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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★元祖エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』1000話(完)はこちら。
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■お便りくださいね!(2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
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『ありがとうえい!』3900

 任侠の人が死んだ。
 そんな悲しい日に、ボクのくだらないエッセイというかブログというかが3900回を迎えた。
 「300回男」のトーエーからはこんな祝いの品が届いた。



 君はいいやつだなあ。



 本当にいいやつだなあ。



 くだらんものにエールを送ることができる奴。
 くだらん奴。あっ! 失敬失敬さるまた失敬!
 ありがとうえい! 
 これからもゴロゴロゴロゴロくだり続けていくよ。
 落ちるとこまで落ちてみる所存です。
 そうすればそのうち、気づいたら頂上にも到達するだろうから。
 だって地球はま〜るいんだもん。(フォーリーブス談)

 (2014.11.18)   このページのトップへ

 

『妙な袋』3899

 きっと、どこかで何かを買った時にもらった袋なのだ。
 それは間違いない。
 でも妙なのだ。
 何が妙かとゆーと、持ち手が妙に長いのだ。
 こんな感じなのだ。



 どうしてこんなに持ち手が長いんだろう?
 持ち手が長いと何かいいことあるんだろうか?
 じゃまでしゃーねんだけど。。。

 (2014.11.18)   このページのトップへ

 

『坂の上の雲の上の友』3898

 友の許しを得たので、このことを書こう。
 友は今頃、表彰式に凛として臨んでいることだろう。
 秋田の人なら誰でも読んでいる新聞に、どで〜んと載った文学賞。
 今、その小説は新聞に連載されてもいる。
 連載小説だ!
 『続きの空』というその小説は「さきがけHP」から読むこともできる。
 すごいことだ。友は坂を上って雲の上の人になってしまった。
 その一方で坂を転がり続ける男がひとり。
 それはそうと昨日は、表彰式に出るために前日に秋田入りした彼女を出迎え、3人で祝杯を上げた。
 写真を撮って載せてもいいと言われたので、お言葉に甘えて載せさせていただく。



 ボクが写っていない。なぜだ? 撮ったからだ。で、この後、ウエイトレスさんに3人のショットをお願いしようと思っていたら、話に夢中になってすっかり忘れてもうた。おいおい!
 なので、ボクの写真はない。例の「いっしょーら」もお見せできない。
 しょうがないから、以前、由利本本荘市に行った時の服を載せておきます。これとおんなじだったんで。。。ちなみに尖ったものはごぼうです。なんでやねん。



 雲の上の友と、坂を転がるボク。
 ブロンズ像を胸に抱く友と、ごぼうを腰に差すボク。
 50万円の賞金をいただく友と。。。
 なんかあまりにも違う気がする。

 (2014.11.18)   このページのトップへ

 

『指がスケキヨ』3897

 指を2本負傷したので(なぜ負傷したかは分からん)炊事の時にゴムの指サックをはめた。
 左の人差し指と右の中指。
 それをじ〜っと見ていた。
 あ! スケキヨだ!
 こっちもスケキヨだ!
 ダブルスケキヨだ!!
 怖い指だ。

 (2014.11.17)   このページのトップへ

 

『手ぐすね』3896

 手ぐすね引いて待ってるわ。
 今朝、何かの拍子にそんなことを言われた。
 そうだ、確か今朝ボクが「椰子風うどん」を作ってあげるって言った時だった。
 で、ボクは思わず手を見た。
 手ぐすねってどこのことだろう? どこにあるんだろう?
 手ぐすねって何?

 (2014.11.17)   このページのトップへ

 

『写真に写るときの服』3895

 それでなくても服少ないのに、今日は写真に写るよ、とゆーよーな日に着ていく服は、やはりどうしても、ある限られたものなってしまう。
 今日は、仙台時代から続く2人にとって共通の恩人かつ友人の「ある方」が「こまち」に乗って秋田市に来るという。
 会うのはもうかれこれ8年ぶりくらいになるわけだけれども、今回その方は、少なくとも東北では最上級の、あるのっぴきならない賞をゲットしたので、ボクらはそのお祝いに出掛けるわけです。
 超有名人になった人と会うので、やはりどうしてもボクは、その「ある限られた服」を着ていくことになったわけです。
 その服がどういう服かというのは、その方が「写真を一緒に撮ってもいいよ」と言ってくれ、かつまた「ブログに載せてもいいよ」と言ってくれるようなことになればお見せできるけれども、たぶんもうそんな軽はずみな世間への露出などできないくらい、その方はいわば「大物」化してしまったので、つまり「雲の上の人」になってしまったので、それはどうなるか分からない。たぶん叶わぬ夢だろう。
 とにかく、ボクは今からそーゆー服を着て出掛ける。
 世間ではこーゆー服を「いっちょーら」と呼んであざ笑うらしいが、いいもんね〜だ。

 (2014.11.17)   このページのトップへ

 

『トレンディーな気分』3894

 仕事ばっかやってっと頭おっかしくなるので、時々自分自身の頭を閑話休題しよう。
 フレッシュな風を送ろう。ごわさんで願おう。
 そう思ってHTML(ホームページを作るプログラム言語みたいなもの)に向き合っている自分。そして生協のやきおにぎり(小)を2個頬張っている。
 今時、直接ブログをタグで書いている人も少ないだろうが、わしゃ、断固こだわる。何だかしらんがメンツにかける。ブルドック、いや今ハマってる「イカリの串焼きソース」のようにメンチにぶっかける。
 最近思うことがある。
 ボクって意外にトレンディーなんじゃないか?
 なぜそう思うかというと、ボクが興味を持ってネットで調べたことが、ボクが見るサイトの広告に必ず出てくるのだ。
 例えば「ワイングラス」が欲しいと思って調べたグラスが何度も「買え、買え!」と言うがごとく出てくる。
 既に購入したチケットも出てくる。「買え、買え!」と言われる。
 ええい! もう買ったわい!
 と思う。これってどゆこと?
 ボクの考えていること、欲しいものが、世の中のトレンドになってるってこと?
 極端な話、ボクが世の中の流行とか、潮流とかを動かしてるということなのか?
 ボクを中心に世界は回っているのか? フォーリーブスが言ったように、地球はひとつ、みんなの地球なのか? その中心人物がおのれなのか!?
 なんか最近、トレンディーな気分だなあ。。。いつまでもアホ言ってないでそろそろ仕事に戻るわ。

 (2014.11.15)   このページのトップへ

『さむさむありありかめかめうまうまでぶでぶねむねむの2人』3893

 おいおい、雪が降ってきたよ。
 もう雪だよ。まだ11月だってえのに雪。凍える2人。冷凍庫の中の2人。
 そんな中、毎日毎日、ありだよ、あり。働けど働けどの2人。ただただ見据える先はディスプレイの枠。瞬きさえなくした2人。目が乾く2人。
 仕事があるのはありがたい。とはいえ、ありはあり。かめはかめ。キリギリスでもなければうさぎでもない。夫婦2人、毎日あり。日々かめ。
 カンガエルことはめしのこと。ごはんのこと。ただ一つだけめしのこと。
 寝ながら朝飯を夢見、昼には夕飯のことをカンガエル。うまいものを食う。そしてワイン。これだけが唯一の2人のご褒美。2人のエンジョイライフ。
 結果、でぶる。運動もせんと働くから太るのだよね。体重計に載りながら、難局に立つ2人。スタンディング・ブリーチの2人。体重計を下りながらテンションダウンしまくる2人。
 去年比1割増の2人。もうあかん2人。誰にも会いたくない2人。
 5時半起き、12時間労働の日々が続きます。眠いことにも慣れました。顔が変になっている2人。アンパワフルな顔の2人。しわ多き2人。白髪多き2人。肉多き2人。
 さむさむありありうまうまでぶでぶねむねむの悲しい2人。

 (2014.11.15)   このページのトップへ

 

『早まりしあなた』3892

 歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の台詞にこういうのがある。
 「遅かりし由良之助」「早まりし草野勘平」
 もちろん由良之助は大石内蔵助のことで、草野勘平は萱野三平のことだ。
 以前、葛西さんの歌舞伎セミナーの時に買った本に書いてあった。
 歌舞伎はこういうトンチがとても面白いのだが、さて現実の世界でもこの「遅かりし由良之助」さんがいる。
 先日その方から電話で助けを求められた。
 ご本人は大変アセって困っているのだが、遅過ぎるのだから仕方がない。こっちとしても対処の仕様がない。
 それはそれで困るのだけど、その真逆の「早まりし草野勘平さん」もまた困ったもんである。
 昨日の朝、着替えの時、出したはずのボクの靴下が紛失してしまった事件があった。
 妻は「おかしいな、おかしいな」と、頸椎のスジが伸びるくらい首をひねっていた。
 それが、さっき、あろうことか、洗濯物のカゴの奥の奥のほうから出てきたらしい。
 ・・・・・・どうカンガエル?
 どうやら履く前に早くも洗濯に出してしまったようなのだ。
 あんまり早いだろう、それ。
 まだ履いてないのよ、ボク。
 早まりしあなた。かわいいあなた。

 (2014.11.12)   このページのトップへ

 

『初めてのおつかい』3891

 生協の配達人がイッセーくんでなくなった。
 イッセーくんの「イッセー通信」はよくこのコーナーでも紹介したもんだったが、アレは面白かった。
 カメムシの話などはかなりイケテたよね。
 でも、それもいつしか消え、今度は当のイッセーくんまで姿を消してしまった。
 大組織にああいうキャラは馴染まないのだろうな。
 ボクもおんなじだよ、君と。
 君の気持ち分かるよ。
 本当は大昇格したのかもしれないけど、ボクは勝手に、「ああいうおっとり気弱タイプは降格人事でもさせられたに違いない。かわいそーに、よしよし」と、自分のことのように心配しているわけです。
 さて、表題の「おつかい」はですね、イッセーくんもいなくなったことだし、つまんなくなったんで、初めてネットで生協の注文をしてみたってわけ。
 eフレンズっていうんだけど、これがまた面白いのね。
 妻とひとしきり盛り上がっちゃいました。
 紙で注文してた時は、ついついたくさん買ってしまっても、合計の値段が分からなかったんだけど、これならその都度計算してくれるから買い過ぎの心配がないからいいね。さっきも最終的に6千円を超えたんで、高価なスイーツなどを3つ削って5千円にしました。
 それから前回何買ったかもデータが残っているんで、ボクたちがよくやる「ダブルブッキング」の心配もない。
 そんなわけで、これからはeフレンズで決まり! 
 そりゃそうと、今日も頑張ってお仕事だ〜い!

 (2014.11.12)   このページのトップへ

 

『外面馬之助』3890

 どうもデレデレしていたらしい。
 妻ではなく、よその女にデレデレしていたらしい。
「そとづらうまのすけ!」
 そんな夢を見たと言って、憤慨している妻。
 ホントは内面牛之助(うちづらうしのすけ)のボクは、それが夢であった話でもあり、どう慰めていいものやらと気が気じゃないわけです。
 夢でデレデレして何が悪い! とも言えないしね。
 まあ、そんなことよりも何よりも、ここんとこ寒くなりましたね、皆さん、風邪などひかないようにね。は〜くしょん!

 (2014.11.12)   このページのトップへ

 

『新聞に載るようなこと』3889

 ボクらのことではありませんけれども、最近、周りで新聞に載るようなことが多いのです。
 一世一代の快挙を成し遂げた友人の誇らしい記事もあります。
 灯油ドロボウに遭った、かわいそうな知人の記事もあります。こちらはラジオにも出たそうで。。。
 いいこと悪いこと、悲喜こもごもですね。
 あたかも新聞を読んだかのごとく書きましたが、ザンネンながらボクたちは新聞を取っておりません。
 なので、ジッサイに見たわけではありません。
 どちらもご本人から直接電話で聞きました。
 いいことはお祝いしたくなるけど、かわいそうなほうは何といっていいやらね。
 ご愁傷さまとしかどうも言いようがなく。。。

 (2014.11.11)   このページのトップへ

 

『ことなひまめ事務所開設10周年おめでとう!』3888

 あれは、ここに移り住んで間もない2004年今日のことであった。
 その時は祖母もオヤジも生きていて、ここで一緒に暮らしていた。
 介護者2人をボクら2人で面倒見ながら、畑仕事などをしていた。
 今は亡きマドロスさん(義父)が、ボクらにこう言ったのだった。
「介護も立派な行いだが、自分たちの将来のことも考えとかないと」 
 その言葉が引き金になって「ことなひまめ事務所」ができたのだ。
 あれから十年。いろいろあってここまできて家もボロ屋になった。
 祖母もオヤジも義父もみ〜んな死んでしまいボクらだけが残った。
 だが、この十年実際にはなかなかまともには仕事ができなかった。
 オヤジが施設に入りオフィスマドロスを立ち上げてからボチボチ。
 それにしても、あの時、事務所を立ち上げといてよかったと思う。
 つくずくそう思う。仕事がなければ、お先真っ暗闇だっただろう。
 ボクらは「前もってくん」だがその師匠であった義父に感謝です。
 今日は、ブリ大根で、渋く大人っぽく日本人っぽくお祝いします。
 そうそう。
 昨日、思いもかけない人から、とっておきのプレゼントが届いた。
 その情報は、ボクら2人ともず〜っと待ち望んでいたものだった。
 話したいけど、話すとシアワセが逃げていくっていうからよそう。
 春にはお話しできるでしょう。。。 皆さんどうぞお楽しみにね。

 (2014.11.11)   このページのトップへ

 

『休めない2人』3887

 朝5時半は寒い。
 そして暗い。
 でも起きる。
 起きねばならない。
 連日の早朝出勤。 
 寝室から事務所まではたった1歩である。
 敷居をまたげば、そこが事務所である。
 が、その1歩が遠い。
 その1歩がツラい。
 特に今朝は遠くてツラかった。
 銀色のはるかな道♪
 疲れてんのかな。
 休みたいな。
 妻と2人、休めない2人。
 あ〜しんど。 

 (2014.11.09)   このページのトップへ

 

『お得な気分』3886

 さっき、ボクらはなぜか「でんお」と呼んでいる「おでん」を食べました。
 おいしかったなあ、わが家のでんおはサイコーだ。
 それから、特製昆布しょうゆにつけた「いくら」も食べました。このタイトル画像みたいなやつ。
 おいしかったなあ、これも。
 で、満足して食べ終わって、ボクは食器を洗っていたわけです。 
 その時です。
 前歯の生えている歯ぐきの奥のほうの鼻孔に近いほうの表側、ありますよね?
 分かりますか? よくいろんな食べかすが残っている「お口の中のスイートスポット」とでもいいますか。
 あそこにですねえ。ちょっと違和感がある。何かいるぞ! と、こうなったわけです。
 そういう場合、サルのマネでもするみたいに鼻の下に舌の先をビ〜ッと入れてですねえ、膨らませて、舌先でこうしゃくって食べるわけなんですがね。
 なんだかそこに、ちょっと大きなものが潜んでるようなんですねえ。
 何かなあと思って、食器洗いながら、舌の先でそれをつまみ出してみたらですねえ。
 あったんですよ。パチンコ玉が! 
 うそうそ、たった一粒とはいえ「いくら」ちゃんなんですねえ、これが。
 ボクは、まるで、渓流の釣り堀にいるニジマスみたいに食いつきました。
 思わず反射的にプチッとつぶして食べちゃったわけですね。
 その後も、しばらくボクの卑しい舌は、くまなく口の中を探しまわっていましたよ。 

 (2014.11.07)   このページのトップへ

 

『天気がいいなあ』3885

 天気がいいなあ。
 天気がいいと気持ち(キモコ)いいなあ。
 気持ちいいと散歩したくなるなあ。
 ということで、運動不足な2人は郵便局まで散歩しました。お手てつないで♪
 ず〜っとできなかったことがあった。 
 喪中はがき出すのとお米を送ること。
 どちらもようやく完了。
 ああ、気持ちいいなあ。
 そういうことも仕事のひとつなんだよなあ
 それが片付いたから気持ちいいんだよなあ。
 天気もいいなあ。また2人散歩したいなあ。

 (2014.11.06)   このページのトップへ

 

『BS弱い』3884

 衛星放送というものは弱い。
 BSしかりCSしかり。
 せっかく録画していたのに、雷とか少し激しい雨が降ったとかですぐダメになる。映らなくなる。
 只今この番組はご覧いただけません。
 そんな表示が出て、あとは映像も音声も何も出ない。 
 そんな時、ボクは空を見上げて爪を噛む。
 うちが田舎だからかな?
 でもさあ、衛星って空にあるんでしょ。
 空から見て、都会にはいっぱい電波送って、田舎には少ししか送んないとかってあるのかな?
 だとしたら、ボクはひがみますよ。
 それでなくたって、いろいろ不利、不便、不快だらけなんだからさあ。

 (2014.11.04)   このページのトップへ

 

『匿名』3883

 今朝も早起き。
 しっかり朝ご飯を食べて仕事に向かっています。
 しばらく治まっていた「めまい」だが、夜中に起きた時グラグラしてヒドかった。それから気持ち悪くてしばらく寝られなかった。あ〜あ。。。
 嵐だったからかな。まさか関係ないよな。
 それはそうと、最近とみに思うことがある。
 匿名で書くことの大切さだ。 
 前は結構平気で書いていたものだが、最近はこんなボクでもやはり少しは気にするようになりました。
 写真だって勝手に撮れなくなったように、文章だって相手を特定して書くのにはルールがある。マナーがある。相手への「お断り」と「許可」が必要な時代なのだ。
 下手なことを書くと、名誉毀損で訴えられるかもしれない。
 下手なことばかりか、褒めたたえることだって、周りとの関係でいろいろ引っ掛かりがあることもある。
 極端な話、何も書けなくなったねえ。
 そんなわけで、最近のボクは、個人名はもちろん、お店の名前とかも書かないようにしています。
 今まで書いてたのに、急に書かなくなったからといって、その方たちと「疎遠」になったわけでも、ましてや「嫌い」になったわけでもありませんからね。気にしないでね。(トーエーや石巻のおばあみたく、わたしのことはどんどん構わず書いていいよ〜という人は言ってね〜)
 自分が寝ションベン垂れたこと書く分には問題ないんだけどね。これからはそういうことだけ書きますわ。

 (2014.11.03)   このページのトップへ

 

『がんばります!』3882

 文章作成および校正。
 ホームページ作成。
 イラスト作成。
 うちの事務所の3大サービスメニューである。
 それにトトトトの「テープ起こし」が加わる。
 文章とデザインを得意としてる個人事務所ですよ〜! 
 そう言い続けてきた。6年にもなる。
 ワーディング&デザインオフィス=ことなひまめ事務所(オフィスマドロス)である。
 おかげさまで今、何だかフルに忙しい。この3連休も休みなし。
 このままずっと年度末まで突っ走ることになるだろう。
 こんな時代、仕事があることはありがたい。まだまだがんばりますよ!

 (2014.11.02)   このページのトップへ

 

『タッチおまわりさん』3881

 昨日は久々の秋田市。
 駅前のヘアサロンで2人髪を切ってもらい、モダンガール&モダンボーイになって、大満足のままお昼ご飯。
 やはり駅前のイタレスで、グリルチキンとアスパラガスのクリームパスタを食べて、大満足のまま自由が丘。
 いろいろお買い物したが、お刺身方面の品揃えに若干不満が残ったもので、地下通路を通ってデパ地下まで。
 街には顔色の悪い人や重篤な病気の人が元気に歩いていて驚いた。そうだ、昨日はハロウィンだったのです。
 ステラおばさんのクッキーを、量り売りで6枚買ったら600円もしたので驚いた。おら味まんの方がいい。
 駅裏の和菓子屋さんに行くが、今回もまた閉まっていた。大丈夫かなあ、おばあちゃん寝込んでないかなあ。
 ワインとチーズを買いに行く。「え! この間買っていったばっかりなのに!」と驚かれる前にこう言った。
「まだあるんです。まだあるけど補充です」苦しい答弁だった。
 マッツ老女医さんに妻が寄る。クルマに戻るなり、楽しかった一日がいっきに騒然となる。妻は顔面蒼白に。
 財布がないというのだ!
 いろいろ考えて、クルマの中もくまなく探して、ワイン屋さんにも電話した。が、ダメ、暗雲が漂い始めた。
 もしや駐車場かと、秋田駅まで戻ろうとクルマを飛ばした。が、しかし。。。
 そこにもなかったので、すぐそばの交番に。戸を開けようとすると、ちょうど後ろのほうからおまわりさん。
 自転車を押した人と隣りの人。驚いたことに2人は同じ顔だった。めずしい「タッチおまわりさん」だった。
「どうしました?」
 2人はタッチのように同時に言った。
「さ、さ、さ、財布を落としました!」めずらしくどぎまぎしながら妻。
「どんな財布ですか?」
 タッチおまわりさんが同時に聞いた。
「こ、こ、こ、こんな・・・」
 妻は何を思ったか、バッグの中から銀行の封筒を取り出して、その大きさの説明に入っていた。 
 が、ザンネンなことに、ちょうど自転車を止めていたのでタッチたちは誰も見ていなかった。
 ようやく落ち着いたところで、妻は落とした財布とまったく同じ柄の、もうひとつの財布をバックから取り出した。
 実はこの財布は、「革細工」の達人でもある石巻のおばあちゃんが作ってくれたもので、カード入れ用とお金入れ用があったのだ。落としたのはカードが入ったほうだった。
 その財布を見てタッチおまわりさんは同時に叫んだ。
「あ!!」
 そうなんです。妻の財布は駐車場で拾われて、ある親切な方によってその交番に無事届けられていたのでした。
 しかも、名も名乗らずにそのお方はお帰りになられたそうで、ボクたちはありがたくてありがたくて、天に向かって手を合わせました。
 もちろんタッチおまわりさんたちにもです。
 そんな「ちょっと、ちょっと、ちょっと!」な1日でした。

 (2014.11.01)   このページのトップへ

 

『がんばろうよ!』3880

 頑張った人の・・・。
 自分にご褒美の・・・。
 そーゆー形容句がある。
 でも思います。
 ちょっと弱いな。
 そんなもんじゃなく頑張っている人もいるんだよな。
 そんなふうに思える今日この頃。
 頑張った成果がようやく出て喜んでいる人の声は震えていた。
 そうかと思うと、なかなか、女工哀史、男工哀史の世界から抜け出せない人もいる。
 でも「とにかくみんながんばろうよ!」って、そんな感じです。
 そうそう、ようやくこないだの『富士山から1年』の写真がアップできました。ホント楽しかったね。もう2週間以上も前のことになっちゃったけどね。 
 みんな、がんばってまた会おうね! 

 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『拭いても拭いても』3879

 最近「白ごはん.com」にハマっている。
 とにかく和食レシピが美味いのだ。
 そのページを開くことが多くなって、フト気づいた。
 画面が汚い。
 ボクの唾なのかなんなのか、ディスプレイに汚れが無数に付いているではないか!
 一生懸命ダスターで拭いてみた。が、落ちない。
「どうしたの?」
 妻が脇で聞くので、これこれこーでと説明した。
「私とおんなじことやってる」
 拭いても拭いても落ちないわけだ。
 それは「白ごはん.com」の背景画像であった。  

 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『急にタイプを変えた男』3878

「賞味期限にうるさいタイプですか?」って聞かれた。
 本当は「うるさいタイプ」なのだが。。。
 その方が手に持っていた、かなりおいしそうな「ブツ」を見て、一瞬のうちにボクはタイプを変えた。
「いいえいいえ、ぜ〜んぜん!」
 あとで妻に白〜い目で見られた。
 けど、タイプ変えしてよかった。
 その「ブツ」はかなり美味しかったし、もちろんお腹もコワしていない。

 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『虫コロリアース』3877

 今日はビシバシ書く。
 こんな日がいつまた訪れるか分からんもんね。
 表題の名の「殺虫スプレー」がトイレにあって、いつも放尿時、目に入る。目に入るといっても視線に入るだけである。本当に目に入ったらコワい。
 黄色い缶に、いろんなリアルな虫のイラストと虫名が書いてあって、どんな虫にも効果テキメンであることが知らず知らずのうちに教唆されるからコワい。 
 大きなムカデのイラストの隣りに「クロアリ」。
 ボクはどうしてもこれが「クロードチアリ」に読めてしまう。朝早く起きた時などは特にそうだ。
 もうひとつ、その下に「アブ」とある。
 最近これが「バーブ佐竹」に読めてしょうがない。そんな自分がコワい。



 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『ビチグソ電球』3876

 新しいオフィスになって手元を照らす電気が欲しくなった。
 昨日、ボクは秋田市で仕事があったので、トトトトで多忙な妻を家に残しボクひとり出掛けた。
 創業35周年の土崎ジャスコ(通称「ツチジャス」)で、今や何もかもこのブランドになってしまった「トップバリュー」のLED電球を買って帰った。
 それまでのこんな電球を外して付け替えたボク。妻が言う。



「今までのビチグソ電球よりいいわ!」 

 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『海と山を見た』3875

 友からの「ブログ更新がないがひょっとして就活か?」という5日も前のメール。
 それに返事も出せないほど忙しかった。トーエーごめん。
 就活どころか逆に「休渇」だった。休みたかった。
 いや、忙しいのは今も続いているのだ。
 朝3時半の日もあった。今日も5時起き。
 でも、今日はむしろ妻のほうが忙しいので、ボクはこうして、やっと珈琲を入れて、灯油を足してあげて、かつブログを2週間ぶりにやっと書けた。
 そんな中、23日の由利本庄市(秋田県の南海岸のほう)で仕事があった。
 妻はなぜか着物を着て同行してくれたのだったが、道中「海」を見た。



 小学生の夏、ひろずみくん、せいこちゃんと遊んだ道川海岸辺りの青い、限りなく青〜い海だった。



 こういうところに住みたいと思った。



 それから山も見た。鳥海山。
 この鳥居の中に鳥海山が見える。願をかけるとそれが叶うらしい。



 ボクは、なぜか「ごぼう」を背負っている。
 きれいな海があってきれいな山があるだけでも、ここはいい街だなと思う。
 帰りに秋田市でワインを調達して遅くに家に着いた。
 かれこれ1か月がんばった「おつかれさん!」のワインを、妻としみじみ飲んだ。

 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『つぶがい』3874

 目の前のつぶがい。
 ・・・の殻。
 中身食いてえなあ。。。
 つぶがいの殻を見ていると、高校生だったのかな? に買った『海風』(風)のジャケットを思い出す。



 ついでに『海風』という歌も思い出す。
 いきなりすごいリズミカルな歌だった。
 あれは正やんと大久保くんが、初めてアメリカのウエストコーストのどっかのスタジオで録音したものだったはず。
 たしかウエストコーストサウンドってやつだった。
 習い始めたサイフォン珈琲とセブンスターの煙草の入り交じったかほり。
 加えて、たしか「資生堂ビンテージ」とかいう男性用微香性化粧品の匂いと、高校生男子の体臭で充満した部屋の壁。そこに貼られたキャンディーズのポスターまで思い出す。
 そういうボクの青春が、この階上の、今は雨漏りの激しくなって物置の役にもたたなくなった、かつて「勉強部屋」と呼んでいた悶々とした空間の中で脈打っていたんだ。
 あの頃。。。
 ボクはまだ高村光太郎でした。少しまだ皮もかぶってました。

 (2014.10.29)   このページのトップへ

 

『たったひとつの難点』3873

 いい事務所になったと思ったのだが、たったひとつだが、かなり大きな難点があった。
 日中うるさいのだ!!!
 薪を切るチェーンソーのけたたましい音!!
 稲刈も終わったってえのに、どこにいくんだ、え! そのトラクター!!
 やっかましいったらありゃしない!
 まあ、彼らからすれば、日中家の中にいるのは、ヒマを持て余してお茶飲みしているばあさんたちぐらいしか想定にないのだろう。
 オラたちゃあ仕事してるってえのによ!
 読者の皆さんの中には、「田舎は静かだ」という間違った認識を持っている方がいるかと思います。
 ウソです。それは真っ赤なウソですからね。
 朝6時前とかに平気で騒音に起こされちゃったりなんかするんですよ。 

 (2014.10.15)   このページのトップへ

 

『振り向けば居酒屋』3872

 おばあちゃんが帰ったので事務所を冬仕様にした。
 今までのところは居酒屋までは歩いて4歩と近かったが、北向きなのとすきま風が入るのとでとても寒かった。
 なので、11年目の知恵で、今度は思い切った方法に出た。
 ここはとても暖かい。



 丸2日かかったがなかなかの出来映え。



 これはカイテキ。仕事がススム。
 しかも。。。 歩いて4歩どころか。。。



 振り向けば居酒屋!

 *写真コーナーに『おばあ秋ツアー』を載せましたよ!

 (2014.10.15)   このページのトップへ

 

『おもてなし旅館』3871

 朝から年末並みの大掃除。
 天気がいいので布団も干して。
 明日は総勢7人が泊まる宿になる。
 これから買い物にいったりなかなか忙しい。
 カッツ、リエさん、リカさん、なおちゃんがゲスト。
 ボクら3人がホストである。
 楽しみだなあ。。。 

 (2014.10.11)   このページのトップへ

 

『人生の巻き目』3870

 人生の巻き目が大きく変わった。
 ボクは子どもの頃、ブランコを地面と平行になるほどの勢いで激しく立ちこぎしていたヤスコさんのブランコの板(座席板っていうの?)の角に頭をぶつけ血が噴水のように噴き出し、血だらけになりながらも自ら保健室に歩いて行き、顔は思い出すのだが名前が売る覚えの、確か「れいこ先生」だったと思うんだが、その保健の先生に優しく三角巾を巻いてもらって、タクシーに乗って町の病院に連れていかれ、そこで何針だったか縫ってもらったことがあるのだが、この事故は明らかに「こすずらすね」かった(つまり落ち着きのない多動性児童)だった自分のせいであったのだ。誓ってヤスコさんは悪くない。(長げえ長げえ話で恐縮です)。
 その時に小さなハゲができた。
 このハゲは今までの人生、ことに思春期のボクを苦しめてきた。
 そのハゲはちょうど巻き目のところにあったので、髪で隠すのが大変だったのだ。
 それが最近、急に隠れるようになった。
 ボクの巻き目の位置が少〜し右側にズレタのだ。
 こんなことってあるだろうか?
 長い人生の中で自分の巻き目が変わるなんて!
 「人生の節目」や「人生の潮目」が変わる人はたまにいるが、ボクのバアイは「人生の巻き目」である。
 なんかいいね。

 (2014.10.11)   このページのトップへ

 

『オレでいいんだべが、その回答』3869

 ボクがリビングに入っていくと、隣りの部屋からおばあちゃんの声がした。
 縫い物をしながら何やらしきりにしゃべっているのだ。
「それでっさ、あれでっさ、これでっさ・・・」
 ボクを真理さんだと間違えているようだ。
「ほんでっさ、あれでっさ、あんだはこのごどどう思う?」
 妻は外で洗濯物を干している。
「オレでいいんだべが、その回答」
 ボクがボソッと言うと、物干をひっくり返すくらい妻が爆笑した。

 (2014.10.07)   このページのトップへ

 

『おばあちゃんの近況』3868

 といっても、とりたてて何も変わったところはない。
 こんなことをやって。



 こんなことをやって。



 こんなことをやって。



 こんなものを食って。



 こんなものを食って。



 飲んべえになって「酔っぱ」になって顔を隠す。



 ふとこの足について話題になり。



「あんなに太くないでば」と足を出す。



 変わらんと思うが。
 そしてまた、アレに向かい。





 アレとはコレのことで。



 衆生に降りてきている天帝です。
 そんなことを、マイペースでしばらくやっておりましたが。

「私は今から出張してきま〜す」
 と言って、自分の部屋に裁縫しに行ってしまいました。
 空は高く晴れ。



 ボクらみ〜んな仕事です。

 (2014.10.07)   このページのトップへ

 

『代打さん』3867

 「チーム漢方」の背番号53を忘れていた。
 おばあちゃんの巨大なクスリ入れの中から出てきた。



 巨大なものをスタンドに放り込んでくれそうな強者。

 (2014.10.07)   このページのトップへ

 

『チーム漢方』3866

 「チーム漢方」はツムラの健康増進チームである。
 おばあちゃんの所属歴は長い。クリーンナップの3番を打つ。



 もらってはいるがほとんど飲まない妻である。若さで4番、大黒柱。



 そして、とうとうボクも仲間入りである。背番号「48」のフレッシュマン。



 チーム漢方、これからもよろしく!



 (2014.10.06)   このページのトップへ

 

『呪われ屋敷』3865

 おばあちゃんの部屋の時計がぐるぐる回る怪奇現象。
 ボクの目がぐるぐる回る怪奇現象。
 いろんな怪奇現象に襲われている。
 さらに昨日、大事な大事な「BSデジタルチューナー」までがなぜか突然壊れた。
 呪われ屋敷。
 ところがどっこい。
 今日はそのすべてが直ってしまった。
 これもまた怪奇現象だが。。。
 直ったんだから、まあいっか。

 (2014.10.06)   このページのトップへ

 

『めまわりして、たごづがねばあるがれね』3864

 この長いタイトルの意味。
 めまいがして、何かにつかまらないと歩かれない。
 秋田弁です。昨日のボクはそうでした。
 その前の日にマッツ先生に見てもらい、心電図やストレス度チェックなるものをしたところ、ボクは「男の更年期障害」ではないかということになっております。
 今はようやく起きてこうしていられるのですが、昨日などは空腹と同時に「めまわり」(めまい)がして、グルグルグルグル天井が回り、ふすまが回り、同時に吐き気ゲボゲボになりました。
 冷や汗、脂汗が流れ、フラフラしながら起きてきたボクは、おばあちゃんたちいわく「紙のような顔色」だったそうです。
 それでも食欲はあって、妻が作ってくれたハンバーグをペロッと平らげました。
 よく寝ました。そして起きると昨日とは違ってスッキリ、めまいも軽くなっていました。
 そうなると、何かをしないではいられないボク。扇風機の羽を洗ったりしていると、あきれた顔のおばあにこう言われました。
「あんだもいっそジッとしてられねえ人だっちゃね」
 褒められたのだろうか?

 (2014.10.05)   このページのトップへ

『一石二鳥』3863

 スケートの清水はご存じですね。
 スケートのヤスシはご存じですか?
 こいつがまた上手いのよね。
 スタートダッシュ、直線コース、カーブ、ラストスパート。
 どれをとっても清水はだしです、ボクは。
 今日、待望の新しいスケート靴が届いた。室内用である。
 サイズは25で若干小さめだが、色はピンクとかわいい。



 履いてみたがかなりすべる。





 床の汚れもよく落ちる。
 カラダの贅肉も落ちるといいが。。。
 一石二鳥だといいが。。。

 (2014.10.02)   このページのトップへ

 

『粕なべ』3862

「まいう〜!」
 そうおばあちゃんは言って「おんな石塚」の顔になった。
 その顔があんまりステキだったので、またリクエストした。
「おばあちゃん、またやって!」
「まいう〜!」
 今度は顔ばかりでなく、ポーズまで石塚になった。
 確かにこいつは美味かった。



 これじゃ体重減るわけないわな。



 (2014.10.02)   このページのトップへ

 

『いつものヤツ』3861

「居酒屋早くおいでね〜」
 そうおばあちゃんに言い残して、ボクらは晩酌タイムに突入。
 こっからおばあの支度は長い。
 クスリを飲む。
 クスリを落とす。
 拾う。また飲む。
 血圧測る。
 何度もエラー。
 5回目やっと測定終了。
 それを記録する。
「居酒屋、準備いいよ〜!」
 ようやく立ち上がるおばあ。
 のれんをくぐる。「歩いて4歩の居酒屋」。
「まいど!」
「いらっしゃい!」
「いつものヤツね」
 おばあが言う。梅酒サワーのことである。

 (2014.10.01)   このページのトップへ

 

『達人から魔王、そして天帝への道』3860

 今日、おばあは「天帝」になった!
 天帝というのは、天地・宇宙・万物を支配する紙である。
 しまった。上の行で「紙」と書いてしまった。
 天帝に対して大変シッケーな誤りを犯したものだ。
 本当は「神」ですからね。
 そんなわけで、おばあちゃんは天帝になってしまわれたのであるが、それはもちろん「ナンプレ」の話。
 十級から始まり、達人とか魔王とか、何十とあるいろいろな階級を制覇して、ついに頂上に立ったわけである。
「もう一遍、今度は逆からやってみよう!」
 天帝は、今度は俗世間の衆生に下りていくことにしたらしい。

 (2014.10.01)   このページのトップへ

 

『栗に囲まれた家』3859

 うちには栗の木はない。
 1本もない。
 なのにうちの南側のコーゾーさんの空き地には栗の木が4本もある。
 あんまり美味しいとは言えないが、毎年、図体だけはでっかい栗をならせる。
 うちの南側の、かつて英国の紳士たちが住んでいた空き地にも栗の木が3本ある。
 こちらは小粒でおいしいです。
 どちらも所有者さんにいただいたものですから「くりドロボウ!」とか言わないでね。
 でも、ボクらはくりドロボウのおばあさんたちも知ってる。知ってるけど言わんとこ。
 そんなわけで、うちはまったく栗に囲まれた家である。
 栗に囲まれているとどうですか? と聞かれれば、迷わず「臭い!」と答えるだろう。
 6月頃、一斉に花を咲かせる頃の臭いといったらたまらない。
 青春時代に、たしかどっか至近距離で嗅いだことがあるような、生臭〜い、青臭〜い臭いが、そこら中から漂ってくる。アレは嫌だね。栗に囲まれた家はまったく嫌だね。
 そう思っていたら、そんな悠長な怖がり方ではすまないことが起こった。
 目と鼻の先の、コーゾーさんの栗の木の隣りの「イタイタさん」の庭の栗の木を、2〜3日前、山から下りてきたクマが荒らしたのだ!
 イタイタさんのお父さんに聞いたところ(昨日ダミワカゼだったので)、猟銃会や警察や消防も来て調べたそうだが、足跡から察するにかなり大型のクマが2頭だったということで、これはもう「おどけでない」騒ぎなのである。
 これから見せる写真は、昨日ボクが撮ってきたものだ。



 猟銃会が置いていった生け捕り用の罠。



 荒らされた栗の木の脇に設置された。



 かなり大きな枝がへし折られている! ものすごい怪力。



 きれいに開けて、きれいに皮をむいて、おばあちゃんよりきちんと食べている。



 クマでなければキングコングの仕業だろう。



 イタイタさんの家がすぐそこ。そのすぐあっちが「うち」!



 妻もビックリ。お父さんのお腹はポッコリ。



 罠の中にはりんごとハチミツ。ハウスバーモントカレーだよ♪



 誰も被害に遭わなきゃいいが。それにしてもどう考えればいい?
 栗に囲まれた家は、クマに囲まれた恐ろしい家でもあったわけで。
 あな恐ろしや、クマ恐ろしや。
PS 今、トイレで確認したところ、南側の栗の木は3本でなくて、少なくとも5本はあった。実もたわわになっている。
 おいおい、マジこれどうカンガエル? 

 (2014.10.01)   このページのトップへ

 

『どんじゃん』3858

 今日は8時から「どんじゃん」に行ってきた。
 アッキーのお葬式のダミわかぜ(荼毘若勢)に抜擢されたからである。
 龍頭(たつがしら)や、わらをなって作った花台など、どれも懐かしかった。
 野辺送りの道を、先陣を切ってA作さんが「どん」(太鼓)担当、ボクが「じゃん」(鉦)担当で、それを鳴らしながら行列は進んだ。
 アッキーのご冥福を祈りながら。。。
 今日はそんな一日だった。
 実はものすごい驚くべき話がある。証拠写真も撮ってきた。ちと疲れたのでそれは明日にする。

 (2014.09.30)   このページのトップへ

 

『復古版OLエッセイスタート!』3857

 先日ボクのセミナーを聞いていて、妻が思い出したらしい。
 仙台でラジオ番組の原稿書きをしていた当時、ボクを取材して書いた原稿のことをだ。
 仙台のコミュニティーFMの週2回の番組で、ボクの話も流れたんだそうだ。
 ボクも思い出した。確かにそういうことがあった。妻もボクも若かりしウイウイしい時代の記憶だ。
 そのノートが、机の引き出しの中から見つかった。
 2年以上も毎日書いていたそうで、かなり分厚い。7冊もある。
 それをパラパラ見ていたら、ボクの話もさることながら、そのほかのエッセイもすこぶる面白い。
 すご〜く文章がイキイキしている。やる気がある文章である。何かをつかもうとしている気持ちが伝わってくる。上手いなあと思った。
 なわけで、ボクはこれをあらためて皆さんにも見ていただこうと思う。
 お休みがちだった「雑感コーナー」に書いていこう。
 アトランダムに書く。今日のテーマは『尊敬されるオバサンになるために』278回

 こちらからどうぞ→伊藤真理の『雑感コーナー』
 こちらのコーナーも見てくださいね!

 (2014.09.29)   このページのトップへ

『涙が出た』3857

 このエッセーにも時々出てきていた隣りのアッキーが亡くなった。まだ65歳。がんだった。
 今朝、妻と火葬場に行ってお別れしてきた。
 奥さんのスズちゃん。2年近く病院に通い続けた。
「ありがどな。おめさ皆勤賞やるがらな」
 そう言っていたそうだ。
「皆勤賞どころか殊勲賞も敢闘賞もみんなですよ」昨日、ふくよかな最高の顔相で眠るアッキーの亡骸の前で、妻はそう言ってスズちゃんを慰めた。
 いい人だった。そして、うちに次ぐ「村二番」のラブラブ夫婦だった。
 彼との思い出はあり過ぎるが、かつてボクが書いた小説『十六団子』の中に、彼をイメージして書いたところがある。
 これはほぼ実話なのだけれども、アッキーはこういう人だった。
 第2部第1章「31話ミニテニス」のところに「タワス」こと「花山幸男」として登場するのがアッキーです。
 明日、ボクは「ダミ若勢(わかぜ)」として、お葬式の舞台裏をお手伝いすることになっている。ダミ若勢については、同じ章の「22話ナマス」のところにも書いてある。
 心からご冥福を祈ります。アッキー、この村での十年、本当にありがとうございました! あなたのことは忘れません。

十六団子

 (2014.09.29)   このページのトップへ

『長靴の怪』3856

 クルマを運転する人なら誰でも一度は見たことがあると思う。
 運転しなくても、隣りに乗っていて見たという人も多いはず。
 道路に「長靴」が落ちている現場である。
 それも「片方」だけ。
 アレは気持ち悪いですねえ。
 遠くからは「獣の死骸」か何かと思って近づいていくと、「え? うそでしょ! 足!?」と驚愕するものの、次第にそれが長靴だと分かってくる。
 そこで凡人は「な〜んだ、長靴か」とホッと胸を撫で下ろす。が、間もなく「でも、ちょっと待てよ、なんで長靴が落ちてんだ?」とまたまた恐怖に襲われるのだ。そんな経験ありますよね?
 アレって何なんですかね? なんで長靴なんですかねえ? ハイヒールとかは見ませんものねえ。
 なんで片方なんですかねえ? もちろん両方揃って脱いであったら、それはそれで気持ち悪いですけどねえ。
 誰か説明してもらえませんか? 

 (2014.09.29)   このページのトップへ

『泡アワおばば』3855

 おばあちゃんが来ると、このエッセイのネタに事欠かなくて困る。
 書いても書いても出てくるので早く帰ってほしい!
 さて、表題の「泡アワおばば」というのはですね。
 おばあちゃんはうちに来てハマっているものがあるんです。
 ひとつはお風呂のバスクリンのことなのだが、これがまた強力に泡が出るわけ。
 ボゴボゴボゴボゴ、別府の地獄巡りのようだ。
 おばあちゃんは、一番風呂に入ってゆでだこになって出てくる。
 カラダに巻いたバスタオルが、太巻きの海苔のように見える。
 もうひとつの泡は生協の「ただの炭酸水」である。
 梅酒をこれで割って、晩酌に2杯飲む。
 我々のワイングラスと乾杯する時に必ず言う言葉がある。
「ワタシばり飲んべえみたいだっちゃ」
「またまた〜」
 とは言えない。
 この炭酸水にはかなりハマっている。風呂上がりにも「シークアンサー」の原液をこれで割って飲む。
「シュワシュワっちくて美味しい!」と唸る。
 泡アワおばば。別名「バブルグランマ」のことである。 

 (2014.09.29)   このページのトップへ

『細いズボンに憧れて』3854

「ワタシ細いズボンに憧れていたの」
 朝、モップを掛けながら、おばあが妻に話している。
「でも、年とると太いのしか履けなくなるものね。年寄りにはムリ!」
 そうかな?
 年とったせいなのかなあ?

 

 (2014.09.29)   このページのトップへ

『よく働く方たち』3853

 とにかくよく働く。



 今日は日曜だというのに。



 昨日は土曜だというのに。



 明日は月曜だというのに。



 い〜い天気だというのに。



 特にこの方の集中力はすごいね。真理さんの着物の上に着る「前掛けのようなもの」を作っている。



 ご褒美に「ゆべし」を召し上がれ!



 皆さん、ご苦労さんです。

 (2014.09.28)   このページのトップへ

『言葉の壁』3852

「ガンガグデギネオン!」
 前出の「ウメバリイッソ」だけでも容易でなかったのに、今度は何やら戦闘モードチックな言葉が飛び出した。
 なんだ、なんだ、なんだ、ガンガグデギネオンって???
 分からん、さっぱり分からん。
 でも、この2人はしっかり会話が成り立っている。ばかりか弾んでさえいる。
 ガンガグデギネオン。訛り部分を修正すれば「ガンガクできないわよ」ということになるらしいのだが、そもそもその「ガンガク」って何よ? 54年も生きてきて初めて聞いたよ。
 「アッシュのガンガグ」とか「ネオンのガンガグ」とか言ってるので、意味から推察すると、ガンガクというのはどうも「身の回りの世話をする」という意味らしい。しかもガンガクは標準語だと彼女らは主張するのであった。
 後でネットで調べて分かったことだが、確かにそういう意味だと書いてあった。でも、それは一般の辞書ではなく「山形方言辞書」に載っていたのだ。山形置賜(おきたま)辺りで使うんだと。
 おいおい、じゃあ何か? 君たちは石巻じゃなく「置賜」出身だったのか?
 言葉の壁が分厚く立ちはだかっている。

 (2014.09.28)   このページのトップへ

『出荷直前の養豚場』3851

 だめだ、だめだ、だめだ!
 本当にバヤイことになっている。
 まるで出荷直前の養豚場だ。
 そう言うと、おばあちゃんはこう切り返した。
「ババ豚は売れねべよ」
 それもそうだと思ったが、待てよ、もしかしたらこの豚に関しては年齢を偽装できるかもしれないな、とも思った。
 かなりいい脂が付いている。

 (2014.09.28)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜3850話はこちら)

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