そしてこっちの迷惑顧みず自分の要求をダダダ〜としゃべります。
「あいい、投票してけだがあ? 頼むなあ。家族全員の分も入れてけれなあ」と言って拝みます。隣にチラッと候補者が顔を出したような。変なの。 
 この辺の人だってここまで「ズーズーしく」はありませんよ。もうホントにここまで図太い人はそうはいませんね。
 そういうことやってると、かえって人は反対票を投じたくなるってことも分からないようです。困った方ですよ。
 そもそも今日そんなことしたら、選挙違反じゃなくって?

 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『木蓮の蕾が開くのを見るたびに』1462

 妻の友人ヒロコのお父さんがガンで亡くなった。
 そのことを知らせるイクちゃんからの電話。
 お父さんはそれなりの高齢だったそうだし、顔も見たことのないヒロコのお父さんだけど、ボクは急にこの曲が聴きたくなった。
 ヒロコのお父さんは、去年、あの津波で家を全部流され、今は仮設住宅にいると聞いていた。だからヒロコにはもう帰っていく家も故郷もなくなっていたんだ。
 それだけにお父さんの死はただの死だとは思えなかった。悲しかった。この歌が鎮魂歌になればと思った。
 津波で亡くなったたくさんの方たちの命も、木蓮の蕾になってこの春に咲いてくれたらいいな。
 どうかご冥福をお祈りします。



 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『投票日だから静かなんだな』1461

 今日の日曜日は、ウグイス鳴かないね。
 それもそのはず今日は投票日なんだって。
 ボクたちは投票に行きますよ。
 投票権は行使しますよ。
 昨日遊んだせいで今日は仕事がたまっているので、何時に行けるかは定かではありませんがね。
 それでも絶対行きますよ。

 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『ラ・パパスで食べました!』1460

 映画を見終えた時、ボクたちは「1時半のちょこっと空腹」を抱えておりました。
 駐車場から出て駅方面に向かうものの、街は卒業式のせいか道路が混んでいて、なかなか進みません。
 あっという間に「1時半のちょこっと空腹」は「2時のすっげえ空腹」になってしまいました。
 どうにか駅前駐車場に入れて、ボクたちは西武の地下に向かいました。
 そこには『ラ・パパス』という、かつてボクたちが開拓した、イタリアンを中心に『洋食を美味しく食べさせてくれるお店』があります。
 そこでまずは腹ごしらえ。
 ボクは5日かけて作ったというビーフシチューがかかったオムライス。美味かった!!!
 妻は『サーモンとホウレンソウのクリームソースパスタ』で、これも随分美味しかったようです。ベーコンとキノコの温サラダも頼みました。
 食後にエスプレッソとカフェラテをいただきながら、観てきたばかりの『ベニスに死す』の感想を語り合いました。
 夢のような時間でした。それから、デパ地下で買い物をして帰ってきました。(全国の名産展みたいなのをやっていてボクたちは沖縄の「生もずく」と、明石の「お好み焼きのような豆腐ハンバーグ」を買ったというか買わされたというか)
 帰ってからも焼酎を飲みながら、マーラーの交響曲第5番をかけつつ(これが映画の主題曲)、また『ベニスに死す』を語り合いました。
 しかもですよ。懲りない面々のボクたちは、その後のシアタータイムで、さらにさらに『ベニスに死す』を観てしまったんですね。さすがに半分で眠くなって寝ちゃいましたけどね。



 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『さりげない膝掛け毛布のありがたさ』1459

 劇場でのこと。今日はそればっかです。
 夫婦のどちらか一方が50歳以上であればどちらも1000円で入れます、という『夫婦50割引』というありがたいサービスと、2時間無料になるありがたい駐車場サービスを抜け目なく利用させてもらって、ボクたちは2人でたった2000円で入場することができました。
 それでなくても採算割れしてんじゃないかと思われるのに、スマンスマン。
 なんて優しい映画館なんだろう。
 そう思いながら中に入ったボクの目に、入り口の脇にさりげなく重ねられている「膝掛け毛布」が飛び込んできました。そのことをボクは見逃しませんでした。
 昨日はみぞれ雪が降るほどに寒く、ボクたちはその日第1回目の上映だったので、まだ暖房も暖まっていませんでした。
 座席に座ってから足下が寒いことに気付いたボクは、膝掛けのことを思い出しました。
 妻の分も持ってきて膝に掛けてあげました。
 お陰で本当に助かりました。
「ありがとう」と言って係のおばさんに返すと、おばさんも人のいい笑顔でうれしそうに受け取りました。
 さりげないけど、こういうのが本当のサービスなんだなあ、と思いました。
 このおばちゃんも映画好きなのかどうかは別としても、なんかみんな「いい人たち」だなあと感心して、ボクたちはとっても気持ちよくなりました。

 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『コイケヤポップナウ下さい』1458

 劇場の売店ってあるでしょう。
 シネコンのようなド〜ンと派手なんじゃなくて、昔の映画館の売店ってガラスのショーケースみたいな中にお菓子が入ってたでしょ。
 あれがそのままあったんですよ、昨日。
 で、ボクたちはどうしてもポップコーンを食べたかったんですが、それももちろんありましたよ。
 コイケヤポップナウが。
 ボクがなぜそんなに正確に商品名を覚えていたかといいますとね。
 それはね。いつもうちのシアタータイムで食べるからなんですよ。
 それがそこにもあったわけです。
「そのコイケヤポップナウ下さい」
 ボクが言うと、店員さんのほうが「えっ?!」という顔でボクを見ました。
 ボクはちょっと気持ちがよかったね。映画通みたいでさ。
 それと、販売機で甘いカフェオレみたいなのを買いました。本当は紙コップのコーヒーかコーラがよかったんだけどなかったんでね。

 (2012.03.25)   △このページのトップへ

『劇場がんばれ!』1457

 やっぱり劇場はいいよね。
 スクリーンが大きいとか、音の迫力がすごいとか、そういうことばかりではないんです。
 何というか・・・やっぱり劇場なんですよ。
 そこに腰掛けて観ていることが、もう劇場なんですよ。
 昨日、ボクたちが『ベニスに死す』を観たのは、秋田市の有楽町という所にある「シアタープレイタウン」という映画館でした。
 街の名前が示すように、昔はあの界隈には何軒も映画館がありました。にぎやかでした。
 中学だったかなあ、ボクも『小さな恋のメロディ』を観た記憶があります。
 それが今は、この映画館がかろうじて頑張ってるだけで、あとは幽霊ビルディングか取り壊されて駐車場になってしまっていました。
 みんな「シネコン」だがってもんのせいです。
 仙台でもそうでしたね。名掛丁の『名画座』がなくなったのはいつのことだろう? そうしてみんな「シネコン」になってしまいました。
 そのことを映画マニアだった妻は今でも悔しがります。
 同時に、秋田にまだこういう名画をやってくれる映画館が残っていることを喜んでくれます。
 やっぱりこういう劇場は残っていてほしい! ボクも強く思います。
 ただ、昨日ボクたちが観た11時からの上演では、ボクたちも入れて20人ぐらいしか人が入っていませんでした。
 これで採算が取れるだろうかと心配になりました。
 劇場がんばれ! ボクたちもまた観に行きますからね。

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『楽しむには楽しむための時がある』1456

 人生には何が起こるか分からない。
 だから楽しめる時に楽しんでおこう。
 ・・・という意味ではなくて。
 何かを楽しむには、楽しむために必要な、それに適した「時」があると思うのです。
 例えば極端な話、「さあ定年だ。お金も貯まったからいよいよ楽しむもうじゃないか、お母さん」となった時にですね、自分が健康じゃなかったり、お母さんがちょっと塞いでいたりしたら。
 それだけでやっぱり、本当の意味では楽しめないのではないだろうか? と、思うんですね。
 虚弱なボクなんか実感しますけど、細かい話、歯がズッキンズッキンするだけでも楽しめないですよ。それが気になって。
 それから、体力健康面だけではなく、楽しむには楽しむだけの知識・教養・経験の集積と結び付き、それに伴って自然に沸いてくる気迫・気力・情熱の程よいバランス感覚が必要だと思っています。
 若い頃観てもサッパリ分からなかった映画が、今は沁みたりするのはそのためですね。
 そういうものがイキイキとキラキラと体中から満ちあふれていなければ、本当の意味では楽しめませんよね。精神的な充実度とでも申しましょうか。
 そうやって考えていくと、それらを2人とも満たす「時」の存在に気付きます。
 ボクたちはまさに今、その「時」を迎えていると思うんです。贅沢な話ですね。

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『今日はエビチリさ!』1455

 そろそろ終わるよ。
 今日は辛い辛いエビチリさ。
 歩いて4歩の中華飯店。
 ガハハハハ。

 (2012.03.23)   △このページのトップへ

『週末はベニスに死す』1454

 いよいよ今年の「お楽しみカルチベート企画第2弾」の日がやってくる。
 それは劇場で観る『ベニスに死す』である。
 ご存じルキノ・ヴィスコンティ監督の最高傑作である。
 劇場の大スクリーンで観るのは何年ぶりだろう。
 お昼何食べるかも楽しみだ。
 「ラ・パパス」でパスタか、いつもの「釜揚げうどん」か、最近ハマってる「VIE DE FRANCE」で美味しいパンを食べるか。
 そういうことを考えるのも楽しいよね。

 (2012.03.23)   △このページのトップへ

『焦らんこと』1453

 人生は長いようで短いが、短いようで長くもある。
 要は、ものは考えようでどうにでもなるってこと。
 ボクは時々考える。
 ボクは夢に近づいているだろうか?
 近づいているようでもあるし、遅々としているようでもある。
 時間という分母を意識すると、時に焦ることもある。
 でもね。
 外堀から攻めているイメージが、そんなボクを救う。
 自分の陣地に夢という兵糧を積み上げているんだ、ボクは。
 同時に万里を見渡せる「高見の櫓」まで建てている。
 何もかも俯瞰できるくらいの高い高いやぐらだ。
 だから焦らんことだ。

 (2012.03.23)   △このページのトップへ

『たまにはアナゴご飯なんかもいいよね』1452

 お昼はこんな感じで、これはお仏さんにも差し上げました。



 そして夜は(写真はありませんが)久しぶりに「秋刀魚焼き」でした。
 なめこのみそ汁も。
 こんな日はもちろん「芋焼酎」ですよ。

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『あきらめない石巻工を見逃してしまった』1451

 石巻工のことを地元の人たちが「イシコウ」と発音するのにはわけがある。
 それは、石巻には石巻高という普通高校もあり、そちらのほうを「セキコウ」と呼んで区別しているからだ。
 身近なところで、前者出身者は「甥っ子のヨッケ」であり、後者はその父「エンちゃん」である。
 前者の「イシコウ」という読み方は、一般的には「湯桶(ゆとう)読み」と呼ばれている。
 石を訓読みし、工を音読みする珍しいパターン。
 実は、これとおんなじ関係が秋田にもある。
 秋田工が「あきこう」、秋田高が「しゅうこう」なのだ。
 こちらはラグビーで有名な前者出身が「幼なじみのタカシくん」(といっても分からんだろが)、後者出身がボクとかトーエーとかだ。
 あっ、ちょっと待って!
 そんなこたあどうでもよかった。
 選抜の石巻工が昨日、神村学園という強豪チームと対決、一時は大逆転するも敗れた試合を、ボクらは残念にも見逃してしまったのだ! 不覚を取った。
 でも、彼らの勇姿は「あきらめない気持ち」を全国のファンに届けたそうだ。
 感動的な選手宣誓といい、本当に奇跡的な幸運に恵まれていた彼らは、まさに復興の申し子のようだった。
 「夏」もまた、強くなって戻ってこいよ! 『感動・勇気・笑顔』をありがとう!



 (2012.03.23)   △このページのトップへ

■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜1450話はこちら)