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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★元祖エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』1000話(完)はこちら。
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

■「おばかさんね!」とか「あほちゃうか?」とか、ご自由にどうぞ。

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『イケメンは一瞬』4850

 イケメンは一瞬である。
 若い娘の花盛りも一瞬である。
 そんなものはあてにならん。
 結婚適齢期のアドレナリンのごとく一瞬の産物である。
 出物、腫物、吹き出物のようなものである。
 あとはみ〜んなつぶれる、崩れる、成り下がる。
 美しい容姿やグラマーな体の線は一瞬にして崩壊する。あ〜あわれ。
 あと残るのは何か?
 それは理性であり知性であり感性であり品性である。ボクのばあい幼児性も残ってしまった。
 つまり内面からにじみ出るものだけが、その人を魅力的にいつまでも美しく見せる。
 歯も肌も胸も目も鼻もみ〜んな駄目になっていくのに、ここだけは違うんだよなあ。
 ここだけがオジサンオバサンの勝負どころなのである。
 おい! イケメン!
 今イケメンだからって調子乗るなよ!
 中身磨いとけよ!
 こら! 
 って、なんか今日どうしたの? なんかあったの?

 (2016.12.22) △このページのトップへ

 

『もうすぐクリスマス』4849

 じんぐるべ〜るじんぐるべ〜るじんぐるぐるぐるべ〜♪
 ♪はいいね。



 D Natural Minor ScaleのSwing Jazzナンバー『サマータイム』を今練習している。←気取ってらあ〜!
 おなじみ黒人オペラ「ポーギーとベス」の中で歌われる名曲だ。←気取ってらあ〜!
 来年の今頃はちゃんと吹けるようになっていたい。
 再来年の今頃は中島みゆきの『ヘッドライト・テールライト』をJazz風にアレンジして吹いていたい。
 その次の年の今頃は、サブちゃんの『歩』をボサノバ風にアレンジして吹いていたい。
 肩で風きる 王将よりも俺は持ちたい 歩のこころ
 勝った負けたと 騒いじゃいるが
 歩のない将棋は 負け将棋
 世間歩がなきゃ なりたたぬ〜♪

 還暦の同窓会で、この歌をサックスで立派に吹き上げるのがボクの目下の目標だ。

 (2016.12.22) △このページのトップへ

 

『裂けるバナナ』4848

 これではまるで「あけび」だ。
 あるいは「凍裂」だ。
 バナナが裂けているわ。
 南国生まれの君のこと。
 さぞや秋田は寒かろう。
 ちべたかろう。
 もうちょっと待ってね。
 お昼に食べてあげるね。
 おなかのなかで、あっためてあげるからね。



 (2016.12.22) △このページのトップへ

 

『ござれ、ござんす、ごんざれす』4847

 結構「死語」かと思うが、バスの窓から見えた看板にこう書いてあっておかしかった。
「ミシンのことなら何でもござれ!」
 この「ござれ」はあんまり聞かなくなった。
 ちょっと使うのに勇気が要るようになった。
 例えばボクが誰かに「文章作成のことなら何でもござれ!」と言えるか?
 言えない。
 それから「うちのかみさんがね」の小池朝雄さんが「刑事コロンボ」の声で犯人向かって言うセリフ。
「よござんすか?」
 この「ござんす」もあんまり聞かなくなった。
 池波正太郎の時代劇とか次郎長関係のせりふに若干余韻が残っている気はするが、ほとんど聞かない。
 そういえば、任侠時代の藤純子さんが、色っぽい白い右肩をはだけて、
「ようござんすか?」と座を見渡し、
「ようござんすね」と念を押して、サイをツボに入れるシーンがあった。
 あれはあれでかっこよかったものだが、任侠時代はとうの昔の話である。
 そんな重みのあるドスの利いた言葉は廃れ、軽薄な「Are you ready OK?」とか「Good Job!」がまかり通る時代である。何が「Good Job!」だ! 
 日本男児なら「ようござんすね!」と言えってんだ!
 しかしかう言うボクも、もし、誰かが隣で「よござんすか?」などと言うのをたまたま聞いてしまったら、きっとクスッと笑ってしまうだろう。
 そして、となりにいる妻に「ちょっと、ちょっと、今の人『よござんす』だってよ」とツンツンしてしまうに違いない。
 だからきっとこれももはや「デッドワード」の部類なのだろう。「ござんす」あわれ。
 そうそう、ござんすで思い出したが、昔「ゴンザレス」という名前のキックボクサーだったか、そんな感じのファイターがいた。
 メキシコ方面の名前だろう。
 ベネチアのジョイさんはボクのことを「ペペ・ゴンザレス」と言っていたことがある。
 その理由はいまだに不明なままだ。

 (2016.12.21) △このページのトップへ

 

『夢の分析(今度こそ本編)』4846

 また帰ってきましたよ。
 さて、いよいよ本編を書かなければ、そろそろボクも仕事が来てしまう。
 昨日はデパ地下の鳥モモ(素材)を買ってきた。
 この時期、鳥モモは引っ張りだこだが(キングオブクリスマスフードなので)、やはりデパ地下のものは一味違った。
 かつてAMANOで買っていた鳥モモは冷凍だったが、こっちは生だ。やっぱり生は美味い。美味かった。
 そんなわけで、夕べのディナーは数足早い「鳥モモのガーリックソテー」であった。
 で、寝た。
 妻は「てもみん」効果で、ものすごく久しぶりに上半身のだるさを逃れ、リラックスした睡眠に落ちていったという。
 朝、彼女が見た夢をボクは聞いた。
 こんな夢だった。
 カーテンのところに何かいる。鳴いている。
 行ってみるとそれはインコのひなだった。親鳥もいて一家4人(羽)だった。
 彼らは寝ていた。首を後ろにくるっと回して背中に顔を突っ込んで寝ていた。
 彼女の夢は、今言ったようなものだった。
 で、ここで、こんなふうに夢の分析をしてみせる彼女だった。
<疑問1> なんでインコか?
 昨日「鳥の渡り」を見たから。そして「鳥モモ」を食べたから。
<疑問2> なんでインコが首を後ろに回して寝ていたか?
 昨日「てもみん」で「首が回らないこと」を指摘され、今日はいくぶん回るようになったから。
 そして、最後にこう言うのだった。
「単純な夢ね!」
 はいはい、と言うしかなかった。以上。

 (2016.12.21) △このページのトップへ

 

『夢の分析(本編)』4845

 さっき書き掛けた「夢の続き」の本編である。
 誰の夢かというと「妻の夢」、何の続きかというと「渡哲也の続き」である。
 なんのこっちゃ? と思っている方はブログナンバー「4844」→いや、←いや、↑いや、⇔いやいや、をご覧いただきたい。
 その続きである。
 やべやべ、また前置きが長くなりそうだ。
 ええ、妻はこの時期亀になる。
 上半身が亀の甲羅になってガッチガチに固まってしまうのだ。
 そう、1日に数億文字を打ち続けるからであり、この時期の体はもうズタズタボロボロになっているのだ。
 本当にかわいそうだ。最近では手や腕や背中や肩の激痛だけでなく、目がかすんで見えなくなってきた。
 そして時々、気持ち悪いとか頭が痛いとまで言い出す始末だった。
 これはいかん、ということで、ボクのサックス練習日であった昨日、2人でバスに乗って街に出た。
 そして、「てもみん」という文字通り「手もみマッサージ」のお店で20分もんでもらった。
 ビューティーペアという数十年前の、歌も歌う女子プロレスのペアの髪の長いほうにクリソツの「手もみ師」だったそうだ。
 つまり歌がうまいかどうかは別として、かなり豪傑な女性だったようだ。
 やっぱり「もみもみ系職業」の方はきゃしゃでないほうがいい。
 ピアニストの友人のNさんが一時、「もみもみ系職業」に就いたことがあったが、彼女の細い腕でもまれた場合、もまれているこっちのほうが「大丈夫ですか? こんな亀の甲羅ですいません」と言いたくなってしまう懸念がある。
 相手の手の心配をしなくてはならなくなる。終わった後「すいません、もみかえさせていただけますか?」と言いたくなってしまう。
 そこへいくと、この方(ビューティーペアの片割れの方)はそんな心配がみじんもない。
 20分であろうが、1時間であろうが、3時間であろうが、1日であろうが、所持金の続く限りもんでもらっても罪悪感はない。
 その彼女をして、妻はこう言わせたのである。
「硬過ぎますね」
「私の指が入りません」
「首が回らないですね」
「こんな人見たことありません」
「あなたは亀ですか?」
 最後の質問に関して、妻は密かに(確かにのろまな亀です)と言いたかったに違いない。スチュワーデス物語の堀ちえみ風に。
 おっと、またまた長くなっている。
 後でまた書きます。

 (2016.12.21) △このページのトップへ

 

『夢の分析』4844

 昨日、妻と朝バス停に向かって歩いていた。
 大学病院の駐車場にさしかかったところだった。



 曇り空の上空が何やら「ギコギコ」騒がしい。
 そういえば家を出た時から聞こえる変な音。
 のこぎりで鉄パイプを切っているようなきもこ悪い音。
 あれは何だ!



 あっ、渡りだ。
 哲也だ。
 くちなしの花! 人工肛門。
 ものすごい大量の渡哲也が北の空に向かって飛んでいく。
 で。。。
 ここから「夢の分析」という話に持っていきたいのだが、ずいぶん前置きが長くなってしまった。
 なので、今から朝ごはん(生卵がけ&夕べ作ってあるメチャメチャ美味しそうなサバ味噌)を食べて、落ち着いたところでまた別立てで書きます。

 (2016.12.21) △このページのトップへ

 

『本物はいい』4843

 本物の蟹肉が入った缶詰、ありがとう。
 缶切りで開けると、中に白い厚紙が敷いてあって、その中に何やら細かいものがぎっしり詰まっている!
 どんなに細かくても、どんなに端っこの寄せ集めでも正真正銘のカニ肉!
 間違ってもこれは「カマブク」ではありませんよ〜!(カマブクとは「蒲鉾」の秋田弁かG町弁)
 どうやって食べたらいいかなあ。
 そうだ! これっきゃないでしょう!
 かに玉!!!
 石巻のおばあが大好きな「かに玉」!!!
 とろ〜り甘酢あんをかけて、「かに玉」!!!
 おばあの「シズル」の音が聞こえてきそう。。。
 ほ〜れほれほれ!



 カマブクでない本物の紅ズワイ蟹の肉のきれっぱしが入った「かに玉」!!!



 本物はいいなあ。わしらの「かに玉」!!!
 え? どこに入ってるか分かんない?
 いいのいいの。
 ちゃんと中に入ってるの!!!

 (2016.12.20) △このページのトップへ

 

『シアワセな身分』4842

 朝5時は暗い。そしてさぶい。
 朝5時起きがもう何日も続いている。
 もちろん買い物などもできなくなっている。
 このままではジパング島の「よっこいしょういち生活」になってしまいそうだ。
 こういう時に、援軍が緊急救援物資などを積んで現れてくれると助かるんだがなあ。。。
 そう思っていたら、また届いた!
 代表はその包みを開けた。そしてまじまじとそれを見つめて「ほ〜〜」とうなった。
 まさに、静かな感動の込もった「ほ〜〜」だった。
 その箱にはこう書いてあった。
 「本格の一品! 蟹!」
 ベニズワイガニのカニ缶が12個も入っていた。
 これ以上の救援物資があるだろうか?
 缶詰になっている人に贈る缶詰。気が利いている。しかもザ! 蟹ちゃん!
 うれしい! うれし過ぎる!!
 そして、もう一つ。
 ボクらにとって生命線ともいえる「チーズとワイン」も枯渇しそうになっていた。
 これらがなくても別に「死ぬ」わけではないが、これらがなければ「ワシラは何のためにわざわざ生きているのか?」という複雑な思いが込み上げてくる。生きている気力、働く馬力を喪失してしまう。萎える、グレル、ぶーたれる。
 そんな生命線が絶たれそうだったのだが、ここにも天使が現れた。
 その方たちは、ベネチアから舟を漕いで届けてくれるというのである。
 ありがたや、ありがたや、3べん回って、ありがたや。

 (2016.12.17) △このページのトップへ

 

『それはむけません!』4841

 打ちまくる代表である。
 常に腕や肩の痛みと戦う代表である。
 そんな時代表はテニスボール(軟式)を患部に当ててグリグリする。(グリる)
 そうすると気持ちがいいらしい。
 ボクがシップ薬を貼ってあげることもある。今日も貼った。
 さて、最近いろいろなところから(といっても2カ所だが)果物が届くので大変助かっている。
 本場津軽のりんごをはじめ、みかん、ぶどう、ラフランス、柿、バナナなどがあってシアワセだ。
 さっき、トイレに立ったついでに、代表におみかんをお持ちした。
 ボクはなかなかいい執事である。
 代表がヘッドホンを外し、ボクにニコッと笑って皮をむく。
 おや? おかしなものをむいているぞ。
 ちょっと、あんた! それテニスボールだでば。。。

 (2016.12.17) △このページのトップへ

 

『伸びしろ』4840

 人間には「伸びしろ」というものがある。
 「伸びしろ」とは平たく言えば「成長の可能性」のことである。
 ボクは最近、自分にまだまだ「伸びしろ」があることを実感している。
 そう、腹方面。。。やべっ!

 (2016.12.17) △このページのトップへ

 

『雪だるまになれ!』4839

 毎日毎朝5時に起きて仕事をしている。
 振り払っても振り払っても追手が十手を持って「雪だるまになれ!」と追ってくるのだ。
 仕事があるのはありがたいが、このままでは本当に雪だるまになってしまう。こごる。
 実際、昨日は結構雪が降った。
 1年半前に住んでいた「ババメ地方」はものすごい豪雪だったようだが、ここは可愛いもんだけどね。
 そんなわけで今日も今日とて。。。である。
「雪だるまになれ!」
 かつてのテニスプレーヤー松岡さんは言った。檄を飛ばされた。日めくりカレンダーボイスの中で。
 その声が頭の中をぐるぐる駆け巡っている。
 雪だるまだけならいい。松岡がいうならまあ許してやろう。
 しかし。。。
 実は一番悔しいことに、朝の体重計がこう言っているのだ。
「おまえら、肉こごりになれ!!!」
 ま、今日もがんばりましょう!

 (2016.12.16) △このページのトップへ

 

『風邪ひいたかも?』4838

 さっき3つ前のブログに書いた「わかめで死にそう」の件なんですが、どうやら、そうではなく、ボクは風邪をひきそうな状態になることが分かってきました。
 鼻が詰まり、寒気がするのです。
 なので、今日はこれから仕事が来るまで(午前中)少し休みます。
 早めのお手当が大事ですからね!
 そうやってボクが床に入って1時間。。。
 そんなところに、さっき美味しい林檎が届きました。
 リンゴと言えばふうちゃん、そしてふうだんさん。
 病み始めのボクの体がまさに求めてたもの。
 リンゴは医者要らずと申します。
 そこでボクはまずその黄色い林檎に「ガブリ!」と噛みつきました。
 これが美味しいこと美味しいこと!
 風邪が一遍で吹っ飛んでしまったようです。
 やっぱ本場の林檎は違うね。ホント、ありがとうございました!!

 (2016.12.14) △このページのトップへ

 

『パートナー論』4837

 パートナーにもいろいろあって。
 仕事のそれ、人生のそれ、勉強のそれ、などがある。もっとありそうな気がしたが案外ないものだ。
 そうだ、歌のそれもあるか。
 とにかく、今のボクにとって何事においても「最大最良のパートナー」は、今朝も6時起床でトトトト特急に乗って走っている隣人。
 で、いろいろ考えてみたのだが、ボクたちが世界中の全てのパートナーよりも優れている点は「一緒に歩く」という点だ。
 一緒にクルマに乗っているパートナーは多いだろうが、一緒に歩いているパートナーはそうはいない。
 それはマイカーがないことが大きく関係している。今どきマイカーがないパートナーはめったにいない。
 歩くとなったらとにかく歩く。一人1万歩2人で2万歩は当たり前。
 この分でいったら死ぬまでに「1億歩」は確実に思えてくる。ギネスに登録したい。
 同様に、「一緒に食う」「一緒に飲む」辺りにおいても、かなり世界ランク上位に入りそうだが、これはまあ、それなりにいるでしょ。
 あと「一緒に映画を見る」とかもあるが、まあこれもいっぱいいるでしょう。
 ただ、これはどうだろうか?
 「一緒に読み聞かせをする」パートナー。
 これはどうだろうか?
 これはそうはおるまい。
 この種目でボクたちは死ぬまで「1億冊」を目指す。

 (2016.12.14) △このページのトップへ

 

『変われば変わる』4836

 赤ちゃんの顔や子供のころの顔は変わりやすい。
 雪道のミシュランのタイヤマンみたいなプクプクの姿だった赤ちゃんが、たちまち美しい白雪姫になったりする。
 逆もある。
 その度に親たちは悲嘆に暮れたり、留飲を下げたりする。
 もっともどんなに太ったところで、どんなに男ぶり女ぶりが下がったところで、親や祖父母だけは判断基準が別だ。
 いつも可愛いわが子であり、わが孫なのだ。
 ところで、最近、あの子が美人になった。
 あの子、などと気易く呼んではいけない「皇位継承者?」のA子さん。さんじゃない「さま」だった。失礼。
 変われば変わるもんだねえ、と、A子さまファンだったボクらは留飲を下げた。
 平安時代にお生まれになってもよかったね。いやそっちのほうがよかっただろう。
 そんな「気品」と「歴史」と「風雅」と「伝統」と「古典」の美を交ぜこぜにした「和のもろもろ感」がA子ちゃん、いやA子さん、いやいや「A子さまさま」なのである。
 先般「お気持ち」を述べられた方もさぞやお喜びのことだろう。
 どうか、お母さまともども、これからはご公務のほうも、よろしくお願いいたしますね。

 (2016.12.14) △このページのトップへ

 

『詰まる男』4835

 ボクは昨日、大量の硬いわかめを食べました。
 その後、クリームシチューを2杯食べました。
 結果、悲惨なことになりました。
 腹の中が膨れてもうみかん1粒も受け付けなくなってしまいました。
 そんなことをしようものなら、もう吐きそうでした。
 太田胃酸を飲んで寝て、今朝は何とか起きることができました。
 わかめは多少消化に入ったようです。
 亡き義父のマドロスさんが話してくれた、南の海での出来事を思い出しました。
 船の倉庫にあった干し大豆を盗み、上官に咎められそうになったため、慌ててそれを呑みこんで自分の胃袋に隠した船員の話。
 もちろん大豆が腹の中で膨れ上がって、その船員は死んだそうです。
 わかめを食べ過ぎて腹が膨れて死んだ自分の姿を想像して青くなりました。
 浮かばれない、と思いました。

 (2016.12.14) △このページのトップへ

 

『女尊男卑の北の海』4834

 ハタハタのオスはかわいそう。



 これが166円だって! グラムたったの50円。
 それに引き替えメスは千円近くしていた。買えなかったので画像なし。
 哀れハタハタ。哀れオス。
 人間でよかった。なんぼなんでもこんなには違わんだろう。。。
 え? 人間も一緒? うちはそうだって?
 オタクもハタハタ並みかい?

 (2016.12.13) △このページのトップへ

 

『花屋騒動』4833

 おとといのこと。
 それはボクの57回目の誕生記念式典の日だった。
 ボクの一番の夢は「9時まで寝ている」というものだった。
 その夢はプレゼンテーターである妻も同じだった。
 なので、そうした。
 妻が起き抜けに「おたんじょーび、おはよう、もぐもぐ……」と言った。
 ボクも「おはりょー」と言った。
 カーテンを開けると、雪が積もっていた。
 ボクは歯を磨き顔を洗ってからパジャマのズボンを脱ぎかけていた。
 妻はパジャマのまま洗面台で口元に白い泡をぶわ〜っと付けてカニみたいになっていた。
 ピンポ〜ン!
 まさにその時、それが鳴ったのだった!
 時間も時間だったので、2人は大いに慌てた。
 うちの玄関は擦りガラスなので、明るいと結構玄関のこっち側がよく見える。
 妻は歯ブラシを持ったまま、口も泡だらけのまま、カニのように横歩きの猛スピードで寝室に逃げ込んできた。
 カニが六方を踏んで花道を駆け戻ってくるような感じだった。
 その様子はゼッタイに玄関の外にいる人に見えたはずである。
 ボクはボクで、ズボンも半上げ状態のまま飛び出してしまった。
 玄関を開けると、花を抱えた女性が顔面蒼白になって、ボクの下半身と顔を交互に見詰めながら呆然と立っていた。
 これが、その受難な花屋の女性が持ってきてくれたお花です。
 東京のクライアントさんからのプレゼント!



 (2016.12.12) △このページのトップへ

 

『メロンパン事件』4832

 おとといのこと。
 それはボクの57回目の誕生記念式典の日だった。
 今年は運よくこの日が土曜日だった。
 が、ボクらにとって土曜であろうが日曜であろうが、天皇記念日であろうが皇后記念日であろうが知ったこっちゃない。
 怒涛のように押し寄せる仕事の波から逃れる手段はこれしかなかった。
 そう「休日申請」である。
 これなら安心・安全だ。
 というわけで、満を持してのバースデーショッピングと相成った。
 あいにくの小雪混じりの寒風の中を、ボクらはテクテクと1時間かけて三吉堂のおばあちゃん宅を目指した。
 そうなのだ。あんドーナッツやきんつばを買うために。
 顔と手を真っ赤っ赤にしながら、たどり着いた。
 が! 無残にもおばあちゃんはタクシーに乗ってまさにお出掛けする直前だった。
 あっけなく「あんこ」が去って行った。あ〜がくぜん!
 気を取り直して、もうすぐ改修に入る秋田フォーラスの前に出た。
 そこで「移動メロンパン屋」がもちろんメロンパンを売っていた。
 メロンパン屋がきんつばを売っていたり、まさか蕎麦を打っているはずはない。
 そこで、メロンパン1個160円を買った。
 その後、いろんな買い物をしたのだが、最後にバスに乗る段になって、初めて「メロンパンがない」という事実に突き当たった。
 ものすごくショックだった。「メロンパン事件」はこうして起こった。
 あのメロンパンは一体どこへ消えたのか?
 聡明で沈着冷静な真理判事の分析はこうだ。
 本金西武の地下1階の女子トイレのフックに掛かった小さな白い袋。
 それを何十人ものおばちゃんたちが不審そうに覗き込んでいるはず。

 (2016.12.12) △このページのトップへ

 

『下町もんじゃ焼きのお店だってあるんだぜ!』4831

 東京の下町好きのボクたちにとって「月島もんじゃ焼き」は、新幹線に乗ってでも食べに行きたいメニューであった。
 しかし、本当のことを言うと2人ともまともに食べたことがなかった。
 ボクはビジネスマン時代に東京土産に何度か買ってきて家で作ったことはあったが、「本格」なものは未食だった。
 実は、この近所に「月島もんじゃ焼きひょうたん」という黄色い暖簾の店があることは知っていた。
 知ってはいたが、何だか怖くて(なんでやねん!)暖簾をくぐる勇気がでなかった。
 この周辺の食事情にはかなり詳しくなったが、この「もんじゃ」だけが鬼門になっていた。
 さて、前置きが長くなったが、先日(ボクの誕生日の前日)、ボクらは朝の5時から突貫仕事をやり遂げ、身も心もクタクタになって、もう何もつくる気力が出なかった。
 こういう時には外食という有効な手段がある。この点、かつてのババメ時代は何もなかった。
 グタグタに疲れても、自力本願で立ち上がらねばあかんかった。出前さえ頼めなかった。
 しかし、ボクらは都会人になったのだ。
 未開人から都会人に!!!
 で、行きました。大雨の中をジャブジャブと。憧れがいっぱい詰まった「月島もんじゃ焼き屋」へ。
 店内は薄暗かったが親切な店員さんだったので、「な〜んだ、恐れるに足らないやん」と思った。
 ボクらは「イカスミもんじゃ」を頼んだ。そしてチーズをトッピングした。
 どーやって食うのか?
 いつもならここで金縛られるはずだったが、この日は大丈夫。女の子がやってくれたもんね〜!
 そんなわけで、暗い店内で黒いイカスミもんじゃを食べる図である。↓
 何が何だか分からへん。





 (告)石巻のおばあへ!
 あのねえ、「もんじゃ焼き」すごく美味しかったよ!
 食べてみたいって言ってたよね。
 今度来た時にゼッタイ連れて行くね〜!!

 (2016.12.12) △このページのトップへ

 

『そして誰もいなくなったけど』4830

 テレビでアガサの『そして誰もいなくなった』を3回シリーズでやっていた。
 昨日はその3回目完結編で、表題のごとく確かに「誰もいなくなった」のだけれども、それがどーしたという気持ちだ。
 つまり、アガサとこの「テレビ最新シリーズ」は何の関係もないのだし、決してアガサを悪く言うつもりはないのだが、何だかさっぱりちっとも面白くなかった。
 久しぶりに2人とも「あ〜あ、見て損した〜」だった。
 まず配役がいけない。なんだあの昔のヒロミゴーみたいなやつとか、やたらのっぽな女とか。。。
 今はやりの音響効果を駆使した「おどろかせてやる気満々の音」がうるさい。「・・・っびゅ〜!」とかやめてほしい。心臓に悪い。
 残虐な殺し方がいけない。別にそれを見たいわけではない。そんな悪趣味はない。
 ドローンを使った手抜き映像がいけない。その高〜いアングルはもう見飽きたよ。
 そんなわけで、ボクたちはこーゆー現代風なドラマには向かない人種であることがよ〜く分かった。
 その点、ホームズはいいよ。コロンボはいいよ。ポワロはいいよ。マープルさんもいいよ。
 何というか、知的な推理は頭脳の半分で心地よく味わいながら、あとの半分は、とってもヒューマン。あったかぽっぽなユーモアにも浸れるんだもんね。こーゆーのを見なきゃ!
 これ、撮ってたんだけど、3回ともみーんな消しちゃったさ。ふん!

 (2016.12.12) △このページのトップへ

 

『元祖3文字グループ』4829

 AKB36だか48だか82だかっていますね。ボクは明日57になりますけど。。。
 この「AKB」という3文字熟語(?)のグループ名が大流行りです。
 もういろんなのがあって、おじさんは覚えきれんです。
 それで、考えてみたんですが、この3文字のグループ名の元祖は誰かってこと。
 ボクがまず思い付いたのは「NSP」である。ニューサディスティックピンク。
 一関高専の3人組で、ボクはこのグループにあこがれてフォークギターを手にした。
 次に思い起こしたのが「CCB」である。テクノカットの赤髪のドラマーが歌う『ロマンチックが止まらない』。ココナツボーイ。
 この2つを比べてみると、明らかに前者のほうが古い。つまり3文字グループの元祖。
 だが、目を世界に向けると、もっと古いのがおった。
 『パフ』や『花はどこへ行った』などを歌った「PPM」である。ピーター・ポール&マリー。
 もっと元祖がいそうだが、ボクは今大変忙しい。
 誰かいたら教えてください。

(追文)そうそう、「OSN」ってのもいましたね。クロスビー・スティルス・ナッシュ。これにニール・ヤングが入って「CSN&Y」だった。
 ちなみにこれ知ってますか?
 「YMO」。イエローマジックオーケストラ?
 ちゃいます。ヤスシ・マリ・おばあ。。。

 (2016.12.09) △このページのトップへ

 

『機関車トー真理』4828

 ぽっぽ〜!!
 まだ薄暗い5時半、「機関車トー真理」は軽快に汽笛を鳴らした。
 「機関車トー真理」は、夕べ落語を見ながら「一夜干しさきいか」を食べ過ぎて、夜中に消化不良気味になって気持ちが悪くなった。
 だけど、隣りで休んでいた相棒の「機関車トーやす」が、「太田胃酸」と「お水」を飲ませてあげて看病したおかげで何とか今日も始発の時間に間に合ったわけだ。と、ナレーション「森本レオ」で語ってみた。
 さてさてさて、今日も怒涛のワーキングが始まるぜ!!

 (2016.12.09) △このページのトップへ

 

『30万人』4827

 ゴッホとゴーギャン展の入場者数が「30万人」になったそうだ。
 記念すべき30万人目のお客様は横浜市からお越しの中丸さん親子。
 東京都美術館館長より公式図録やタイアップグッズが手渡されたそうだ。
 この数字「30万人」。
 あの男が聞いたらきっと黙ってないだろう。
 何か贈りたくなるに違いない。
 味噌豚かなんか。。。

 (2016.12.08) △このページのトップへ

 

『肥満警報』4826

 肥満警報発令中!
 洗濯ものを片付けていた妻が、ボクのパンツをそこに忘れていった。
 外はうっすらと雪景色。
 滑らないように注意してゴミを出してくる。
 年賀状の枚数は75枚。
 あさっては誕生日。
 ああ眠いなあ。
 肥満警報発令中!

 (2016.12.08) △このページのトップへ

 

『やまない仕事』4825

 次々に仕事がくる。
 一つ出すとまた一つ。
 一つ出すとまた二つ。
 そんなわけで、今月はめちゃめちゃ忙しい。
 代表のマシンガン撃ちは、もはや人間国宝に匹敵するレベルに達し、かくいうボクも、同時進行レイヤーを4つも抱えるありさまだ。
 今朝も5時に起き頑張っている。
 どーしたんだ、へへい、ベーベー。
 いやいや、まいった、まいった。

 (2016.12.08) △このページのトップへ

 

『小さな家』4824

 その昔、ヤマハのポプコン(ぷぴゅらーソングコンテスト)から出たピアノを弾きながら歌う、レース編みが趣味の大柄な女性がいた。
 乙女チックな憧れを歌詞に書いた。
 ♪もしもわたしが家を建てたなら小さな家を建てたでしょう。
 大きな窓と小さなドアと部屋には古い暖炉があるのよ〜♪

 で、ボクは突然今その歌を思い出しながら、かれこれ30年前には抱かなかった疑問を抱いている。
 小さな家で大丈夫?
 ドアから入れる?
 まさか窓から?

 (2016.12.08) △このページのトップへ

 

『買い物上手』4823

 妻は買い物上手だ。
 昨日は寸暇を惜しんで買い物に出掛け、こんなステキなものを買うてきてくれはりました。(なんで突然京都弁やねん)



 「切り落とし」というと怖い響きだけど、タコからほたてからかんぱちから鯛からマグロの中トロまで、いろんな魚貝の「はすっぺ」をこのように取りまとめて買うてきてくれはりましたんや。安うておいしいとこば〜っかでっしゃろ?
 向こうの言葉で「あ・ら・か・る・と」言いますのん?



 ほんま、おいしそうでっしゃろ?
 ほんまうちの奥さん、賢いでっしゃろ?
 買い物上手でっしゃろ?
 こんなふうに「褒めちぎったら」また行ってくれはりまっしゃろ?

 (2016.12.07) △このページのトップへ

 

『豚肉の味噌漬けの意味』4822

 ボクの文章を読んでくれているだけでも、こちらからお金や品物、つまり「金品」をお送りしたいくらいなのに、なんともまあ、危篤いや奇特な方がいたもので、昨日こんなものが届いたわけです。



 この方、実に風変わりだなあ。。。
 ホントにもう、「どんだけ〜〜〜!!!」なのである。



 4800回にどんだけ〜〜〜の意味があるのか?
 「3」の倍数にどんだけの付加価値があるのか?
 つまり「バリュー」があるのか?
 それは数学者の彼だけが知っている。
 ボクにはさっぱり分からん。
 ボクに分かるとすれば、ミスタージャイアンツの長嶋が何人分かということぐらいだ。



 つまり、長嶋の背番号「3」で割って、4800回だから「長嶋1600人分」ということになる。
 ボクは今回、「長嶋1600人分の偉業」を達成したのだ、ということは分かった。
 が、それってなんのこっちゃ!



 それにしてもこの男ゾルバ。
 実に風変わりなオッサンだ。
 先週は大風邪を患い、瀕死の状態にありながらも、それでも木曜日にはこの豚肉を送る手はずを整えていたという。
 う〜ん、マンダム!
 なんのこっちゃ! の意味なしフレーズ。
 突然↓この風変わりな方は誰だ。
 あんた、何やってんねん!



 どいつもこいつもよく分からんヤツらだ。。。
 どーもくん! の気持ちを込めてボクも何かやらねば!
 そうだ、もうすぐ新年なのでこの顔をやってみよう。↓七福神のヱビスさまの真似のつもり。



 今ウクレレをやっている。
 上達したので今度聞かせてやる、と書いてあった。
 それを聞いてから、どーしても頭から離れないイメージがあって困っている。
 そうなのだ。寝ても覚めても「ウクレレをつまびきながら『ボインの歌』を口ずさむ月亭花朝」がいるのだ。
 ♪ボインはナインよりおっぱいが大きいんやで〜♪
 そうだ、そんなことよりもだ!
 どうして豚肉の味噌漬けを送ってきたのか?
 そうだ、その意味をここで考察したかったのだが、差し迫った仕事の締め切りがそれを許さない。
 それについては、これをじっくり食べながら後で考えてみることにする。

 (2016.12.07) △このページのトップへ

 

『イーサ・ホーク事件』4821

 わが家ではつまらない事件がしょっちゅう勃発する。
 例えばこんな事件があった。
 イーサ・ホークという海の向こうの俳優を知っている人、手挙げて!
 まあ、知らなくてもいいんだけど、とにかくそーゆー名前の人がいるわけね。
「しまった、コーヒー買ってくんの忘れたわ!」と、妻。
「まあ、イーサ・ホーク!」と、手元にあったフォークを掲げながら言うボク。
「・・・」こけることもできないで脱力する妻。
 昨日はそんな事件がありました。。。

 (2016.12.06) △このページのトップへ

 

『黒毛和牛に合うすき焼きのタレ』4820

 スーパーで、そういう名前のすき焼きのタレを売っていた。
 いわゆる「ただのエバラのすき焼きのタレ」とは違う、それより30円ほど高いものだった。
 妻はこのタレのネーミングを見てこんなふうに思ったらしい。
(ということは『松坂牛に合うすき焼きのタレ』ってのもあるのかしら?)
 一方のボクはこんなイジケタことを考えていた。
(どうせ、ボクらのような、黒毛和牛なんかには手に届かない庶民に向って「せめてタレだけでも高級感を味わいな!」ってわけだな。ああ、そうかい、そうかい。ったく、ばかにしゅあがって!)
 マリー・アントワネットと長屋の熊さんほどの発想に違いだな、と思って悲しくなった。

 (2016.12.06) △このページのトップへ

『おい! Y!』4819

 Y! という会社がある。
 最近、この会社が嫌いになった。昔は好きだったのに。
 なぜか?
 その1・・・「迷惑メール」ですと、どんなに申告しても、自分んとこ関係のメールは迷惑がられないのだ。
 つまり、迷惑フォルダーに移動しないのだ。全然学習しないのだ!!
 やらしい〜〜〜〜な〜〜〜〜!!!
 それからその2、WEBホスティングサービスにおいても、ずる〜〜〜〜い対応をされて、ボクはムッとしている。
 簡単に言えば「簡単に解約させない巧妙な仕掛け」のオンパレードなのだ、この会社!
 顧客の利便など二の次なのだ。殿様商売この上なし!
 その親元のSBという会社もしかりである。
 この会社も随分横柄になったものである。
 思い出してもムカムカするが、スマホを初めて購入しようとした時のお店の店員の態度はヒジョーに人をばかにしたものだった。
 ボクがまだババメ時代だったが、あの態度は明らかにその場所を「日本のチベット」扱い、そこに住むボクを「原始人」扱いしていた。
 頭に来たので、そこを椅子を蹴飛ばして退席し、駅中の「ウェルコム」のお店でボクは初めてスマホを購入したのだった。
 ウェルコムの人はみんな優しかった。一度でファンになった。
 そして、それ以来「次買うときもこの店で!」と決心していた。
 したら、なんと! それから間もなく、そのやさしいウェルコムは、あのあざといSBにあっという間に買収されてしまったのだった。
 その結果、ボクはあろうことか、あの憎っくきSBに対して、なけなしの浄財を払う結果になってしまったのだった。ちぇっ!
 フフフフ、おごれる者は久しからずよ。
 今はこの言葉を、呪文のようにむなしく唱える日々である。

 (2016.12.04) △このページのトップへ

 

『ハイテクな時代』4818

 最近また『刑事ボロンコ』じゃない『コンボロ』じゃない、『コロンボ』にはまっている。
 むか〜し録画したのを見てるわけ。もう何回も見たやつ。
 昨日見たシーンに、「わあ〜。懐かしいなあ」というものが出てきた。
 それはフロッピーデスクであった。(「ディスク」ではなく、あえてここは「デスク」と呼びたい)
 それから、ぶあつくでか〜いパソコンのディスプレイも出てきた。
 それから、机ほどの大きさのでか〜いプリンター、それから、両脇にたくさん穴が開いた、破線でつながったなが〜い出力用紙まで出てきた。
 本当にびっくらこいた!
 しまいには、それらの機械を、コロンボが「いやあ、オタクの会社は実にハイテクで、あたしゃ付いていけません」と言ったのだった。
 ハイテク!

 (2016.12.04) △このページのトップへ

 

『妻の笑い』4817

 忙しい愛妻件代表は、なかなかこのブログを読むことができない。
 決して「つまらんから」が理由ではないと信じているのだが、今朝、どーゆー風の吹き回しか、1カ月ぶりと言って、読んでくれていた。
 妻が一番笑った箇所は何だと思う?
 それはね、おばあちゃんの「シワヨセ顔」!
 もう大爆笑!!

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『今ビーフシチューを作っている』4816

 考えてみれば、これはものすごく贅沢な時間の過ごし方だ。
 表題のとおり、今「ビーフシチュー」を作っているからだ。
 何が贅沢かというと、この料理は完成までに2〜3時間は優にかかるからだ。
 そんな時間を、今日の夕食のためだけに費やせる贅沢ったらないではないか!
 これぞ、健全な「大人の休日」の過ごし方だろう。
 ことなひまめレストランのシェフは「分業体制」だ。
 まず妻が「下準備」に入る。
 いろんな具材を刻んだり、潰したりする。



 それが終わると、妻はボクにバトンタッチして、また仕事に戻っていく。
 バトンを受け取ったボクは、今度それを焼いたり、炒めたり、煮たりする。



 

 そして、こうなる。

 

 ここまでくればもう、こっちのもん!
 くつくつくつくつ2時間煮てればいいのだ。
 時々、鍋を見に行ったりしながら、もちろん仕事もしながら、完成を待てばいい。
 ああ、待ち遠しい。。。



 で、その後は、こうなって、こうなって、こうなったのでした。













 (2016.12.04) △このページのトップへ

 

『〜中の〜』4815

 今ボクは「歯磨き中」に急にむせこんでしまった。
 そしたら、鼻からあらぬものが「ビッ!」っと出てしまった。
 そういうことってありますよね?
 〜中の〜。
 例えば「食事中」のゲップ。
 これはマナー的にはもっとも卑しい行いである。
 ボクは小さいころから、母のケッペキな教えでそう学んでいたものだ。
 母が言う「こうなってはいけない駄目な見本、反面教師」は「父」だった。
 父はいつも食事中にゲップをしてはばからなかった。
 大人になってからも、ボクは西洋事情に詳しいある義兄からもこう教わったものだ。
 彼は食事中に放屁する癖があった。
 自分は食事中に屁を垂れていながら、同じく食事中にゲップをしてしまった義父に対して、勝ち誇ったようにこう言うのだった。
「西洋では屁はいいんですよ。ゲップのほうが嫌われるんです」
 食事中のゲップが西洋であれ東洋であれ嫌われるのはよく理解できたが、かといって、それと「あなたの屁」が許容されることとは筋違いなような気がした。
 いつだったかボクは、「くしゃみ中」のしゃっくりという高度な技を編み出したことがあったが、「そんなことはもういい」というお叱りの声がするのでこれでやめます。

 (2016.12.03) △このページのトップへ

 

『時は金なり』4814

 昨日までの大荒れの天気が一転、今日は朝から大晴れだ。
 こういう天気は「外へ行きたい!」ムードが高まる。
 しかし、そーもいかない事情がある。
 そうだ、仕事なのだ。
「時は金なり!」
 そう言って、掃除を終えた代表はコックピットに向かった。
 ボクはやや出遅れ気味に、こうやってほぼ日課のようなドリームウィーバーのコード画面に向かっている。
 この日課、かれこれ、そうだなあ、7年ほど続いているようだ。
 スタートはこのWEBを立ち上げた頃の、2009年12月X日だったようだから。
 記念すべき第1回にはこんなことが書いてある。

***********************
田舎の朝は早い。
そしてうるさい。
4時台の音・・・『ガダン、クゥイーン、ドドドドドドド・・・』
新聞配達をしている隣人のAさんが出掛ける音である。「毎日ご苦労さまです」心の中で思う。ふとんの中で思う。「しょうがない」とあきらめる。
5時台の音(その1)・・・『トントントントントントントントントン・・・』
村人全員が食べている『ミズタタキ』のミズを叩く音である。同じく隣人のS夫人は、春先から秋口まで執拗に叩き続ける。耳を澄ますと、村のあちこちで叩いているのが分かる。
「ホントに好きなんですねえ」と思う。が、「ねえねえ、それしか食うものないんですかあ〜」と、嫌な性格がもたげたりもする。
5時台の音(その2)・・・『キ〜〜〜〜〜〜ン、グイ〜〜ン、キ〜〜〜〜〜〜〜〜ン・・・』
やはり隣人のMさんが、チェーンソーで薪を切る音である。
至近距離でのこの音は、どんなに人のいい働き者のMさんでも、「あのなあ、何時だと思ってんだよ」と言いたくなる。
6時台の音・・・『チ〜〜ン、チ〜〜ン、チ〜〜ン』『ダダダダッ、ダッダダダダダダ・・・』
草刈り機の音とトラクターの音である。「分かったって。あんたらが働き者だってことは・・・」ぼくは、頭からふとんにもぐる。
7時台の音・・・『毎度〜、お騒がせいたします。ミナトヤ精肉店の移動販売車で〜す。新鮮な豚肉、鶏肉、馬肉、牛肉、そのほかいろいろ取り揃え・・・』
「・・・ているのは分かったから! 肉は間に合ってます!」だんだん腹が立ってくる。同時に、自分がとても怠け者に思えてくる。そして、敗者のようにうなだれて、ぼくはふとんを出るのだ。
ソッとおそるおそるカーテンを開ける時、ぼくは、犯罪者のような気持ちになる。「ごめんなさい。こんな寝坊助をお許しください」。
昔『ピアノ殺人事件』というのがあった。騒音が原因の相隣トラブルは多い。そうだ! これはれっきとした騒音被害なのだ!
よーし、泣き寝入りなんかしないぞ!  断固として戦ってやる! 
だが、ぼくは、はたと気付くのだ。
この村では絶対勝ち目はないのだ、ということに。だって、8時台に起きるのは、ぼくと妻だけなのだから・・・。
「いやなら、おめえら、出ていけ!」と言われるに決まっている。

*******************************

 これから7年、あれから7年、所変われば人も変わる。環境も変わるし、経済状態も変わる。
 このボクのブログは、当初「エッセイ」などと自分で呼んでいた。
 ブログとエッセイの違いなんかどーでもいいが、とにかく石巻のおばあが、いつのころからか「や、のブログ読んだよ」と言うようになってから、自動的に急速に、このコーナーは「ブログ」に変容していった気がする。
 そのおばあは、今でも生意気に「アイパッド」なるものを駆使してこのブログを読んでくれているらしい。時々電話で「読んだよ」と言ってくれるから。。。
 あと、七ヶ浜のおねえちゃんも「ブログで元気だって分かってたよ」と言ってくれる一人だ。
 大昔から読んでくれていた盟友スズキトーエーはどうだろうか?
 先月、彼の誕生日にメールを送ったら、「読んでるよ! もうすぐ4800回だな」などと言っていた。
 その発言は、暗に「300回記念男ここにあり!」を宣言し、何かうれしいサプライズをほのめかすものだと思っていたのだが、どーしたことか、それから一向に何の音沙汰もなくなってしまった。
 心配ではあるが、12月は師が走り回る時期だから、さぞ忙しいのだろうと思うことにしている。
 読んでは呆れ、そして去り、読んではどこかに消えていった読者は多かろう。無理もない。
 しかし、その中で、もし今でも、ひそかに、あるいは義務的に、あるいは手持無沙汰に、時々でもこのURLを表示してくれている方々の根気強さに心から感謝しながら、ボクは、こうして、いつまでも、飽きることなく、倦まずたゆまず、相も変らぬ「オッペケペーですっとこどっこいな」文章を書いていきますので、よろしくね〜!!

 (2016.12.03) △このページのトップへ

『本日の形状について』4813

 朝から、想像力たくましゅうして聞いていただきたい!
 あるモノの「形状」について話します。
 あるモノとは別名、ボクたちの間で『バビルの塔』と呼ばれているもののことです。
 医療方面では「健康のバロメーター」としても知られています。
 「通じてますか?」「通じてませんか?」という、まるで「秋田弁」にも通じるニュアンスで語られることもあります。
 秋田弁との類似点は、どちらも「BEN」という音を持つということです。
 ロンドンに「BIG BEN」という名前の時計台もありますが、直訳されるとモロ「あるモノ」の名前になってしまいます。
 前置きが長くなりました。
 本日の形状について述べたかったのです。
 なかなかいい塔が屹立しておりましたよ。
「おう! ビッグベン!」
 しかし、それが次の瞬間、
「あっ! ピサの斜塔!」
 さらに、
「あ〜〜〜〜、トーカイ!!」
 ということになったのでした。
 しかも、倒壊した方向はボクの性格をよく表していました。
 何でも「前もって人間」のボクらしい倒れ方。
 そう、ズバリ、 「前倒し」だったのです。
 おっと、朝から失礼しました。

 (2016.12.02) △このページのトップへ

『お断りする人、お断りされる人』4812

 この時期になると、昔から「紅白歌合戦」の話題でお茶の間、教室、職場は持ちきりになる。
 そう言いたいところだが、それはもうず〜〜〜っと昔のこと。
 そうだなあ。
 ボクが夢中になっていたのはいつぐらいまでだっただろうか?
 当時「持ちきりだった」紅白の話題は、今やゼンゼン「持ちきらない」ものになってしまった。
 ここまでくるのに、幾つかのエポックがあった。
 美空ひばりが亡くなって、紅白のトリに関心がなくなったこと。
 小林幸子や美川憲一が干されて、衣装対決に関心がなくなったこと。
 ドリフやコント55号が出なくなって、応援合戦に関心がなくなったこと。
 お茶の間投票になって、優勝の行方に関心がなくなったこと。
 キャンディーズを最後に、アイドルが一人もいなくなってしまったこと。
 そんないろんなことがあって、最後はサブちゃんまで引退した。
 そして、布施明をはじめ森進一、細川たかしなど、自ら「卒業」していくベテラン大物歌手が続出。
 そんなわけで、出場者リストを見ても、もうほとんど誰も知らないことになってしまった。
 ボクたちは年末、誰の何を見ればいいのか?
 吉田拓郎も丁重にお断りしたそうだから。
 ジャロだかジェロだかジャルだかアナだかいう、キャップを被った異邦人の、日本人よりうまい演歌を聴けばいいのか?
 クリフ・ハンガーだかクリストファー・クロスだか、クリキントンだかいう、ハットを被った異邦人の、日本人よりうまい歌謡曲を聴けばいいのか?
 この年末、ボクらは一体、何をどーすればいいのか!?
 そうそう、今回、あのゴッドさん(和田アキ子さん)も出ないらしい。
 他の方たちが「お断り」したのに対し、こちらは出たくても出られなかったのだそうで。。。
 今まで、彼女の出場に対して密かな「疑惑」を感じていただけに、この結果は納得のいくものだった。
 ・・・と言いたいところだが、何だかかわいそうになってきたボクである。
 そんなに出たがっているのなら出してあげればいいのに!
 どうせ、見ないんだから。。。

 (2016.12.01) △このページのトップへ

 

『平和に今年も暮れていくなあ』4811

 平和だなあ。。。
 妻のご学友のM子ちゃんが先日「真理ちゃんはいつも楽しそうね!」と言ったそうです。
 確かにいつも元気で楽しそうで、なにより健康そうです。
 平和だなあ。。。
 その話を聞いて、ボクたちはなんて平和なんだろうって、実に平和な気持ちになりました。
 もっとも、今月から春先まで、チョーの上にもチョーが付く「繁忙期」に入っていくわけで、
 妻はすでに満身創痍、体中あっちこっちコリまくっておりまして、
 夕べ、寝る前にボクはそんな妻の体に10枚もサロンパスを貼ってあげました。
 この仕事、頭脳労働に見せかけてその実「肉体労働」でもあるわけですよね。
 でもまあ、今年もこんなふうに、なんとなく平和に暮れていくことでしょう。
 皆さんも、お風邪など召しませんように、どうかお元気にお過ごしください。

 (2016.12.01) △このページのトップへ

 

『なめたカレイの煮つけ』4810

 代表がトトトトやっている脇で、ボクは朝ごはんのことを考えてよだれを流しているんです。
 実は、朝ごはんのおかずはもうできていて、それは何かというと、アレなんです。
 アレというのはコレなんです、表題のコレ↑
 もう1カ月もすると、特に宮城県のほうではうん万円にもなる季節の魚、、年越しの魚であります。
 1カ月早いだけで、そして、所変わればというだけで、こんなにお安くいただけるなんてね。
 シアワセなことでございます。
 ちなみに、この「なめたの煮つけ」のレシピは、かつて妻が仙台のK新報社で料理の記事を書いていた時に取材した、とっておきの老舗和食店からのものなんです。
 なので、そりゃあもうあんた、うまいったらないのよね。
 ああ、もうよだれで机の上が水浸しだわ。。。

 (2016.11.30) △このページのトップへ

 

『そば食いたい朝の五時』4809

 そばが食いたいなあ。
 そばはそばでも「そば一」のそば食いたいなあ。
 ちぇっ、いいなあ、昨日、妻はご学友と「そば一」であったかいそばを食ったんだってさ。
 エビ天が載ってたんだってさ。
 おつゆに卵が溶いてあったんだってさ。
 ああ、いいなあ。
 そば食いたいなあ、「そば一」で。

 (2016.11.30) △このページのトップへ

 

『一転』4808

 今日は、11月29日なので、おそらく「いい肉の日」かなんかではないだろうか?
 そうだ、きっとそうだ。
 全世界の肉屋が張り切っているに違いない。
 それで思い出したのだが、この日を自分たちの『結婚記念日』として派手に制定してはばからなかったある夫婦がいた。
 そのうちの一人は確かに肉が大好きだった。
 誰とは言わないが、確かにいた。
 過去形になっているのは、そう、もう賢明なる読者諸氏ならお分かりかと思う。
 別れたのだ。
 going my way×2になってしまったのだった。
 まあ、その話はいい。その方、今はとてもシアワセそうだかね。
 それはそうと、今日は本当に「いい肉の日」だったことが、遠方からいらっしゃったご学友との再会を終えて帰ってきた妻によって証明された。
 なぜなら、彼女はおりこうにして待っていたボクに、デパ地下のお肉屋さんでやっていたという「お肉セール」で国産ステーキ肉を買ってきてくれたからだ。
 そのお肉、千円ちょいのお買い得品!
 しこたまおいしくいただきましたよ。
 わさび醤油を付けてね!

 (2016.11.29) △このページのトップへ

 

『不穏』4807

 一転、空が不穏な色を見せ始めた。
 夕べから何だか突風が吹いていたようだったが、つい今しがた、大粒の雪まで降り出したのだ。
 これが秋田の冬なのだ。
 ハタハタは魚へんに、神とか雷とか書くように、秋田名物八森ハタハタは、こういう気象のところに獲れるのだ。
 ああ、怖い!
 さて、ところで、こんな荒れた天気の中、めったに外出しないことで有名な代表とボクは、それぞれ別の目的で外出することになっている。
 ああ、怖い!
 ボクはいつものサックス練習である。
 そして代表が向かうのは、秋田駅。そこで学生時代からのご友人を迎えるらしいのだ。
 このご学友は、杜の都仙台からいらっしゃって、日帰りで3時間ばかりで帰ってしまうのだそうで。
 なんかそういうJRのチケットを入手したとかで、「友だち1番の真理ちゃんに会いに!」が目的で来るのだそうで。
 彼女はかつて親の転勤で秋田に住んでいて、秋田北高に通っていた大の秋田好き。
 そんなわけで、短い時間だが、旧交を温めながら、話に花が咲きそうだ。
 それにしてもこの天気。
 代表は無事に行って帰ってこられるのだろうか?
 仕事はかなりの多忙を極めている中、それでも旧友との再会のために時間を作ったのだから、何とか楽しんできてもらいたいものだ。

 (2016.11.29) △このページのトップへ

 

『本望』4806

 物をとことん大事にする人たちである、ボクたちは。
 だけど、これはもうアカンでしょ。



 なんぼ1774年創業のドイツ職人のBIRKENSTOCKさんのものでも。
 首の皮1枚でつながっていた最後の部分もとうとう壊れてしまった。
 そんなわけで、ボクはまた同じブランドのものを新調することになったのだ。
 ジャ〜ン!!



 いい色でしょ! 今年の新作なんですって!
 これは5年は履けるでしょ。
 そんなわけで、ご苦労さんでしたね! お疲れさん!!



 (2016.11.28) △このページのトップへ

 

『どーしても華やぐ季節』4805

 昨日はとっても楽しかった。
 AMは仕事して、午後から1時間たっぷり歩いて街へ出た。
 そしてお気に入りのお店をはしごした。
 ヘアカット職人のBさんでしょ。
 そして千秋ベネチアに店を構えるワインとチーズのお店でしょ。
 いつものことだが、このパターンは実に楽しい。
 気心の知れたお店の、気を使わない人たちとの会話は、本当に心弾むものがあります。
 なんというか、適度な距離感で、会話のセンスがぴったり合うのもいいよね。
 それに加えて「デパ地下」の専門店での買い物もすてきだ。
 昨日はお魚を中心にいろいろ買い込んだ。
 夕暮れに外へ出ると、秋田駅前のイルミネーションが点灯していた。





 これから1カ月、街に出ればこうして、どーしても華やいでしまう。
 家中(いえなか)っ子のボクたち。
 この日は外食はせずに、デパ地下のお魚を抱え、バスに揺られていそいそおうちに帰ったのでした。
 

 (2016.11.28) △このページのトップへ

 

『貫太郎村』4804

 ジャズは好きだが、フュージョンは好まない。
 でも、ハービー・ハンコックは嫌いではなかった。
 ハービー・ハンコックの『カンタループ・アイランド』はかっこいい。
 ニューヨーク、マンハッタン、なんとなく都会のムードのあるジャズ・フュージョンのこのナンバーを今、ボクは練習しているのである。もちろんサックスのレパートリーとしてだ。
 かっけええ〜〜!!!
 ボクがいつもその曲をかけているので、妻もなんとなく覚えてしまって、鼻歌を歌うまでになってしまった。
 今朝、掃除機をかけながら、タタンタンタッタ♪ と陽気にやっているので、ボクが声を掛けた。
「お! カンタループ・アイランドだね!」
「そう、貫太郎村よ!」
 おい、それ、ものすごいギャップじゃありませんか?

 (2016.11.28) △このページのトップへ

 

『どんこ、ごめんよ』4803

 どんこ、という魚知ってますか?
 ボクのこの魚に対するイメージはすごぶる悪かった。
 人相、いや魚だから「魚相」がまず悪い。
 変な顔であるばかりか、必ずと言っていいほど「ゲボ顔」なのだ、こいつら。
 ゲボ顔とはすなわち、嘔吐顔のこと。
 必ず口から何かをおえ〜っと出しているのが「はっきり言っておかしいべ、その顔!」と思わせた。
 それから「どんこ」という名前も「冴えないなあ、いかにも」と思う。
 その顔と名前から受ける印象が、ボクをして「どんこ嫌い」にさせていたのだ。
 きっとこいつ、生臭い魚だぞ、と勝手に思っていた。
 ところが、どんこい!
 ボクは自分がいかにも「すっとこどんこい!」であったことが昨日判明した。
 なんともかんとも、実にうまいのだ。
 今までの人生で食べた魚類の中で、確実に5本の指に入る魚だった。
 キモがキモだった。キモ〜〜〜!!!! と叫びたかった。
 味噌で煮て、豆腐と白菜とネギ。
 この時期、あったまるし、コスパもいいし、もう言うこと無し! だった。
 大好きなタラ鍋、あんこう鍋を確実にしのぐおいしさだった!
 どんこ、ごめんよ!
 ゲボ顔なんて言ってさ。。。

 (2016.11.28) △このページのトップへ

 

『なんでそんなとこに鼻ぶつけてんの?!!』4802

 ボクは忘れっぽい。
 子どもの頃は「忘れ物王」という勲章、いや称号も与えられていたほどだ。
 ボクが、その称号だけに満足して、その後努力を怠っていたら、今の栄光はなかった。
 そう、ボクはある手法を自らに習慣付けることによって、「忘れる」ということの負の部分を克服することができたのだ。
 それは何か?
 メモである。付箋である。ポストイットである!!
 今、そのメモが目の前に置かれている。
 そこにはこう書かれている。暗号のように。。。
 なんでそんなとこに鼻ぶつけんの?!!
 恐らく、妻が何か意外なところに鼻をぶつけたのであろう。
 そのことをメモしておいて、いつかしかるべき時にそのことをブログに書いてやろう! と思っていたに違いない。
 しかし、ボクはその内訳を忘れてしまった。
 メモした内訳を忘れるとは。。。しょうもない。ああ、情けない。
 妻にそれとなく探りを入れてみた。
「何か最近意外なところに鼻ぶつけなかった?」
 しかし、妻はそんなボクを鼻で笑った。
「いいえ、そんなドジしませんわ」
 ボクは照れ笑いしながらこう言った。
「ですよね、まさかね」
 年とともに、ボクは新たな「忘れ物王」の領域に入ったようだ。

 (2016.11.28) △このページのトップへ

 

『なんで知ってるの?!!』4801

 今日も仕事なんだけど、ええ、6時からやってます。
 少し外の空気を吸いたくなったので、マックスバリューまで出掛けました。お手手つないで。
 マックスバリューは土曜日なので、けっこう混んでいた。
 マックスバリューの前の宝くじ売り場も長蛇の列ができていた。
 そうか、そんな時期なんだなあ。
 年末ジャンボ宝くじの季節。
 今は当選金額ばかりが値上がりして、なんと10億だとさ。
 デフレの時代に、宝くじの当選金だけはバブリーだなあ。
 でも、結局、当たる人はその分、目減りしていることだろうね。
 だって、買うほうが何倍も増えたわけじゃないだろうから、当たる人数も当然減っているはずだ。
 昔は間違って1万円当たったことがある人も、今は夢のまた夢なんじゃないのかな?
 ボクが宝くじを買わなくなったのはいつからだろうか?
 年末のジャンボだけは風物詩的に買っていたものだったが、年末に「あ〜〜〜〜!」を繰り返した結果、いつだったかばからしくなってやめたんだった。
 もし3億円当たったら。。。
 そんな夢みたいなことを考えて目をキラキラさせていた自分は、もうとっくの昔に消滅したのだ。
 それからボクは「そんなもん、当たるわけないわい! そんなんみずほ銀行ばっかり儲かってんねん!」
 そんないじけた人間に成り下がってしまったのだった。
 クリスマスのサンタがニセモノだと分かった日。あれからボクは嫌な大人の仲間になったように。。。
 マックスバリューの前のおびただしい数の人たち。
 ああ、10億円当たったらいいなあ!!
 そんな夢見る顔の人は、残念ながら、だけど一人もいなかった。
 マックスバリューの中は、小さい未就学児童の女の子を連れた若いお父さんが、子どもに焼肉の試食をさせていた。
 微笑ましい光景。
 買い物が終わって、出口のところで、その少女がフトこんなことを言った。
「なんでそーなるの?!!」
 それはコント55号のギャグだろう!
 思わず欽ちゃんのあのフリを教えてあげたくなる自分がいて、いささか困った。
 今日はイベリコ豚の焼肉で〜す!

 (2016.11.26) △このページのトップへ



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