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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■2行程度でご意見、ご感想をどうぞ!(長い人はinfo@officematroos.comまで)
■ペンネーム

『たとえば置手紙とか海岸通とか』1700

 ボクの声がウイーン少年合唱団になった(妻はアイ〜ン中年合唱団という)ことを前に書きましたが、本当の本当なんですよ。
 今試しにかぐや姫の「置手紙」と「海岸通」をギターで弾き語ってみたんですがね。
 正やんの高い声が原曲のキーで出るんです! マジに!
 いやあ、我ながらいい声やなあ。
「ねえ、いい声だろ?」
 隣の部屋で布団カバーを出して(お客さん用)いるはずの妻に言いました。
「・・・」
 妻はとっくの昔に仕事に戻り、ヘッドホンをしてトトトトトしておりました。
 つまり何も聞いておりませんでした。

 (2012.04.25)   △このページのトップへ

『断捨離られた人たち』1699

 書籍部門のリストラは400〜500名に及びました。
 その中にはかつての大功労者も多数含まれている模様。
 天下り先が早く決まることを祈ってます。さようなら。



 (2012.04.25)   △このページのトップへ

『あっ、この顔!』1698

 おばちゃんをヨロシク! とMEGUから届いた写真。
 毎晩スイミングスクールに通っているネオンくん。だそうです。



 そうか、こういう手があったか! これなら1時間くらい浮かせておいて、そのスキに長電話も可能だな。(そんなムチャな!)
 この訓練を重ねたら「第2の北島コースケ」も夢じゃないな。そんなことを思い、できれば「ボクも欲しい!」と思った。
 こんな写真もあった。親がよくやるたわいないイタズラだ。



 ボクはこの写真を見てこう思った。
 昔はこーゆーことを「アッシュ」がされていたなあ。耳をひっくり返されたりしていたなあ。と思った。
 明らかに「アッシュ」の時代は終わりを告げたのだなあ。新旧交代。リストラ。肩たたき。窓際族。現役引退。隠居生活。スクラップ。廃品回収。乳母捨て山・・・。いろんな言葉が浮かんでは消えた。
 老犬になったアッシュは、もっぱら「新星」の影におびえながら、I家の奥様に「ムツケ甘え」をしていると聞く。「キラキラ光り輝く新星ネオン」のまぶしさに目を伏せて、うす暗い場末の路地裏で肩を丸めてゴミをあさる老いし猟犬。ホントは賢い血筋だった猟犬・・・。ああ、アッシュよ! 君が悲しい。
 最後に沢山ある写真の中で、ボクが「あっ、この顔!」と思った写真を紹介します。



 どういうことかと言うとですね。この顔はボクなんです。この笑った顔は、ボクの小さい頃ソックリなんです。
 これって一体!?

 (2012.04.25)   △このページのトップへ

『いよいよいよいよ!』1697

 その日が決まった。
 何の日か?
 おばあが、包装紙でラッピングされ、赤いリボンまで付けて、ここに送り届けられる日である。
 運送屋はヤマトでもサガワでもなく、『モチ急便』の『VIP便』と決まった。
 ナビ助手付き、国産最高級車を使用し、社長自らがドライバーという、もうこれ以上はないであろう「スペシャル待遇」でおばあちゃんはやってくる。
 夕べ電話があって、いろんなことが決定され報告された模様だ。
 お届け時間指定は「4月28日夕方」となっている。あと3日後。
 そして、待ちに待った「2012春の秋田ツアー」が、いよいよいよいよ始まるのだ! 
 にわかに忙しくなってきたゾ。

 (2012.04.25)   △このページのトップへ

『ちょこっと贅沢』1696

 キリン一番搾りの黒生ビール『スタウト』。



 今、この贅沢な味にハマっています。
 と言っても、ボクたちは基本ビール党ではないので、喉が渇いたなあという時とか、居酒屋でいう「とりあえずビール」の時に「2人で350缶1本」みたいな感じ。
 黒ビールが美味しいことは以前から知っていましたが、このビールは格別です。
 カツサンドが食べたくなります。
 たまにちょっとしか飲まない人たちの「ちょこっと贅沢」。
 まあ大目に見てください。

 (2012.04.25)   △このページのトップへ

『一期一会』1695

 ちょうど2年ほど前の4月16日。ボクたちは10年ぶりに東京に行った。
 それは『東京珍道中』というフォトエッセイに書いた。
 フトしたご縁で知り合ったオペラ歌手の石原さんが、ボクたちを自分のリサイタルに招待してくれたからだった。
 それからも、時々ではあったがメールのやり取りが続いていた。
 いつもこちらのことを細かく気遣ってくれる、本当に心の優しい人でした。
 自分では自分のことを、体制と要領よく合わせて生きられない損な性格だと、「生き方下手」という表現で語っていた。
 そんな石原さんが亡くなった。
 実際には2月10日にすでに亡くなっていた。ボクたちは奥さんからのメールで今日知ったのだ。
 一瞬目の前が真っ暗になった。
 妻も相当ショックを受けた様子で、あの時の写真を眺めながら放心したようになっている。
 それにしても早過ぎる突然の死。
 本当に分からない人間の一生。
 あの縁は何だったのだろうか?
 あらためて「一期一会」の意味を知ったような。
 でも、少なくともボクたちは、石原さんのことを生涯忘れることはないだろう。
 ご冥福をお祈りいたします。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『デパ地下の正しい楽しみ方〜その2』1694

 タイムサービスは、スーパーでもどこでもやっていることだが、デパ地下のタイムサービスは、驚くほど安いことがあって楽しい。
 昨日たまたまそこを通ったボクたち。を待ち受けていたものは「高級すき焼き肉1パック」一律1000円!
 定価を見ると半端じゃない。「グラム1500円」の超高級お肉だった。1パック2400円ぐらいのがナント! 一律1000円!
「買え! 食え! 泣け!」と言われているようなものだった。これぞ天の声だった。
「そういうことなら、遠慮なくいただかせていただきます!」
 そうお断りして2つ買った。
 隣に「肉に良く合うチリワイン」も置かれていた。こちらは1本780円。もちろんセットで購入した。
 そして今・・・。
 部屋中、いや家中に充満するシアワセの匂い。
 ゲプッ! すまんすまん。すまんねえ。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『デパ地下の正しい楽しみ方〜その1』1693

 スーパーには絶対ないシステム(たぶん)として、デパ地下の野菜くだものコーナーの角には『フレッシュジュース』を飲ませてくれるスタンドがある。
 ジューサーミキサーがそこにはたくさん並んでいて、いかにもおいしそうで新鮮そうな100%ジュースを作って飲ませてくれる。
 ボクたちが行く秋田の『本金西武デパート』にももちろんあって、ボクたちはそこのジュースを飲むのを密かな楽しみにしているのだ。
 そういうファンは結構いるようで、昨日ボクたちの前に並んでいた婦人は、そこのスタンプカードを手に持って、「私これを貯めるのがうんと楽しみ」と語っていた。
 そんなわけで、昨日もボクたちは「駆けつけ1杯」をグビッとやった。ボクは「南国フルーツ特製ジュース」、妻は「レモンアップル」だったかな?
 その日(月曜)は、野菜くだものを1000円分買ってそのレシートを見せると「ただでどれでも1杯飲める日」だったので、それでまた飲んだ。
 サービスだからって一番高い(1杯450円もする)「マンゴジュース」を飲んだけど、ゴテゴテして(妻いわく)あんまり美味しくなかった。
 欲張ったせいだね。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『大画面だからいいのではないのだ』1692

 ダシを入れるガラスのピッチャーを無印良品で買った。
 そん時に、カタログで見て憧れていた『リクライニング椅子』の実物に座ってみた。
 やっぱり「いいなあ」と思った。
「でも、これに座って観るってことはそれなりの大画面でなきゃダメだよね?」
「そうだね。今のうちのテレビではオペラグラスかけて観るようだね」
「港町歯科にあるくらいの画面でなくっちゃね」(あそこのは何型なんだろ? とにかく相当大きい)
「それにしても最近の巨大画面のテレビってのは、映画館のスクリーンにまで匹敵してきた感があるね」
「ホントだね。これじゃ映画館で観る人はもっと減るよね。家でこんな椅子に座って観たほうがはるかにラクチンだし」
 その時、妻は決然とした態度でこう言った。
「つっつっつっ、違うのよ。映画館はあのドブ臭さがいいのよ。あの空気を吸いにいく所なの。後ろでカタカタ回る映写機の音を感じて、周りの人を意識しながら、ゴキゴキした椅子で観るからこそ楽しいのよ」
 へええ、なるほどねえ。
 そして最後にこう締めくくった。
「それだから映画館は貴重なのよ。決して大画面だからいいわけじゃないの!」
 さすが深いねえ、この方。
 そう言えば、書籍の断捨離をしていて、また大量の古い映画のパンフレットが発見された。
 それらはものすごいお宝ばかりだった。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『上方歌舞伎』1691



 いよいよ7月4日の『松竹大歌舞伎〜近松座秋田公演』のチケットが発売になった。
 ボクたちは駅のトピコのプレイガイドでそれを購入した。
「こっちよりこっちの席がいいんじゃない?」
「いや、でもこっちよりもこっちのほうがあっちなんじゃない?」
「あっちもいいけど、こっちのほうが全体が観れていいんじゃない?」
「でも、あんまりちっちゃくって全然顔とか見えないんじゃない?」
「オペラグラス持っていけばなんとかなるんじゃない?」
「う〜ん」
「すいません。こんな感じで悩んじゃっててもいいですか?」
 プレイガイドのお姉さんに、おそるおそるボクが聞いた。
「ええ、どうぞどうぞ、ごゆっくりお悩みください」
 お姉さんは優しかった。
「そうですか。じゃあもう少し」
「ところで花道ってどっちよ」
「普通はこっちだけど、県民会館って両方あったよねえ」
「ええ! どっちから出てくんの?」
「でも確実なのは左かと」
 ・・・・・・。
 それから約30分後、ようやく席が決まった。
 前から4列目ぐらいの左寄りの一等席だった。  

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『豆苗や三ッ葉はもう一度食べられます』1690

 水耕栽培で作った、根っこが付いている野菜は、根っこを残して食べてから、その根っこにもう一度水をやれば、同じくらいの長さまで成長するそうです。
 つまり、もう一回同じものを食べられるってわけです。すごいですねえ!
 そのことを妻に教えられました。
 ボクは目からウロコでした。
 ボクが歯に麻酔をかけている間、妻は待合室でそういうことを学んでいたようです。
 ボクの抜かなきゃならなくなった歯も、そんなふうに「再生」してくれたらいいのになあ。

PS 後日やってみましたよ。



 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『イオンにいる実演販売の怪しい男の正体』1689

 イオンとかで見かけませんか?
 何かこう周りから明らかに見える低い柵の中に、パイプ椅子を並べて、そこに集めた人(ほとんどが老人)に、何やら和気あいあいのムードで説明している人いるでしょう?
 昨日もいたんですよ。土崎のジャスコ(イオン)に。
 以前、その男は五城目のイオンにもいました。
 あれは一体、何を売っているんだろう? 
 どういう売り方をしているんだろう? (話術とか景品とかも知りたい!)
 座って説明を聞いている人たち(ほとんど老人)は、ニコニコ笑ったりしているけど、アレはどういうことなんだろう?
 ボクの興味関心は尽きない。
 妻は「どうして老人たちがあそこに集まっているのだろうか?」の疑問については、次のような明確な見解を持っている。
「ヒマだからよ」
 なるほど。非の打ち所がない見解だ。
 その他の疑問を解消するためには、ボクが餌食というかオトリなって、「潜入レポ」を書くしかないようだ。ようし!
 近々報告できるかもしれない。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『ラジオ体操中にぎっくり腰になりそうになった人』1688

 ホントに恥ずかしい話ばかりです。
 黙ってりゃいいものを。
 実は、昨日、朝のラジオ体操第1の第10楽章「大きく体回しの運動」別名「人間ブーメランくらくら」のところで、ボクがぎっくり腰になりそうになりました 。
 ギグッ!!!
 回している時にそういう音がし、同時に激痛が走りました。
 その後、ボクは膝をついて前に倒れてしまいました。
 まさかラジオ体操中のけが人なんていないだろう。そう思ってました。高をくくってました。
 本当にそんな人がいたわけだ。
 ああ恥ずかしい。
 思いっきり恥ずかしい。
 妻に言われました。
「椅子に座ってやる人(ラジオ体操では椅子バージョンもあります)みたくなっちゃうよ」
 ああ・・・。
 やんなっちゃう。

PS ちなみに、この「大きく体回しの運動」は、別名「腰を柔らかくする運動」とも解説されていた。(インストラクターさんがそう言っていた)
 もう一度言う。「腰を柔らかくする運動」だって。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『オバQの小池さん』1687



 いやあ、ボクの勘違いかなあ。
 オバQの小池さんが下宿でラーメンを食っていると、屋根が風で吹っ飛ぶってシーン、ありませんでした? 屋根のない状態で、こんなふうにラーメンを食ってるっていうシーン。
 ボクはそのシーン、強烈に覚えてるんだけどなあ。でも、どこ探してもそういう記述がないのよ。
 何かの勘違いだったみたいです。
 しょうがない、気を取り直して。
 実はおととい、ボクたちが家で断捨離ってた時のこと、またしても外では大風が吹いていました。
 バダバダバダ! バダバダバダ! 
 何かが剥がれるものすごい音がしてました。
「あ〜、アッキーんちだよ、きっと」
 などと余裕をかましておりましたが、あまりにもその音が至近距離でするもので、「ちょっと待てよ」ということになりました。
 で、ボクが外に出てみると、なんと! 我が家の2階の屋根がめくれて、風に煽られてバダバダバダ! バダバダバダ! と鳴っているのでした。
 あやうく全部ブッ飛んでしまいそうな勢いに、慌てて2人で屋根に上がり、ブロックとかタイヤでかろうじて飛ばないように重しをしました
 その時の風のすごさといったら、もう人間のほうが飛ばされるくらいでした。
 そんなことがあった日の深夜、ボクたちが寝ていると。
 ボドボドボドボドボドボド・・・。
 今度は大雨で仏間の屋根から雨漏りが!
 ああ・・・。
 ボクは思わずラーメンが食べたくなりました。
 ええ、もう何も考えたくなかったんです。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『ビミョーに恥ずかしい発音』1686

 例えば「カレシ」。彼氏の「カレシ」。
「ねえ、カレシいるの?」
 とかの「カレシ」です。 
 なぜこの発音が恥ずかしいかというとですね。
 フツーに「彼氏」だったら何でもないの。
 例えば「ハワイ」とか「病(やまい)」とかのように、初めにアクセントをつけて「彼氏」と発音するんなら。
 ところが、これを「タワシ」とか「田中(たなか)」とかのように、どこにも特別アクセントを置かないで「カレシ」と発音するのが恥ずかしいんです。
 相手が若いコだったら「カレシ」ってのもフツーに言えそうなんだけど、相手がボクと同世代の人の場合、どっちのアクセントで言ったらいいかビミョーに悩むんですよ。
 「カレシ」はちょっと背伸びしてるっていうか、若者に迎合してるっていうか、軽薄な感じがして恥ずかしいし、かといって「彼氏」ってのも何だか堅物でダサっぽいし。
 これってボクだけかな?

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『記憶の断捨離』1685

 本とビデオの断捨離が順調に進行中です。
 大きなものとしては「黒い皮のソファー」を断捨離ました。
 大物を片付けると、ものすごく断捨離感が増しますね。 
 ところで、頭の中を断捨離できないものかという話になりました。
 昨日のクルマの中でです。
「何だか頭の中、ゴチャゴチャゴチャゴチャしててさあ。断捨離できないもんかねえ、バサーッと!」
「そうなの? 私なんか、忘れたくないことも忘れてるよ。スッキリサバサバ」
「さすが、ダンシャリーダー!」

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『フルシくん』1684

 これは昨日、雨の中、秋田へ行く途中、クルマの中での妻との会話である。
 何のことだかサッパリ分からないと思うので、事前にいろいろ解説しておきます。
(その1)クルマのガソリンが満タンのことを「フル」といいます。逆に、空のことは「エンプティ」です。 
(その2)ボクたちが気に入っている国道7号線沿いのガソリンスタンドを「ヒロシくん」といいます。なぜ「ヒロシくん」というかについては、以前エッセイに書いたような気がしないでもありませんが、ちょっと今見つけるのは困難ですので、簡単に説明しますと、昔そこに「ヒロシくん」というアルバイトの青年がいて(今はもう辞めたみたいです)、その青年がキビキビしてとても感じがよかったからです。
 以上の予備知識をもって聞いてください。それではどうぞ。

「ほらっ、振り切れるくらい満タンだぜ!」
「先週フルシくんで入れてきたもんね!」
「フルシくん?」


 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『シャーペン嫌い』1683

 ボクはシャーペンが嫌いだ。正確に言えば嫌いになった。
 昨日クルマの中で、よく手帳なんかに付いている細〜いシャーペンありますよね。アレを見つけてそう思ったんです。
 いつ頃ボクは、なぜシャーペンが嫌いになったのだろう? 
 そんなことを考えてみた。
 ところで皆さん、シャーペン=「シャープペンシル」って、電機メーカー「シャープ」の社名の語源なんだそうですね。知ってました?
 現シャープの早川金属工業の創業者の早川さんって人が、金属製繰出鉛筆(早川式繰出鉛筆)を作ったからなんだって。
 それにしても「繰出鉛筆」って名前もすごいね。
 アメリカでは「メカニカルペンシル」というらしい。確かに鉛筆に比べたらメカニカルだよね。
 あっ、そっか! ボクは「メカ」とか「デジタル」が嫌いになった頃、「シャーペン」を捨てたんだな。
 とすれば、それは極めて最近(ライフスタイルが大きく転換したここ十年ぐらい前)のことだろう。
 それまでのボクは、メカ、デジタル大好き人間だった。
 シャーペンが出た頃だって、トレンドに乗り遅れまいと、友だちと競って新製品を買いまくったものだった。サイドノックしかり、振るだけで芯が出るタイプしかり、書きながら自動的に芯が出るタイプしかり、ゼブラの100円しかり。
 そして、その頃ボクは何本MONO鉛筆を捨てたことだろう。
 肥後守(ナイフ)を捨て、手動グリグリ鉛筆削り機を捨て、電動ぐぃ〜ん鉛筆削り機まで捨てた。
 それがどうだろう。人間変われば変わるもので、今は鉛筆大好き人間になっている。
 レコードを捨て、CDを買いまくってきた自分が、今はその逆になったのと似ている。
 歴史は繰り返すというように、この先またボクが「シャーペン」や「CDサウンド」を好きになることがあるだろうか?
 どうもそれだけはないような気がする。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『開高健顔の黒アザラシ』1682

 スーパーAMANOで昨日見たお客さんは、そーゆー感じの人だった。
 イメージできるかな?
 全身を黒いジャージで包んでいた。
「アオッ、アオッ」
 とか言いそうだった。
 そんだけです。

 (2012.04.24)   △このページのトップへ

『丸八』1681

 高見山の布団ではないよ。
 ボクがここに来てから今日で「丸8年」たったのだ。
 その時は、今は亡きトミさん(ばあちゃん)と、今も元気なトシゾーさんが一緒だった。
 要介護の老人2人と始めた暮らしだった。
 その頃のボクは、当時仙台にいた妻や石巻の家族からの電話で、くじけそうな心を励まされ続けた。
「人間、狂う時は一瞬だから・・・」
 そう言ったのは、介護で苦しんでいるボクを見かねた石巻のおばあちゃんの言葉である。
「だからみんなで助けでやらいん!」と言ってくれた。
「自分もいつかは通る道だから、年寄りをよく面倒みなさい」とか、
「親の面倒をみる人に悪い人はいないから」とか、おばあちゃんや当時元気だったマドロスさん(義父)からいただいた言葉は、本当にありがたかったな。
 I家の奥様にもたくさん陽気な言葉で励まされたものです。
 もちろん一番の励ましは、妻の「6月に行くから頑張って!」だった。そして、それから1ヶ月と1週間後に「天使」はやってくる。田舎の村に舞い降りる。
 その頃のこんな写真があった。『天使が舞い降りた6月』
 今日はそんな記念日だ。
 2人で力を合わせ、真剣に最後まで逃げないでやり遂げた充実感とともに、今日はさわやかにささやかに祝いたいものです。

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『明日は秋田で1週間ぶりの買い物だ』1680

 この1週間は実に何も買わなかった。
 生協すら何も届かなかった。
 しかし、ボクたちは「ミサコばあさんのネギ」に代表される、たくさんの神のご加護により何とか生き延びることができました。
 ありがとうございます。
 ボクたちが1円も使わないといえば、本当に1円も使わないことである。
 もちろん電気とかガスとか灯油は使っているわけだけど、ゲンナマのお金の動きがなかったということ。
 そんなわけで、いよいよカラッケツになったお菓子関係とか、お酒関係とか、野菜関係とか、いろいろ補充するのである。
 ボクは明日「抜歯」というか「抜根」をする予定である。
 その具合によっては『肉』関係もいいな。

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『町内会費の集金システムを変革した結果』1679

 数百年続く長い長い村の歴史上、かつてない画期的な「町内会費の集金システム」を提案し実行したのは、誰あろう会計のボクである。このボクである。
 数百年続く長い長い村の歴史上、ずっと町内会費の集金は役員が手分けしてやってきた。
 去年もそうだった。だが、ボクは「これはどうもおかしい」ということに気付いた。
 役員は、それでなくても村の自治に一役も二役もかっているのである。ボランティアで。手持ち弁当で。
 この上、われわれが家々を回って1軒1軒集金して歩く必要があるだろうか? 
 実は去年回ってみて、この時期は「田植えの準備」でみんな家を開けていることが多く、その辺の要領を知らないボクなどは、たった7軒集金するのに、それこそ4日もかかってしまった。
 これではいけない。それでなくても役員のなり手がいない今の現状を、このままではさらに悪化させることになる。この集金業務を軽減しなければいけない!
 そう思ってボクは立ち上がったわけですね。
 「新集金システム」の要旨は概ねこういうものです。

 各家々はそれぞれの組長のところに持参して納める。組長はそれを取りまとめて会計(ボク)に持ってくる。

 「新集金システム」と銘打った割には、オオムネもコムネもない単純な内容。でもこれがいいのです。シンプルイズベスト!
 それで、昨日がボクのところへ組長が持ってくる日だったわけですね。
 結果は大成功! なんと全世帯の集金が速やかに完了したんです。
 ボクはどこかで、こういう変革は、封建的な村の老人たちからそっぽを向かれるんじゃないかと思っていました。
 それが「豈図らんや」でしたね。
 封建的な面もある一方で、案外、それを改革したがっているのもまた、これから将来の村を思う「この村の老人たち」なのかもしれません。

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『おにぎりの具材は何が好きですか?』1678

 ボクは何でも。
 そう言っちゃうと後が続かないばかりか、読者を軽率に扱っているというか、突き放しているように思われますよね。
 そういう人いますよね。(お前だろ!)
 例えばこんな会話。レストランでの男女。
「わあ、美味しそう! ねえ、何にする?」
「何でも」
「・・・」
 それ以上話が続かないですよね。こういう相手とは「二度と食事にくるもんか!」と思いますよね。
 それからこういうのもありますね。靴屋さんで。
「ちょっと、ちょっと、この靴かわいいと思わない? ねえ、この靴」
「別に」
「・・・」
 これじゃもうダメですよね。別れたほうがいいです、はっきり言って、こういう人とは。
 さて、話が寄り道っちゃいましたね。で、おにぎりの具材なんですが。
 ボクは本当に何でも好きなんです。何でもっていっても、それは一般的な「おにぎり最適具材」という意味です。
「じゃあ、おまえ、おにぎりにゴキブリの佃煮入ってても食えるか?」
 そういう意地悪な質問はなしです。
 タラコ、明太子、筋子、シャケ、昆布、おかか、梅干し・・・。その辺りが定番でしょうかね。
 具材とは関係ないけど、ボクは「味噌おにぎり」とか「しょうゆおにぎり」も好きです。
 妻は炊き込みごはん系のおにぎりも好きです。
 そんなこんなで、ボクたちはほとんど毎朝、おにぎりを食べているんですが、今日はトクベツな具材でした。
 それは『自家製昆布の佃煮』が入っていたからです。
 例のダシをとった後の昆布を甘辛く似て、それに白ごまを振って細く切って。
 美味しかったなあ。これ一番かもね!

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『映画の途中、夢の途中』1677

 何が口惜しいかったって、映画の途中で不覚にも寝てしまうことほど口惜しいことはない。
 だが、それ以上に口惜しいのは、せっかく眠っていい夢を見ているのに、今度は夢の途中で映画に起こされることだ。
 観るなら最後まで観たい。寝るなら最後まで寝たい。
 最近、それができない自分が歯がゆい。

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『断捨離のコツ〜その1とその2』1676

 うちの「ダンシャリーダー」に言わせますと、断捨離には幾つかのコツがあるそうで。
 その1は「2回やる」です。
 1回やっただけではまだまだ未練を残している。
 しかるべき時に『第2弾』をやることで、思い切って『切れる』そうです。
 踏ん切りがつくってことでしょうね。
 あっ、君、まだいたの? 要〜らない! みたいな。
 そういう人はここでバッサリ切られるわけですね。
 そういうものが結構ありました。
 以前、秋頃かな? 第1弾の足切りを通過していた人たち(書籍部門)の約半分がこの方法で切り捨てられました。
 それから、その2は「テーマ別に切る」です。
 人間、成長とともに、あんだけ好きだった作家が、「それほどでもねえな、こいつ」と思える時がくるものです。
 そういう場合は、一部を残すんではなく全部捨てます。まとめてポイッ! てな具合に。
 惜しんではいけない。
 もし、惜しみそうになったら、大声でこんなふうに叫びます。
「ふん! 何が夏目だ! 何がテルだ!」
 こうしてバッサリ捨てられた大作家先生が何名かいます。

PS 書籍部門の断捨離は明日も続きます。
 生協に「書籍CD買い取り」(10冊以上なら家に来てくれるんだって!)という画期的なシステムのがあるそうで、今回それを利用しようと思ってますが、そこに出す書籍は昨日だけで200冊を超えました! 

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『ラジオ体操の曲を口ずさむ妻』1675

 朝一でやるもんだから、何だか一日中脳裏に焼き付いちゃうのが『ラジオ体操の曲』である。体ごと覚えちゃってるというか。
 あえて「曲」と言ったのは、かの有名な「新しい朝が来た。希望の朝だ♪」の『ラジオ体操の歌』と区別したいからだ。
 ご存じのように「ラジオ体操の曲」は、「体操メニュー」毎に奏でられている、言わば壮大なスケールの『楽曲』である。『ピアノ協奏曲〜ラジオ体操』なのである。
 しかも、ラジオ体操は「第1」と「第2」とあって、『首の運動』(別名「ネックアクション」勝手に付けた)という短い曲をはさんで連続していくのである。
 「楽曲〜ラジオ体操第1」だけを見ても、第1楽章〜最終楽章まで、なんと13の楽章で構成されている。たった5分たらずの間に13楽章!
 せっかく調べたので詳細を書きます。別名はボクが勝手に付けました。愛称ってやつです。

 第1楽章「背伸びの運動」別名「森の朝の深呼吸」。
 第2楽章「手足の運動」別名「いつか空を飛びたい」。
 第3楽章「腕回しの運動」別名「風車まわそ!」。
 第4楽章「胸の運動」別名「ばんざ〜い! 君に会えてよかった〜!」。
 第5楽章「横曲げの運動」別名「さよ〜なら、さよ〜なら〜、好きになった人」。
 第6楽章「前後曲げの運動」別名「オヤジいびりの歌」。
 第7楽章「体ねじりの運動」別名「欽ちゃん走りの助走」。
 第8楽章「手足ピッピッ伸ばしの運動」別名「人造人間金正恩ばんざい!」。
 第9楽章「斜め下曲げの運動」別名「どうしてもオヤジを殺すのか!」。
 第10楽章「大きく体回しの運動」別名「人間ブーメランくらくら」。
 第11楽章「両足飛びの運動」別名「廊下のホコリが気になります」 。
 第12楽章「もう一度手足の運動」別名「こんなの軽い軽いの両手買い物かご」。
 第13楽章「深呼吸」別名「今私、ホコリ吸ってます」。


 すごいですね! こんなにあるんですよ。
 で、やっと表題に戻るんですが、妻が口ずさむのは、決まってサビの部分「第9楽章〜第11楽章」です。何だか知らないけど、そこばっかり繰り返しています。
 突然、隣でぴょんぴょん跳ね出したりするので、洗っているコップを落としそうになって困ります。

 (2012.04.22)   △このページのトップへ

『ふるさと石巻・思い出の風景たち』1674

 そういうタイトルの『浅井元義スケッチ石巻集』が届いた。
 浅井先生は妻の石女時代の美術の恩師であり、美術部の顧問でもあった。妻はその頃、先生のモデルもやっていた。
 ボクもお会いしたことがあるし、奥様も交えて一緒にお酒を飲んだこともある。
 浅井先生は今73歳になられた。母校の湊小を訪ね卒業生に似顔絵をプレゼントしたり、ふるさと石巻のために頑張っておられる。
 お手紙にはこう書かれていた。

 あの大震災から13ヶ月が過ぎました。
 そして季節は巡り、また桜の春がやってきました。
 いかがお過ごしでしょうか。
 街が復興しみんなが早くもとの普通の生活に戻れることを願い、こんな冊子をつくってみました。
 今私にできることはこれしかありません。
 懐かしい古里のあの日々を思い出していただければ幸いです。


 「序文」にはこうある。

 3.11 予想をはるかに超える東日本大震災。街は瓦礫と化し、多くの尊い命が一瞬にして奪われてしまった。8日目にしてやっと駆けつけたふるさと石巻は目をおおうばかりで言葉を失った。何もできない自分が虚しく、腹立たしい日々が続いた。
 そんな折、何人かの友人から「君の描いた絵が今になっては貴重だ」「写真とは違う懐かしい風景が見たい」と言われ励まされた。
 手元を離れた作品の多くも失われた。迷っているうちに1年が過ぎた。幸いこれまで画集等で発表した作品が500点ほどある。その中から170点ほどを選び編集してみた。
 未曾有の大震災から、一日も早く復興することを願い、この冊子を発刊することにした。


 画集を開いてみる。オイルパステルで描く風景画が何とも叙情的に映る。ズーッと当たり前にあった風景が、今はもうそこにないのだ。この絵の中にしか。空虚と寂寥がボクの胸に突き上げてくる。
 ボクでさえそうなのだ。
 今、礼状を書いている妻の目に涙がうるんでいる。

 (2012.04.21)   △このページのトップへ

『フツーの家に1000万円も置いておくだろうか?』1673

 さっきラジオ聞いてたら、どっかの誰だかの家に何人組だかの強盗が入って(それじゃ何も分からんだろ!)『1000万円』!!! 盗まれたそうだ。
 『1000万円』!!!! なに〜〜〜〜〜!!!!!
 おいおいおいおいおい! 
 なんで家に1000万円もあるんだよ〜〜〜!!! 
 おいおいおいおいおい!!!

 (2012.04.21)   △このページのトップへ

『断捨離DAY』1672

 今日も天気がいいので、思い切って本棚周りを整理することにしました。
 リーダーさんは、「田舎在住のかわいいダンシャリスト」(略してイナダンもしくはダンシャリーダー)として有名な「イトーマリ」さんです。
 寝室の本棚を整理して、こっち(事務所)に持ってくることが今日の「ダンシャリテーマ」(略してダンテー)になるそうです。
 ボクは、「ホコリがたつからマスクをしなさい!」と命じられております。
 僭越で微力ながら、自称「仮歯のかわいいダンシャリ見習い」(略してカリダンもしくはダンミナ)も気合いを入れてがんばりますよ!

 (2012.04.21)   △このページのトップへ

『もう一度限界まで』1671

『 Take It To The Limit 』Eagles

All alone at the end of the of the evening
And the bright lights have faded to blue
I was thinking 'bout a woman who might have
Loved me and I never knew
You know I've always been a dreamer
(spent my life running 'round)
And it's so hard to change
(can't seem to settle down)
But the dreams I've seen lately
Keep on turning out and burning out
And turning out the same

So put me on a highway
And show me a sign
And take it to the limit one more time

You can spend all your time making money
You can spend all your love making time
If it all fell to pieces tomorrow
Would you still be mine?

And when you're looking for your freedom
(nobody seems to care)
And you can't find the door
(can't find it anywhere)
When there's nothing to believe in
Still you're coming back, you're running back
You're coming back for more

So put me on a highway
And show me a sign
And take it to the limit one more time

Take it to the limit
Take it to the limit
Take it to the limit one more time

 (2012.04.21)   △このページのトップへ

『ツボ鯛にあやかり鯛!』1670

 昨日は「ツボ鯛」を焼いて食べました。うまかった〜。
 ところでこの鯛、アノ「カッツ」に言わせると「今ヒジョーにブレークしている」そうなのだ。
 確かに、今やどこの魚コーナーにも日常的に顔を出すヒット商品だ。
 鯛らしからぬ『脂っこさ』がいいのだろうか? 値段が手頃だからか?
 とにかくブレークしているようだ。
 鯛とは名ばかりの「にせもの」も多い鯛だが、この「ツボダイ」Pentaceros japonicus Doderleinは、スズキ目スズキ亜目カワビシャ科ツボダイ属の正真正銘の立派な鯛だ。 
 本当はこんな「ひょっとこ」顔。



 それがこんな切り身になって売られている。皆さん、こっちがおなじみですね。



 「ブレーク」と聞いて思った。ボクも今年は・・・。
 ツボ鯛にあやかり鯛!

 (2012.04.21)   △このページのトップへ

『去年の今頃』1669

 この『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』を書き始めて、ちょうど丸1年ぐらいになった。
 去年の今頃のページはこちらです。→『バックナンバー50』
 その前まで書いてた『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』の後半、あの大震災があった。
 自分ができることを自分なりに考えた。一時エッセイはやめようとも思った。こんなの何になるんだろうと思って。ふざけてると思われるだろうと思った。
 でも、やっぱり自分は自分らしいやり方で、書くことを継続してそれを発信していきたいと思うようになった。
 日々のくだらない日常の中にある哀愁とユーモア。それを自分の視点で切り取って・・・などと言えばカッコいいが、まあダラダラ書き綴ってきたわけです。
 今、始めた頃のエッセイを読むと、今以上にくだらないことに気付く。
 それから、おばあちゃんはもうすぐやって来ることが分かる。あんこもの(スイーツ)を食べてよろこぶことになっている。M家も来るだろう。
 それから水仙の花は今年より少し早く咲いている。
 一番変わったのは妻の頭だ。なんと、あの頃はヒッツメであった!(今のほういいネ!)
 こんなふうにして1年がたったのだなあ。
 またこんなふうにして1年たつのだろうなあ。

 (2012.04.21)   △このページのトップへ

『ラジオに返事をする妻』1668

 今日は家の中でラジオがフルボリュームで鳴っている。
 こういうことは珍しいので、妻はあっちで洗濯をしながら「えっ、何?」とか「へええ、そうなんだあ」とか言っている。大きい声で。
 どうやらパーソナリティの声をボクの声と間違えているらしい。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『クマ逃げる』1667

 秋田県鹿角市の「八幡平クマ牧場」から4頭のクマが脱走。
 女性従業員が足をかまれ重体だが、4頭は射殺されたらしい。
 ボクは、確か中学の修学旅行で、アイヌ村かどっかのそばのクマ牧場に行った記憶がある。
 そこで見たのはヒグマだったが、何匹ものクマが手を挙げて観客から餌をねだる仕草が気持ち悪かった。しかも臭かったし汚かった。
 だからそれ以来、「クマ牧場」と聞いても全く興味がわかないばかりか、毛嫌いしていたほどだ。
 また、クマに対してヒドくズサンな管理をしているとも聞いていた。クマ虐待の噂。
 そんな中での今回の事件である。脱走されるような管理ってどうなんだろう?
 その女性はかわいそうかもしれないが、射殺されなければならなかったクマたちも何だかボクはかわいそうだ。
 秋田県観光課と秋田県観光連盟の諸氏よ!
 人間であれ、クマであれ、命の尊さは同じでしょ?
 それを守れないなら、いっそのこと「見せ物クマ牧場」なんて即刻やめればいいんだ!

PS 今入ったニュースによると、重体だった女性従業員は死亡したそうだ。
 また、クマは全部で5頭逃げていて、まだ1頭捕まっていない。
 それから、女性従業員がもう1人行方が分からなくなっている。
 一番驚いたのは、彼女たちが70代のお年寄りだということであった。なんと危険な!
 最後に、このクマ牧場は個人経営だということも分かった。
 が、それで県や観光連盟の責任が問われないわけではないだろう。
 そういう危険でズサンな管理を取り締まるのが君たちなんじゃないか!

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『持久走が好きな人っているの?』1666

 マラソンハイってのがあるらしいから、そういう人もいないことはないんだろうけど、ボクたちは一般的な人間ですから「持久走」は大嫌いです。
 それも「大」が百億個付くくらい嫌いです。「何が持久走だ! 単なる我慢比べだろうが!」っていうくらい大大大嫌いです。
 さっき妻とそういう話題になったんだけど、それは今始まったわけではなく、どうやら物心ついた頃から嫌いだったようです。
「必ずワキバラ痛くなるんだよね」(そうだ。さっき「嘘かも南蛮」を食べて腹がきつくなったんで、そういう話になったんだった)
「そうそう、必ずワキバラ痛くなったもんだわ」
「ボクはウンチ出たくなるクセあった」
「私さすがにそれはなかったわ」
「マラソンの前日、明日学校火事になれっ! て思ったもんよ」
「あ〜、そう思った思った。でもなかなか焼けるもんじゃなかったけど」
「試験の時もね」
「思った思った! でもやっぱり焼けなかった」
「ねえ、校舎は鉄筋だったの?」
「いや、うちは木造だった。けどなかなか燃えないんだよなあ」
「ちょっと、まるで火つけたことあるみたいな言い方ね」
「そうそう、昔・・・」
 持久走の話は、いつの間にか不穏な方向に飛び火していくのであった。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『致命的な最後の最後の間』1665

 最近ラジオ事情がよくなった。
 今までは電波がうまく入らなくてラジオをつけることは少なかったが、インターネットでラジオが聞けることが分かり、今日などはそれをかけながらお昼ご飯を食べていた。
 妊娠をしている女流作家さんがゲストで、聞き手の男女がいろいろ聞いていた。
 で、最後の最後に、女性のパーソナリティーがこう言った。
「どうもありがとうございました。ええ、今日は作家の川上・・・・・・」
 ここで間があった。
 その後すぐ、パーソナリティーは焦って名前を呼んだんだけど、事すでに遅しであった。あれはヒジョーに致命的な間だった。魔の間。
「今までさんざんしゃべってきて・・・」
「ありゃないだろうよ。なあ?」
「うん。ありゃあんまりだわ。ゲストかわいそ」

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『気付けば皮の山』1664

「私、焼き鳥の鶏皮は好きだけど、煮るとブヨブヨして嫌いなのよね」
 妻はよくそう言っていたものだ。妻の「煮た鶏皮嫌い」は十分に知悉していたんだ。
 で、さっき『嘘っこの鴨南蛮』を食べていた時のことです。
 ちょっとよそ見をしているうちに、ボクのどんぶりの上には、はがした鶏皮が山のように積まれていたんです。
 妻の「煮た鶏皮嫌い」は十分に知悉していた。
 でも・・・。
 なんぼなんでもやりすぎだべよ。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『嘘かも? なんばん?』1663

 「嘘つき」と言いたきゃ言え!
 「ナンチャッテ鴨」と言いたきゃ言え!
 「モドキ」とでも「イミテ」とでも「贋作」とでも「邪道」とでも何とでも、言いたきゃ言えばいいだろう!
 ええ、ええ、そうですとも、そうですとも!
 だけど、だけど、だけど。 
 これがまた美味かったのよ。
 文句あっかって感じなのよ。うふふ。



 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『健康的やなあ、わいら』1662

 毎日6時起床〜「ラジオ体操(1回目)」。
 12時か3時頃にまた「ラジオ体操(2回目)」。
 早朝もしくは夕方に「散歩のようなジョギング」。
 入浴前に「卓球」。
 これらを励行するようになって、若さと健康を実感しています。
 なぜもっと早く気付かなかったんだろ?

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『リユース力』1661



 水でダシをとった昆布の残りを、こうして佃煮にしました。
 この間の煮干しといい、一度使ったものの再利用(リユース)にかけては妻は天才です。
 彼女の驚異的な「リユース力」を端的に示す例がもうひとつあります。
 それは・・・。
 ボクです。日々再利用されてます。



 この顔でなかなかのものです。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『骨を出せ!』1660

 骨を出せ?
「金を出せ!」の間違いでは?
 いえ、骨を出して下さい。
 どこの骨でもいいわけではありません。
 鎖骨を出してください。
 襟首の広いシャツを着て、思い切って「バッと」出してください。
 そうすると、ちょっとやせて見えます。
 えっ?
 ない?
 鎖骨ないの?
 尾てい骨なら少しある?
 だめ! 見たくない!

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『何やってんの? ハグネス』1659

「は〜い、ハグネスで〜す!」
 あなたどこの人?
「ハグネスはホンコンで〜す!」
 なんでそんなにいつもテンション高いの?
「ハグネスは元気してま〜す! 自分が元気だとみなも元気なるよ!」
 どんな花が好きですか? やっぱりアレ?
「おっかの上、ひっなげし〜の、は〜なで〜す!」
 やっぱりな。聞くんじゃなかった。
 日本でかなり稼いだでしょう?
「ハグネスはそうですねえ、すいぶんいぱい(随分いっぱい)お金かせく(稼ぐ)ことできたよ」
 あっそう。日本に何年いるんですか?
「ハグネスはそうですねえ、すいぶんなかく(随分長く)いま〜す! 40年、50年います」
 その割に、なんでそんなに日本語ヘタなの?
「ハグネス、すいぶんにほご(随分日本語)うまくなたあるよ」 
 よくゆーよ、お前! ホントは日本語バカにしてんだろ? 覚える気もねえんだろ?

PS 何か知らんけど、こいつムカツクんだよね。オジさんだけあるか?

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『イッセイくんとボクは同期してるかもしれん』1658

 生協のイッセイくん。
 彼が執筆している『一生懸命』というニュース。
 このコーナーでもよく取り扱ってきました。
 今回ビックリしたことがあるんです。
 なんと! ボクと彼がまったく同じフレーズを使っていたんです。
 このニュースを彼が届けた日が水曜日で、ボクが『リアリティーとロマンチックの関係』1647を書いたのも水曜日。
 ということは、どちらかがどちらをパクったということはあり得ないんです。
 ちなみにボクはこんなフレーズを書いてました。

 一方、古いモノクロ映画やサイレント映画なんかだと、俄然ロマンチックが止まらなくなってしまう。  

 次に、イッセイくんのフレーズはこう。

 いや〜最近ようやく春らしい日が続くようになり、ニヤニヤとロマンチックが止まりませんね。

 どうですか? 困っちゃうね。まるで「一卵性魚肉ソーセージ」みたいじゃないですか。
 それにしても、まだ20代の彼、なんでこんなCCBの歌知ってたのかな? 
 お前、まだ生まれてないやろ。ほんまに不思議なヤツやなあ。

PS ドラムがボーカルの場合、その他のメンバーの動きが何だか浮くね。 そーゆーとこ見るのも面白いです。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『ネギが主役のなんちゃって鴨なべ』1657

 ミサコばあさんにいただいた大量のネギ。
 一生懸命食べているんだけどなかなかハケない。
 そうしているうちに、ジワジワ痛みそうな雲行きになってきた。
 かつて「ネギといえば鴨でしょう」ということで『鴨なべ』を企画したことがあったが、肝心要の『鴨肉』が入荷しておらず涙を飲んだことは書いた。
 その時「鶏肉でお茶を濁すのは邪道の極みだ」みたいなことも主張していた自分であった。
 それが朝令暮改。
 背に腹は代えられぬ。
 え〜い、やっちゃうか! ということになった。情けない。



 でもね。この味がまた美味かったのよ。モノホンの鴨なべの味に酷似してたのよ。
 なぜかというとね。以前、五所川原のふーちゃんからいただいていた鴨肉のエキス入りの『鴨そばのタレ』というものが残っていて、それを入れたわけです。
 そんなわけで美味しく美味しくネギ百本、一気に堪能しましたよ。
 そして今日のお昼ですがね、昨日の残ったおつゆで「なんちゃって鴨南蛮そば」をいただきま〜す。わりいわりい、すまんすまん、ぐわしっぐわしっ!

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『早朝盛りだくさん』1656

 それにしてもいい。
 何がいいか? ボクたちの仲もさることながら、天気である。
 やけにない。
 何がないか? お金もさることながら、雲である。
 そんな早朝、ボクらは6時に起き、いまや恒例となった『ラジオ体操』をやった。第2までキッチリやった。
 それから『ゴミ出し』に行った。
 出勤するところだった春松氏は、車窓から「朝から仲いいな」と言ってニヤッと笑った。
 82〜3の耕之助さん(耕ちゃん)は、今年も現役バリバリのようで、今、稲の種まきがたけなわのハウスの前で、忙しそうにチョロチョロ動いていた。
 歯のないアッキーが、口を閉じたまま軽トラックに乗って角を曲がっていった。
 ゴミ置き場では、テツミさんが、やはり軽トラの窓から首を出し、「や〜今回は惜しがった〜、惜しがった〜」とボクたちに向かって口惜しがった。
 町議会議員選挙のことらしかった。そう言えば彼は以前、ジョギング中のボクに「立候補を考えておいてくれ」と言った人だった。
 今回の選挙結果を分析して彼は次のようなことを言った。
 若い新人が最高点で受かったのだから、きっとお前たちも受かったはずだ。次回は必ず出て町のために頑張ってくれ。そう言って激励された。
「ええええ、まあまあ、はあはあ、むひむひ・・・」
 ボクは全くその気もこの気もやる気もないのだが、彼は熱心に勧めていた。そんなことよりボクは、「お前たち」という複数形が気になった。なるほど、妻とセットでだったら面白いかも。2人まとめて立候補なら出てもいいよ。(なアホな!)
 食い下がる彼に別れを告げて、ボクらはゴミ捨て場の脇の急な土手を手をつないで降りた。そしていつもの散歩コースに出た。それから田んぼ道をグル〜ッと1周して帰ってきた。
 途中、こないだ大量のネギをいただいた「ミサコばあさん」に会ったので、ボクたちはそのお礼を言った。
 こんな雲ひとつない晴天の朝は、いろんな人の笑顔に会えてうれしい。なんともかんとも盛りだくさんのキモコいい朝でしたよ。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『男の美学』1656

 前歯はあったほうがいい。
 今のところ仮歯とはいえ。
 あったほうがいい。



 こんな顔もできる。



 まだまだ「男」を捨てたくない。

 (2012.04.20)   △このページのトップへ

『梅ちゃん先生はどうですか?』1655

 ボクは2週見たんですがね。
 ちょっとどうでしょうね。
 まあ、この段階で結論めいたことを言うのも何なんだけどね。
 今のところですよ。
 今のところあんまり・・・って感じなんですね。
 そうねえ、『カーネーション』とか『ゲゲ』と比較したらいけないんだろうけどね。
 あっちがすごく面白かったからさあ。
 妻の話では「1分に1回は笑かす」とNHKだか脚本家だかが豪語してたっていうから、もう少し見てみますけどね。
 今んとこあんまり笑えないし、泣けないね。
 主役の子はいいと思いますよ。『三丁目の夕日』のろくちゃん。この子はいいね。目がキリッとしてね。それから鶴ちゃんもさすがに上手いね。う〜ん、あとの人はどうですかね? 特に倍賞さんの存在感がイマイチじゃありません?

 (2012.04.19)   △このページのトップへ

『ミノムシ』1654

 この方は動くんですね。
 蓑(みの)を背負ってご苦労さんです。
 昨日、妻が洗濯物を乾かしてて玄関の戸の下のほうで見つけたんだけど、夕方見た時は戸の中程に移動していました。
 それが、今日は玄関の戸の真上にいました。
 ひと足1ミリもないだろうな。0.1ミリぐらいかなあ。
 だとしたら1メートル動くのに、1000歩の歩みってことになる。
 いやあ、本当にご苦労なこったなあ。

 (2012.04.19)   △このページのトップへ

『蕾が春を宿してる』1654

 沈丁花という花。うちの春一番花。



 絞り優先で寄ってみると。



 甘〜い香りがした。ふわっ。
 しゃがんだまま、目をつむって深く息を吸い込んだ。
 立ち上がり、振り返って空を見上げると、あっ!
 雲とボクのすき間に、たくさんのピンクの豆玉が揺れている。
 同じ絞りモードで寄ってみる。
 おっ! 今年のサクラはいけるかも。



 最後におまけ。
 レモン色のクレパス2本。
 何を描こうか?



 (2012.04.19)   △このページのトップへ

『サントリーのCM黄金時代』1653

 かつて広告マンを目指していたボクにとって、サントリー宣伝部というのはあこがれの的だった。開高健、山口瞳らがいた「壽屋宣伝部」の時代から変わらない「洗練されていてかつ理屈っぽい」CMの伝統。
 たまたま見つけて懐かしかった。
 HIROなんて要らないな。あいつに乾杯!

 (2012.04.19)   △このページのトップへ

『わいせつについて考えたい』1652

 テーマが極端に変わることをお詫びします。
 あんまり春らしくもないテーマですいません。(考えようによっては春らしいかもしれませんが)
 さっきちょっとニュースで見たんです。
 どっかの巡査が2歳の女児に「わいせつ」行為をした。そんな記事でした。
 この手のニュースは最近とても多くて、被疑者は巡査とか教師とか、いわゆる「公僕の人」が圧倒的です。
 ところで、「わいせつ」とは一体どういう定義・概念なのだろう? ボクはそう思って調べてみましたよ、ウィキペディアで。

 わいせつ(猥褻)とは、事実概念としては、社会通念に照らして性的に逸脱した状態のことをいう。

 そう書いてあります。性的に逸脱した状態って何? 
 ボクの謎は深まりました。
 ニュースの記述によると、この巡査は「公園内のトイレ」で「女児の体などに触った」とあります。
 もし、彼が触った場所が「公園内のブランコ」で、触った部位が「頭」だったらどうだろうか?
 その場合、一気に「わいせつ性」が薄まりませんか?
 可愛いさかりの2歳の女の子のおかっぱ頭を、通りかかったお巡りさんが「なでなで」して通っていっただけだったら・・・。
 これ、性的に逸脱していますか? どころか、どこか微笑ましい光景ですらありますよね。
 もっとも、本当はそうじゃなくて、「公園内のトイレ」で「女児の体などに触った」わけですから、即お縄ちょうだいになったわけですけどね。
 そうそう、ボクが言いたかったのはね。
 例えばこういうケースって、結構微妙な問題を含んでいるのではないかな? と思うんですよ。
 本当に可愛いね! って思って、ちょっと頭をなでなでしちゃった人までもが、何だか変態扱いされてしまうような、そんな世の中になってしまったんじゃないかって。そういうのもどうかって思うわけですよね。
 中には「親の過剰反応」みたいなのもあるような気がするし、とはいえ、本当にストーカーとか凶悪犯罪とかも横行しているのも事実なわけでして。難しいよね。
 まあ、早い話が「触らぬ神にたたりなし」ってことになるのでしょうが・・・。でもそれでいいのかな?

 (2012.04.19)   △このページのトップへ

『In my life』1651

 In my life I love you more.
 ボクの人生で、君以上に愛しい人はいない。

 (2012.04.19)   △このページのトップへ

■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜1650話はこちら)