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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
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■お便りくださいね!(2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
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『両肩が五十肩になった場合、百肩というのかしら』2450

 自分はまだかろうじて右肩だけが上がらないのだが、もしも左肩も・・・。
 そう思うと恐ろしくなる。
 五十肩などはみんなが通る道で、それはフミちゃん(塩釜の叔母)みたいに70過ぎてなる人もいる。
 そういう人は苦労するが、なるべき年齢になったのだからまだいいほうなのだ。
 そのうち、知らないうちに、「あれ〜治ったえんたな!」(治ったようだな)となるものだから心配するな。
 そのようなニュアンスのことを、「先人の知恵的」にアノ方に教えられた。
 52歳で「五十肩」になるなんて、なんてボクは素直なんだろう。
 あらためて、己の素直さ(単純さ?)に感銘したボクである。
 一方、その真逆な方がいる。五十肩を大昔に卒業した方である。
 その方は、今、洗面台の電気も付けず、真っ暗な中で化粧をしているらしい。
 妻がいくら言っても電気を付けないんだって。「目見えるおん!」と言って。
 ボクがいくら「風邪ひくから部屋のストーブを付けてね」と言っても、「寒ぐねえおん!」と言って、頑(かたくな)に付けないのと同様に。
 いつも素直なボクちゃんと、どんどん頑固になるアノ方。
 I家の奥様に同情・・・あっ、これ以上コワくて書けねえや。

 (2012.10.23)   このページのトップへ

『おばあ2012秋、最終日』2449

 昨日のグランドゴルフのことで、ひとつ書いておかなければならないことを忘れていた。
 おばあパワーに屈してしまったからだ。
 だが、実は、ボクだって昨日、すごいスコアを出したのだ。
 4コースの合計が『98』であったのだ。
「わたしは後が悪かったおん!」
 ホールインワンを出したおばあにそう言われたが、(当たり前じゃい!!! あんたなんぼなってんねん!!!)と思った。
 今日は雨が強く降っている。そんな日に2人でゴミを出しに行き、ゆで卵を食って(おばあはヨーグルトを食って)今に至る。
 昨日行っといてよかったなあ、と思う。
 今日はどこへも出られんので、家で録り貯めたビデオでも観ようか?
 今月は、大型のクライアントに10日ぐらい休みの申請をしてしまった。
 さてさて・・・。

 (2012.10.23)   このページのトップへ

『ホールインおばば』2448

 明日は、秋の秋田の最終日なので、またアノ温泉にでもと思っていた。
 ついでに、アノマッサージなんかもしちゃったりなんかして、グダ〜ッとなってしまいたいとも思っていた。
 だが、明日は天気がヒジョーに悪いということが分かってきた。
 なので、秋晴れの今日が絶好のグランドゴルフ日和だと判断し、予定を繰り上げて出掛けたのであった。
「空が大きいなあ!」
 おばあは大潟村の直線道路を走っている時、いつものセリフを吐いた。
 コースは空いていた。いちょうコース。いきなりおばあがホールインワンを出した!
 こうなりゃ土下座をするしかないだろうの人もいる。



 その証拠がコレ。



 わたしゃあ破れかぶれだぜの人もいる。



 勝手にやってなさい! 足痛いって「仮病」だったな、こいつ。と、ボク思う。



 くそう! 何でオレばっかり。と、やややけくそ気味。



 ホールインワンも出て、お口のほうも絶好調のおばあちゃんであった。



 ホールインワンの記念におばあがおごってくれた道の駅のソフトクリーム。



 それを食べて、みんなご機嫌で家路につきました。
「やっぱ空が大きいなあ・・・」
 おばあは帰りの道でもそう言いました。
 そして淋しそうにひと言・・・。
「あ〜あ、もう終わっちゃったなあ・・・」 
 だって。
 また今度、春もやるべしねえ。 

 (2012.10.22)   このページのトップへ

『浜名湖のうなぎ』2447

 エッセイ2400回記念に東栄が送ってくれたアノ伝説のうなぎ。
 おばあちゃん滞在期間も残り少なくなったので、昨日はそれをいただきました。
 立派なうなぎなので、1人1本じゃ贅沢ちゃいまっか? ということになり、かつて秋刀魚でそうしたように、「2本を3人切り」にしました。
 まず妻のがコレ。



 おばあちゃんのがコレ。



 そしてボクのはコレ。
 両方からいいところをもらいました。



「あんたは男だから!」
「あんたが書いたんだから!」
「あんたが切ったんだから!」
「あんたが焼いたんだから!」
「あんたが大将だから!」
 などと、やんややんや言われながら・・・。
 味についての言及は避けたいくらい、何とも言えずフクフクして美味しかったです。さすが浜名湖ですなあ。
 東栄、ありがとうね!!!



 (2012.10.22)   このページのトップへ

『お針子さんとナンプレクライマー』2446

 平和な日曜のお昼前である。
 お針子さんになった妻は『コーヒータイム用のランチョンマット』を縫っている。



 片や、やっぱりアレである。今日は「モンブラン」登頂に挑戦らしい。



 こういうな〜んにもない日に、な〜んとでもなる、ど〜でもいいことを、アホ〜ッとした気持ちでやるシフク。
 親子でやるならなおいいよね。



 上手くいったりすると、時々手を叩いたりする。



 ボクは今からこんなものを作る。



 アラビヤン焼そば3人前。

 (2012.10.21)   このページのトップへ

『おばあは何と戦っているんだろう?』2445

 それは単に『ナンプレ』と戦っているのではない。
 必死な形相で戦っているのは、ヒマという名の「魔物」だ。
 年寄りには大きく分けて2パターンあって、例えばボクのオヤジのように、ヒマに憧れて人生を生きてきたようなタイプは、老後ヒマになると生き生きしてくる。
 ヒマと友だちになれる。
 その一方、おばあのような生真面目なタイプは、いつも何かやってないと落ち着かない。
 どうせやるなら、それが家族のため、世間のためになることならもっといいが、どんどんそういう「頼られる」イコール「お役に立てる」領域は狭まっていく。
「まあまあ、もう無理しなはんな!」ということになるし、それは肉体的ハンデを考えれば当然のことだ。
 おばあのようなタイプは、ヒマと戦って生きざるを得ないタイプなので、なかなかシンドイ。1日が長い。
 考えることも、ず〜っと「1つのことだけ」になるので、思考が自分目線で凝り固まっていく。
 老化とはそういうものなんだなあと思う。
 でも、おばあの場合はシアワセだ。
 なんだかんだ言っても、兄弟姉妹や子どもたちや孫たちに、これほど愛されている人は少ないと思う。それはみんな自分がしてあげたことのお返しなんだろうけどね。
 今しがたボクは、電話で『畠栄のあんごま餅』を注文してあげた。10個も。たくさんお土産をあげる人がいるのも、彼女の交友関係の広さを物語るものだ。
 滞在もあと数日となって、帰り支度に余念のないおばあである。

 (2012.10.21)   このページのトップへ

『新ネオビタミンEX「クニヒロ」』2444

 この薬は、成分においては全く『アリナミンEX』と同じである。
 武田薬品ではなく皇漢堂製薬というところが作っているだけで、値段が半額になっている。
 ボクたちは60錠入りで値段が980円の新ネオビタミンEX「クニヒロ」の愛飲者である。と言ってもまだ3日目だが・・・。
 同じ成分だったら安いほうがいいに決まっている。
 「クニヒロ」という名前もイカしている。フレンドリーな感じがする。
「よう! クニヒロ!」みたいな。
 効能・効果のところに、『五十肩』というのも載っている。
 これを読んだ時、ボクは「しめた!」と思った。知らんで買っただけに何か運命じみたものを感じた。
 気のせいか、何だか実際効いている気がしてくるから不思議だ。
 今日は肩がいつもより3センチ高く上がった(気がする)。マジマジ。マジだって! たぶん。
 1日1回だから、昼ご飯の後、妻と2人で飲むことにしている。ボク3錠、妻2錠。
「おばあも飲みたいかな?」
「ダメだ、これ以上元気になられても困る」
「確かに・・・」
 そん時、そういう会話になった。
 そこへおばあが現れた。手には何やら白い錠剤のようなものがたくさん入ったビニール袋を持って。
 おばあの好きなラムネかなと思ったが、違った。それは彼女のサプリメントだった。
「カルシウムだよ」と言ってボリボリ食べた。
 なるほど、元気はここから来ていたか。



 (2012.10.20)   このページのトップへ

『超フツーのレジがいい』2443

 いつも行くスーパーAMANOには、いろんなレジの人がおります。
 何人か紹介したことがありますね。
 例えば「スイングさん」とか「いらっしゃいミーさん」とか「マイケルおばさん」とか「チャイニーズさん」とか・・・。
 実はボクらが一番気に入っているのは、ゴクゴクゴクゴクフツーのおばさんです。
 あえて名前を付けるとすれば『超フツーさん』とでも。
 フツーに親切で、フツーな話し方で、フツーな顔で、フツーにフツー・・・。
 すべてがフツー。そんでもっていつも「ブレない」。いつもフツー。
 こーゆー人は、実はいるようでいないんだよね。
 特に女性は気分で変わる人多いものね。
 130%の日もあるけど70%の日もある人より、いつも100%のフツーのサービスを提供してくれる、そんな『超フツーさん』がボクらは大好きです。

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『ハナたらし犬』2442

 クルマの中に犬を置いて、買い物に行く人がいます。
 この前、イオンの駐車場にもそういう犬がおりました。
 こんな感じでした。



 ウインドウが白い息で煙ったり、晴れたり・・・。
 よく見ると、鼻水もいっぱい付いていました。
 ボクらはこの犬を「ハナたらし犬」と呼ぶことにしました。
(クルマで待っていられるだけお利口じゃん!)
 そう思いましたが、おばあちゃんが傷つくから黙っていました。 

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『さすがに注意できなかった』2441

 温泉とか銭湯の入口には、『入れ墨の方の入館はお断りします』と書かれていますね。
 でも、お断りしてるのに入ってきちゃったバアイ、それを目撃してしまった人はどうすればいいのでしょうか。
 ボクが昨日「ポータル潟の湯」で目撃したのは、背中からお腹からケツまでズラ〜ッと入れ墨をした人でした。
 しかも右腕がありません。
 正義感の強いボクなので、この場合、「あのう、ちょっと、あなた。貼り紙見ませんでした? 入口の」などと言いたくなるのですが、やっぱり言えませんでした。
 やっぱコワカですたい。
 親切心のあるボクなので、片腕では体を洗うのもしんどかろうと、背中を流して差し上げたくなりました。が、もしも気に入られて「よう、にいちゃん、気に入ったぜ。オレの片腕にならんかい!」などと、文字通りなこと言われ子分になるのも嫌なので、それもしませんでした。
 目を合わせないようにして、ボクのほうから静かに出てきました。
 ワイフにそのことを教えると、「よくできましたね」と褒められました。

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『人に教えたくない場所』2440

 この場所だけは詳しく書けない。いや書きたくない。
 かつて、『やっぱ大黒はサイコーだな』2274というのに店主のイラスト入りで少し書いたけど、やっぱり詳しく書きたくない。
 なぜなら、ここはあまりにもスゴいところだからだ。
 昨日もおばあちゃんと3人で行ったのだが、ものすごく美味しかった。
 おばあちゃんは『海老玉ごはん』550円。
 ワイフは『タンメン(湯麺)』450円。それと餃子3個100円。
 ボクは『ラーメン』450円。それと餃子3個100円。
 味がスゴいのは、ダシがスゴいからで、ダシだけで食わせると言っても過言ではない。
 次にスゴいのが「無口ぶり」がスゴい。
 それから「暗記力」がスゴい。15人の客の同時複合的注文をカンペキにメモも取らずに記憶している。*今日は詳しくは言えないが、「上書き保存力」はやや苦手。
 手際のスゴさはもう語るなかれ。カウンターだけの15席ほどだが、たった1人でものすごい手際の良さであれよあれよという間に仕上げていく。あの手さばき、まるで料理マジックである!
 それから、頭の照りもスゴい。スキンヘッドなのである。
 美味い、早い、安いは当たり前で、つまり「プロとはこういうもんだ」ということを無駄のないシンプルな動きの中で見せてくれる。謙虚に静かに一分の隙もなく。
 よく、それを「これ見よがしなパフォーマンス」仕立てにして売り物にするところがあるが、(仙台にはそういう、塩を思い切りぶっかけるパフォーマンスで有名な焼き鳥屋とかあった。気仙沼には入ってきた客に向かって、思い切りおしぼりをぶん投げてくる恐ろしい居酒屋があっで、あれはエラク気分が悪かったものだ)彼は決してそーゆーことはしないのだ。
 当然、お客さんのマナーもいい。
 店主がいいと、変なお客が来なくなるものだ。
 店主と同様、無口に食べ、味わい、食い終われば、「ごっつおさん」と言って、お金を置いてさっさと出て行く。
 待っている人に素早く席を譲る配慮だ。
 こういう店はキモコいい。
 だから変な人には入ってきてほしくない。
 あのオジさんがちゃんと生活が成り立って、さりとて今以上に変に有名になってしまっててんてこ舞い過ぎる状況にならないように、ボクはもう書かないでおきたいと思う。
 つまりは、密かな「隠れ家」であってほしいのだ。
 「いらっしゃいまし!」の寡黙な店主は、スキンヘッドである。
 その頭を見て、「エンちゃんのごど思い出す」と言って、おばあは懐かしがった。
 そういえば、その義兄のエンちゃんも、かつてI家の奥様と一緒に夫婦で秋田に来た時、ここで食べたものだった。エンちゃんはここを絶賛していたなあ。
 それからおばあは、彼のことを「あのオジイサン、あのオジイサン」とも言う。
 まだそんなに年じゃないのにかわいそう。
 陶芸家の佐藤秀樹さんもしかりだけど、彼は数少ない五城目で誇れる人(お店)だとボクらは思っています。
 やっぱり本物は違うんです。

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『下半身を露出している方々』2439

 このタイトルはどうもいかん。
 何だか兆してくる。
 何だか萌してくる。(萌すも「きざす」って読むんですよ)
 そーゆー不謹慎な方々を、ボクたちは先日、十和田湖で見つけてしまったのです。
 下半身を露出している方々です。
 R18ですので気をつけてください。ここからは『森のガイド』が怪しくご案内いたします。
「ちょっとヤバいよ。付いてこれるかな?」



 この方は、露出していないアシスタントさんです。



 さて、まずご紹介したいのがこの方です。男性です。
 かなり足が長いです。毛深いです。いい感じで草がアレを隠してます。さりげない男の色香を放っております。



 次の方どうぞ。女性だと思いますがよく分かりません。少しO脚です。



 アシスタントは考えます。



 森のガイドも考えます。



 う〜ん。
 分からん。
 お見受けするに・・・。
 土の中に顔を隠し(というか地球に顔を突き刺し)、下半身だけ露出しているように見える。
 おぬし・・・。
 大胆なのかシャイなのか???

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『朗報は・・・』2438

 どうも朗報は、洗濯機の修理をしようとしている時に入りやすいようだ。
 その証拠に、ノーベル賞の山中教授は、洗濯機がガタガタ鳴るので修理をしようとして座り込んだ時にその電話が鳴った。
 なるほど。ガッテンガッテン!!
 好都合なことに、うちの洗濯機は25年選手だ。かなりガタがきている。
 フタなどは、ガムテープで貼って何度も修理したことがある。こんなエッセイも書いてます。『洗濯機のフタさん』9
 ・・・ということはだ。
 ボクは極めて「朗報」をゲットしやすい環境にいるということになるわけだね。
 ガタガタ鳴るくらいに洗濯機が壊れさえすればいいわけだから。
 そしてその時、ボクは修理をしようとして、ドライバーか何か持って洗濯機の前に座り込めばいいのだ。
「受賞おめでとうございます!」
 ケータイの受話器からそういう「朗報」がもたらされること請け合いだ。
 待てよ。
 ケータイない! 
 それに何の受賞だ?
 直木賞?
 ノーベル文学賞?
 な、バカな! 書いてもいないし・・・。
 えっ?
 鳴るのはせいぜい「フレッツ光の勧誘」ぐらいだべって?
 んでいいわ。

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『ボクのイラストに大笑いするおばあ』2437

「‘や’のブログ、しばら〜ぐ読んでねえがら、わたしさ読んでけらいん!」
 と、カワユクおばあちゃんに言われるので、ボクはしょっちゅう読んであげている。
 結構、赤裸々に「恐ろ可笑しいオババぶり」を明かされているのに、本人は全く意に介していないようだ。
 ケロッとしている。時々ガハハハハッ! と大笑いする。
 おいおい、これあんたのことだろが!
 特に、彼女が感心するのが、ボクの描いた「下手くそなイラスト」だ。
「しっかし、よっくもまあ、こう上手く描くもんだ!」と絶賛する。
 これがあ? と思う。
「道間違ったんでねえの?」とも言う。しかもいたって真面目な顔で。
 ボクはもう、ただただ照れるしかない。
 でもまあ、おばあが喜ぶならこれからも描き続けますけどね。こんなんでよけりゃあね。

 (2012.10.20)   このページのトップへ

『技巧派のあんま様』2436

 大潟村のグランドゴルフ会場に到着する前に、すでに雨は降り出していた。
 到着した時は結構降っていた。
 しかも、聞いてみると、午前中は「周辺地区なんたらチャンピオン大会」で貸し切りとのこと。
 でも、せっかく来たのだから、温泉にだけでも入って帰ろうということになった。
 炭酸水素ナトリウムの弱酸性泉(美人の湯)で、ゆっくり、ゆったり疲れを落とした。
 先に出ていたボクは、以前から関心のあった『あんま機コーナー』で、100円マッサージなるものを体験してみた。
 へえ、案外進化している。首、肩、腕、背中、腕、手、腰から足、足の裏まで周到に揉んで、押して、ほぐして、叩いて、伸ばしてくれる。それも「手の甲のプレス&足裏叩き」とか「太腕圧迫&左ケツ上げ&首揉み下げ振り回し』とか、とにかくいろんな組み合わせ技があるのだ。まさに技巧派。そして案外長い。たぶん『おまかせ全身疲労回復コース』をフル10分くらいあるだろう。それが100円。安い!
 こういう技は、フツーのあんま師には絶対できない。できるとしたら、『千と千尋の神隠し』の「カマジー」があんま師になったときくらいのものだろう。
 特に終盤の、ボクたちが全員よだれを垂らしたメニューは、名付けて『秀逸!!! ラストを飾る無法松乱れ打ち!!!』である。ドン! ドン、ドドド! ドドドドン! ドドンドン! ドドンガドドドドド・・・ブルブルブルブルブル・・・。(表記が難しい)
 ただ1つ残念なことは、どうもこのあんま機は身長155センチぐらいまでの人を想定して作られているようで、2人とも足が完全に下に着かない。それが惜しい!
 したがって、足の裏は「コショコショ」程度にかすっているだけだったようだ。
 とはいえ、素晴らしくキモコよかったらしく2回も(200円分)やった。ボクは3回も。
 おばあちゃんは「100円でこいなぐやってける人いないさねえ」と感心していたし、妻などはこの機械のことを『技巧派のあんま様』と呼んで崇めている。
 確かにヘタなあんまよりよっぽどいい。
 そんなわけで、最高に満足して、お昼は『大黒屋』で食べて帰ってきた。
 さらに、帰ってから全員ムチャクチャ眠くなって、布団に入って本格的に昼寝した。
 今起きてきたが、ものすごくキモコよい。
 ず〜っと相当疲れが貯まっていたんだなあ。
 おばあの起き抜けの第一声。
「ああ〜、頭もすっきりしたあ〜。どうれ! ナンプレやってみっかな!」
 だって。



 (2012.10.19)   このページのトップへ

『何でもいいおんという名の・・・』2435

 おばあに、「何が食べたい?」って聞くと、「わたし何でもいいおん」ということは前に述べましたね。
 何でも美味いからっていう、お世辞も付け加えてね。
 ところがね。
 こっちが「そおお」ということになって考え出そうとすると、その矢先に立て続けに出てきます。こんなふうに。
(ま)「そっか、しばらくお肉も食べてないし・・・」
(P)「あれあれあれ! 寒くなってきたし、あれ! おでんもいいんでない?」
(や)「冷凍庫担当としては、サバが在庫過多かと・・・。カッツのがまだ・・・」
(P)「あのっさ! わたしドンブリさ入ったもの好きなんだよ、ドンブリもの!」
 こんな感じ。
 それで夕べはこうなりました。



 こんな感じで、「何でもいいおんという名の脅迫的リクエスト」は続きます。



 近々、カツ丼とかになることでしょう。
 ほんでも、おばあちゃんにはきっと、
「あんだだづ、いいもの選んだねえ」とか言われそうですけど・・・。

 (2012.10.19)   このページのトップへ

『80の春』2434

 燃えている。
 80のおばあが燃えている。萌えがあがるほど狂おしく。
 昨日、寝る時の話。
「明日、晴れたらグランドゴルフへ行こう!」
 ということになっていた。
 帰るまでにもう一回行こうと。
 と〜ころがギッチョン!
 朝方、雨が降った。
 起きる時、ボクらの中では「今日のゴルフは中止だな」という意見統一がなされていた。
 どうせおばあはナンプレだろうから、ボクらはゆっくり「鬼平犯科帳」でも読んでようぜ、と画策していたものだ。
 職務遂行中のモップ隊の隊長にトイレ前で会った。
「芝、大丈夫だいが?」(芝、大丈夫だろうか?)
 やる気?
「んでも、ボール汚れるだげだおん。人間は大丈夫だな」
 やる気満々・・・。
 80の春全快・・・。
 圧倒的老人パワー・・・。
 だった。
 行くしかねえな。

 (2012.10.19)   このページのトップへ

『ケーコさんからケーコちゃんへ』2433

 うちのケーコちゃん(おばあ)に、隣のケーコさんから届いたものを列挙します。
 枝豆(2束)。栗(3回)。サトイモ(2回)。茄子のガッコ。産みたて卵(13個)。黒砂糖入りおこわロールケーキ(7つほど)。
 もっとあったかな?
 とにかくいろんなものをゲットしているケーコちゃんである。
 昔、トミばちゃんが「窓際外交」で、同じくケーコさんからいろんなもの(例えばとうもろこしとか)をもらっていたが、こっちのケーコちゃんも負けてはいない。
 みんな年寄りはスゴいね。

 (2012.10.18)   このページのトップへ

『ナンプレおばあちゃん』2432



 こんな形相で立ち向かっている。
 師匠であるボクは、久しくやってなかったので、
「これ、ちょっと見て教えてけらいん?」と言われて出された問題の難しいこと、難しいこと。
 や〜や、まいった、まいった。隙をつかれたゼイ。
 さらに彼女は、ボクがイラストを描いているのを見て、
「どやって描ぐの? どやって描ぐの?」
 と、カニ歩きで寄って来た。あ〜、そばでうるさい!!!
 今度はイラストにも参戦しそうだゼイ、この方!

PS コーヒータイムの図。手前はおばあの席。



 (2012.10.18)   このページのトップへ

『おばあのリクエスト第2弾!』2431

「おばあちゃん、何食べたい?」
 と言うと、おばあはいつもこう答えます。
「あんだだづの、何でも美味すいがら、わたし何でもいいよ」
 でも、今回は来た時に2つばかり注文がありました。
 その1つが「わかばのお肉で食べるスキヤキ」でありました。以前食べたのが美味しかったんだって。
 それはこの月曜日に実現しました。おいしかった!
 もう1つのリクエストは夕べ実現しました。
 バターでタマネギを飴色になるまで長時間じっくり炒めたソース。
 それを最後に加えて風味の極みに行き着いた我が家の自信作、『特製シーフードカレー』です。
 フダンはしないんだけど、今回は特別に「ゆで卵」まで付けちゃいました。おまけ。
 これです! ジャン!!!



 あんまり美味くてボクらは「おかわり」までしたんだけど、「明日のお昼の分もあるよ」と聞いて、おばあちゃんは腹八分目でやめたようです。えらい!



PS ちなみにI家の奥様もカレーの達人です。でも、おばあ今回は「肉なし」も食べたかったみたいよ。
 それからお昼休みに読んでるI家の奥様に業務報告なんだけど、いただいた「石巻の珈琲いしかわのヘビーローストブレンド豆」は、エスプレッソのように濃く、大変美味しかったですよ! 
 辛いカレーの後だったから余計に美味しかったみたい。この場を借りてお礼で〜す。引き続きパン屋さん頑張って!

 (2012.10.18)   このページのトップへ

『ええい! もうこうなったら・・・』2430

 うちの栗腹小巻(「腹」に注目)さんは、モップ隊解雇勧告にも関わらず、早々と職務に復帰していたことは書きましたね。
 しかも、ボクたちが呆れて「もう言うだけ疲れる」ということになって何も言わないでいたことをいいことに、今朝などはモップの後に掃除機も掛け始めました。
 それを見て、仕事の詰まっている代表は、こんなことをボクに言いました。
「ええい! もうこうなったら洗濯も頼んじゃえ!」 
 それにしてもうちの栗腹さん、頑固に元気ですなあ。「gankiさま」とでも申しましょうか?
 そんなgankiさまとの生活も、今日を入れてあと正味6日となっちゃいました。
 先月の末に来てから19日目。もうそんなになりますかね?

 (2012.10.18)   このページのトップへ

『泉屋のクッキー』2429

 ボクは知らなかったのですが、シャレものだったおばあちゃんは昔からファンだったそうです。
 泉屋のクッキー。硬い素朴なホームメードクッキーです。こないだ、たまたまデパ地下で見つけて買ってきました。



 浮き輪のような形の「リングターツ」は、ここの商標にもなっています。 
 調べてみると、もともとはクッキーが先で、それを食べた子どもたちが「浮き輪に似ている!」と言ったのがマークの始まりだとか。
 ボクも食べながら、その子どもたちと同じことを思っていたので、「ボクはやはり『ことな』だな」と思った次第です。
 1927年、宣教師夫婦の泉伊助と園子が「子どもの健康のために」と米国から高いオーブンまで取り寄せて焼いて与えたのが始まりという歴史のあるクッキーは、おばあちゃんが気に入っただけのことはある味わい深いものでした。
 クッキーというよりも、素朴な味わいは「ビスケット」を思い出させます。
 ビスケットというと、ボクは「マミー」とか「ビスコ」とかを食べて育った年代です。ああ、懐かしいな。
 もう1つ思い出したことがあります。
 それは子どもの頃、近所のおばあさんが「ビスケット」と言えなくて、いつも「スケペット、スケペット」と呼んでいたことです。
 そのことを、さっき泉屋のクッキーを食べながら「おやつタイム」をしている時に話すと、2人とも大笑いしました。

 (2012.10.17)   このページのトップへ

『矯正不能』2428

 今、何の変哲もない顔で、かつ新顔の「ヤマトの宅急便」のおじさんが、コーヒー豆を運んできてくれましたが、勝手口のピンポンを押すか押さないうちに、大きな声でこう言ったものです。
「お早う!」
 ボクはちょうど台所にいて、クルマが来るのが分かったので、何か何かと待ち構えていたところでした。
(えっ? お早う? それだけ?) 
 ボクは次に続く「・・・ございます」を待っていました。
 後で話を聞くと、仕事中だった妻も、何となく「宅急便かな?」と思ったのだけれど、あいさつが「お早う!」だったので、「違った。近所のおじさんだろう」と思い直したそうです。
 そんなわけで、釈然としないままボクは出て行きました。
 彼は何の変哲もない顔でこう言いました。
「こごさサインねえ!」
 これにもちょっと驚きました。すっごい軽い海苔、いやノリなんだもの。
 サインをもらうと、おじさん。
「あっ、まんずねえ。どんもねえ!」だって。
 そうして帰っていきました。
「はぁ???」
 あっけにとられたまま妻にそのことを話すと、妻はこう言いました。
「いるのよねえ。矯正不能な人ってのが」
 う〜ん。ヤマトだもの、結構社員教育するだろうになあ。
 以前、介護関係者の口調を批判的に書いたことがあるけど、これもまた「フレンドリーさの勘違い」ですね。矯正不能なんだろうけどさ。



 (2012.10.17)   このページのトップへ

『コーヒー豆があふれている!』2427

 うれしいですなあ。
 今日もI家の奥様から「コーヒー豆」が届いちゃいました。石巻の有名なコーヒー屋さん『珈琲工房いしかわ』のもののようです。
 ありがとうさんしいごう!(345!)←死んだトミばあちゃんがよくそう言ってました。



 おかげさまでこんなんなってます。これにおねえちゃんから大量にいただいた『UCCスペシャルブレンド』も加えると・・・。わおっ!



 珈琲ショップ始めようかな?

 (2012.10.17)   このページのトップへ

『ゆーこと聞いてくれませんが、ムキにならんことにしました』2426

 ちょっこら前に、『モップ卒業式』2415というのを書いて、その時ボクはおばちゃんに、「おばあちゃん、頼むから朝のモップ掛けはやめてもらいたいんだ」 と頼んだことがありましたよね。
 渋々だったけど、おばあちゃんは最後に「んで、やらねがら!」と、ボイッ! とイタチの最後っ屁みたく言っていたわけです。3日前の夜の話。
 それがもう、昨日にはしっかり再開し、今日などはボクの足下を「どけどけ〜い!」と言わんばかりに脅かすではありませんか!
 ダメだこりゃ。
 もしボクがこんな愚問を発したとします。
「なんで言うこと聞いてくれないの? 足が痛いんじゃないの? この前の話は何だったの?」
 間違いなくきっとこう言い返します。
「あたし足治ったおん!」
 そーゆーことじゃなくてさ。
 頑固です。ゆーこと聞いてくれません。かないません。
 なので、こっちはこっちでね。妻と相談してこういう方針でいくことにしたわけです。
 つまり、「ムキにならん」「好きなようにさせるしかない」という方針です。

PS 「編み物はやめだ。もし中途半端に終わったら困るおん。せっかくナンプロ持ってきたんだしな」
 ゆで卵とコーヒーを飲み終えた彼女は、そんなことを言っております。
 帰る日が決まって(24日)余裕が出てきたおばあちゃん。ますます怖いくらいに元気です。

 (2012.10.17)   このページのトップへ

『寒さのせいか、年のせいか、はたまた・・・』2425

 めずらしく昨日の夜、代表が疲れを訴えた。
 ショコラとかアリナミンの機序、効用に言及した。
 何かが変わって、最近仕事がキツいらしい。
 それでも今日6時に起きている。執事も起きた。家政婦は眠っている。
 6時の気温は6℃ぐらいである。
 完全に寒い季節に入ってきた。
 灯油を100リットル注文した。
 コーヒーをお出ししたボクは、これから回収用のペットボトル10袋をクルマに積んで行ってくる。
 1人で。
 たまにはそういう日もある。

 (2012.10.17)   このページのトップへ

『ニョロ到着!』2424

 届いたよ、トーエー。
 ニョロニョロニョロとチョロが3尾でした〜!!!
 宛名は、相変わらず「ことなひまめ事務所代表 伊藤真理 社員 伊藤靖」となっている。
 こーゆーところが、この人の細やかさだよなあ。いつも思うけど・・・。







 最後の写真は代表に撮ってもらいましたよ。
 冷蔵で来月までもつみたいだから、もう少ししてからみんなで味わわせていただきますよ。
 その他にも今日は、妻にモモコちゃんからお米のお礼なんかも届いたみたいで、とにかくサイコーの1日です。
 皆さん、おおきにありがとうございます!!!



 サイコーの1日といえば、ついにおばあちゃんはセーターを2人分編み上げましたよ!!!
 しかも、こんなに可愛いの!



 ホントにどうしよう! ってくらい可愛いセーターですね。裾んとこには紐まで付いてんの! 本格的。
 ちなみに、ものスゴいスピードでセーター2枚も編み上げたおばあちゃんは、少しは休めばいいものを、今度は『ナンクロ』やってます。
 どういうんでしょうね? 立派というのか、貧乏性というのか、退屈嫌いというか、こすずらすね(石巻弁で「せわしない」の意)というか、チョロ松というか・・・。 

PS ナンクロに行くかと 思いきや、代表のセーターもう1枚! ということになった模様。おいおいおいおい! いいのかね? ったく!

 (2012.10.16)   このページのトップへ

『ずっぱり』2423

 今朝、妻とゴミ出しに行こうとして玄関前で靴を履いていた。
 その時、おとといあれほどポップ中止命令を出したのに、もうさっそくポップを持って立ち働いているおばあちゃんが、玄関に来てこう言った。(ボクはもう呆れて、そのことについては何も言わなかったが・・・)
「あんだだづ、いっつも2人でいいねえ」
 そりゃまあ・・・。
 途中でタマエ子さんに会った。
 彼女はニコニコしながらこう声を掛けてきた。
「おはようさん! 今ゴミさ行ってきた。ずっぱりあったっけ」
 ゴミを置きにいったら、たくさんゴミがあったよ、というようなことをボクたちに告げたのだった。
 妻はそれを聞いて、「そうか、いっぱいあったのね」と言った。
 どうして「ずっぱり」の意味が分かったのかと思って、「すごいね。長くいると秋田弁分かってくるもんだね」と言って褒めた。すると妻は。
「えっ? 『ずっぱり』って言ったの? 『いっぱい』って聞こえた」
 な〜んだ、そういうことね。 

 (2012.10.16)   このページのトップへ

『鳩が出ますよお〜!』2422

 しばらく前に、あばら骨をしこたま打ったことがあった。
 あれからしばらくたった。
 おかげさまで、今ではほとんど治ったようだ。
 それでというか何というか、忘れかけていたこんなことをフト思い出して、夕べ寝床で妻に話したら死ぬほど笑われた。
 それは、ボクがあばら骨を診てもらいにいった『アサリ整形』でのことである。
 妻もアサリ整形はよく知っていた。
 かれこれ9年も前のことだが、妻がここに来た頃、環境が変わって腰痛を発症した妻が1回だけ行ったことがあったからだ。
 その頃から医者は年寄りだったし、看護婦も年寄り、設備も古かったのだが、今回ボクが行ってみて、なおさら「この病院大丈夫か?」の思いを深くした。
 まず、診察室でのこと。
 古いスチール机があって、その脇の引き出しには、茶封筒に入った夥しい数のレントゲン写真が入っているようだったが、その重みで引き出しがギゴギゴギゴ〜ッ! と勝手に開いてくるのだ。
 老医師はその都度、片足でズズズッズ〜ッと押してやるのだが、また少しするとガダガダガダ〜っと開いてくる。
 何ともマンガチックでおかしかった。それから、老医師の足下には日本酒の一升瓶が転がっていた。壁に、本人の『生涯教育受講者証』が飾ってあったのも笑えた。
 レントゲン室に通された。
 整形外科医がビッコを引いていた。そのことも笑えた。彼はビッコを引いたままレントゲンを撮ってくれたのだが、そのレントゲンの機械がまた笑えた。もうギコギコギコギコ錆びててスムーズに動かないのだ。「大丈夫か?」・・・だった。
 それでも縦横の位置を合わせ、何とかボクの患部にカメラを当てた老医師だったが、ビッコを引いたまま後ろに下がった。その時何かのホースに蹴つまずいてよろけた。
 それでも何とか持ちこたえて、「はい、息を吸って〜!」と言った。
 ガジャラッ!!!
 そういう何かものすごい音がして、大仰な箱から煙りが上がった。(ような気がした)
 まさにアレだった。大昔のアレを見ているようだった。 
「はい! 鳩が出ますよお〜!」のアレ。



 ついでに言えば、老医師が長い長い時間かけて、現像して持ってきたレントゲン写真の映像は、やはり思った通りぼんやりとぼやけていた。
 老医師は、「ここのところ(あばら)は、結構写りにくいところだから・・・」と、苦しい言い訳めいたことを言っていた。 

 (2012.10.16)   このページのトップへ

『いろいろ届いて恐縮です』2421

 文章と歌が大変上手い(ご自分では「文章と歌がまあまぁ上手い」と謙遜してらっしゃいます)仙台のOさんから、昨日こんなものが届きました!



 京都ホテルオークラの「食べるラー油」と調味料セットであった。
 まだ、いただいてませんが、いろいろな食べ方があるみたいだから、ボクたちの料理にも活躍させたいところだ。
 おばちゃんも大喜びでしたよ!
 そのおばあですが、今ラジオのイヤホンを耳にしてながら突然大きな声でこう言いました。
「そういえばあれっ!! 今日アレも届ぐんでね? アレ!!!」
 ビックリして代表はヘッドホンを外しました。
 それぐらい大きな声でした。ヘッドホンしてないボクの耳は壊れそう。
「アレ、ほらっ、アレ!!! ニョロ!!!」
 ニョロッ?
 ああ、あのことか。
 し〜っかり覚えているもんだな。

 (2012.10.16)   このページのトップへ

『おばあちゃんと一緒に日本一の富士山を身近に感じ、アッシュのように手なずけ、絵画のように眺めつくし、ベロベロベロベロなめまくる、前代未聞! 魅惑の箱根温泉めぐり付き豪華家族ツアー!!! (できれば文学者の愛した宿で過ごせればそれまたサイコー)企画に当たって(長い!)』2420

 さて、昨日秋田に向かうクルマの中で、急に話が盛り上がりましてね。
 それは、唐突に始まったドライバー(ボク)の提案がきっかけでした。
 ですから、これはまだ誰にも言ってないし、本決まりでもありません。餅家とかI家の奥様にも今からです。
 勝手にイメージが膨らみまくっているその企画(来年の秋に『おばあちゃんと一緒に日本一の富士山を身近に感じ、アッシュのように手なずけ、絵画のように眺めつくし、ベロベロベロベロなめまくる、前代未聞! 魅惑の箱根温泉めぐり付き豪華家族ツアー!!! (できれば文学者の愛した宿で過ごせればそれまたサイコー)』という表題のツアー(あ〜長い!!!)とは、おおよそこういうものです。
 早く言えば、おばあちゃんの大好きな「日本一の富士山」を、ただ新幹線からとか飛行機で上空から眺めるのではなく、窓を開けると大パノラマで富士山が絵のように拝める場所に宿を取って、そこで「日本一」を自分のものにするツアーです。(全然早く言えてないだろ!)
 富士山に何回も登ったことのあるトーエーなどは、早まって「富士登頂ならオレに任せろ!」とか言うかもしれませんが、そういう趣旨ではないからね。おばあちゃん足悪いしね。それにボク五十肩だしね。
 そんなわけで、参加したい人はみんな1年かけて自助努力で旅費を貯めましょうね。I家の奥様? いいですか? サイテー@5万円はかかるでしょうね。ボクらは倍だね、きっと。
 この企画の発端というか原型は、先日亡くなった義兄のエンちゃんが、5年ほど前に「おばあちゃんに富士山を見せたい!」と言っていたことに由来します。
 かつてマドロスさん(おじいちゃん)も、おばあちゃんに言っていたそうです。
 残念ながらどちらも実現しませんでしたが、彼らの意志を継いで、ボクたちはどうしても実現させたいと思っているわけですね。
 1年後の話なんで、気が早いと鬼に笑われそうですが、おばちゃんの1年というのは案外貴重なんですよね。
 ブログ読者の皆さん、表題のツアーの趣旨にかなう、どこかいい場所あったら教えてください!

 (2012.10.16)   このページのトップへ

『大館きりたんぽ祭りよりもおばあはこっちがお好き〜秋田平日買い物ざんまいツアー〜』2419

 こんな感じで、秋晴れの秋田へ出掛けましたよ。
 その前に、ボクは朝早くからこんなものまで用意していったんですよ。つまり「スキヤキ」の・・・。



 秋田西口のメイン広場「アゴラ広場」はウィークデーで人影もなく。



 同じような身長の親子2代はうれしそう。



 ボクが歯医者で麻酔かけられている間、10時から12時まで、西武のデパ地下とかFONTEとか無印良品とかで買い物を満喫していた2人に合流したのは12時半ごろでした。
 前から目を付けていた、フォーラスの2階の『福ろう』という餃子&タンメンのお店に初来店。妻とボクはフツーのタンメン(塩味)。おばあちゃんは「赤タンメン」(合わせ味噌味)を食べました。



 野菜が250グラムというのでみんな大満足。特におばあの味噌味はあっさりしていて絶妙だった。ボクらのほうは塩味なのにややこってりしている。麺が太いのが気になったが、今度はおばあの「赤タンメン」か「醤油味の黒タンメン」も食べてみたいと思わせた。
 なにしろこの店、ボクらがイタリアンの店としては一押しの『YAYA』の姉妹店である。おいしいわけだ。
 いろいろおばあちゃんが好きな『イズミヤのクッキー』とか『どっかの海老せん』とか買って、スイーツ大臣も『YOKU MOKU』のクッキーとか買って帰った。
 そうそう、ボクはフォーラスのTKで秋物のシャツと靴下を買ってもらった。
 いろいろ買って、最後は土崎の生協で「スキヤキ」の材料を買った。わかばの肉も。
 朝9時に出て、帰ってきたのが5時だった。随分思い切って遊んだものだ。
 そしてそして、肉の良い、肉の好い、肉の宵、肉の酔い、肉のヨイヨイ! となった。



 ああ、シフク、ああ、4フク、ああ、5フク、ああ6ップク! 写真なんか撮ってられへん! 肉食われちゃう!
 そんなわけで、部屋中(家の中の全部屋中)、甘いスキヤキの匂いを残して、お風呂〜サイフォンタイムに。
 ここで、ようやく買ってきたものの大お披露目会となったが、これは妻がおばあちゃんにプレゼントした手袋です。
 長姉のリエさんから「何かおばあに食べさせてあげて!」と渡されていたお金で買ってあげたのだそうです。
 何も書かなくてもこの写真を見れば、おばあちゃんの心境が分かると思う。うれしそうだねえ。ちなみに、パジャマの上に羽織っている可愛いセーターはMEGUとNORIちゃんに買ってもらったものらしい。
 シワワセなおばあだね!



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『かいがいすいごだ。オラ行ぐばりだよわ!』2418

 昨日、あんだけ言って、最後はイタチの最後っ屁みたく、
「んでやめだ!」となったったおばあちゃんだったが、さすがに今日のポップは控えたようだ。
 そうなると一気にヒマになったのだろう。
 ボクらが起きる(7時頃)まで寝ていたようだった。
 今日はいよいよ秋田で買い物(ボクだけは午前中歯医者)なので、彼女たち2人を歯医者の前にデパートに下ろすことになる。
 おばちゃんは、超テンパっている。
「栗ガスが貯まって、抜いても抜いてもダメだ。よって今日はゆで卵食わない!」まずはそうのたもうた。そうだ、そう言えば昨日は10個も食べていたなあ。そりゃ貯まるわな。
 その代わりみかんを1個食べた。
 それからお化粧に行って戻ってきた。口元を血だらけにして。
「しゃれっぺって(お洒落しようと)顔剃ったら、かえって口裂け女になった!」
 つまりカミソリで口元を切ったらしい。ああ・・・。
 それから、出発が9時だというのに、8時にはもうすっかり支度を済ましてしまったおばあは、代わって掃除機を掛けている妻へ。
「かいがいすいごだ(かいがいしいこと)。オラ行ぐばりだよわ(行くばかりだよ)!」
 退屈そうに、どっかから拾ってきた(?)週刊誌を睨んでいる。
 タジタジである。
 プレッシャー掛かるから、とりあえず行ってくるわ。
 後でまたね。

 (2012.10.15)   このページのトップへ

『明日は秋田だ!』2417

 代表も何とか「渋顔」でやり遂げたようだ。
 それにしても最近の仕事の中身はしんどそう・・・。
 まあ、えり好みできない身分なんだけどね。
 さて! 明日はいよいよ秋田だ。
 朝早いので、今日はこの辺で!
 おやすみなさい。
 そうそう、おばあは来週帰ると言い出している。
 冬物の支度をしなきゃなんないんだって。

 (2012.10.14)   このページのトップへ

『ゆっくりゆっくり』2416

 冬ごもりのため、蜂がやたらと飛び回る。





 冬になる前に、みんな焦っている。
 でも、ゆっくりゆっくり・・・。




 (2012.10.14)   このページのトップへ

『モップ卒業式』2415

 たった2つ前に『ザ・モップス』の話を書いておきながら、急にこんなことを書くことになってしまいました。
 さっき、「やし風うどん」を食べながら、ボクはおばあちゃんにこう言ったのです。
「おばあちゃん、これから朝のモップ掛けはやらないでもらいたいんだ」
 なぜボクがそんなことを言ったかというと、今朝の事件のせいではないんです。
 それは、おばあちゃんが夕べ、足の違和感を訴えたからです。
 ここに来る前に痛かった足の反対側の足が痛いと。
 本人の説明では、お風呂に入って足の裏を洗おうとして(立ったまま)、その時に違和感があったそうです。
 何でまた立ってやるかなあ・・・。と、思いましたが後の祭り。
 まあ、そんなことがあってさっきお昼に、妻が「足どうなった?」と、聞いたわけです。
 どうも、まだあんましよくないことが分かりました。
 やはり頑強そうにみえて80歳。いろんなところに経年劣化が起こっているようです。
 ボクは、ちょっと辛かったんですが、彼女にこんなことを申し述べました。
「おばあちゃん、頼むから朝のモップ掛けはやめてもらいたいんだ」
 おばちゃんは不本意な顔をしました。
 それでは私の役目がなくなるじゃないか。そんな気持ちだったのでしょう。
 でも、ボクは言いました。
「もし、こうやって秋田にいる間にどこか悪くなったら、それこそほかのみんな(家族)に申し訳が立たない。それだけじゃない。もう、おばあちゃんと遊べなくなってしまうんだ」
 だからモップをやめてほしいんだ、と訴えました。
「上手く言えないけど、もし足が大丈夫で歩けるだけの機能に限界点があるとしたら、そういうモップ掛けとか家事にそれを使って摺り減らすんじゃなくって、一緒にグランドゴルフやったり、温泉入ったり、旅行したり、買い物したりして、ボクらと遊ぶほうに使って余生を楽しんでもらいたいんだ」
 そういうことを話すうちに、やがてボクの真意が伝わったのか、おばあちゃんは、「分がった。じゃあもうやらないごどにした」と、言ってくれました。
 でも、それを聞いて何だかボクは切なくなりました。
「今日でモップは卒業だけど、明日は買い物へ連れていくよ。今度の旅行用に何か服でも買ったらいいさ!」
 妻が努めて明るく言いました。
「いいスキヤキ用のお肉買って、家でモップ卒業パーティーをやろうよ!」
 そんなことも言いました。
 ボクは黙って聞いていました。
 真面目な話、年をとるということは、「今まで役に立っていたことが役に立たなくなる自分」を、嫌が応にも自覚するということを意味します。
 それが老いるということなんです。『現役引退の日』は、長生きすれば必ず訪れます。
 それは淋しいことですが、決して「ショボボン」となってしまうことではありません。
 家事(モップ掛け)は引退でも、新たな役割ができるからです。
 いつまでも健康でいてくれ、いつまでも親孝行のまねごとをさせてくれる人になるという「新しい使命」が生まれることなのです。
 今までモップを持っていた手を、今度はグランドゴルフのクラブに持ち替えるようなものですね。
 おばあ、もっともっと楽しもうね!
 そう思いながらボクは今、相変わらず編み編みの続くおばあの横顔を見ています。あっ、寝てるよ、寝てる。




 (2012.10.14)   このページのトップへ

『生まれ順相性度チェック』2414

 そんな記事を見つけた。
 よく長男や長女はしっかり者で、末っ子は甘えん坊などと言われる。
 そういう生まれ順の組み合わせで、相性が分かるというものだ。
 ちなみに、ボクは第一子男子で、妻は末っ子女子。
 見てみると、どうもこの相性が一番いいようだ。
 こんなふうに書いてある。

 この2人は非常に相性がいいです。第一子男子は頼られるのが大好き。末っ子女子を優しく守るナイト(騎士)のような存在になってくれます。末っ子女子も守られるのが好きなので、お互いに心地いい関係になれます。末っ子女子の笑顔が第一子男子をやさしく癒す、ラブリーで可愛いカップルになりますよ。

 でもちょっと待てよ。
 ボクがナイトだとすると、執事が代表を優しく守っていることになるな。
 まあそういう関係もあってもいいかな。
 どうあれ、確かにラブリーな関係であることは間違いないわな。
 皆さん、生まれ順と相性に興味があったら、そういう本が出てるみたいですから読んでみてもいいかもね。
 そうそう、我が家のナイトは今から、「やし風うどん」なるものを昼食に作って、みんなに振る舞う予定ですよ。
 今の話とは関係ないけどね。でも、ついついみんなの喜んだ顔が見たくなるってのは、頼られるのが好きってことかな?

 (2012.10.14)   このページのトップへ

『ウンチ専門家の話』2413

 今朝、小便をした。
 それから体重を測るのが日課になっている。
 ・・・。
 かなりガッカリする数値がはじき出された。
 ガッカリしながら集計表に書こうとして、「あ〜あ」と思った。
 その時、突如、今度は大便がしたくなってきた。
 赤いボールペンの手を止めた。
 光明・・・ふと、そういう言葉が頭に浮かんだ。
 射す・・・腹部の感想が漏れた。
 トンネル・・・苦節を思う。
 開通・・・快哉を叫ぶ!
 ものすごくうれしくなって、ボクはお宿へ駆け込んだ。
 じっくり、じっくり、ひねり出していた。味わうように、噛み締めるように、もみほぐすように・・・。
 が、その時、隣の客室に異変が!
 ガダゴドガダゴド・・・。
 焦る、動じる、混乱する。
 ボクが鍵を掛けようとするよりも一瞬早く、モップ隊員(ザ・MOPSのメンバー)が素早くドアを開けようとする!
「あっ、ああああああああ〜〜〜!!!」
 ガダゴドガダガダ・・・。 モップ隊なおも前進!!!
「いる、いる、いる〜〜〜〜〜!!!!」
 哀れだった。その声でモップ隊は去ったが、ボクの親愛なる客人は、トンネル奥深く引っ込んでしまった。
 恐るべしモップ隊!!!
 脱力しながら、それでも何とか踏ん張って先客数名を搬出し、ややホッとした気持ちで再び体重計に載った。
 だが・・・たった100グラムしか違っていなかった。ショック!
 肩を落として、妻にそのことを告げると、彼女は「ウンチ専門家の話では・・・」と前置きした上で、こんなことをお話しになった。そんな専門家いるのか!?
「あのねえ、ウンチの重量って、せいぜい100〜200グラム程度らしいわよ。どっちかと言うと、オシッコのほうが重いんだって」
 な〜んだ、そうなんだ。口ほどにもねえヤツ! と思った。
 あ〜あ、危険を犯して損したわ。 



 (2012.10.14)   このページのトップへ

『どうしてみんな知ってんだあ?!』2412

 夕べ、秋刀魚のお礼にI家の奥様に電話をすると、彼女は「うちで起こった一部始終」を既に知っていたそうだ。
 ボクのブログで読んでいたそうだ。
 でも・・・。
 妻が言った。
「おらより知ってた!」
 今度はボクが言った。
「書いたおらより!」
 ある意味怖い!

 (2012.10.14)   このページのトップへ

『くりはらぐん』2411

 平成の市町村合併で『栗原市』になったんだけど、その前は「栗原郡」でした。
 志波姫とか金成とか築館とか一迫とか若柳など、東北自動車道を走りつけたボクにとって馴染みの地名の町がそこに含まれます。
 おばあちゃんは、昨日、ケーコさんにまたいただいた「栗」を10個ぐらい食べました。1人で夕飯の前に。
 で、お風呂に入って、いつもの「シフクのコーヒー&スイーツタイム」に入ろうとすると、彼女、こんなことを言うではありませんか!
「私、今日はコーヒーどスイーツなしにすっから。だって腹が栗だもの」
 ボクが機転を利かせて(?)こう言いました。
「栗腹郡だね。ガス屁町!」
 ボクたちは「ほ〜れほれほれ攻撃」を仕掛けましたが、おばあちゃんの意志は固く、結局ボクたちの「シフク顔」を横目に、「私、歯も磨いだおん」と言って最後まで編み編みをしておりました。
 鼻はヒクヒクしてましたけどね。

 (2012.10.14)   このページのトップへ

『休日出勤』2410

 今日は、ホントは『大館のきりたんぽ祭り』に行こうかなあ、と思っていたんですが、代表に仕事が入ったので取りやめになりました。
 冬の燃料費を稼ぐために、やはりどうしても「世間並みにレジャー」はお預けです。
 生きるほうが先ですからね。
 そういうわけで、今日は全員「イエナカ」モードです。
 その代わり、明日はボクの歯医者で秋田へお出掛け。
 おばあちゃんは自分からこないだ「スキヤキが食べたい!」と言ったのでひょっとして『肉のわかば』でお肉を買うかもしれません。
 休日出勤と書きましたが、実はボクら自由業って「定休日」ってないんですよね。
 同様「定年」という言葉もありません。
 そういう「定まった」ことにフリーだから「自由業」なんです。
 じゃあ、誰にも「定められ」ないかというと、今日みたいに、そうもいかないところが辛いところですがね。
 まあ、人ごみが嫌いなボクらにとって、平日に動けることが多いことと、「自由業」っていう響きは好きなんですけどね。

PS 昨日、作家の丸谷才一さんが亡くなった。小説にエッセーに評論にと、80歳を過ぎても健筆を振るっておられた山形県鶴岡出身の方だ。
 生涯現役の自由業のお手本であった。ご冥福をお祈り致します。え〜、できればボクの背後霊になってください!

 (2012.10.14)   このページのトップへ

『冬貧乏』2409

 ここ馬場目の冬。
 少なくとも11月〜4月まで、確実にボクらはストーブをつけています。(今年は10月の頭から)
 ご承知のように、雪と氷に閉ざされた長い長い6ヶ月でございます。
 さて、その間、ボクらは皆様方(東京の方とか仙台辺りの方をイメージしてます)よりも、確実に貧乏になります。
 それは燃料費の高騰。灯油、ガス、電気を大量に使うからです。
 さらに今年は、ストーブの薪も業者から購入しました。
「冬は貧しいねえ」 
「しかも長いねえ」
「貯金なくなるねえ」 
 もうすぐそんな季節になります。
 あ〜あ。

 (2012.10.13)   このページのトップへ

『無印良品という名前』2408

 この名前、不遜だな。
 お店とか商品にケチをつけているわけではありません。
 名前です。
 だって、自分のことを「良品」って言うのってどうよ?
 えっ?
 じゃあ、良男や良人や良子はどうなるかって?
 なるほど。それもそうだなあ。
 自分のことを「良い男」「良い人」「良い子」って言ってるなあ。
 不遜だなあ、お前らも。

 (2012.10.13)   このページのトップへ

『PちゃんPower全開!』2407

 ついに、Pちゃんは歯まで治ってしまった。
 カッツが来る前に買ってくれた「シュミテクト」だがってもんのお陰かもしれないが、免疫力の向上は疑いのない事実だ。
 しみないそうだ。
 熱いコーヒーガブガブ、甘いスイーツもムシャムシャ・・・。
 恐るべし! PちゃんPowerである。

 (2012.10.13)   このページのトップへ

『福引きガラガラ』2406

 AMANOで福引きをやっていた。
 1等が「焼肉セット」7〜8名分10本というものだった。
 2枚引く権利を与えられたボクらは、ガラガラの前に並んだ。
 ボクはこの「ガラガラ」が怖い。
 もし外れたらどうしよう・・・と思うのだ。
 外れても「ポケットティッシュ」はもらえるのに、それが屈辱なのだ。
「はいはい、ごめんねえ。コレ使ってねえ」と、お姉さんに言われるのがである。
 そういうことが、子供の頃からず〜っと続いているから、「トラウマ」になっているのかもしれないな。
 だから、いつもガラガラの取っ手を持つ時に手が震える。顔が硬直して青くなる。
「1回グルッと回してください。軽くでいいですよ」
 などと言われると、余計に緊張して上手く回せなくなる。
 ぎこちない。
 次の瞬間、ボクは何度「白い玉」を見たことだろうか。今回もそうだった。
 いつもやんなきゃよかった、と思う。
「はい、ティッシュ2つねえ」
 ふんっ! こっちのほうがいいもん。焼肉なんか食いたくねえもんね〜だ!



 (2012.10.13)   このページのトップへ

『倒語いろいろ』2405

 しかるべき人が、しかるべきタイミングで言うと、結構笑えるものだ。
 しかし、それを外すと結構みすぼらしいことにもなる。
 それが「倒語」というものの宿命。
 ステージが終わった楽屋でこう言った人がいる。
「きんきんに冷えたルービくれる?」
 イカすゼ、永ちゃん!
 24時間テレビの「サライ」の人は、かつて深夜ラジオでこう言っていた。
「大阪ではアイスコーヒーのことをね、レーコー言うんですよ」
 これは今使うとちょっとサムイかもね。サライやなしに「サムイ」やね。それ以前にこれって倒語ちゃうわな。
 つい最近では、甥っ子のYすけが、ボクの海の写真に「やすさん、シャレオツっすねえ!」とコメントを寄せていた。フェイスブックで。
 そういうお前こそ「シャレオツっすねえ!」と思ったものだ。
 いろいろ倒語はおもしろい。
 しかるべき人が、しかるべきタイミングで言うと、結構笑えるのだ。
 最後にボクが一番好きな倒語をひとつ紹介して終わりたい。
 パイオツ・・・である。
 しかるべき人に、しかるべきタイミングで言わないと、結構ヤバい。

 (2012.10.13)   このページのトップへ

『出来過ぎくんの執事くん』2404

 根を詰めに詰めた代表は、仕事を仕上げて寝る前に、「明日は悪いけど私、寝るよ」と言い残した。
 言い残された執事は、あらためて自分の任務を胸に刻んだ。刻んだ事項は3つある。
1、I家の奥様から送られてくる秋刀魚を受け取ること。
2、代表が起きてくる前に、ストーブをつけ、コーヒーをいれ、ゆで卵を剥いてさしあげること。
3、台所の洗い物をし、布巾も洗っておくこと。
 以上。
 そして。ボクは朝起きてそれを確実に遂行したのだ! 偉い! (あっ、秋刀魚はまだ届かないが・・・)
 家政婦も、寝る時に代表の言い残した言葉を聞いていたはずだが、彼女は逆にいつもより1時間も寝坊をした。8時に起きてきた。
 代表がそうなら、私も寝坊しちゃえ。ええい、そうしちゃえ!
 そんなことを思っていたのだろう。この、怠け者!
 どう考えても、ボクのほうが「働き者」で「有能」だったね。
 代表がやがて起きてきて、パジャマのママでコーヒーを飲みながら、ボクたちに朝の訓示を垂れられた。
「お早うちゃん! そしてご苦労ちゃん! ところでおばあちゃんも寝坊したんだって?」
 ボクはそのことを密かに代表に耳打ちしていたのだ。やなやつ。
「ここんとこ、こっちに引きずられて疲れたんでないの?」代表は彼女をかばうように優しい言葉を掛けた。
「疲れだんでねえよ!」
 ガッツ〜ン! それに対してPは抗戦的に言い放った。
 これはいつもの反応だ、とボクは思った。可愛くねえ。
 それから、こんな言い訳じみたことを言って自らを弁解し出した。
「夕べ、ゴロゴロさんで寝られながったんだよ」
 確かに雷が鳴っていた。 
「ラジオは布団の中さ入れてもビリリリリリッ! ってなるし・・・」
 それで寝られなかったんだって。
 どうだろう? 出来過ぎくんの執事くんと、言い訳ちゃんの家政婦ちゃん。
 軍配あったね! ボクの勝ち。

 (2012.10.13)   このページのトップへ

『Pちゃんの見た夢』2403

「素晴らしい夢、見だよ」
 今日は少し朝寝坊したというPちゃん。
 朝コーヒー(執事製作)を飲みながら、そんなことを言った。
「何だか素晴らしい家に、私引っ越してんの」
「へええ」
「それはいいんだげんど、アッシュがさあ・・・」
「アッシュ!?」
「うん、アッシュが痴呆症になって、あっちゃこっちゃこうやってこうやって・・・」
 ここで、Pちゃん、モップを掛けるようなポーズをとる。
「私どご引っ張るの」
 まあ、不吉な夢じゃあありませんか。

 (2012.10.13)   このページのトップへ

『みんなでありがとう!』2402

 トーエー先生から今、こんなうれしいメールが!

 特集号まで出ちゃったもんね。
 そりゃあ、少しは奮発しないとね。
 2400回は2と4だから、ニヨ、『ニョロ、ニョロ』と言うわけで、うなぎだ〜。
 浜松にいます。美味しそうなウナギを3人分送ります。工場直送なので、16日に着くようです。


 みんなグジャグジャに疲れておりましたが、このメールで元気になりましたよ。
 ニョロ3本、楽しみにしておりますよ!
 一同、浜松方面に向かって礼!



PS この写真に、さっそくこんなメールが・・・。
 おばあちゃんまで……。
 恐縮です(笑)。


 (2012.10.12)   このページのトップへ

『てんてこ舞いの忙しさ』2401

 以前おばあちゃんが来た時もそういうことがありましたが、今、当事務所はてんてこ舞いの忙しさです。
 特に代表は、ここんとこ連日、早朝から12時間労働です。
 代表のこの頑張りが、家政婦に伝染しました。
 おばあちゃんは、顔つきまで変わりました。代表に似て、眉を吊り上げ目は血走っております。
 そして、その恐ろしい形相でもって、「モップ」と「洗濯機」と「編み棒」に立ち向かっております。
 今朝も、モップを持つ手にグイグイと力を込め、何度も何度もボクたちの足下を拭いておりました。
「え〜い、どけどけどけ〜い!」って感じで。怖かった!
 編み物もものすごいスピードでグイグイ進んでいるようです。1日1着ペースで編み上がりそうな勢い。
 何もそこまで頑張らなくても・・・と思うのですが。
 でも、もう取り憑かれたみたいに、おばあちゃんは止まりません。
 ターボ全開! って感じです。
 異様なムードに支配された事務所の中で、どうもボクだけが、何かこう「空回り」している気がします。
 それにしても・・・なんか怖いです。

 (2012.10.12)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜2400話はこちら)