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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■冬に向かってあなたは?(2行程度でね! 長い人はinfo@officematroos.comまで)
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『行動予定表』800

 弊社の今日の「行動予定表」にはこうある。
 代表・・・緊急案件のトトトト。
 おばあちゃん・・・ボクのセーター前身ごろ制作。
 ボク・・・他人の書いた小説の添削作業。
 そんなわけでみんな忙しい。
 土曜日だってのに全員出社だ。ちなみに明日も休日出勤。
 おしゃべりな3人が雁首そろえながら、寡黙に仕事をしている様子、見たいでしょ?
 前にも書いたけど、代表はさながら「戦闘機のパイロット」だ。トム・クルーズだ。
 おばあちゃんの前には、広告紙の裏に描かれた『設計図』があり、そこにはHBの鉛筆で細かい数字や図面がたくさん書き記されている。
 電卓をはじき、緻密な計算式に数字を記入し、また電卓をはじき・・・おばあちゃんは、そんなことを1時間以上もやってから、「よし、これでやってみよう!」と小さな声で言って、それからようやく編み棒を動かすのだ。さながら彼女は「設計学のプロフェッサー」のようだ。教壇に立っている姿さえ目に浮かぶ。
 それにしても、編み物がこんなにロジカルでアーキテクチャなものとは知らなかった! もっとファジーで牧歌的なものかと思っていた。
 ええと、それでボクは何だろう? 何に例えられるだろう? 時々こうやって息抜きにエッセイを書いたり、お茶をいれに台所へ行ったり、一番落ち着きないね。
 えっ? はいはい、そうですとも。
 でも「丁稚小僧」はないでしょ! あんまりだ。

 (2011.10.29)   △このページのトップへ

『マルや宣言』799

 寒くなってきたし、風邪をひかせてもいけないので、お風呂は1日おきにしてました。
 ホントは昨日は入る日だったんです。
「今日はやめっちゃ!」
 浴槽を洗っていたボクの背後から声が。
「えっ?」
「今日は入んねくたっていいっちゃ!」
 おばあちゃんでした。
 マルや宣言。(休みのこと)
 年寄りは何かと面倒くさくなるのだそうです。
 だ・け・ど・・・。

 (2011.10.29)   △このページのトップへ

『泣きました』798

 妻が不治の病を宣告されました。
 ボクは泣きながら医者に言いました。
「先生、どうか、お願いですから、妻を、妻を、助けてください!」
 ボクは、メチャメチャ泣いておりました。
 そこで目が覚めました。
 妻は幸せそうに寝てました。
「・・・な〜んだ」
 安心したらまた涙が出てきました。

 (2011.10.29)   △このページのトップへ

『3人でお散歩』797

 昨日妻と散歩したコースに、今日はおばあちゃんを連れて行ってきました。
 最後はメインストリートのポストまで歩きました。つまり昨日よりもっと長く歩いたわけです。
 歩きながらおばあちゃんが、
「散歩は三文の徳だよ」みたいなことを言っていた、まさにその時のこと。
「あっ!」
 風化した50円玉が1枚、あぜ道に落ちていました。
「やりぃ!」
 おっしゃる通り、ホントに散歩は三文の徳でした。
 散歩中、妻は何だか分かんないようなカチャカチャした走り方をして、
「揺れる、揺れる、脂肪が揺れる!」と言っておりました。
 終いには「ああ、体が痒くなあってきたあ〜」と言ってました。
 かつて、トミさん(祖母)の車椅子を押して通った道を今日は3人でお散歩。
 病みつきになりそうです。

 (2011.10.28)   △このページのトップへ

『寒うなってきたなあ』796

 今朝の気温は4℃。
 いよいよそんなシーズンになってきたなあ。
 もうすぐ11月だもんなあ。
 こないだ土崎ジャスコで、おばあちゃん用の「あったかシーツ」を買ってきた。そろそろ出してあげなくちゃ。
 ホントはプレゼントするつもりだったのに、結果的に彼女が払った。しかも2枚も買ってその分も。
 さっき、ファンヒーターの灯油が無くなって、ピコピコピココ〜ン、ピコピコピ〜! と鳴ったので(ボクたちはこの「給油の警告音」を「亀田のあられ」と呼んでいます。「あっ! 亀田のあられ鳴ったよ!」とかって使います)、すかさずボクが給油におもむいた。
 それを感心して見ていたおばあちゃんと妻は、こんな言葉で最大限の敬意を示してくれた。
「あんだの家では、こうやって『すぐやる課』がいっからいいもんねえ」と、おばあ。
「そうなの。ホントに腰が軽い人でよかったわ」と、妻。
 腰は軽い。でも腹は重い。
「貫禄太りかなあ・・・」
「中年太りっしょ!」
「んだんだ」
 2人ともシンラツやなあ。

 (2011.10.28)   △このページのトップへ

『日和山は見ていた』795

 震災の後、妻と焼けこげた臭いと粉塵の中を、マスクをして日和山に上った。
 妻の実家からは歩いても15分ほどだ。ボクはかつてアッシュの散歩の途中とか、お花見の頃に来たことがあった。
 狭い道をふさぐようにして、自衛隊の車や放送局の車が走っていた。
 途中、避難所になっている石巻高校の前を通り過ぎた。路上でタバコを吸っている避難民がいた。
 皮肉にも今回の震災で有名になってしまった石巻。妻のふるさと。
 報道で何度も日和山からの映像が流れた。
 ボクらは実際にそこに上って、まだ震災から1ヶ月ほどしかたっていない瓦礫の街を眺めた。
 それはしっかりと今でも記憶に残っている。
 あの時はショックで言葉にすることすらできなかった。
 想いが少しずつ言葉に結びつくようになってきた。
 ボクはボクなりの方法で、日和山が目にしたものを書き残せたらと思うようになってきた。
 いつの日か、きっと。

 (2011.10.28)   △このページのトップへ

『甘い和菓子の食べ方講座』794

 講師はおばあちゃん。
 舟和の芋ようかんと玉ようかんを前にして、こんなことをおっしゃいました。
「マリさんの食べ方はいけません。甘みの薄い芋ようかんから食べるのが通!」
「ねえ〜、おばあちゃん」
 たまたまその食べ方をしていたボクは、自慢気に妻の顔を見ました。妻はちょっと不本意な表情を浮かべましたが、「うんうん」とうなずき、
「確かに。甘い玉ようかんから食べると、さっぱり芋ようかんの味がしないわ」と、言いました。
「そう、それが和菓子を食べるときのセオリーなんだっちゃ!」
 セオリー? スゲエ! 英語もできる!
「ただし、あえてそう食べるときもあるんだよ!」
「えっ? どういうこと?」
「それは、甘いものを先に食べて、わざと口直ス(口直しのこと)のために、次に甘くないほうを食べる高度な食べ方!」
 な、な、なんと! 
「通の上をいく通ってことね!」
「そう、私も時々そうやって食べるよ」
 オ〜、さすが! 極めているよ、この方!

 (2011.10.28)   △このページのトップへ

『231日が過ぎ・・・』793

 涙を忘れていませんか?
 大事なことから逃げてませんか?
 自分に嘘をついてませんか?
 あきらめることに慣れ過ぎてませんか?
 泣きたければ泣けばいい。
 叫びたければ叫べばいい。
 それでいいんだよ。
 君でいいんだよ。
 すべていいんだよ。
 きっといいんだよ。
 明日は明日の風が吹く。



 後悔していませんか?
 夢を忘れてませんか?
 道を外れてませんか?
 下を向いていませんか?
 家族大事にしてますか?
 ありがとうと言ってますか?
 今誰を愛してますか?
 大切な人涙してませんか?
 無駄遣いしてませんか?
 贅沢をしてませんか?
 もうタバコはやめましたか?
 楽に生きようとしてませんか?
 もう人間やめますか?
 人生放棄するのですか?
 生きることは素晴らしいのです。
 君を今必要としています!
 故郷を覚えてますか?
 バイトは続いてますか?
 自分の時間がありますか?
 泣けるくらい恋してますか?

 (2011.10.28)   △このページのトップへ

『むふ、むふ、むふ、おもしろ過ぎる!!!』792

 このセリフを言う時のサキサカさんはサイコーだね。
 検閲官のサキサカさんを演じるのは役所広司だが、この人は何というかもう、殿堂入りの上手さだね。
 おなじみ三谷幸喜作『笑の大学』を久しぶりにまた観ました。
 3人とも終始大爆笑の渦。
 観終わって涙を拭き拭きおばあちゃんの顔を見ると・・・。
 キモコよさそうに寝てました。
 ちょっと、いつ寝てたの?

 (2011.10.28)   △このページのトップへ

『妻とお散歩』791

 ちょっとした時間を見つけて、妻と田んぼのあぜ道を散歩してきた。
 紅葉はそろそろ終わりだったね。
 おばあちゃんも誘ったが、編み目の数が分からなくなるという理由でパスされた。???
 今日は少し遅い時間だったけど、明日も晴れそうなので、今度は早い時間に3人で散歩しましょう。
 枯葉を集めて焼き芋も悪くないな。
 それにしても、キモコよかったなあ。

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『いらっしゃいませ! VS いらっしゃいまし!』790

 どういう戦いかというと、どっちが正しいのかという戦いだ。
「いらっしゃいませ!」が正しいのか?
「いらっしゃいまし!」が正しいのか?
 「ませ」と「まし」の戦いと言っても過言ではない。「ませまし合戦」。
 これらは文法上は、丁寧の助動詞「ます」の命令形である。たぶん。
 でも、「ませ」「まし」はどんな動詞にでも付くかといえばそうではない。
 「行ってくる」→行ってきます→行ってきませ! とはならない。
 「少々お待ち下さい」とか「お確かめ下さい」など、敬語性の動詞にしか付かないという特徴があるのだ。
 「ませ」に関しては、ある方がこんなことを申しておる。
 『ませ』は『ませんか?』の省略形ではないだろうか。失礼のないように相手の意向を聞くといったスタイルをとった命令ではないだろうか。
 『ませんか?』とはしているが、実際に断られたら困るので『ませ』と略しているのではないだろうか。

 なるほどね。じゃあ、「いらっしゃいませ!」は「いらっしゃいませんか? どうですか? ダメですか? そうですか。ほなさいなら」みたいな意味なのかな?
 だったら表記も元気よく「いらっしゃいませ!」ではなく、「いらっしゃいませ・・・(モジモジ)」みたいな感じになるのかな?
 まあ、そんなことはよろし。
 これは問題の核心ではなかった。ボクが問い掛けたかったのは「まし」なのか「ませ」なのか、だった。そうだった。
 ボクは最近こう思っているのです。聞いていただけますか?
 「ませ」よりも「まし」が正しく美しい。冷笑を覚悟で言っちゃえば「ませ」よりも「まし」のほうがマシ! なぜか?
 とにかく「ませ」はネコも杓子も使っているのがよくない。特別な感じがない。敬われた感がまるでない。
 「いらっしゃいませ!」では、せいぜい縁日で「横手焼きそば」を2パック買う程度の高揚感しかないのに対し、「いらっしゃいまし!」とくれば、どうだろう? 何だか築地とか銀座の高級寿司屋の暖簾を潜ったみたいじゃあないか! 
 それから、古い名作映画には圧倒的に「まし」が使われている傾向がある。コロンボにもよく出てくる。
 それを発する人間は皆謙虚な好人物であり、卑屈に腰を曲げ手をスリスリしたりなどしない。職業に誇りを持っている顔だ。
 身近な所では、五城目駅前のラーメン屋(「大黒屋」)のオヤジが「いらっしゃいまし」と言う。彼はとても遠慮がちに静かな声でしゃべる。好感が持てる。ラーメン屋、寿司屋、居酒屋系には、「いらっしゃい!」とか「へいらっしゃい!」とか「らっしゃい!」とか「しゃい!」とか言うオヤジが多いが、ボクは好きではない。そう言えば気仙沼のある有名な居酒屋のオヤジは「ラッシャイ!」とさえ言わず、無言で客にオシボリをぶん投げてくる。それが名物なんだって? ボクあれ顔に当たったことがある。以来二度と行ってない。ざけんな!!! タコオヤジ!
 あと、神田の親ビンさんもたまに使うが、こちらは「やってくださいまし!」とかって使う。「やってくださいやし!」のときもあったような気がする。「やってください」と、お願いしておきながら「まし!」とか「やし!」でド〜ンと威厳を発揮する。勢いを示す。
 そういう諸々の事例を研究してきたボクは、今、心静かな心境になってこう思っているのです。
 執事であるからには「まし」を使おう。「まし派」でいこう。うん、そうするべきだ。
 「代表、お茶になさんなまし!」「おあがり下さいまし!」「何でもお申し付けてくださいまし!」「おやすみなさいまし!」「おはようございまし!」あれ?

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『6.5キロ減量作戦初日』789

 うまくいった。
 映画『利休』を観終わる11時まで、な〜んも食べなかったんだよ。
 この調子でがんばろう!
 3人合わせて6.5キロ減量作戦。
 そうそう、で、体重はというと・・・。
 少なくともボクは、人生最大目方を記録した昨日よりは300グラム減でした。
 毎日300グラム減ってくれれば、10日で3キロ減ということになる。
 妻も「まあまあ」と言っている。厳密な表現はしない。
 おばあに至っては・・・測る気配がない。

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『かじりつく代表、かしずくシモベたち』788

 つかの間の休暇も終わり、代表はまた超多忙の人となった。机、いやパソコンにかじりついている。
 戦闘モードだ。
 必須装着アイテムのヘッドホンは、さながら戦士たちの被る「兜(かぶと)」のようだ。
 剣は「マウス」か、銃は「キーボード」か。代表はそれらを両手で巧みに操る。
 ディスプレイを見つめる鋭い目。ダイエーホークス、若鷹軍団! (古い! 今はソフトバンクだった)
 その顔は、さながら『トップ・ガン』に出てきたコックピットの中のトム・ハンクスだ。シブイ! マブイ! (これも死語?)
 かしずく空母上のシモベたち。ボクとおばあちゃんのこと。お茶をいれ、肩をもむ。ちなみに「かしずく」とは、人に仕えて大事に世話をすること。



 そしてシモベたちは歌う。何を?
 美しい! 麗しい! 『We will follow her』 天使に捧げる牧場の、いや極道の、いやいや極上のラブソングを!

 決まった!

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『ようこそダクちゃん!』787

 温風ファンヒーターからの風をコタツに引き込む「ダクト」。
 この間、土崎ジャスコで買ってきた話はしましたね。
 そっれがすっごくいっいんでっすよっ! (弾んでる感じ出てます?)
 ホントにコタツの電源要らずだ。月の電気料節約4000円もまんざら誇大広告じゃない気がしてきた。
 なにしろ足下ポカポカなのよ、これ。
 昨日から急に寒くなったんで、メチャメチャ重宝してるんです。
 あんまりかわいいんで、「ダクちゃん」って呼んでます。
 そのうちコタツの中で、ダクちゃんの争奪合戦が始まるかもしれません。足で。

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『全国1番の県、秋田』786

 昨日、ニュースでやってたんだけど、国勢調査の結果、秋田県が全国で1番になったものが2つあった。
 「高齢化率」と「人口減少率」である。
 人口はガタガタ減っていって、ついに108万しかいなくなりました。しかもそのほとんどが65歳以上です。
 まあ、そーゆー結果なんですね、これって。
 日本中でそれが最も顕著ってことなんです、この県は。
 あんだけの地震でも、東北の中にあって死者が1人もいなかったり、放射能汚染だって全くないといっていいような恵まれた県なのにね。
 でも、これからはどうなるか分かりませんよ。
 あのミスタートーエーだって、こないだの電話で、そのうち秋田に帰ってくるようなこと言ってたもん。
 特に若い人! 来て子供産んで下さいね! このままじゃ、ジッチャとババばりになっちまうよ〜!

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『おばあちゃんの煮物の中身』785

 どうしてもそれを紹介したくなった。
 いいですか? いきますよ!
 シイタケ、人参、糸こんにゃく、レンコン、サトイモ、タケノコ、ごぼう、がんもどき、手羽元、大根(もあったかなあ?)。
 とにかくいろんなものが入っていた。みんなミネラルとビタミンと繊維の宝庫だ。
 全部が全部ちょうどいいダシ加減の鍋ん中で、ホロホロクツクツトロトロ煮えていた。
 チョ〜〜〜〜〜〜〜〜美味かった!!!!!
 ボクらもやってみたことがあるけど、やっぱこの味、お世辞抜きにおばあちゃんしか出せないのよ。
 さらにさらに、もう一つの大鍋には、トロミの付いた「おくずがけ」も。こっちもおばあちゃんしか作れない絶妙の味加減です。
 もう、言うことないッス。またお願いしま〜す!

 (2011.10.27)   △このページのトップへ

『おばあちゃん炊事デー』784

 今晩は「おばあちゃんの炊事デー」だ。
 ボクたちのリクエストにお応えして、「大好評の煮物」と「大絶賛のおくずがけ」、ほんでもって「炊きたてふっくらモチモチ新米」である。
 ダイエット食に違いないが、美味しいのでどうしても量を多く食べてしまうきらいがある。
 気をつけよう。
 後で写真を紹介します。

 PS こちらがその写真。「納豆」も付けた。どうです? 美味しそうでしょ。ダイエット初日のメニューとしては上々の滑り出しだね! 食べてる写真も載せようと思ったけど、全員膨れてるので割愛。

 

 (2011.10.26)   △このページのトップへ

『第1回緊急会議招集!』783

 その会議は、弊社代表イトウマリが招集した。
 招集されたメンバーは、弊社名誉顧問兼名誉家政婦のタカハシケイコ氏。
 そして、不名誉執事兼不名誉専従者のボクであった。
 のっぴきならぬ緊急性が、ピリピリとした社内に張り詰めていた。
「今から緊急会議を始めます!」
 代表の声にもどことなく緊張感がみなぎっている。
「もうご存じかと思いますが、議題は...」
「太り過ぎ解消!」
「ダイエット敢行!」
「そうです。何かいい解決策はありますか?」
「晩めし食ったら歯を磨く!」
「シアタータイムにモノ食わない!」
「なるほど。標語のようないい作戦ですね! では決まりです。皆さん、今日からこれを守って減量に挑戦しましょう!」
「リョーカイ!」
「アイアイサー!」(古っ!)
「では、これにて本日の会議は・・・」
 会議は終了しようとしていた。
 その時だった。
「こんにちは〜、生協で〜す!」
 トボケタ顔してババーンバ〜ン! のイッセイくんだった。
 彼が持ってきた発泡スチロールのふたを開けて驚いた。
 舟和の芋ようかん、クルッとした丸いようかん、きなこねじりん棒・・・。
 1週間前、ボクたちは、おばあちゃんの好物を中心に大量のスイーツを発注していたのだ!
 ちょっと、ど、ど、どうすんのよ、これ。

 (2011.10.26)   △このページのトップへ

『うちのチョロちゃん』782

 昨日、土崎ジャスコでのこと。
 おばあちゃんは、日頃の「買い物行きたくっても行けない病」を解消すべく、1階の手芸店から2階の婦人服コーナーまで、店内を隅から隅まで見て歩いておりました。実に楽しそうに。
 その間、あっちにチョロチョロ、こっちにフラフラしているおばあちゃんは、何度もボクらの視界から消えておりました。
「あれっ? おばあいないよ」
「そのうち、その辺から出てくるわよ」
 そうですね。4時間はゆうにそんなことをしていたでしょうか。
 みんな足が棒になりました。クタクタになりながらも、最終的には生鮮コーナーにたどり着きました。
「うちのチョロちゃん、どごさ行った?」
 野菜コーナーで妻を見失ったおばあちゃんが、ボクにそう言いました。
「まったぐ、うちのチョロちゃん、どごさ行ったべ?」って。
 そのことを後で妻に言うと、妻は呆れた顔でこう言いました。
「それ、あんたにだけは言われたくない!」

 (2011.10.26)   △このページのトップへ

『ダクト』781

 これすごいね。ダクトっていうんだって。
 何だと思います?
 ファンヒーターの温風をコタツの中に送風する直径10センチ、長さ3メートルほどの、ゾウの鼻みたいなホースのことです。
 昨日所用で秋田へ行った時に、土崎ジャスコで買いました。1480円。
 コタツを1日10時間つけてる人は、月4000円の電気代の節約になるって書いてます。スッゲエ!
 ボクらは冬の間、1日10時間以上つけてるし、テーブル型のコタツなので、足下までは温かくなかったんですが、これは本当に画期的だった。
 足下が集中的にあったかいのだ。
 おばあちゃんは昔からこれを使っていたそうで、こんなふうに自慢している。
「んだよ、あんだだづ(あなたたち)知らなかったの? 温度調節はホースの向きでやんだよ。ほれっ、こうやって」

 (2011.10.26)   △このページのトップへ

『北杜夫さん、あなたも?』780

 今年は大好きだった人が亡くなるね。
 今日も北杜夫さんが亡くなった。84歳だった。
 この方の『楡家の人々』は、ボクのフェイバリット・ノベルといっていい小説だ。もう何度読んだか分からない。
 彼独特のユーモアセンスが好きだった。
 こんな小説が書きたいと、ボクは小説家を志したんだっけ。
 楡脳病院のおかしげな人々。不思議な世界・・・。何度読んでも面白い。
 基一郎院長のハッタリ。院代カツマタの医院への偏愛、溺愛。最後はなぜか好きになっちゃった龍子、ああ悲しき缶詰男の徹吉、夫運の悪かった桃子、自分の病を妄信する米国・・・。みんなみんな個性的で愛すべき人たち。
 長大な作品の第1部、第1章の書き出しは、がに股の伊助爺さんの飯炊き風景から始まる。

 楡病院の裏手にある賄場(まかないば)は昼餉(ひるげ)の支度に大童(おおわらわ)であった。二斗炊きの大釜が三つ並んでいたが、百人に近い家族職員、三百三十人に余る患者たちの食事を用意しなければならなかったからである。
 竃(かまど)の火はとうにかきだされ、水をかけられて黒い焼木杭(ぼっくい)になった薪が、コンクリートの床の上でまだぶすぶすと煙をあげていた。しかし忙しく食器を並べている従業員の誰も、そこへ行って燻って(くすぶって)いる薪を始末しようとはしなかった。そんなことにかまっている閑(ひま)もなかったし、なによりもそこは伊助爺さんの領分だったからだ。彼はもう十五年この病院で飯を炊いていて、おまけに御多分にもれぬ一刻者、ちょっとしたことでも他人に嘴(くちばし)を入れられることは容赦できない臍曲り(へそまがり)だったのである。


 ありがとうございました! 合掌。

 (2011.10.26)   △このページのトップへ

『スコーンに罪はない』779

 実は夕べ寝てから、妻とこんな会話をしていた。
「ダメだ、ダメだ、ダメだ。このままでは自分が嫌になる」
「うん、ブタになるね。飛べないブタはただのブタだ」
「おばあちゃんのせいだ。おばあちゃんに付き合って、毎日オヤツを食べ過ぎるからだ」
「ダイエットしよう! ようし! おばあちゃんの誘惑に負けないぞ!」
 そんなふうに寝て、朝起きてボクは体重を測った。あ〜〜〜〜〜!!!。
 1ヶ月前と比べて、な、な、なんと! 3キロも増量していた。
 顔が腫れている。おでこにはニキビまでできている。もうダメだ。
 次に起きてきた妻も、これまた愕然として体重計から降りた。
 2キロ増らしい。顔が引きつっている。ボクたちはいよいよ覚悟を固めた。
「絶対、誰が何といってもダイエットする!!!」
 そこへおばあちゃんがやって来て言った。こちらは顔が怒っている。
「私、さっきコッソリ測ってみだらば、1.5キロも太ってだ。あんだだづ(あなたたち)さ付き合ってっからこうなったんだよ。ああ〜顔ふくれてやんだごだ! 鏡こっつさ向けないで!」
 みんながみんな太って、みんながみんな相手にカツケテ(せいにして)いる。
 昨日、気仙沼の方から届いた「スコーン」が今日の朝食だった。でも、みんなの食欲は急速にシュリンクしている。
「これはカロリーが高いから3人で2っつにしよう!」と、おばあ。
「いつものサンマ式だな」と、ボク。
「それにしても体重とお金は反比例するねえ」と、妻。お菓子の買い過ぎでお金がないらしい。
「それはまたスゴイ法則を見つけたもんだねえ」と、ボク。
「そいづは、な〜んもいいごどねえ法則だっちゃ・・・」
 最後におばあちゃんがしみじみそう言って、ちぎったチョコレート入りのスコーンを、忌々しげに口の中に放り投げた。
 スコーンに罪はない。  

 (2011.10.26)   △このページのトップへ

『何だかいろいろ忙しい』778

 代表に限らない。
 ボクが忙しいのだ。
 年末までいろんな仕事が入ってしまった。
 何だこれは。今までこんなことがあっただろうか?
 うれしいことだが・・・。
 おばあちゃんは11月中旬までは確実にいることになった。やりぃ!
 それからリエさんが迎えにきて、一度帰ってからまた12月中旬に来ることになるだろう。お正月はここでまた一緒に過ごすことになりそうなのだ! やりぃ!
 そのためにも、仕事はきちっとやっとかなきゃなんない。 

 (2011.10.25)   △このページのトップへ

『秋刀魚の味』777

 夕べのシアターは、前日BSでやってた『秋刀魚の味』。
 最後に解説の山本シンヤがこう言ってました。
「秋刀魚は出てこないけど、秋刀魚の味というのは、小津安二郎監督の『ほろ苦い人生観』ですね」
 そうねえ、秋刀魚の「はらわた」はほろ苦いもんねえ。
 ちょうど、YOKKEくんからこんなメールが。
 秋刀魚と言えば、、、木の屋でしょ(笑)
 木の屋ってのは、彼の父エンちゃんが工場長をやってる缶詰会社です。復興はかどってるかなあ?

 (2011.10.25)   △このページのトップへ

『素振り』776

 家に細長い「ごぼう」がありました。
 昨日の夜、気付くとそれをビュンビュン振っている人がいました。
 ホールインワンで気を良くした人です。
「また、早く行きたい!」
 その人はそう言いました。
 あっ、これ、おばあちゃんかと思うでしょ? いえいえ、妻です、妻。

 (2011.10.25)   △このページのトップへ

『何、この人たち!』775

 今日、ボクたちは大潟村に行きました。
 大潟村グランドゴルフ場に。
 グランドゴルフは、ボクが夏に大会に参加し、妻もそれを応援し、おばあちゃんが来たら一度は行きたいと思っておりました。
 でも、今日は何だか雨が降りそうな天気だし、ダメならダメで温泉(ポータル潟の湯)に浸かってくればいいかな、と思って出掛けたわけです。
 と〜ころがどっこい!
 11時に着いたんだけど、グランドゴルフ場は結構空いておりました。入場料は1人200円と格安でした。道具(ボールとクラブ)付き。
「やろうか!」
「OH!!!」
 そういうことになりました。
 でですね。結果言いますよ。もうホントにスゴいことになりました!
 おばあちゃんと妻は生まれて初めてでしたが、何と!!! 第1コース「くろまつ」において・・・。
 第4ホール、おばあちゃんが「ホールインワ〜〜〜〜ン!!!」30メートルを一発で沈めた!!!
 ちょっと、ちょっと、ちょっと、アリエナ〜〜〜〜イ!!!
 続いての第2コース、今度は「いちょう」において・・・。
 妻(真理さんが)が第2ホールで「ホールインワ〜〜〜〜ン!!!」28メートルを一発で沈めた!!!
 何、何、何!!!!!???????
 この人たち、もしかして天チャイ????
 ボクも面目躍如の第3コース「けやき」にて・・・。
 最終8番ホールで「ホールインワ〜〜〜〜ン!!!」19メートルを一発で。
 ちょっと、ちょっと、ちょっと、この人たち(特にビギナーの2人)、あり得ないことやってんじゃないの!!!
 信じられない。嘘でしょ!?
 そんなわけで、3人が3人ともホールインワン賞ってことで、お互い相手の分をごちそうし合って、サンルーラルのレストランにて豪華ランチを食べたわけでございます。
 おばあちゃんも妻も、「また行きたい!」「また行きたい!!!!」と騒いでおります。
 おばあいる間に、あと3回は確実に行くことでしょう。
 それにしても、何、この人たち!!!!

 (2011.10.24)   △このページのトップへ

『倒語でおやすみ』774

 昨日、シアタータイムに『にごりえ』を観ました。樋口一葉の短編小説「十三夜」「大つごもり」「にごりえ」が原作の今村正監督のオムニバス映画。
 明治時代の市井の片隅に生きる女達の苦悩と哀しみを描いた映画。これがどうして「家族の映画」なのだろう? まあいっか。
 歯を磨いてさあ寝るか、という時にボクはおばあちゃんに言いました。いつものごあいさつ。
「すみおや〜!」
 すかさずおばあちゃんはこう言いました。
「おやみす〜!」
 やるなあ。

 (2011.10.24)   △このページのトップへ

『弱き、安きに流されないちょいとした知恵』773

 迷ったらどうするか? 弱き、安きに流されそうになったときどうするか? ボクはこう思うんです。
 何が一番大切か考えろって。
 人間としてね。何が一番大切か考えればいいの。それで優先順位を決めればいいの。
 そうするとビシッと覚悟が決まってね、腹が決まってね、何も迷わないのよ。で、その判断って間違いなく正しいのよ。後悔しないのよ。
 これがボク流の「弱き、安きに流されないちょいとした知恵」なんですね。
 変に得するより、損しても潔いほうがキモコいいのよ。

 (2011.10.23)   △このページのトップへ

『やっぱこのスタイルしかないな』773

 人生には様々な「わな」が待ち構えている。(おっと、どうした、どうした?)
「ほらほら、これ甘くて美味しいよ」 
「あんさん、これ楽でがんすよ! ほんでもって儲かりまっせ!」
 そういうささやきが聞こえてきたら、おばあちゃんならこう言うだろう。
「誰どごにして、そんなもん、あるわげねっちゃあ! 神かげであるわげねえよ!」
 こんなふうにも言うだろう。
「うまい話には裏がある!」さらにさらに、勢いづいてこうも言うだろう。
「タダほど高いものねえっちゃあ、誰どごにして! オラそーゆー人い〜っぱい見できたもの。誰どごにして、ありえねっちゃあ!!!」
 さっき10時のお茶タイム(ボクがお茶入れました。バカウケと落雁も出しました)に、脈略なくそーゆー話になって盛り上がり、最終的な結論はこうなりました。
「女工哀史が一番ってことよ!」(代表談)
 だよなあ、やっぱこのスタイルしかないな。トトトト、コツコツ、ケンジツが一番だよなあ。

PS どうしてそーゆー話になったか分かった。本分9行目の「落雁(らくがん)」から、本分3行目の「楽でがんすよ!」に飛躍したのかもしれない。うん、きっとそうだ!

 (2011.10.23)   △このページのトップへ

『和顔施(わがんせ)』772

「仏教では『和顔施』といって、笑顔を相手に施すことが大変立派な行いなんです」
 被災地を青空説法に回っている瀬戸内寂聴さん(もうすっかり男になっている)が、復興の町で「スマイルプロジェクト」というラジオ番組を配信している、笑顔のかわいい高校生DJの女の子たちにそう言ってました。
 ボクの好きな言葉にも『和顔愛語』というのがあって、笑顔と慈しみに満ちた言葉は人間関係の潤滑剤として大切だと思います。
 あと、瀬戸内寂聴さん(あの頭はどのくらいの間隔で剃るの?)は、雄勝町というところで漁業の復興に頑張るリーダーに数珠を手渡してこう言いました。
「無になったところにこそ大きなエネルギーがあるんですよ。逆転の発想ですよ」
 確かにねえ。中途半端に「少し残った」「ほとんどなくなった」ではダメなんですよね。「完全に無になった」「な〜んも無くなった」そういう経験ありますか? ボクありますけどね。しんどかったけどよかったね。
 うちにはペンネーム『瀬戸内胃拡張』という人がいて、その人は時々「雑感」てのを書いているんですが、最近なかなか書く時間がないようなので、今日はボクが代わりに「雑感調」でこうして書いてるわけです。
 ね、結構マジメな内容でしょ? そうでもない?

 (2011.10.23)   △このページのトップへ

『糸子さんの言葉』771

 朝ドラの『カーネーション』について。
 公式サイトの番組紹介にはこうあります。
 この物語のヒロインは小原糸子(おはら いとこ)。
 大正二年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれました。
 生まれながらにおてんばだった糸子はだんじり祭が大好き。でもだんじりを曳くことができるのは男だけでした。「女より男やったら人生どんなに楽しいんやろ…」そう思った糸子は「女にしか出来んことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道を選びます。
 やがて岸和田のパッチ屋で1台のミシンと運命的な出会いを果たした糸子は、父の反対を押し切って女学校を中退。ミシン修業を積んで、20歳のとき、夢にまで見た洋装店を開業します。
 その後糸子は22歳で父の見合わせた仕立て屋の男性と結婚。しかし3人目の子供をみごもったとき、夫は出征先で戦死し、女手ひとつで娘3人を育てることになります。
 絵が得意でお嬢さん育ちの長女、だんじり好きで男勝りの次女、そしてスポーツが得意な三女。
「職場が男の戦場なら、育児はそれ以上の女の戦場です」と言ったお母ちゃんと、個性あふれる三姉妹が織りなす涙と笑いの子育て奮闘記へと展開します。

 で、今週は「岸和田のパッチ屋で1台のミシンと運命的な出会いを果たした糸子」のところでした。
 パッチ屋では年功序列があって、一番下っ端の糸子は先輩たちにしごかれ、またなかなかミシンにも触らせてもらえません。だんだん自分の目指していた夢実現までの時間も奪われて・・・。そんな時、こんな言葉を言います。
「知恵というものは増えていくばっかしのもんや。時間は減っていくばっかしのもんや。大丈夫、うちは夢に近付いてる」
 ボクはね、これを聞いて目からウロコだったんですよ。最後のところを「文学」とか「作家」に置き換えてね。自分で悦に入っていたわけですわ。
「大丈夫、うちは文学に近付いてる!」
 フンフンって鼻穴おっ広げて聞いていたわけですわいな。ええやろ、楽天的かて。

 (2011.10.23)   △このページのトップへ

『おばあちゃんと1週間』770

 おばあちゃんが来たのが16日の日曜日だったから、今日でちょうど1週間。
 早いようで長いようで、長いようで早いね。
 夕べのシアターでは「カーネーション」というNHKの朝ドラを1週間分まとめて観た。
 デザイナーになったKOSHINO3姉妹のお母さんのお話。おばあちゃんが推薦してくれた。おもしろかった。
 そう言えば、以前もおばあちゃんが推薦してくれて見始めた『ゲゲゲの女房』も、それから全国的に大当たりしたっけ。これもヒットしそうだね。
 深夜からの大雨がようやく上がったのかな? 部屋ん中では、いつもの「トトトト、アミアミ、タトタト」が始まります。

 (2011.10.23)   △このページのトップへ

『グルグル布団』769

 おばあちゃんの布団はグルグル回る。
 どういうことかというと、枕の位置がイチイチ毎日変わるのだ。昨日は南枕かと思うと、今日は西枕、明日は東・・・。
 さすがに北枕だけは避けているようだ。
 どうしてそういうことをしているのかと尋ねてみた。
「だって、毎日景色が違って見えたほうが楽しいがらね」だって。
 そう? 目回んない?

 (2011.10.23)   △このページのトップへ

『写真撮ってた』768

 さっきイラストまで書いて、2尾のサンマを3人で食べた苦肉の策を紹介しましたが、写真も1枚残ってました。
 こちらもご覧下さい。
 それにしてもエラい人たちやねえ。(こうやって見るとボクが一番大きいね)



 (2011.10.22)   △このページのトップへ

『おばあちゃんの編んでいるセーターは?』767

 これを編み切るまでは帰られない!
 そう自分に誓って、おばあが一生懸命編んでいるセーターは、一体誰のセーターでしょうか?
 ハハハハハッ。
 それはですねえ・・・。
 クククククッ。 
 昨日は腹巻きでした。それが・・・。
 今日は金太郎の腹当てくらいになりました。

 モデルは2歳の時のボクで〜す。(うそうそ)

 (2011.10.22)   △このページのトップへ

『プチ休暇』766

 やっほ〜!
 どうやら代表は25日に休みが取れたようだ!
 グランドゴルフ、日帰り温泉、紅葉狩り・・・と、レジャーメニューは盛りだくさん。
 おばあちゃんは、「私のために休むごどないがらね」と、なかなか編み棒を置きたがらないのだが、本当は遠慮してそう言っているはずだ。
 ようし! 遊ぶぞ! レジャるぞ! 
 えっ? 何? その日雨だって? 嘘だろ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!

 (2011.10.22)   △このページのトップへ

『恨みっこなしよ切り』765

 普段2人で生活してるので、いろんなものが2人分の小分けになっている。
 例えば夕べのおかずだった『冷凍サンマ』。
 冷凍庫の前でボクはしばし逡巡した。
 サンマは2本ずつ「ベトちゃんドクちゃん」つまりボクたちのようにガッツリくっ付いている。
 それを剥がすのは至難の業だ。
 う〜ん、2セット4尾にしちゃえ!
 でもちょっと待てよ。その場合、大概1尾余ったやつは「男の人だから食べなさい!」とかって言われてボクに回ってくるはずだ。そうやってボクは激太のゴン太に成り下がってしまったのだ!
「これさあ、2本を3人で食べない?」思い切って提案してみた。
「それいいね!」ということになった。
 さて、焼く段になって困った問題が生じた。激しい「恨みっこ」になりそうだった。おばあちゃんと妻には、例によって「男の人が1本食べなさい。私たちは1つを半分こすっから」と言われた。でもその時の2人の「目」が違ってた。ちょっと怖かった。
 ボクも、それじゃあ何となく申し訳ないような気もした。1尾と半尾じゃあまりにも格差があり過ぎる。半尾は半尾でも「尾のほうの半尾」の人は虐待されている感がありありだ。ハイエンドとローエンド。六本木ヒルズと山谷のホームレス。
 そこでボクは「格差是正」に乗り出した。つまりこんなふうに切ったわけだ。

 ちなみに(1)はおばあちゃん、(2)は妻、(3)がボク。あなたはどこ派?

 (2011.10.22)   △このページのトップへ

『アクティブな家政婦さん』764

 コトン、カタン、コツ、コツ・・・。
 毎朝6時半〜7時頃になると、おばあちゃんはモップを掛ける。時々壁や柱にモップが当たるのだ。その音は遠くから聞こえてくる。
 かつてはグイ〜ン、グイ〜ンだったんだけど、今はモップに切り替わった。
 ボクらを起こさないように配慮してるのだと、おばあちゃんは言う。
 でも、やっぱどうしても起きちゃう。まあ、そろそろ起きる時間だからちょうどいいんだけど。
 今朝おばあちゃんは、モップを持ってアクティブに外に飛び出した。
「えっ? 何? 何やってんの?」とボク。後をつけた妻が戻ってきて言った。
「ちょっと! モップで拭いてたわよ!」
「どこ?」
「台所の窓!」

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『栗と林檎の日々』763

 栗はいろんな人からいただいた。モトちゃんみたく手間ひまかけて作った「渋皮煮」もあれば、ケーコさんが絶妙な加減で煮た「茹で栗」もあれば、我が家で煮てボクが炊いた「栗ごはん」もある。
 気付けば、そういうものを何だか毎日食べている。
 特におばあちゃんは、ボクたちが晩酌してる時、カウンターにチラシを敷いて、包丁を持ってきて、その付け根の所で栗をカパッと割って、小さなスプーンでパクパクパクパク食べる。
 毎日5つと決めているが、中には虫が食っていたり、腐って苦かったりするのもあって、結局10個は必ずなくなる。実は昨日で全部なくなった。
「もったいないから、私、食べてやってんだからね!」
 と、おばあちゃんは言う。
 でも、食べている時の表情と食べ方は「栗大好き人間」以外の何ものでもない。
 もう一つ、林檎も毎日食べている。ふうちゃんにいただいたヤツだ。
 ボクらは皮を剥かずに食べる。バリバリバリバリ食べている。
 こちらもヘルシーで大変美味しうございます。

 (2011.10.21)   △このページのトップへ

『レジャりたい!』762

 考えてみたら、もう何ヶ月も「純粋な意味でのレジャー」をしていない。
 まあ、軽井沢での結婚式とか、グランドゴルフとか五所川原でのお買い物とか、いろいろあったことはありました。
 でも、それらはみんな「本当の目的」があってのレジャーだった。
 前述の例では「結婚式」「町内対抗グランドゴルフ大会」「お仕事」がそれだ。
 どんな人だって「土日」ぐらいは休むだろう。でも、ボクたちはそれすらしていない。本当にしばらくしていない。休んでない。
 このままでは『秋の行楽シーズン』も終わってしまう。紅葉も枯れ落ちてしまう。またあの長〜〜〜〜い冬になって、雪に埋もれてしまうではないか!!!
 ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ。
 レジャりたい!!!!
 代表、たまにはトトトトやめてください! おばあちゃん、たまには編み棒置いてください!
 大それたことは申しません。大潟村に行って3人でグランドゴルフやって、その後で「ポータル潟の湯」に浸かってくるだけです。
 どうかお願いします。

 (2011.10.21)   △このページのトップへ

『キャラメルティー』761

 今日も早朝から天気がグイグイ晴れ渡っている。
 さっき、妻と大きなゴミ袋を持って、散歩を兼ねて収集箱まで行ってきた。ものの5分。
 収集箱の前で久々にチョロさんに会った。
 彼は本格的な散歩の最中だった。小汗をかいていた。
「朝3時頃から起ぎでるんだが、朝飯は8時だがらそれまでヒマでヒマでしゃあねえ」と言った。そりゃそうだろう。腹も減るだろう、地獄だろうと思った。
「タマネギを植えだ」とも言った。植える時期が大事だとボクたちに諭した。確かにそうだ。ボクたちがかつて植えた時は早過ぎて、春になってトウが立ってしまったことがあった。
「畑も終わればヒマでヒマでヒマでヒマで・・・」と、「ヒマで」を13回も言った。う〜ん。
 この辺の農家の人は、これから長い冬の間、一体何をして暮らしているのだろう? 何となく気まずいので真面目に聞いた事はないけれど、きっと何もしていないのだろう。そう思う。ただ、ジッとストーブにあたって、テレビ見て、ガッコ(漬け物)食ってお茶っこ飲んで、暗くなれば寝て・・・みたいな。
 そう考えると、農家の人って働き者ではあるけれど、案外それは農繁期の一時だけで、あとはヒマなんだよね。
 「短期集中型」と「長期コツコツ型」の違いはあるけど、年間を通して見てみると、ボクらのほうがはるかに働いてるんだよね。「ボクら」というと語弊があるね。代表やおばあちゃんみたいな人のほうがよっぽど働いていると思う。サラリーマンの人もそうだね。
 そんなことを考えながら、ボクは今、朝のキャラメルティーを飲んでいます。
 あ〜、シワワセ! あ〜、おいしっ!

 (2011.10.21)   △このページのトップへ

『おばあちゃん別居』760

 今日は午後からポカポカしてキモコいい。
 おばあちゃんは自分の布団を干して、それから一番日当たりのいい自室にこもった。こんなステキな言葉を残して。
「わたし、今から別居すっから」

 (2011.10.20)   △このページのトップへ

『人生最デブの日々』759

 ボクは記録を取り始めて以来、人生最大の「デブ値」を更新している。
 タバコをやめてからず〜っとそういう傾向が続いていたわけだが、ここに来て「新米ショック」が加わった。「おばあちゃんショック」も加わった。おばあちゃんショックとは「スイーツムチャ食い衝動」のことである。もっともおばあちゃんは、「私はご飯食べたら、あとは食べない主義なんだよ」と、うそぶいてはいる。(嘘だよ、嘘!)
 今日は顔が痛い。腫れて痛いのだ! 破裂しそうなのだ!
 何とかして!

 (2011.10.20)   △このページのトップへ

『後追い写真〜その2』758

 おばあちゃんは、いつもはボクたちの仕事部屋にて、同じテーブルで編み物をしていますが、昨日はボクたちがそこに「コタツ布団」を掛けるというので自室に待機。
 部屋でこんなことをしておりました。



 こんなことも。

 テレビ体操で〜す。エライ!

 (2011.10.20)   △このページのトップへ

『後追い写真〜その1』757

 おばあちゃんが着いた日、ボクたちはデパ地下へ行きました。
 本金西武の前で、おばあちゃんの来秋を歓迎するかのように、タイミングよく季節外れの「竿燈」をやっていて、初めて見るおばあちゃんと妻は夢中で拍手を送っておりました。カメラ持ってきゃよかったな。
 デパ地下では米子の「米屋吾左衛門鮓」を買いました。
 そしておうちで、あらためて歓迎会をやったわけです。
 エビス琥珀ビールで乾杯して!

  

 (2011.10.20)   △このページのトップへ

『大杉漣です』756

 神田の親ビンさんはイカしてる。
 メールで多過ぎる要求を代表に出した。そしてその後で、最後に1行こう書いた。
 大杉漣です。
 その5文字を見つけた代表もイカしてる。さすが目がいい。見逃さない。
「大杉漣です。だってえ!」代表はガハハと笑った。ボクまで笑った。ナイスだと思った。
 その後で代表はこう言った。
「へ〜え、大杉漣ってこう書くんだあ!」
 2人ともイカしてる。いや、イカれてる。

 (2011.10.19)   △このページのトップへ

『おばあちゃんとの3日間』755

 毎日の恒例娯楽行事は「シアタータイム」!
 昨日は「お引っ越し」という2時間の映画を観ました。
 おとといは「おかあさん」、その前は「私は二歳」でした。ぜ〜んぶBSプレミアムの山田洋次「日本の家族100本」シリーズです。
 おばあちゃんは、時々コックリとなることがありますが、最後には必ず起きていて、「おもしろかったねえ!」などと言います。ケロッとした顔で。
 そうそう、昨日観た「お引っ越し」の中で、江戸っ子は「おひっこし」と言えなくて「オシッコシ」と言うそうなんですが、その辺いかがでしょう? 神田の親ビンさん。

 (2011.10.19)   △このページのトップへ

『虫との聖戦 パート2』754

 生協の配達員イッセイくんは、「オレ達の戦いはこれからだ!!」というテーマで、こんなことを書いています。
 遂にこの時期がやってきました。そうです・・・カメムシ大パニック!! もはや例年のお祭りのような感じになりつつあります。(;V;)(何となく打てたけど、真ん中の「V」は本当は「A」を逆さにしたやつです)
 原因としては、まず僕の部屋のうらが森林というベリーナイスな立地条件。もはやこれだけで彼等との聖戦は避けられない宿命!!(うちの場合は隣に茅葺き屋根の旧家がありまして、どうもそこが彼らの生息環境らしい)
 窓を閉め切っていてもどこからともなく奴らは侵入してきます。(; わあ、これムリだ。なんか怒ってるマークだ。そうなんだよね、奴やホントにちょっとしたすき間から入ってくるんだよね! ムカツクんだよね!!)
 そして、ピーク時には15分に1回ぐらいの割合で遭遇します。(マーク省略。よく測ったね、イッセイくん)
 縦横無尽に飛び回る彼らはかなり手ごわいです! さらに潰してしまうとフローラルな香りを振りまくので、駆除も慎重に行わないといけないのが大問題です。(正しい駆除のし方は、懐かしい記念すべき2回目のエッセイ『カメムシ撃退法』2をご覧下さい。ちなみにフローラルって表現好き。でも、ボクはキュウリの匂いに似てると思うよ)
 この聖戦は雪が降り始める頃まで続くので、それまで僕は負けません。オーー、ファイッ! オー!(ウッシ、ガムバレッ!)
 ちなみに僕のばあちゃんは、素手でカメムシを潰すという神業を平然とやってのけます!! そんな人に僕はなりたい。(えっ!)(ボクもなりたい。えっ!)

 (2011.10.19)   △このページのトップへ

『虫との聖戦 パート1』753

 おばあちゃんが今、朝の「青汁」飲みながらこんなことを言いました。
「今、部屋でクモ見つけでさあ、薬の小袋さ入れて、ピッと閉めて、窒息死させできたの」
 窒息死!?

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『ヌーディスト』752

 おばあちゃんが今、1人で泡風呂に入りました。
 待ちかねていたようで、ボクがファンヒーターのタイマーをセットしている間に着替えてしまい、バスタオルいっちょうになっておりました。ヌーディスト。
 今晩のおかずは「特製おでん」でした。
 お風呂上がりに「ふうちゃんりんご」を食べて、山田洋次監督の何か映画を観て寝ます。
 今日は何だかとっても平和な1日でした。
 まあ、いつものことだけどね。

 (2011.10.18)   △このページのトップへ

『遊んでばかりもいられない』751

 おばあちゃんが16日にやってきて丸2日は遊んでました。
 でも3日目の今日からは、3人ともいきなり仕事モードです。
 代表は、てんこ盛りのトトトト。
 おばあちゃんは、買ってきた毛糸でアミアミアミ。
 ボクはホームページとか何だりかんだりサササササ。
 みんな手がふさがっています。
 代表はヘッドホンで、おばあもラジオのイヤホンで耳がふさがっているので、耳があいてるのはボクだけです。ですから電話や宅急便に出るのはボクの役です。
 口にはそれぞれ飴が入ってます。
 代表は「ニッキ」、おばあちゃんは「黒飴」、ボクは「はっか」です。
 平和です。静かです。

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■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜750話はこちら)

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