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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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『春の香りのする便り』2950

 おねえちゃん(リエさん)とおととい電話で話した。
 NAOちゃんの卒業、SATOの4月の軽井沢挙式、U子の仙台転居・・・。
 みんなみんな希望の春を迎える。おめでとう!
 そして、何よりうれしかったのは長男のHIROのこと。
 サプライズだった! HIRO、本当におめでとう!

 (2013.03.15)   このページのトップへ

『肩あがる』2949

 『雨あがる』という小泉尭監督の映画があった。
 いい映画だった。
 ボクはね。
 突然、夕べ、長いこと(1年くらい)患っていた『五十肩』が治って、「肩あがる」になっちゃったのよ。
 五十肩って知らないうちに治ってるって聞いてたけど、本当だったんだね。

 (2013.03.15)   このページのトップへ

『郷から出よう』2948

 郷に入れば郷に従えと言いますね。
 その土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが賢い生き方である、というような意味。
 この村に来て、この4月で丸9年になるわけですが、そう思ってやってきたことはたくさんあります。
 で、町内会の役員になったのも、お世話になっているこの村のために、何か自分もしなければとの正直な思い、そんなちょっと気障っポイ動機からではありました。
 そこでいろんな体験をして芽生えた感情は、「この村、いろいろちょっとおかしいぞ」という「村への疑心暗鬼」でした。いや〜な気持ちにさせられっぱなしでした。
 妻にも言われましたが、この2年間で、ボクは随分言葉が荒っぽくなったそうです。
 もちろん、すべて町内会のせいにはしたくないけど、いろんなことにイライラし通しでした。
 こういう悪感情から早く卒業したい! つくずく今そう思います。
 「少なくともこの2年間はよく頑張った!」と自分に胸を張って、ボクは静かに郷から出たいと思います。とりあえず任期はあと2日です。

 (2013.03.15)   このページのトップへ

『問題老人』2947

 老人問題ではない。「問題老人」である。うちのおやじ(トシゾーさん)のことである。
 さっき書いたことは、つまりは「新聞にかかわる問題」であった。「新聞問題」もしくは「新聞沙汰」(ちょっと違うか?)
 ついこの間、夜中に転倒して「小岩さんになった」こともあった。その顔はイラストにも書いた。笑っちゃった。「爆笑問題」・・・と言ったら怒られるかな。
 それからこんなこともあった。
 露出狂のトシゾーさんは、苑の行事があると、ほとんどの写真に必ず写っていたものだが、その写真をPR用に使いたいというので、施設から電話がかかってきたことがあった。
 これも問題といえば問題だろう。「肖像権問題」
 いずれにしても、何かと「問題老人」ではある。

 (2013.03.14)   このページのトップへ

『上げたくはなかったんだろうけどね』2946

 東北電力から「電気料金値上げの申請について」という冊子が届いた。
 電気業界も大変なのだ。こんなに頑張って経営効率化を図っているけど、もう限界なのだ。
 そういうことが伝わってくる。
 灯油も上がっている。来年からは消費税も上がる。
 上げたくはなかったものが上がる。
 上がってほしくなかったものだけが上がる。
 売上げとか、成績とか、生産効率とか、給料とか、小遣いとか、ゴルフのスコアとか、「上がってほしいもの」はなかなか上がらない。
 血圧とか、物価とか、メタボ値とか、「上ってほしくないもの」がバンバン上がる。あ〜あ、やんなっちゃうわ。
 そうそう、「上がってほしいのになかなか上がらないもの」がもう1つあった。
 それは、ボクの『五十肩』(右肩)だ。こいつシブトイ!

PS そんなことを書いていたら、突然夕べ上がっちゃいました。マジに! どういうこと?!

 (2013.03.14)   このページのトップへ

『何もそんなに読まんでも』2945

 かつてトシゾーさん(オヤジ)が家にいた頃もそうでした。
 1日中寝ているので、ヒマなので新聞を読んでいました。
 1枚1枚バラバラにして、ちいさく折ったりして、すべてのページを1字も残さず読んでいました。
 もちろん新聞はグチャグチャになり、ボロボロになりました。
 おまけに、それを持って食事をするので、たくさん残飯などが付着し、ベトベトにもなりました。
 新聞配達が早朝に届ける時間、彼はそれを待ち構えて奪取してしまうので、ボクたちが新聞を読むことは、物理的にも化学的にも地学的にも生物的にも無理でした。
 さっき、施設から電話がかかってきました。
「あのう、昨日のケアプラン会議で問題になったことがありまして・・・」
 そう、切り出されてボクはビックリしました。また何かやらかしたな、と思いました。
 よく聞いてみると、トシゾーの新聞の件でした。つまり、前述したようなことに対して施設内で問題になっていると。
「それで、トシゾーさん専用に新聞とってあげてもいいでしょうか?」
 話はそういうことだったので、ボクが胸をなで下ろした。
「どうぞ、どうぞ、100部でも200部でも・・・」
 というようなことは言わなかったが、安心して承諾し、その手間をお願いした。
 皆さん、施設に入居している老人がそんなに新聞が読めるなんてすごいと思うでしょう? 元気で何も問題ないとお思いになるでしょう?
 ところが実はね。読んでいるように見えるけどね、本当はあまり頭に入ってないんですよ。アレ「ポーズ」なんですよ。「賢い人ぶったポーズ」。
 その証拠に、時々新聞を「逆さま」に読んでいたことも、ボクらは何度もこの目で目撃しているんですからね。

PS 後で考えたんですが、何も新聞とってあげなくてもよかったかもしれないね。
 つまり、彼にとって「その日」が「その日」である必要は全くないんだから、「前日の新聞」を、1日ずらしで見せてあげればよかったんじゃないかなと思ったわけ。
 失敗した〜。

 (2013.03.14)   このページのトップへ

『まっフツーだな、の料理』2944

 なんか、うちではいつもおいしい料理ばっか食べているというような誤解がある。
 羨望と嫉妬の入り交じった声を聞く。
 ところが「ちゃう」ねん。
 あんまり美味しくない、すなわち「まっフツーだな」と言って、自分を励まさなきゃなんないようなものができたりすることもあるのだよ。
 夕べは、長いこと冷凍庫の底に眠っていた「秋刀魚5匹袋詰め」のリユースに着手した。
 インターネットで妻が調べてくれたのはこういう料理だった。
 秋刀魚を半分に切っておく。オリーブ油にニンニクスライスを入れて香りだて、秋刀魚の両面を焼く。焼けたらバルサミコソースと砂糖を加えてからめる。
 その日は、またもや「チーズエンドあべ」さんから「美味しいワインちゃん」が届いたばっかだったので、「こりゃ、ワインに合いそうじゃわい!」と思って作ってみた。それがこれ。



 でも、なんか、あんまり美味くなかった。珍しく残した。
 で、気を取り直してこんなのも作ってみた。
 これも妻が調べてくれたもので、秋刀魚を3枚におろして小麦粉をつけて揚げ焼きにし、何やら酸っぱいタレに漬けて、タマネギ・ニンジンスライスを載せるもの。
 こんなカンジ。



 どっちかと言うと、こっちのほうが美味かったな。
 これは当たり前のことだけど、「やっぱ秋刀魚は秋に食べるものだな」と思った。
 白状するとね。チャレンジブルにいろいろ作ってるとね。こんなふうにね。
 ケッコー失敗作もあるのだよ。でも、『失敗は成功のもと』って言うじゃん。
 気にしない、気にしない!

 (2013.03.14)   このページのトップへ

『クレームの範囲』2943

 どこまでが「クレーム」として許されて、どこからが「クレーマー」と呼ばれるのか?
 これはヒジョーに困った問題である。
 例えば、買ったパンの中に「虫ピン」が混入していたとする。
 この場合は、そのことに苦情を申し立てても、絶対に「クレーム」として認定してもらえると思う。
 どころか、その会社を挙げて謝罪に来てくれそうな気もする。ニュースにまで取り上げられる。
 また、買ったパンの中に「ハエ」が入っていた場合はどうだろうか。
 これも、ほぼ間違いなく「クレーム」になるだろう。
 ただし、食堂でのこの手の苦情と同じように、作る段階で入ったものか、食う段階で入ったものかの事実確認を求められることも必至だろう。
 「髪の毛」なんかも同様ですね。
 さて、ボクが言いたいのは、「店員の態度が悪い」ような場合、それはクレームとして訴えてもいいものだろうかということなのである。
 この場合、多分にこっち側の「主観」が働くため、「何となく気にくわない」とか「相性が悪い」みたいな定性的、感情的な要因が関与してくるからである。
 ボクはそう感じたけど、別の人にはそう感じないことだってあり得るのだ。
 それと、そのことを本人に指摘した場合、明らかにその人との間に「個人的な険悪ムード」が漂ってしまう。
 その人にではなく、その会社とか上司とか社長とかにそのことを告げた場合は、何だか「陰で密告したみたいな罪悪感」がつきまとう。
 だから、そういう場合は、「忍」の一字で耐えてきた。後味の悪さが嫌だったから。
 でもね、今回でもう5度目くらいになるアノ方のアノ態度だけは許せない。
 言っちゃおうかな? いや、嫌なやつになるから言いませんよ。
 言いませんがね・・・。
 あのさあ、「サインくれ!」ってボールペンぶん投げるのだけはやめてもらえない!? 「ブラックキャット便」の人!

 (2013.03.13)   このページのトップへ

『あこがれパワー』2942

 小学生だった頃は、たくさんのヒーローにあこがれていた。欲張りなガキだった。
 それは、時にタイガーマスクだったり、サイボーグ009(ジョー)だったり、「吉川君!」の森田健作だったり、柔道一直線の桜木健一だったりしたものだ。
 どうしても強くてカッコいいものが好きだった。
 強くてカッコいいといえば、やはりジャイアンツだった。ご多分に漏れず、ボクは野球少年であり、長嶋や高田、柴田、ちょっと通なところでは「黒江」や「土井」なども好きだった。
 そして中学になり、ちょっと「あこがれ路線」が体育会系から文科系(というか音楽系)に移った。
 ポプコンから出た一関出身のバンドのリーダーにあこがれ、その歩き方をまねたものだ。
 彼の歩き方は、右肩が少しだけ下がって、左右に体を揺らしていた。それが何だかミョーにかっこ良かった。
 そういう歩き方をまねているうちに、ボクもそういうへんてこりんな歩き方になった。今でもそれは抜けない。
 ボクが「あこがれ」について書こうと思ったのは、「あこがれ」ってそれ自体にチカラがあるってことを、寝ながら思っていたからなんだ。
 『あこがれパワー』
 何であれ、「あこがれるもの」があった時代はみんな幸せだったのではないだろうか。
 そうなりたいもの。
 そうありたい姿。
 でも、そういうヒーローが、少なくともボクのココロの中からいなくなって久しい。
 作家の中にも、もちろん為政者にも・・・。
 その人の、ホントは見たくもない現実の嫌な面が見えてしまうからかもしれない。

 ところが最近、そういう人にめぐり会いました。101歳の現役医師、日野原重明さんです。
 彼は、「自立した魅力的な老人」になることを教えています。そして、若い人から「将来、あんなに素敵で、楽しそうで、頼りになる老人になるんだ」と、目標にされるような老人になりましょう! と、言っています。
 そう言っている日野原さん、「あなたこそ」が、今、ボクたちのあこがれの人です。
 ゼッタイ死なないでね!

 (2013.03.12)   このページのトップへ

『イチジクトルコ』2941

 そういう名前の乾燥イチジクがある。袋にそう書いてある。たぶんトルコ産なんだろう。
 『イチジクトルコ』
 それを見ながら妻がおいしい赤ワインを飲む。フランスのオーガニック。アワフェイバリットワインである。
 泡盛をやめて、ボクも一緒に飲む。
 ヤギのチーズ(といってもヤギはチーズにはできないので、ヤギの乳からできたチーズですが)を食う。白いハードタイプです。
 クセは少ないとはいうものの、のどの奥で、やはりラムチョッパーとかジンギスカンのような獣臭がする。これが好きな人にはたまんないんだろうね。
 自分たち的には、やっぱちょっと苦手かもと思いつつ、おいしい赤ワインをジワジワ飲む。
 『イチジクトルコ』のスライスをつまむ。
「ドクトルジバコ!」
 突然妻が叫ぶ。
 ロシア革命、医者ジバコ、ラーラ、トーニャ・・・。映画のシーンが目に浮かぶ。「ラーラのテーマ」が脳裏に流れる。
 おもしろく切なく、そして何より長〜い映画だった。
 『ドクトルジバコ』か。
 なるほど、確かにそう読めるなあ。

 (2013.03.12)   このページのトップへ

『サニーフィールド』2940

 その人は、自分のことをおどけてそう呼んだ。サニー=「日」、フィールド=「野原」。(フォレスト・ガンプのママ役やノーマ・レイを演じた、ボクたちが大好きなアメリカの女優「サリー・フィールド」にも似た名前)
 その人は、今年の10月3日になれば102歳になられる。
 日野原重明さん、聖路加国際病院理事長。新老人の会会長。
 人間ドックの生みの親。
 その方の講演がたった1000円で聴けるというので、ボクたちは先日の嵐の日に秋田市に出掛けた。
 その日の天候はものすごく荒れていて暴風が吹いていたので、飛行機が飛ばないのは当然としても、先日脱線事故を起こしたばかりの新幹線「こまち」だって動かない可能性が高かった。
 ダメモトだった。
 ところが、彼はいた。2週間前に肋骨を骨折したばかりの彼が立っていた。
 飛行機も、「パイロットの操縦が上手だったのででしゅねえ、着陸できたんでしゅねえ」と言って笑った。
「私はでしゅねえ、名前がでしゅねえ、日野原、サニーフィールドでしゅからでしゅねえ。『天気男』なんでしゅねえ」
 彼がそう言うと、やはり嵐の中をやってきた超満員の聴衆がドッと沸いた。
 素晴らしい講演だった。
 猫背で、内股で、お猿のように動き回りながら、最高の笑顔でしゃべる彼を見ているだけでよかった。
 ただそれだけでよかった。
 なのに、彼は「私はでしゅねえ、とっさにでしゅねえ、このポーズをとったんでしゅよ」
 と、言って「なでしこジャパン」の大ファンである彼が、101歳のお祝いにゴールキーパーから贈られたユニホームをはおり、グローブを着けて写した写真を見せた。
「このポーズがとっさにできたということはでしゅねえ、私はエンターテイナーでしょう?」
 息をつかせぬ、笑いっ放しの45分だった。
 そして、来年の秋にまた秋田に来ると、彼は最後に力強く言った。102歳の彼に会えるだろうか? いや、絶対会える気がする。

 今、嵐とともに彼は去った。
 そして今日は久しぶりに太陽が上っている。ボクたちの心にも。
 日野原先生、本当にありがとうございました!



 (2013.03.12)   このページのトップへ

『3.11 PM02:46』2939

 今、2人で南西の空に向かって黙祷を終えた。
 何も言葉が浮かばない。
 ただ1日も早い復興と、なくなった方たちのご冥福を祈るだけです。

 (2013.03.11)   このページのトップへ

『笑えた時代』2938

 箸が転がってもおかしい。
 そんな時代はもう遠い昔?
 思い出すのは中学の頃、自転車通学してた田んぼの土手で、友だちと何でもないことで大笑いになって、そのまま自転車ごと土手を転がって田んぼに落ちて、それでも転んだまま笑ってたことがあった。
 そんな時代はとうに過ぎ、それでなくてもそうなのに、世相は暗く、今はなかなか腹を抱えて笑えない時代になったのかもしれない。
 震災からあと2日で2年になる。
 そんなこともあるから、人は笑いづらくなったのかもしれないな。
 でもボクは、だからこそ笑いたい。笑わせたいな。笑ってほしいな。
 笑う門には福来る。
 そう言うじゃない。

 (2013.03.09)   このページのトップへ

『ノーキとノーテンキ』2937

 楽な仕事はあろうはずはないが、今朝は代表と早朝5時前に出勤して、今、彼女はその仕事を納品した。
 お疲れさまでした!
 プロとはこういうものだ。納期に絶対の責任を持つのだ!
 そんな意気込みが伝わってくる。
 ボクも一緒に起きて、コーヒーいれたり、ゴミを出しにいったり、執事的に頑張っている。
 さらに、今日は「制作中のホームページ」の納期でもある。
 ようし! 負けないぞ!
 「ノーキ」「ノーテンキ」
 字面は似ていても似て非なる言葉である。

 (2013.03.08)   このページのトップへ

『暖簾も糠も柳もない』2936

 暖簾(のれん)に腕押し。
 糠(ぬか)に釘。
 柳に風。


 これらはどれも「いたって手応えのないこと」を言いますね。
 明日に迫った「町内会の会計監査」、実はそういう状態なんです。いや、もっとヒドいです。
 少なくても去年は、3人いる監査員のうち1人しか出てこなかった。
 腕押しする「暖簾」も、釘を刺す「糠」も、風に吹かれる「柳」さえない状態なんです。
 そういう場合、「楽でいいじゃん」って考える人もいるだろうけど、ボクは、いい気になって言うわけじゃないけど、一生懸命資料を作って分「ザンネン!」で仕方がないんですね。
 今年は、全員集まってほしいものです。せめて印鑑と電卓ぐらい持ってね。

 (2013.03.08)   このページのトップへ

『品のない会話』2935

 妻に「ケツくさい」と言われたので、
「おかしいな、夕べ風呂入ったのにな」
 と、ケツに手を当てて考えてみた。
 よく聞いてみると、それは「ケチくさい」の石巻弁だった。

 (2013.03.07)   このページのトップへ

『たまにはいい話を』2934

 いつもクダラナイ話ばかりなので、たまにはいい話を。
 年をとるって悲しいけど、年をとるって面白い。
 かつて2人が縁あった人たち(家族から友だちから会社関係からいろいろ)のことを、あれこれ話していたら会いたくなった人たちが結構いた。
 あの人とあの居酒屋であれを飲みながら・・・。
 生ている人もいるが、それがかなわなくなってしまった人も大勢いた。
 ボクたちが、それぞれに会いたくなった人の共通点は、「なんかいつも気張らずに、肩肘張らずに会える」人たちだった。
 それから「いつまでも恩義を忘れない」人たちだった。
 ボクたちが会いたい人たちは、きっと相手も会いたい人に違いない。いや、そうあってほしいのだ。
 いつまでも受けた恩義を忘れないようにしようね。
 今年は「会いたい人」に1人でも多く会える年にしようね。
 「会いたかった」と過去形にならないために。
 最後はそーゆー結論になった。

 (2013.03.07)   このページのトップへ

『問題はそーゆーことじゃない』2933

 イヤミじゃなく聞いてね。
 負け惜しみじゃないから聞いてね。
 ツイッターとかフェイスブックやってる人なら分かると思うんだけど、アレって嫌でもほかの人と比べるでしょ?
 何を比べるかというと、ツイッターだったら「フォロワー」の数だし、フェイスブックだったら「友だち」の数。
 で、自分より少ない人を見つけては安心するんだけど、最近デビューしたばっかりの子が、ドドドド〜ッと顧客、ちゃう「友だち」を増やしていくと、先輩のオジさんはちょっと焦るんですね。
 で、「友だち」がいっぱいいる人にもいろんな傾向があって、地道に着々と友だちを増やしている人もいれば、有名人とかだと「知名度=人気=友だち数」みたいなカンジで人気投票みたいになっているのもあります。
 で、前者の場合はしっかりコメントに答えたり、「いいね!」もしてくれるんですが、後者(人気者ぶってる人)はコメントが来ても、ほとんどそれに返信しませんね。全国区の有名人で、もう数え切れない人がフォローしているんだったらいざ知らず、ローカルスターでたかだか数百人レベルの人でもそうなんですよね。
 こういう人は、自分が載ってる写真とかには、持ち前の自己顕示欲でもって積極的にしゃしゃり出てきてまで「シェア」しますが、人のささやかなコメントにはほとんど反応しません。「一般人に話し掛けたらスターの名折れだ」みたいなカンジで。
 まあ、そんな人だからこそ「ローカルスター」の椅子に鎮座し続けられてるんでしょうけどね。
 奢ってるんですね。大物ぶってる。だって数百人レベルだったらできないわけなんだもんね、ホントはさ。まあいいや。
 そんなわけで、ボクは今、ツイッターの純粋なフォロワーはゼロです。フェイスブックは27人です。
 一生懸命書いてる割りにはものすごく少ないけど、それでいいんです。
 しっかり友だちのタイムラインも見て、「いいね!」もしてるし、コメントくれれば必ず返してます。それでいいんです。それが楽しいんです。
 そんなわけで、SNSの神髄をボクはこう見ています。
 多いか少ないかじゃない。シアワセかシアワセじゃないかなのだ。人を利用しない。やってて楽しいと思う人だけやればいい。
 ツイッターとフェイスブック。今、ボクはこいつらがだんだん好きになってきてるんです。



 (2013.03.07)   このページのトップへ

『ディズニーランドは好きだった?』2932

 昨日、妻と盛り上がった話題がある。
 ディズニーランドは好きだった?
 正直、ボクはコワかった。
 あのアトラクションだがって乗り物がとにかくコワかった。
 スペース何とかとか、マウンテンなんとかとか、カリブの何とかとか、スプラッシュ何とかとか、何とかクルーズ何とかとか・・・。
 唯一コワくなかったのは『イッツアスモールワールド』だけだった。ダンボすらコワかった。
 自慢じゃないけどボクは、かつて「としまえん」で確か「マジック」(何がマジックだ!) とかいう乗り物に乗せられて、ゲボを死ぬほど吐いたことがある。
 飛んで、グルグル回って、上下して、もう、やめてくれ〜!!! ってヤツだった。
 それからなんか、「空飛ぶじゅうたん」のようなものにも乗せられた。何がじゅうたんだ! ただストーンッ! と落ちてくるだけやんけ! とにかくアノ、「スッ」と胃袋が空中遊泳する感覚がダメなんだ。
 顔面蒼白になりながら西武池袋線に乗った記憶がよみがえる。「もう絶対乗るもんか!」と固くココロに誓ったものだ。
 ああ、また思い出した。
 富士急ハイランドで日本一とかいうジェットコースターに乗せられてしまって、やはりゲボを吐き、首を寝違え、背骨を折り、恥ずかしい話、失禁までしたんだった。こっそりパンツ買いました。
 それからどこだったか忘れたけど、巨大なシーソーのようなものに乗せられて、やはりゲボを吐き、失神したことまであった。
 とにかくいろんなものに乗るとその度に、ボクは甚大なダメージを受け、生死の境を彷徨ってきたのだ。
 あんな思いまでしてなぜあんなものに乗らなければならんのだ!?
 しかも、並んでまでさ。そんな素朴な疑問が沸いてくる。バカバカバカ! と自分を殴りたくなる。
 でも、「勇気がない奴」と思われると思って、かつては絶対、口が裂けても言えなかった。特に彼女と一緒だと余計に。
 ボクは昨日、そのことを思い切って妻に話してみた。
 したらなんと! 妻もボクと全くおんなじ「弱虫」だったことが判明したのだ! よかった!
 やっぱしディズニーランドでは、『イッツアスモールワールド』と、バンジョーでテネシーワルツを演奏するステージと、帰りにお土産を買うのだけが楽しみだったんだって。
 よかった〜、気が合って。

 (2013.03.07)   このページのトップへ

『料亭のブリ大根』2931

 うちのブリ大根は料亭の味だ。
 なぜなら、かつて妻が料亭を取材して仕込んだ「レシピ」に基づいて厳密にボクが作るからである。
 ブリという魚は独特の生臭さがあるもので、義兄のエンちゃんなどは「ブリ大根など絶対に食わん!」と主張してはばからなかった。
 ところが、これだけは食ったのだ。「これは美味い!」と言ったのだ。あのエンちゃんが食って大賛辞を送ったのだから、それはそれはスゴいことなのだ。
 ああ、そんなエンちゃんも逝っちまったんだなあ・・・。
 ごめん、ごめん、湿っぽくなっちゃったね。
 では、どうして生臭くないかというと、企業秘密ですけど「ちょっこし」教えます。
 まず、ブリの頭とカマ(ここがおいしいんですよ。切り身なんかバカですよ)に塩を降って30分置きます。
 それからそれに熱湯をかけます。
 それから生姜を刻んだものと秘伝のタレでコトコト煮るわけです。
 大根は煮過ぎたり臭いが付くので一緒に煮ません。下茹でしておいて、煮上がる少し前にちゃぽんと投入するだけ。
 で、盛り付けて最後に大量の「生姜の絞り汁」をタラ〜ッと全体にかけます。
 これでカンペキよ! 全然生臭くありません。
 ちなみに夕べのも美味かったよ。



 この辺の田舎では、「ブリ大根」を食べる習慣がないのか、生臭いと嫌われているのか、とにかく安いの。
 新鮮ででっかいブリの頭とカマが、五城目イオンではそれぞれたったの100円で売ってました。
 はっきり言って目を疑いましたよ。唯一、そういう「通の魚の価値が分からない」ところがここの良さかもしれませんね。
 お陰で、200円の投資で2000円の『料亭のブリ大根』を食べることができました。

 (2013.03.07)   このページのトップへ

『こまごま男』2930

 とりあえず9日の「合同反省会」のこまごまとした準備に忙しい。
 資料作りもさることながら、賄い関係に全力を注いでいるのだ。
 ダイサンというスーパーに行って598円の寿司を17個注文してきた。
 それから八郎潟の「はたけー」という和菓子屋で600円の「あんごま餅」を7個。
 1年間の配布業務に感謝を込めて、独り暮らしのおばあちゃんたちには一体何がいいかと、妻とあれこれ考え抜いた末の「あんごま餅」なのだ。
 この議論は寝ながら数時間にもおよんだ。
 そして、これならば喜んでくれると踏んだのだ。寿司だってそうだ。これならば持って帰って「夕飯」にもなるはずだ。
 おばあちゃんたちの大喜びする顔が目に浮かぶぜ。
 それから「イトショー」でビールやお酒の手配もしとかんと。
 ああ忙しい、忙しい。
 こんなカンジで、17日の総会が終わるまで、「こまごま男」のボクはなんやかんやと「てんてこ舞い」なのである。

 (2013.03.06)   このページのトップへ

『チャプリンは左利き』2929

 今、BSプレミアムで録画しておいた「チャールズ・チャプリン」のサイレント映画にはまっている。
 『黄金狂時代』(1925)、『街の灯』(1931)、『モダン・タイムス』(1936)と観て、今日は『独裁者』(1940)になるだろう。
 実にホントに最高に、何というかカンペキなコメディですね。
 しっかり計算され、何度も練られ、そうして出来上がった『笑いの芸術』。
 本物はやはり違うもんだなあ。
 夜の密かな楽しみ「シアタータイム」は、「おしん」もあれば「コロンボ(新作)」もあって、なかなか『カラマーゾフの兄弟』にいけない。
 ああ、うれし忙しい。



 (2013.03.06)   このページのトップへ

『いつも心に防空頭巾を!』2928

 全労済の向井くんのCMに、そういうコピーがくっ付いていた。
 すまんが、妻と笑ってしまった。今時「防空頭巾」がイカすじゃないか。
 で、笑いながらも、ちょっと2年前のあの日を思った。忘れもしないあの日を。
 あの日の1週間後の総会で、ボクは小額とはいえ「被災地への義援金」を勝ち取った。
 同時に「会計」に選ばれた。
 それから2年、役員として村に関わってきた。いろんなことが分かってきて、そして今、思っていることがある。
 村にはいろんな勢力があって、そのちょうどど真ん中に立ってボクは、「バランスをとるコツは両手を広げることだ」と硬く信じて、どちら側の意見にも耳を貸しながら頑張ってきたつもりだ。
 でもね。みんな陰でコソコソ言う人たちなんだよね。表には出てこない。
 さすがに昔、村を二分する裁判が起こったり、実際に「村八分」まであった村だなあと思う。
 辟易しましたね。ボクはいささか疲れました。

 (2013.03.06)   このページのトップへ

『不思議なさみしさ』2927

 一度も顔を合わせたことがないのだけれども、いつも読んでいるブログによく登場するような人がいる。
 うちの場合だと、石巻のおばあちゃんとかトーエーとか、世界にまで顔が割れている「スター」もいる。
 ある人の今日のブログで、ボクもブログで見知った人(ボクとも同い年)が亡くなったことを知った。
 筆者も信じられない様子で、大変落胆していたが、何だかボクまで弔意がこみ上げてくるのだ。
 胸の奥で手を合わせている自分がいるのだ。
 だけど、こうなってみると、亡くなったその人は実に「空気のような人」だったことが分かる。
 だから、それがなくなったから、息ができなくって、苦しいのだ。
 自分は誰かの「そんな人」になれるだろうか?

 (2013.03.06)   このページのトップへ

『揚げ出して、盛り上げて、食らいついてみました』2926

 豆腐の賞味期限が迫っていたので、揚げ出してみました。
 大根と生姜と葱は豊富にあったので、盛り上げてみました。
 腹が減っていたので、食らいついてみました。



 なんだべ、うめごだあ。

 (2013.03.06)   このページのトップへ

『チョロさんが怪しい』2925

 さっき、「総会の通知」を持って組長宅7人を回ってきた。村の端っこから端っこまで回るので結構息が切れる。
 でもまあいい運動にはなった。
 帰ってくる途中で、役員の中でダントツ最高齢のチョロさんに会った。
 前歯がなかった。前はあったのにどうしたんだろう?
「監査いづだっけが?」
 と、訊かれたので教えた。
「何時だっけが?」
 と、訊かれたので教えた。
「反省会いづだっけが?」
 と、訊かれたので教えた。
「何時だっけが?」
 と、訊かれたので教えた。
「総会いづだっけが?」
 と、訊かれたので教えた。
「何時だっけが?」
 と、訊かれたので教えた。
 全部、ついこの前の役員会で通達したことだった。
「オレは今回で辞める」
 と言ったが、それはこの前の役員会で、くどいほど彼から聞いていたことだった。
「おめえはまだまだやらねばね!」
 と言われたが、それも役員会でくどいほどボクが固辞したことだった。
 とにかく「絶対やらね!」とだけ言って帰ってきた。
 このところのチョロさん、ちょっと怪しくなってきている気がしてならない。  

 (2013.03.05)   このページのトップへ

『吸い込まれたデータ』2924

 さっき、ボクが昼ご飯を作っている間、猛然と仕事部屋に掃除機をかけていた代表。
 仕事の途中だったので、パソコンの画面には、たくさんのウインドウが立ち上がったままだったらしい。
 で・・・。
 昼食が終わり仕事に戻った。
「・・・ない!」
 パソコンを見つめた代表が、青い顔で言った。
 見ると、画面にあったはずのすべてのデータがウインドウごと消えてしまっていた。
 まさか。
 2人同時に掃除機を見た。
 ・・・。
 まさか。

 (2013.03.05)   このページのトップへ

『O脚になり下がらないスリッパ』2923

 ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)という履物をご存じですか?
 こんなんです。



 ドイツのメーカーで値段はそれなりにするんですが、これがすっごく履きやすいの。
 妻に買ってもらって履いているんですが、全然型くずれしないし、足に吸い付くカンジでとてもいい。
 何でもこれは、「足の矯正のために生まれた」シューズらしいです。
 今までのサンダルやスリッパだと、必ず外側が磨り減って、だんだん「O脚」になっていくのに、これはそんなことはなさそうです。
 Oに崩れていかない。
 Oになり下がらない。
 そんな立派な、頑固な、毅然としたスリッパなのです。
 今までAMANOとかユニクロで何足となく買っては履きつぶしたけど、これならオーバーに言えば「一生もん」です。
 妻にも買ってあげたいな。

 (2013.03.05)   このページのトップへ

『夜中の1時に腹がねじれたよ』2922

 な〜んでこんなに笑えるんだろうね。
 詳しい話はちょっといろいろあって書けないんだけど(後で書けるようになったら書きます)、『ウマスタンシャツ』という話題で盛り上がって、夜中の1時頃から1時間以上も死ぬほど笑ってしまいました。
 関連して、「ウマスタンブーツ」とか「だるまおとし」とか「おい」とか、いろんな話題になりました。なんのこっちゃ? サッパリ分かんないでしょ?
 最近は、厳密に言うと、寝る前にしゃべる「寝しゃべり」とも違って、夜中に2人でトイレに立った後、にわかに話が盛り上がって、深夜ゲラゲラと、まるで修学旅行みたいに、延々と笑い続けるパターンが流行っているのです。
 本当に「バカみたい」です。
 次々に「ばか」と「ばか」が取っ組み合いするように「ばかばか!」やるわけです。
 『ウマスタンシャツ』というのは、ある熟年夫婦に関係してるんですけど、やっぱり今日は書けません。
 な〜んだ。
 と、おっしゃらずに、もうちょっと待ってね。

 (2013.03.05)   このページのトップへ

『いろんな仕事をしています』2921

 今、17日の町内会の総会資料を全力でつくっています。
 会計関係のものはもとより、次第から議案書まで全部1人でつくっています。
 これにはもう、のべ10時間以上かかっています。
 さらに印刷も全部自分でやっています。
 今週末には会計監査会があり、その後組長合同反省会もあります。
 そういう一切の資料づくりや細々した「賄いの支度」を一手に引き受けて頑張っています。
 ものすごい仕事量ですが、これらは全部ボランティアです。
 村に暮らすということはそういうことも避けて通れないのです。
 そんな中でもホームページの仕事もしています。
 こっちはお金になる仕事です。ビジネスです。
 最近では、屋根の雪下ろしというチカラ仕事もやりました。回覧板も配りました。
 そんなわけで、ボクもいろんな仕事をしています。
 家主は、こう見えてなかなか忙しいのです。

 (2013.03.05)   このページのトップへ

『ゆるみがち』2920

 今朝はそれでもマイナス5度ぐらいだったみたいだけど、最近ちょっとゆるみがちである。
 明日から3〜4日は、1日中プラスで、最高気温はなんと9度とかって書いてあった。
 そういうことをきくと気がゆるむ。やめてくれ。
 出掛けたくなるだろうが。
 歌いたくなるだろうが。
 走りたくなるだろうが。
 回りたくなるだろうが。
 暴れたくなるだろうが。
 狂いたくなるだろうが。
 なんとかして。

 (2013.03.05)   このページのトップへ

『夢を見たかい』2919

 おいしいワインとチーズをたくさん買っていた。
 チーズ&ワインabeさんのご夫婦と、ボクらは楽しそうにお話をしていた。
 彼らは1日1本のワインを飲みながら、和食なども(煮物とか焼き魚とか)食べると言っていた。
 それからPop Topsの『Mamy Blue』を知っていた。2人とも、70年代が青春だった。あの時代を生きていたのだった。



 もちろんCCRのこんな歌も。

 エラく「グタイ」な夢を見たもんだ。もしかしてホントだったのかなあ?

 (2013.03.04)   このページのトップへ

『度を超してみる』2918

 酒でもそうだけど、人間一度は「度を超して」やってみて、そんでもって「自分が嫌になるほど懲りて」、そんで「エラく反省して」大人になっていくものである。
 これが人間の「成長のサイクル」である。
 恋愛でもそうである。「度を超して」好きになってみるが、「度を超してフラれる」。そこから「エラく落ち込んで引きこもる」(おいおい!)。
 そんわけで、度を超してみることはとても大切なことだ。(そうかなあ)
 現にボクらは今、度を超してスイーツにはまっている。
 甘い物がないと生きていけないほどに狂っている。
 顔にニキビが出来始めた。体重が増え始めた。そうするとどうだろう?
 自分が嫌になるほど懲りて・・・ねえな。
 エラく反省して・・・ねえな。

 (2013.03.04)   このページのトップへ

『我が家で一番休まず働き続けている人グランプリ』2917

 たまたま、妻と「我が家で一番休まず働き続けている人グランプリ」は誰か? という話になった。
 人間ではない。人間だったら「代表」に決まっている。そうではなくて「電化製品部門」である。
 この部門にノミネートされた人たちは、ほぼ「かつて妻がOL時代にTアパートに入居する段階で買ったもの」で占められていた。
 ボクの関係者はただ1人「トイレの換気扇のファン」だったが、これはつい先だってご臨終になったばかりだ。
 妻のOL時代の電化製品群はたくさんあるが、その中でも優秀な働き手だった「全手動洗濯機」さんも、この間ご臨終になったばかりだ。
 トースター、掃除機、ホットプレートなど、OL時代の名残のものはまだまだたくさんあったが、その中で『我が家で常に休まず働き続けている人グランプリ』は『小さな2ドア冷蔵庫』ということに決定した。
 かれこれ30年近く、1日どころか、1秒すらも休まず働いているエラい中のエラい人だ。
 もし、彼女にご臨終の日がきたら、ボクらはきっと、リサイクル品運搬車の荷台にすがって、「え〜ん、え〜ん」と号泣することだろう。

 (2013.03.04)   このページのトップへ

『旧友Iくんからの電話』2916

 ボクがアパレルやってた頃の同期生から、今しがた電話があった。
 いい意味でも、悪い意味でも、何も変わらなかった。
 もう1つ、歴史は繰り返すということも知った。
 何も変わらない。
 歴史は繰り返す。
 長い電話を切ってから、まじまじとしみじみとそう思った。
 彼と初めて会ったのは30年前の23歳。
 ボクのように、変わり過ぎるのもどうかと思うが、彼のように変わらな過ぎるのもどうかと、正直思ってしまった。
 出張でこっちに来るらしい。月末にちょこっと会えるかもしれない。
 「全然変わらない53歳」と「恐ろしく変わった53歳」の12年ぶりの再会。
 ボクはそこで何を感じるだろう。

 (2013.03.04)   このページのトップへ

『偉大な卵』2915

 隣のケーコさんからいただいた卵は偉大だ。
 何が偉大かというと、硬いのだ。
 まず「殻」が硬い。
 これを産み落とす時の親鳥の陣痛が思いやられる。
 同時に、運良く有精卵だった場合、殻を割るひなの苦労も偲ばれる。
 偉大だが痛い。
 さて、今日はその卵を朝食に食べた。もちろん茹でて。
 殻を割る指先に血がにじんだ。
 殻も硬いが身も硬かった。身持ちがいいということか?
 白身は弾けるようにパッツンとしていた。
 ガードルを履いたI家の奥様のごときケツだった。いや、「I家の奥様のケツのごとき」弾力だった。
 ボクとI家の奥様の名誉のために補足しておくが、もちろんこの感想はボクではなく、妻(I家の奥様の妹)のものである。ボクは恐れ多くて触れません。
「はじき返される!」と、妻は叫んだ。
 それほど「偉大な卵」だ。味もいい。

 (2013.03.04)   このページのトップへ

『一村の良心』2914

 長いことお世話になっていたM歯科から、今でも「未来健康通信」という定期便が送られてくる。
 その中にいい言葉が書いてあった。
 一国を維持するのは、決して2〜3の英雄のチカラではない。
 実に一国を形成する教育があり、知識があり、品性の高い人たちのチカラによらなければならない。
 これらの人たちは「一国の良心」というべき人たちである。(新島 襄)

 なるほどなあ。ここでいう「良心」とは「民意」のことだな。
 我が国は言うにおよばず、この村の民意はどうだろう?
 村の役員としての仕事も残り少ない。今年は役員改選があるし、ボクは絶対もうやるつもりはないのであと2週間で終わりだ。退職だあ!
 今、最後の仕事だと思って、組長さんと監査役さん合計10人に、監査役会と反省会の通知を自ら1軒1軒配ってきた。
 村人1人1人は、みんな善良ないい「おずんつぁん」「おばんつぁん」たちだ。
 でも、その一方で、この村に「一村の良心」はあるのかと問うてみると・・・ダメだな。
 良心とか民意とかいう、はるか以前の問題だな。 

 (2013.03.03)   このページのトップへ

『ハマグリ博士』2913

 「おひなまつり」といえば「ハマグリ」である。
 ハマグリといえば「焼きハマグリ」である。焼きハマグリを上手く焼くにはコツがある。
 それは「蝶番」を外すことである。蝶番は「ちょうつがい」と読む。
 それはどこにあるかというと、この辺である。



 怪しく黒く光っている。
「オレがハマグリ御門の門番よ」というカンジで重厚にエバっている。
 コレを外さないと大変なことになる。
 焼きハマグリを網焼きにした場合、「前後不覚」いや、「上下逆さま」の『大失態』を演じることになる。
 ハマグリの命ともいえる「だし汁」は、ただ香ばしい香りだけを残して全部火中に没する。
 ほかのカイ、といっても「OB会」とか「新入社員親睦会」とかではなく、「シャコ貝」とか「ホッキ貝」とかの二枚貝の場合は、何となく「上下関係」が分かる構造になっているのだが、こと「ハマグリ」においては、その道のプロ(たとえば寿司職人)でも分からないものらしい。
 そういう意味において、日本の「縦割り社会」ではない点において、ボクは「立派な組織だなあ」と感心する。
 まあ、それは置いといて・・・。話を本題に戻そう。
 上下の別がないということはどういうことかというと、とにかくバラッと並べて焼いた場合、「丁か半か」みたいなカンジで、確率的に半分は汁がブチまかるが、半分は上手く焼けてもよさそうなものである。
 しかし、そうはいかないのだ。
 全部、間違いなくブチまかるのだ! 身が全部上にくっつくのだ。
 こいつ、ヤな奴なのだ。
「へっ、お前なんぞに美味しいとこ食わしてやるもんかい!」
 そういう憎ったらしい態度をとる奴なのだ。ちくしょー!
 で、ですね。これはいつもお世話になってる市民市場の魚屋さんからの受け売りなんですけど、そうならないためにこの「蝶番」を外しておく必要があるわけ。
 ただし、外し方にもまたコツがあって、魚屋さんは「何かでぶっ叩いて」と言ったものだから、妻はトンカツ肉などを叩くハンマーでバンバンやっちゃった結果、貝殻までグチャッと割れてしまう失態を犯しました。
 ですので、コレは包丁を使って優しくスッと切ってあげてください。ボク、これで成功しました。硬そうに見えて案外ヤワなんですね、この方、ハマちゃん。
 そうすれば、焼いた場合でも下の貝に身をつけたまま、きれいに外れてくれるのです。汁もブチまかりません。*網ではなくアルミの皿の上に並べて焼くと、あふれた汁も「ハマグリご飯」とか「ハマグリ汁」に無駄なく使えて便利ですよ。
 それからね、ここで学のあるところをちょっと。
 ええ、今言ったように「ハマグリ」は上下の貝が厳密に「対」になっていて、ほかのどの貝を合わせても合わないんです。
 世界でたった1つ、「この人」には「この人」みたいな組み合わせ。
 そういうことで、平安時代あたりからこの『貝合わせ』という遊びが、宮中で盛んに行われていたそうなんです。
「あなたはこのイモオヤジよ」
「いいえ、私はこの光源氏さまよ」みたいな。 
 いかにも「乙女チック」な、今日の日(「おひなまつり」)にふさわしい遊びだと思いませんか?
 このことは全部、「女の子遊びに詳しい」マイワイフからの受け売りですけど。 

 (2013.03.03)   このページのトップへ

『長いこと忘れていたものがある』2912

 エンカンという98円の冷凍魚を買うのだって容易じゃなかった時代を思えば、随分出世したことになる。
 生の魚が買えるようになった。
 生の貝だって買えるようになった。直近では「ハマグリ」を十個も買った。
 そんなわけで、そういうものが買える『秋田市民市場』というところとも懇意になった。
 市場とスーパーとの違いはたくさんある。
 ひと言で言えば、我々が「古き良き商店街時代」にはいたってフツーだったことが、てんこもり詰まっているのが市場だ。ひと言じゃないな。
 例えば、対面販売のおもしろさ。本当はこういうのは苦手だったのだが、あそこの懇意にしているお店の人は『よき時代の対面販売』を体現してくれるので好き。
 それから、妻に言わせれば「糸こん」を巻きで買えるのもいいそうだ。確かに袋詰めされたものより「オツ」な気がする。
 それから「いんげん」「エンドウ豆」など豆系のものや、秋田では「ヒロッコ」と呼ぶ野蒜は『ひとつかみ』幾らで買える。
「ヒロッコひとつかみください」
「はい。これで103グラムでしたあ」
「いいで〜す!」 
 みたいな買物ができる。
 また、懇意にしているところでは「お得意さん気分」になれる。
「まいど!」と、本当は無口なおっさんが、パッと笑顔で迎えてくれる。スーパーにはソレがない。
 いろんなお店を回っていると、じわじわ手が重くなっていく感覚もいい。
 スーパーのレジだと、最後に一気に「指が切れるくらい」重くなるでしょ。
 買物はじわじわでなけりゃね。 

 (2013.03.03)   このページのトップへ

『おひなまつり』2911

 今日はまつりはまつりでも、サブちゃん的、ダンジリ的、勇壮で、豪快で、男っぽい「まつり」ではない。
 ♪お内裏様とお雛様、2人並んで澄まし顔〜♪
 の、「澄ましたまつり」である。女の子のかわゆいおまつりである。
 我が家には、石巻のおばあとおじい(マドロスさん)が、自分たちの「財の構築過程」を表すように、それを慎ましくも楽しむように、少しずつ買い貯めた由緒ある「お雛様飾り壇」がある。
 それは、とりもなおさず「3姉妹の女の子としての思い出の証」でもある。
 なぜ、今それがうちにあるのか? という点に関しては、たまたま「家が広かったから」という、いたって単純な理由による。
 ですから、今後、甥っ子や姪っ子たちに女の子ができた時には、タカハシ家ゆかりのひな壇が活躍することもあるかもしれない。
 そんなわけで、今日は「おひなまつり」なのだ。
 ひな壇を飾るつもりでいたのだが、雪下ろしその他で忙しくってそのヒマがなかった。
 そのくせ食う物だけはしっかり食った。「はまぐりごはん」など・・・。
「来年こそは飾ろうね」
 いつもそんな会話になるが、今日もそうなるに違いない。 

 (2013.03.03)   このページのトップへ

『へーこーしへんけー』2910

 雪が融けたと思ったら、今度は真冬の嵐。
 台風並みの大風が吹き荒れています。
 もう閉口です。
 口もこんなカンジ。



 へーこーしへんけー。

 (2013.03.02)   このページのトップへ

『ハマグっちゃいました』2909

 ついにやりました!
 ハマグっちゃいました!
 大きなはまぐりを10個ゲット!
 6個は焼いて食べ、残りは昆布と煮て、そのだし汁に醤油とみりんを足してご飯を炊き上げました。
 つづまるので、ハマグリの切り身はご飯を蒸らす段階で入れました。
 ジャ〜ン!



 平安時代にタイムスリップしちゃったカンジ。
 十二単を着ていただきたいお味でございました。
 ホタテもアサリもいいだしが出ますが、どうしても平民、庶民の味。
 こちらは、彼らには逆立ちしても出せない「高貴」なお味でございました。


 これに、『鮭のハラス焼き』と『ハマグリ汁』を付ければ、あとはもう、食後に『貝合わせ』でもして遊ぶしかないでせう。
 妻は「女の子でよかった」と言いましたが、ボクも「女の子と結婚してよかった」としみじみ思いました。
 麻呂はシワワセじゃ。
 苦しゅうないぞ。いや、腹苦しいぞ。

 (2013.03.02)   このページのトップへ

『冬は冬、夏は夏』2908

 それぞれ「いいとこ」もあるし「悪いとこ」もある。
 寒い、暑いと「悪いとこ」ばかり見がちだけどね。
 冬にだって「いいとこ」はあるのだ。
 え〜と・・・。
 あれ? ねえや。
 いやいや、あるよ。
 それはね。
 クモなどの「虫」が出ないということだ。
 特に虫嫌いで有名な妻にとっては、冬はまさに「天国」だ。
 そのつながりでいえば、冬はヘビも出ない。
 ヘビが天敵のボクには「願ってもない季節」だ。
 ついでにいえば、この時期クマも出ない。みんな冬眠しているからね。
 いい季節だなあ。
 冬が好きになってきた。

 (2013.03.02)   このページのトップへ

『農家でもないのに』2907

 農業関係の回覧板がくる。
 農家が圧倒的勢力を持つ村だからしょーがないね。
 今日は『転作のしおり』なるものが届いた。
 サブタイトルが(めざせ! もうかる農業)となっている。
 ペラペラめくってみる。
 どうやら、かつて民主党が「農業者戸別所得補償制度」と言っていた制度が、自民党になって「経営所得安定対策」と名前だけ変えて継続になったようである。
 どういう制度かと、ざっくりと「つかみ」を入れてみた。
 どうやら、販売価格が生産費を恒常的に下回っている作物を対象にして、その差額を交付するものらしい。
 それによって、農業経営の安定と国内生産力の確保、食料自給率の向上を図るのだそうだ。
 で、どういう作物が対象かというと、米、麦、大豆、てん菜、ばれいしょ、そば、なたねであった。「てん菜」って何だ?
 こういうものを作ると、田んぼは5種類のお金、畑は2種類のお金が出るらしい。
 もうかっても、もうからなくても、かかった分は税金で全部補ってくれるのだ。農家ばんざ〜い!
 ちょっと待てよ。パンフレットのサブタイトルは何だった?
 めざせ! もうかる農業ではなかったっけか? これじゃあ誰ももうけようと頑張らないだろ。
 だって、もうかっても、もうからなくても、どうせ補ってくれるんだから。
 汗水垂らさんでも、テキトーにやったほうが楽でいいだろうよ。ブツブツ・・・。
 まあいいや。勉強になったね。

PS 日本の農業政策にヒントを得たこんな貯金があったらいいのに。
 もうかっても、もうからなくても、預けた分は元利全部補償してくれる貯金だ。 

 (2013.03.02)   このページのトップへ

『スコップ兵たちの記録』2906

 第1のスコップ兵。



 冬将軍に敗れ去った敗残兵。頭部と腹部損壊。
 第2のスコップ兵。



 同じく敗残兵。頭部挫傷、全身複雑骨折。
 第3のスコップ兵。
 期待のホープ。昨日アマノで購入。ニューフェイス! まだ値札も付いてます。



 新旧の戦友たちそろい踏み。



 これが現有勢力。



 ちょっと頼りない。

 (2013.03.02)   このページのトップへ

『イメージの春』2905

 昨日から3月に入ったので、家中のカレンダー(合計4つ)をめくった。
 どれもこれも「菜の花」でいっぱいだった。黄色かった。
 それで思った。
 早いぜ!
 早過ぎるぜ!
 今度は外を見て思った。
 白いぜ!
 白過ぎるぜ!
 ここ数日の奮闘と暖気と雨で、さすがに屋根の雪は限りなく薄くなった。
 でも、夕べから今日にかけて、今度はすごい大風が吹きまくって、なんだかものすごい荒れ模様だ。
 時々吹く風の音がすごい。
 気温はマイナスではないものの、どんだけストーブを焚いても手足の先がかじかんでいる。
 なかなかあったまらない。底冷えの強い日である。
 3月になって気持ちが春めいたから、そのギャップでそう感じるのかといえば、そんなことはない。
 そんな甘い考えを持っていた時代は、ここに来た時分の「雪国ヒヨッコ時代」だけだった。
 3月なんぞ「春は名のみ」であることも、カレンダーのような黄色い春がここには5月まで来ないことも、クールな経験値としてボクたちは痛いほど知っている。
 どんなに背伸びしても、分厚いモノトーンの冬物を、ここから2ヶ月間は確実に着ることになるのだよ。

 (2013.03.02)   このページのトップへ

『スズちゃんの見たかったドラマ』2904

 スズちゃん(=アッキー)んちの屋根は、ボクの家の敷地にせり出している。
 それなので、屋根の雪がボクの家の敷地内にドバ〜ッと落ちてくる。
 その雪がすごい量になって、それを申し訳なさそうにスズちゃんが運んでいた。運ぶのも大変そうだった。
 それで、どうせお互い様なのだし、畑は今や使ってもいないのだから、「うちのほうにドンドン遠慮せずに放ってください」ということを伝えたかった。
 こういうことは、こっちから言ってやらない限り、なかなか自分ではやれないものだ。
 おととい、雪下ろしをしている時、それを言おうと思っていたが、突然スズちゃんが「ママさんダンプ」を置いていなくなってしまった。
 それでしばらく帰ってこなかった。
 で、ボクは昨日、電話でそのこと(ドンドンうちのほうへ雪捨てていいですよ、ということ)を伝えた。
 スズちゃんは大変恐縮しつつ有り難かってくれた。そして、昨日突然いなくなったことについては、こうコメントした。
「ああ、あれはちょっと見たいドラマあってな」
 何だろう? そのドラマって。

 (2013.02.28)   このページのトップへ

『白寿』2903

 ちょっとザンネンなことに、昨日葬式に行ったキクノさんはあと5日で百歳だったそうだ。
 今時、百歳になったからといって、町から「うん十万円のお祝い金」もらえるわけでもあるまいが、てっきり百歳を超えていると思っていただけに、ボクはちょっとザンネンだった。
 百から一を引くと「白」だから、99歳は「白寿」なのだが、彼女の法名は「白寿院何とかかんとか」という、ヒジョーにイージーなネーミングだった。それもちょっとザンネンだった。
 それから、坊主が法要の席で、そのこと(白寿の意味など)を、いかにも「お前ら知らないだろう」的に説教したのもザンネンだった。
 一番の収穫は、木魚というものが、来ていた2人の坊主の頭にクリソツであることに気付いたことだった。
 木魚が3つ並んでいた。
 それから、お経の間、ボクは「どうして木魚は木魚というのか?」を考えていた。
 どうしてもアレが魚に見えなかった。仮面ライダーの顔にしか見えなかった。
 ただ、アレを叩く棒は、あのすき間に置くのだということが分かった。そのためにあそこがくぼんでいるのだということは収穫だった。
 一番有り難かったのが、ボクを送り迎えしてくれた「金ちゃんのお嫁さん」だった。
 ありがとうございました。

PS 後で分かったことだが、この町では百歳になると十万円の祝い金がもらえるそうだ。
 惜しいことをした。

 (2013.02.28)   このページのトップへ

『命綱があってよかった』2902

 今回初めてそう思う事件があった。
 事故というべきか。
 それは、ボクが屋根よりも高くなった雪山に飛び移ろうとして、うっかり庇のすき間に足を取られてしまったのだ。
 こんな感じで、ズボッと穴に埋まってしまいそうになったのだ。



 命綱がピンと張られ、妻はこれを引っ張ってボクを助けてくれた。
 NAOちゃん、案外役に立つんだよ、これ。
 それにしても肝を冷やしたゼ。

 (2013.02.28)   このページのトップへ

『豆ができた妻』2901

 今、雪下ろしから戻った。
 汗まみれ、雪まみれ。
 手袋を外すと、妻はこんなに豆ができていた。



 逆上がりの練習をしていた、小学生の時以来だそうだ。
 なんともはや。
 雪国の生活は楽じゃない。

 (2013.02.28)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜2900話はこちら)