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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★元祖エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』1000話(完)はこちら。
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com
さっき得意になって、トトトト中の妻に手でポーズを送った。
それは「歯磨き行ってくる!」のポーズだ。
妻は笑ってボクを送り出した。
ややあって、得意顔で帰ってきたボクは歯をイ〜ッってやって見せた。
しかし、妻はヘッドホンを外してこう言った。
「歯磨き早いよ!」
やり直〜し、の指示だった。ボクは仕方なくまた洗面所へ向かう。
あれで十分だよなあ、ブツブツブツ・・・。
ゲロゲロッペ!
あっ!
朝食べた春雨のひき肉が一片……。
(2017.03.29) △このページのトップへ
A先生の見立てと処方のおかげで、ジワジワメキメキ快方に向かう2人。
こいつとの戦いももはや終盤戦と見た。
案じていた妻の味覚障害も少しずつ改善されてきていて、今朝「久しぶりにちょっと香りがする」と言いながらコーヒーを口元に運んだのがうれしかった。
それは石巻の五右衛門コーヒー(ボクらはそう呼んでいる)から買ってきた『石巻』というブレンドコーヒー。
店の人に「一番人気だ」と言われて買ってきたものだけに、その香りが分からないのはかわいそうだった。
でも、これでようやく一安心。
味覚障害の間も、一番おいしいと言っていたのは「おかゆ」だ。
あれはそもそも味がそんなにするものではない。どちらかというと食感だろう。
「おかゆが一番おいしい」という言葉も、今まではなんだか悲しげに響いていたものだが、今は少し余裕がある。
少しほほえみがこぼれる。
そんないろいろあって、なんとか持ち前の元気を取り戻しつつある2人です。
歌舞伎は今年も秋田にやってくる。葛西さんの名調子のプレセミナーもある。吉右衛門にも会える。
ボクのサックスに刺激を受けたのか、そそくさと、ずっとやりたかった踊り以外の「習い事」の情報も集めている妻である。
来週は早くも見学に行くんだって!
そんな、外に飛び出すための春のファッションを、ワクワクしながらネットで物色したりしている妻。
そうこなくっちゃ!
そんなわけで、いろいろあって、いいことも悪いこともあって、3月もあと3日で終わる。
何と言っても一番の朗報は石巻のおばあちゃんの手術成功と全快だろう。
そしてボクらにとって、1年で一番忙しい繁忙期も終わる。
さあ、早くあとちょっとの風邪を追い出して、元気にドーンッと外に飛び出すぞ!
(2017.03.29) △このページのトップへ
もしかしたら肺炎では? と、深刻に妻が悩みだしだ。
夕方6時半までやっているという、直観的に「良さそう」な病院をHPで自ら探し出して、仕事が終わってからタクシーで向かった。
ボクもついでに受診したが、結論的に言うと、どちらもインフルエンザなどではなく、単なる風邪をこじらせた上に、妻はアレルギー性の鼻炎が悪化し、それがもとで味が分からなくなったということだった。
この先生はJ医大などにも勤務した経験もあり、かつさまざまな専門医資格もある。さらにボクの4年ほど下の高校の後輩ということも分かった。50代になってから、それまでのさまざまな人生経験を礎に初めて開業したというのもいいではないか!
いろんなスポーツ選手の健康管理にも関わり、診察室にはスケートの清水選手と写った写真も飾ってあった。
妻は肺炎を疑っていたものの、レントゲンを撮ってみると全く問題ないことが分かり、一時は入院も視野に入れて心配していただけにホッと胸をなで下ろしたわけだ。
薬をいただいて飲むと、まだ夜中の咳はあるものの、咳の質がボクなどは変わってきた気がする。
ちゃんとタンを出そうとしているのだ。そんなわけで、妻も頓服をお守りのように枕元に置いておくだけでも、楽に寝られる気がすると言っている。
いい医者に出会ったなあ。。。
昨日は亡き父母の祥月命日だった。ボクら守られているなあ、と思う。
(2017.03.28) △このページのトップへ
BLUE GIANTを読みたいが、読めない。
もったいないのだ。
チラ見したところ、この主人公の「大」ちゃんは楽譜が読めないらしい。
それから爆音で吹くので周りが引くらしい。
そういうところをチラッと見た。
それでも世界一のジャズプレーヤーになる! と言っているところも似ている。
違うところは、彼は高校生で若いこと。
ボクみたいにひ弱でなく、ちゃんと肺活量もあることだ。
ボクはどちらかとゆーと、病床六尺の肺病の正岡子規が「ほじゃけん、わしは世界一の野球選手になるけん!」とぜいぜい言いながら息巻いているにすぎないような気がしてくる。
どうしたどうした、今日はまたいつになく弱気やないか!
ガイじゃの〜!言われるぐらい頑張ってみーさいや!(これ、伊予語でっか?)
(2017.03.27) △このページのトップへ
そろそろ2人してグレタガルボになってきた。
いやいや、グレタくなってきた。
だって、なかなか治らないんだもん。
あんまり苦しいんだもん。
寝られないいんだもん。
咳が止まらないんだもん。
妻はこれらに「味がしないんだもん」が加わる。
あ〜あ〜!!!!!!
そんな折、ゆっくり言葉をしゃべる人(ボクらはそーゆー人が好き)の代表格である紺野美佐子さん(朗読をライフワークにしている)が、昨日観た「狂言」のビデオの終わりに映っていた。
彼女はおっとり、ゆっくりした口調でこう言いました。
花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ。
それはマラソンの高橋尚子選手が、恩師から贈られた言葉として座右の銘にしていたということで有名な言葉。
そのもとは、元・三洋電機の副社長「故・後藤清一氏」の言葉らしい。
何だか今、しみじみとそんな気持ちです。
春は本当に遠いなあ。
しっかりと根を張りたいところだが、張っているのは「病気」の根だったりして・・・。
(2017.03.27) △このページのトップへ
さっき、かわいそうな2人のことを書いたが、朝食を食べる時に妻が言う。
「あっ、味噌汁のにおいがする!」
確かにボクは味噌汁を作って、仙台味噌を溶いたばかりだったが、「味」もさることながら「におい」に対する感覚もなくなっていた妻の一言は、久しぶりにキッチンを明るくした。
実際は、食卓に出された強烈な納豆のにおいさえ判別できなかったのだが・・・。
「やっぱり日本人なのね」と、ポツリと言った妻の横顔が不憫である。
しっかり掃除や洗濯をして、マスクして、うがいしてトトトトに向かう妻も不憫である。
かく言うボクも不憫である。
(2017.03.26) △このページのトップへ
夫婦でBにかかっている。
明らかにこの症状はBである。
おのれ、憎っくきB!
かつての日本がそうだった。
あの空を飛び焼夷弾と爆弾を落とす恐ろしい「B29」のことだ。
こっちはこっちで、こいつに人体をやられている。
インフルエンザの「B」の襲撃にやられているのである。
つらい。ああ、つらい。ああ、つらいつらい。
微熱が続き、せきが出て、のどが張り裂けるほど痛い。
ああ、つらいつらいつらい。
しかも、妻の人生のタノシミとヨロコビの全てである食べ物と飲み物の「味」を奪ったのもこいつだ。「B」!!!
ああ、悲し。何か悪いことしましたか? ワシラ。
妻は発症からかれこれ1週間。ボクは遅れること3日。症状は全く同じ。
そろそろ何とかしてほしい。おいB! このB!! 何とか言ったらどうだB!!!
とにかく、夜中にせきが出て一睡もできないのは何とかしてほしい。
ぜいぜい、げほげほ、ぐっぐっ、ぐほぐほ、かんかん、ごへごへ・・・・。
これではまるで野戦病院ではないか!!!
まるで、正岡子規の『病床六尺』みたい。
ボクら2人枕を並べているわけだから合わせて『病床十二尺』。
いや、妻の身長を考えれば『病床十一尺』かな。
ああ、それにしても・・・。
(2017.03.26) △このページのトップへ
「私はなんのために生き、今まで頑張ってきたのか?」
妻は今、そんな人生の大命題に突き当たっている。
味が、何も、しないと言うのだ。
イソジンの味さえもしないという。
もはや、昨日食べたおいしい粕鍋の味などは学生時代の「闇鍋」と同じだという。(そんなの食べたことあんのかい?)
今回の風邪(インフル?)はかなり重症で長引く傾向にある。
ボクなども、妻の5日前の症状が出てきている。
ボクも一気に味覚障害まで突き進みそうで怖い。
ああ、それにしても、昨日はサイアクな一日だった。
朝5時から仕事をし(また言ってらあ)、大雪吹の中、重いサックスケースを携えてバスに乗り、レッスンに臨んだにもかかわらず、あまりの出来の悪さに、先生(音大を出たての若い女性)に、「あ〜あ、もっと簡単な曲にすれば良かったかなあ?」と、さげすむように、諦めたように(いじけてるボクにはそう感じた)言われてしまったのだ。
それでボクは落ち込んで自信喪失になってしまった。
でも、持ち前のリベンジ精神で「畜生! あんな小娘に何が分かる!」と思って、「こんちくしょ!」と別れ、重いケースを持って寒い中、「よっこらしょ!、よっこらしょ!」と息を切らしながら中通のY店まで出向き、「枯葉」の音源をゲットしようとしたら、受付でこう言われた。
「USBお持ちですか?」
どうやら音源はあっても、USBは自分で持ってくるシステムらしい。
ボクはリュックサックを探したが、そんなもん初めからあるはずなかった。
「USB置いてませんか?」
「あいにくこちらには置いてません。またUSB持ってからいらしてください」だって。若い女性はニヤニヤしながら(いじけてるボクにはそう思えた)そう言った。
ちょっと、ちょっと、ボクはどれだけの苦労をして、失意の中、こんな遠い所まで来たんだよ!! どっか事務所に一つぐらいあるべよ!
今どきの若い女は「親切ねえな!!!」と思った。いや、Y関係者が親切ないのかな? それとも単にボクがいじけているのかな?
そんなわけで、サイアクな1日、ボクは帰ってから、冷え切った体で、風邪をおして、初めて家の中でサックスの練習をした。近所迷惑になると思って今まで避けていたのだ。
悔しかった。こんちきしょう! の気持ちを枯葉に込めて吹いた。
ボク以上の風邪のダメージを負いながらも仕事を頑張っている妻が、寝室の障子をそっと開けてこう言った。
「すごい、すごい、上手になったじゃん! そんな小娘、見返してやんな!」
ありがたくて、枯葉が涙ににじんだ。
・・・そうそう、もう一ついいことがあったんだ。
これが届いたよ! 捨てる神あればなんとやら・・・。
(2017.03.25) △このページのトップへ
汽車を待つ君の横で〜♪
今朝は雪が積もっていた。
この時期別に珍しいことではないが、何だか「そろそろさあ」と言いたくもなる。
書きたくないが、今朝も風邪ひきさん2名、5時起き。
ボクは風邪薬のせいか、何だかおなかの調子が良くない。
そういえば、今日はおばあちゃんが退院後初めての検査だった。
好きなもん、い〜っぱい食べれるようになればいいが・・・。
今日もサックスです。
帰りに、粕鍋用の豚バラを「デパ地下」で買ってくる。
行ってきます!
(2017.03.24) △このページのトップへ
ついに実現したぞ。
アノ! 黄金の! 自家製の! 炎の! 激ウマの!
ボクの担々麺を妻に食べてもらった。
まだ絶好調というわけにはいかず、味も6割方しかしなかっただろうけど、それでも「花丸!!!」という結果に。
ボク自身は今回のほうが前回の「ロンリー版」よりもかなり激ウマ、激辛だった。
次は、全快祝いにおばあちゃんに食べてもらうのだ!
ビビンバ大好き、辛いの大好きのおばあのこと。
泣くこと請け合いさ!
(2017.03.23) △このページのトップへ
何かに燃えていると、何かが萌えてくる。
熱い男にはいろんなことがキザス、兆す、萌すのだ。
つまり、どこからとなくいい情報が与えられるのだ。
そのことを示すように、昨日はベネチアのジョイさんからあるコミックの情報がもたらされた。
メールにはこんなふうに書いてあった。
ジャズのテナーサックス奏者になっていく若者の話なのですが、実にいいです。伊藤さんみたいです。
妻は店の2階で、いちいち話に出てくる曲をユーチューブで聞きながら泣きながら読んでます。
さっそくAMAZONでまずは3巻まで購入。(全11巻?)
紹介文にこう書いてある。
ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。
雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。
「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」
努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。
無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
お〜!!! 本当にボクみたいだ。年齢と楽器(アルトとテナー)が違うだけだ!!
早く読みたい! 泣きたい!!
ちなみにクラスコンサートまで1カ月となったが、ボクはイメージだけはふくらんでいるものの、まったく指が追い付かない。
(2017.03.23) △このページのトップへ
さっき妻は「いただきます」と言ってからコーヒーを飲もうとして、自分がマスクをしていることに気が付き「あら、いけない」とうろたえていた。
昨日はマッツ先生のところでビタミン注射を打ってもらったのでだいぶ良くなっているようだ。
のどの痛みと咳が抜ければ全開だ。
むしろ昨日お会いしたご高齢のマッツ先生のほうが疲れ気味のご様子だった。少し心配。
いつも「何時起き」と書くクセがボクにはあるのだが、これは「いかにも仕事してます調」のいやらしさがにじみ出るフレーズだと思い始めた。なので、書かないけど、ちなみに今日は5時半起きだ。(←書いてやんの)
震災の頃、被災地の人たちは水がなくて何日もお風呂に入れなかった。
おねえちゃんが言っていた「最初はかゆかったけど、人間不思議なもので、1週間も入らないと慣れてくるものよ」という言葉を思い出す。
朝、蒸しタオルで髪をゴシゴシ拭いている妻は、こんなことを言うと怒られるけど「独り震災」チックな感じが出ている。
でも、もうそろそろだろう。
(2017.03.23) △このページのトップへ
そりゃあ、先生だもの、上手いに決まっているのだが、ボクのサックスの先生は本当に上手い!
『枯葉』の見本を録画させてもらって聴いているのだが、あまりにも上手くてボクにはできそうもない。
本当に上手な先生だ。
夕べは風邪で具合悪くなって寝られなくなったので、同じく苦しそうにごほごほやってる妻の横で、ずっと布団に入りながら数千回聴いていた。
上手い! なんて上手いんだ!!
そう思って何千回も聴いていたのだが、しかし、いつしか寝てしまって、そのフレーズが何が何だか分からないまま、頭がボ〜〜〜ッとしたまま朝を迎えてしまった。
(2017.03.22) △このページのトップへ
当然といえば当然だが、風邪はボクにもうつっている。
鼻水つるつる、頭はがんがん、喉の奥が痛く、咳もこんこん。
微熱を除けばほとんど妻とおんなじ症状になっている。
風邪に限らず、何かにつけ、妻の真似をするボクなので、いつもこうなることは分かっていた。
仲が良過ぎるのも困ったものだが、仕方がない。
夫婦どちらかが風邪をひき、もう片方がひかない夫婦というものがあるとしたら、それは合い方が極めて頑強か、仲が悪いかどちらかだろう。ボクらはその両方でないので、こうなった。
今朝はのっぴきならない仕事が残っていて朝6時にお互い起きたが、昼ごろにはマッツ先生に行って診てもらうことになっている。
とにかく早く治さなくっちゃ!
(2017.03.22) △このページのトップへ
咳の良いところは「営業撃退」の切り札になるということだ。
ここには結構「○の会」とか「×の商人」などといった宗教系の営業(?)が来る。
また、今日などは「なんとか共済」の保険の営業おばばのような人も来る。
この営業おばばは、おばば特有のしつっこさを持っていて、ズーズーしく居座るタイプだ。
そんなとき、咳は有用だ。
「ごほんごほん、げほげほげほ・・・」
妻のその行為が、強力なおばばを撃退したと聞いてボクはうれしかった。
ただ、宗教系の営業の方たちはそんなことでひるむだろうか?
むしろ彼らにスキを与えてしまうのではあるまいか?
聖書を渡されて「神を信じなさい」とか言われたらどうしよう。
また、「富山の薬売り」が相手の場合はそれこそ彼らの思うつぼ。
「咳止め、とんぷく、ケロリン、まとめて全部置いときます!」とゆーことになる。
(2017.03.21) △このページのトップへ
今日まで仕事が忙しいということで、明日主治医のマッツ先生のところへ行く。
そこで妻はビタミン注射と薬の処方をしてもらうらしい。
妻自身の診断では「これはB型インフルエンザ」か「ただの風邪」かどっちかだと言う。
ほとんどが「B型」の症状に似ているのだが、ただ一つ「食欲があること」だけが違うのだと。
おいおい、それって「ただの風邪」でもおんなじじゃないの?
まあ、食欲があって良かった。大事には至るまい。
しかし、「B型インフル」か「ただの風邪」かにかかわらず、ボクらの生活習慣上、確実にボクにも風邪はうつっているはず。
しかもボクは血液型までB型だ。どうしよう!
そんなわけで、明日はボクもマッツ先生に薬の処方をお願いしよう。
「妻とおんなじのください!」と言ってみよう。
まだ症状も出てないうちから予備の風邪薬もらおうとしているおバカなボクを、妻は冷ややかな目で見ている。
(2017.03.21) △このページのトップへ
夕べは早く寝たと↓前のブログに書いた。
寝る前に録画しておいた30分番組『日本の話芸』を観た。
さっき朝ごはんを食べながら妻が言う。
「昨日の落語はあんま面白くなかったわね」
それから延々と食事中ず〜〜〜っと落語の講釈が続く。
くぎ抜きでケツをつねる話の落語。
随分熱心に話す。ボクはもうほとんど覚えていない。
ジブタジブエモンって誰?
この人、本当に風邪ひきさんなのか?
と思ってしまった。
(2017.03.21) △このページのトップへ
「あ〜〜〜、寝た、寝た!!」
と、思いっきり天井に届くぐらい手を上げて背伸びしながら起きてみたかった。
そーしたらドンナニカキモコ良かろうと思っていた。
そのためには夕方の6時台には眠くならなければならない。
そのためには寝てしまう何らかの理由がなければならない。
昨日はそーゆー絶好の機会に恵まれた。
そうだ。妻が風邪をひいていたからだ。
幸いボクも眠かったので、釣られて夕方6時台に一緒に寝た。
ビンチョーマグロという身の白っぽいマグロがいるが、ボクの場合は『便乗まくら』というべきだった。
妻の風邪は頭痛から咳、そして今朝になって扁桃腺の痛みという具合に、良くなっている(たぶん)。
そんな中でも毎日、納期の迫った仕事を「ええい!」「ええい!」とこなしている姿は、まるで「やまんば」のよう。
プロの職人とはかくあるべし、そんな感じで、「死んでも納期は守ります調」の凄味がある。
そんな中、軟弱きわまりないわが家のビンチョーマグロ、いや「便乗ねずみ」は、今日も今日とてサックスの練習である。
あと1カ月しかないのである。メジャーデビューまで。
今日は10時間寝たこともあって息切れもせずに吹けそうだ。メロディーになるかは知らんけど。。。
(2017.03.21) △このページのトップへ
ボクらにはクルマがない。
これってヨーロッパ感覚なんですってね。
クルマを持たないことが逆におしゃれなんだって。
エコ志向にクルマは逆行する。
健康志向にはクルマではなく、自分の足腰を鍛えるために歩くという選択が正しいのだ。
先日お会いした「ビオディナミ」という自然派ぶどう栽培を行うロッシュさんの考え方にも、どことなくそんなテイストを感じる。
今、世の中は一回転して、素朴な昔に戻ってきているような気がする。
もちろんヨーロッバはその先駆だが、僭越ながらボクらもその後を追っている。(と思いたい)
(2017.03.20) △このページのトップへ
妻がひどい風邪をひいてしまった。
いろいろ疲れていたところへ、お彼岸のお墓参りでババメ方面に行き、そこで寒い寒い風に当たったのが原因だろう。
やっぱりババメの風はハンパなく猛烈なシベリアチックな風だった。
ババメのマリオブラザーズさんたちやスズちゃんやケーコさんに会った。
家の屋根はマリオさんたちが雪下ろしをしてくれて大丈夫だった。
「屋根飛ばないように釘でトタンを打ち付けておいてやる!」と、ヒジョーに頼もしいお言葉を頂いた。
そーゆー方たちと別れ、D屋さんでタンメンと担々麺をいただいた。さすが! 師匠は違う! だった。でもボクのココナッツミルク味もかなり肉薄しているとも思った、な〜んちゃって。
S窯さんのSさんたちとも楽しいおしゃべり。みんな元気そうで良かった。
各方面の子どもが家を建てたり、結婚したりなので、新築祝いや結婚祝いの瀬戸物を購入。
それから。ベネチアのジョイ&ジーナさんちへ行き、この間のお礼を述べた。
妻が行けなくて悔しがっていたが、ジーナさんはいろんな写真を「ほ〜れ、ほれほれ」とばかりに見せてくれた。
それにしても、みんなお疲れさんでした。
日中の陽気に油断して、薄着になると朝夕の寒さで風邪をひきやすくなっている。
妻は寝てればいいものを、仕事の納期が近いので無理して起きてトトトトやっている。
何とかあさってまでに仕上げなければと頑張っているのだ。
ボクはボクで、おかゆをおつくりして、サポートというか、ヘルパー業務である。
皆さん、冬の間の疲れが出てくる季節なので、どうーか体をご自愛ください。
(2017.03.20) △このページのトップへ
昨日もサイコーだったが、一つだけ足りないものがあった。
それは「妻」だ。
しかし、今日帰ってくる。やったぜベイビ〜!(古!)
夕方、ボクはこまちを迎えに、いや、こまちに乗ってくる妻を迎えに行くのだ!
積りに積もった話をのどが痛くなるほどしよう!
おっと、その前に、今日はサックスの練習日だった。
これから軽くおまんま食って出掛けなきゃ。
昨日、ジョイさんに「イトウさん、ちゃんとサックスやってる?」とハッパ掛けられたんだった。
そんなわけで、行ってきま〜す!
(2017.03.17) △このページのトップへ
昨日は人生でサイコーの1日になった。
ベネチアのジョイ&ジーナさんのところで、フランスのローヌ地方で「ビオディナミ」という自然派栽培を行う(長い)ロッシュさんに会え、かついろんなお話ができたからだ。
ボクが聞いたのはこういうことだ。「ワインを飲むときはどんな音楽を聴いていますか? 例えばそちらの国のシャンソンで『枯葉』などはどうですか? ちなみにボクはその曲をサックスでやってます。JAZZなんかサイコーですよね」
何も知らないと思ってさりげなくサックス自慢をしている自分がいた。
しかし、ロッシュさんは動じもせずにこう言った。
「ソウルに限ります!」
なるほど、ボクが甘かった。彼の農法は宇宙の動きに対応している。自然とハーモニーしている。
それならばやはり「ソウル」だろう! 魂の歌だろう! そんなふうに納得している自分がいた。
それからこんなことも聞いた。
「ワインを飲むときはソウルを聞くのは分かりました。じゃあ、例えばぶどうを摘んでるときなどはどんな音楽を聴いてますか?」
あくまでもテーマを音楽に持っていきたい自分がいた。彼は笑ってこう言った。「それどころじゃない。労働中は何も聞かない。あえて聴くとすればそれは『畑の声』だ。葡萄たちのささやきだ」かっけ〜!! どんどん彼に惚れ込んでいく自分がいた。ロッシュ大好き!
不作の年はどうするのか? の質問には、「気候適性の違うぶどうを2種類育てておく。つまり保険ね!」と言った。
ボクは江戸時代会津地方で農業指導に当たった「佐瀬与次衛門と林衛門」の兄弟を思い出した。彼らも米作で同じことをしていた。
農業における時と場所を超えた日仏の思想融合だった。ボク胸の高鳴りを覚えた。
が、この高鳴りはきっと20種類に及ぶ素晴らしいワインを試飲させていただいたことが大きかっただろう。正直気持ちよくボクは酔っ払ってもいた。
そんなわけで人生でサイコーな1日、サイコーなワインを提供してくれたジョイさんとジーナさんに感謝を込めて!
そして、運悪く来られなかった愛妻に申し訳なさ(ごんめんね〜の気持ち)を込めて!
最後に、初めての東北、秋田の寒さに震えていた親愛なるワイン職人ロッシュ、ありがとう!
これからもいいワインをつくってくださいね! 頑張って仕事してこれからも買いますから!
ちなみにこの写真をおばあに見せたら、「あれま、や、のほうがフランス人みたいだね」と褒められた。
あら、そ〜お???
(2017.03.17) △このページのトップへ
ごみ屋敷で良かった。
あ、家の中がごみだらけってことではありませんよ。
妻がいない間、ごみ屋敷になったわけではありません。
ちゃんとトイレ掃除もやってます。
そうじゃなくって、わが家は「ごみ収集場所の近くに屋敷がある」ので、それをつづめて「ごみ屋敷」と言っているわけ。
本来ならばこの「ごみ屋敷」の環境はあまり歓迎されないはずです。
なぜなら「臭い」「汚い」「うるさい」のKKUなわけですから。(KKUって何?)
ところが、たま〜にいいこともあるんですね。
今朝がそうでした。
何かとゆーと、今朝は珍しくゴミ収集車が早く来たんですね。
でも、大丈夫!
ボクは余裕でそれを確認して、袋詰めをし、持って行きました。
でも十分間に合いました。
ああ、ごみ屋敷で良かった。
(2017.03.16) △このページのトップへ
今日はステキな一日になりそうだ。
それはベネチアのジョイさんとジーナさんから呼ばれてワインの試飲に行くからだ。
なんと、ジッサイにフランスでワインをつくっているワイナリーの方が今日は来ていて、その方ともお会いできるらしい。
この二言だけは暗記した。「ボンジュール!」(こんにちは!)「ジュマペル オッペケペ イト」(私はオッペケペ伊藤です)。
それからこういう質問もしてみたい。「ボクは今、サックスで『枯葉』(フランス語ではLes FEUILLES MORTES)を吹いているのだが(この辺に少し誇張がある)この曲に合うワインなんぞはありますでしょうか?」
フランス語で聞きたいところだがゼッタイ無理なので、ジョイさんにお任せしよう。
さて、このイベント、もちろん本当は妻も大喜びで行くはずだったのだが、いろいろあって今は石巻。。。
彼女、ヒジョーに残念がっていて、「我が人生、一生の不覚」とまで言って畳をかきむしっているらしい。
ごめんね〜! そんなわけでボクは一人で、妻の分も試飲しつつ「日仏交流」を図ってくることにしよう。
そうそう、お土産にはあのM堂の「よもぎ大福」を忘れんようにせんとな。
フランス人のお口に合うかは分からんが。。。
ああ、いい天気で、いい気分で、いい一日だ〜!!
(2017.03.16) △このページのトップへ
妻がいないと大変だ。
おにぎりが握れないのだ!
さっき、いきなり釜の中に手を入れたら「あぢぢぢぢぢ!」になってしまった。
それから、たらこがこんなふうにはみ出してしまった。あららららっ!
やっぱり妻はおにぎりの天才だ。
それから、もう一つ。妻の偉大さは「ひじきの煮物」にもあった。
出掛ける前作っておいてくれた「ひじきの煮物」が一等賞なのだ。
とっくの昔になくなったので、その写真はございませんけれども。
今回食べているさまざまなボクの料理なんか全然目じゃないのだ。
そんなわけで、そろそろ帰ってきてほしい今日この頃のボクです。
このピンクの容器は、本邦初登場の画期的なご飯の冷凍保存用です。
こーゆー点は抜かりないのです。
(2017.03.16) △このページのトップへ
妻がいなくなってかれこれ今日で3日目になる。
ふすま張りははかどっているだろうか?
ちゃんとワインは飲んでいるだろうか?
お風呂に入って髪洗っているだろうか?
シュミテクトで歯を磨いているだろか?
そろそろボクに会いたくなってないか?
パンツやシャツの予備はあるだろうか?
そんな、ドリフの長さんの気持ちです。
(2017.03.15) △このページのトップへ
ボクは真冬に『サマータイム』を吹き、もう春なのに『枯葉』を奏でる。
サックスの練習曲の話。
さて、コンサートまであと1カ月ちょい。
それなのに、実はさっぱり練習がはかどっていない。
歌うわけでもないのに、どういうわけか歌詞ばっかり浮かんできて困っている。
そんな暇あるんだったら「吹け!」「吹け!」「吹け!」と言われそうだが、それもまたそーもいかない。
ご近所迷惑になるからだ。うまきゃまだしも、ボクのはまだただの騒音だからね。
ここがババメだったらなあ。。。そこだけは良かったなあ。。。
ボクのサックスの音よりもチェーンソーやら草刈り機のほうが爆音だったし。
田んぼにでも出れば、カエルとカラスの声にかき消されただろうし。
そもそも人の耳の数が少ないばかりか、聴覚に支障のあるお年寄りばっかだったから。
とにかく誰にも文句を言われることはなかったのになあ。
などと、練習不足の言い訳をしてもしょうがない。
『夢芝居』の歌詞にもあるではないか。♪稽古不足を幕は待たない、恋はいつでも初舞台〜♪と。
そうだ。これはボクの初舞台なのだ。
そんなわけで、そろそろ「口から血のにじむ特訓」を始めなければ!
まずはガブッと林檎でもかじって。。。
(2017.03.15) △このページのトップへ
世界を魅了した楽器のすべて。
最も後で生まれ、最も速く世界に広まった人気楽器の魅力の秘密とは?
伝説のミュージシャンのインタビューも交えながら、その歴史と薀蓄に深く分け入る。
ジャズ・クラシック・ブラスバンド・R&B……あらゆるジャンルを超えて愛され続けるサックスのすべてが詰め込まれた決定版。
音楽ファン必読の快著。
帯にそんなふうに書いてある。『サキソフォン物語』〜悪魔の角笛からジャズの花形へ。マイケル・シーゲル著、諸岡敏行訳。
ようやく今日は読めそうな気配。。。るんるん。
(2017.03.15) △このページのトップへ
店やります。担々麺屋。どなたか出資してください。
そのくらい美味かった。
手前味噌を承知で言えば、「今までの人生で一番うまかった!」。なんだこれ!
この制作において大切なのは、実に豊富な調味料チームのバライエティーである。
ダーッと書く。
南国のココナッツミルク、島のラー油、練りごまペースト、白ごま、ゴマ油、岩塩、粗挽きコショウ、豆板醤、ナンプラー(タイの魚醤)、オイスターソース、ウィスパー(中華スープの素)、あと、酒、しょうゆ、牛乳などなど。。。
ボクはデパ地下党で良かった。なぜなら「ココナッツミルクの缶詰」などそうそう容易く売っているものではない。ナンプラーもしかり。ただし、ナンプラーに関してはラベルに原材料「イワシ」と書いてあってこれはタイの魚醤の類いであろう。よって八森のお友だちに頂いた「ハタハタの魚醤」で十分代替できることが分かった。八森産のほうが高級でもある。
ちなみに今回はひき肉からではなく「担々肉みそ」を使った。
しかし、今度はひき肉から始めてみよう。ダンゼンもっともっと美味しくなるはずだ。
それにしてもこの担々麺。ちょっと半端じゃなく美味しかった。
写真でザ〜ッと見てください。妻もきっと「しずるズルズル」のことだろう。
こらこら、そこのあなた! よだれ垂れてるよ、よだれ!
南国チームはこうやってファンヒーター前に集合してウオーミングアップ中。
さあ、いただこう。まずはいただこう。
あっ!! 何これ?!!
この味のさわやかさは明らかにココナッツミルクから来るものであろう。
辛さはラー油や豆板醤だが、それがまたマイルドカラカラで美味いのよ。
それから麺も「玉子麺」で格別なのよ。なんというか、もうサイコーね!
スープの一滴まですすってまだ飲みたいお味。また食べたい、何度でも。
この担々麺一杯にかかったコストは、しかし尋常ではなはずなんだよね。
これだけの調味料のコストはただごとではないはずだ。1杯2000円。
しかしこれらはまだまだ使えるのだ。10杯作れば1杯200円になる。
それが商売ってものだ。1杯のコストをうんぬん言ってはいけないのだ。
妻がまず真っ先にその客になる。いずれおばあにも食べさせてあげよう。
(2017.03.15) △このページのトップへ
昨日の力作『ひとりぼっちのロンリーオムレツ』について書く。
まず初めに、この料理のメリットから書く。
それは何といっても「ひとりぼっち感」を紛らすことである。
普段、人の3倍はようしゃべるボクは、妻がいないだけで、しゃべる相手を失って、ヒジョーに寂しくなる。
何が寂しいかって、つまり「口」が寂しいのである。
話し相手はまな板である。
「どうだい? 最近仕事の調子は?」
「トントントン・・・」
「そうかい、そうかい。トントン拍子かい?」
ボクの独り言には、かれこれ十年選手の「まな板ちゃん」がトトトトタンタン応えてくれる。
それにしても、まな板のカビが目立つようになったなあ。
そろそろ買い替えないとなあ。『美の壺』でやってた「イチョウのまな板」欲しいなあ。。。
この料理のデメリットも書かねば。
それは「費用対効果」がきわめて悪い点である。つまり経費倒れなのである。
たった1食分のためにこんなにたくさん食材や調味料を用意しなきゃならない。
例えば、40グラムあればいい「鳥むね肉」が400グラムもある。
残り360グラムどーすんのよ?!
これはどう考えても「男の料理」特有の経済性を無視したものだ。
無視したものだが、かなり美味しいものでもある。
この料理のポイントはズバリ「玉子」!
どうやったら洋食屋さんみたいにふわっと焼けるか?
それをふんわり丸めて具材の上に載せ、真ん中をナイフで切って広げる。
その時に半熟感のある状態でフワ〜〜〜ッと花開く玉子。
その辺りが最大の関所だった。
しかし、普段ボクは密かに「天津飯」づくりを繰り返す中で、この卵のマジックを習得していたのである。
どう? まずまず上手くいったでしょ?
ただ、野菜やご飯を炒めたフライパンをそのまま使ってしまったので、若干焦げが付いたけど。まあ、そこはご愛嬌ってことで。
味ですか? それ聞くんですか?
1人で食って、ほんとーにすいませんでした。
妻、ごめん!!!
(2017.03.14) △このページのトップへ
妻のいない初日を乗り切ったボクである。
前回の轍を踏まないように、今回はしっかりスケジュール管理しているのいい。
夕べはお酒もほどほどに、作ったことのなかったメニューの料理に挑戦し、観たかったが妻が怖がるから見れなかった映画を観た。
その間、スイートもチョコレートケーキを半分弱だったので、今朝は体重がガタ減りしていた。
そう言うと、普段妻といるといかに食いまくっているかが分かる。
そんなエピソードだが、多分妻に言わせれば「体重が減ったのは私がいない寂しさのせいよ」ということになるだろう。
ちなみに観たかった映画とは、1982年にアカデミー主演女優賞を取ったアラン・J・パクラ監督の作品である。ナチスのホロコーストでの経験を題材にしているので妻は観たがらなかったのだった。
が、しかし、ジッサイのとこ、これはかなり面白い映画だった。
メリルの演技はもう言うに及ばず、相棒の分裂症の男(ネイサン)がいい。ネイサンには医者のニイサン(兄さん)がいたが、それはどうでもよろし。ネイサンの役回りは『天井桟敷の人々』のフレデリックを彷彿とさせる。あるいは『眺めのいい部屋』のセシルとか。
とにかくいい映画だった。
ただこの作品、確かDVDは販売されておらずボクらはVHSのを購入し、自分でDVDに重ね撮りしていたものだったので、途中で画像がモザイク状に乱れまくって155分の40分のところで事絶えてしまった。
仕方なくビデオデッキを持ってきて再び録画しながらゼロから観始めたので、終わった時間は9時半の予定が11時半だった。
そんなわけで、この映画はぜひ妻が帰ってきたらまた観たいと思っている。
(2017.03.14) △このページのトップへ
お薬を飲むときに「甘いショコラちょうだい」と言っていたMちゃん、かわいかったね。
ゴミ箱の中に入ってバネ人形のように飛び跳ねていたHくんも。
そんな2人の「甘いショコラ」がもうすぐ離れてしまうジイジとバアバの思いはいかほどだろうか。
ゴジラ松井がアメリカの大リーグに行った時、「孫はやさしい」・・・ま(豆)、ご(ごま)、わ(わかめ)、や(野菜)、さ(魚)、し(しいたけ)、い(イモ)を食えと、向こうでの食生活をアドバイスした人がいたと聞いたことがあるが、「孫」というのは「やさしい」どころか「甘いショコラ」の最たるものだろう。かく言うボクにも血のつながった孫はいるのだが、会ったらきっと大変なことになるだろうからあえて会わないようにしている。
そんなわけで「いろんなショコラ」で今朝思い出したのが、ビートルズだ。
ビートルズがほかのグループと決定的に違うのは「いろんなショコラ」がそろってることだ。
甘いショコラ。
危ないショコラ。(銃弾に死す)
切ないショコラ。(がんに死す)
楽しいショコラ。
どれが誰だか分かりますよね。
(2017.03.14) △このページのトップへ
これから妻を駅まで送ってきます。
そうです。今日は石巻のおばあの退院日なのです。
女3人姉妹の団結とゆーかチームワークとゆーか、
世界中捜しても、こんなシアワセな85歳はいないね。
そしてこんな頑強な肉体のお年寄りも。。。
とにかく姉たち、いろいろ看病お疲れさんでした。
それからまあちゃん、気を付けて行ってらっしゃい。
そして、最後におばあ、ご退院おめでとう!!!
(2017.03.13) △このページのトップへ
耳がかゆいと思って右耳をかいたら、鬼瓦のような巨大なものが何枚も何枚も出てきた。
そういう夢を見たんだが、そのことを妻に言うと、案の定「悲しいほどバカバカしいね」と一笑に付された。
夢のことであなたに言われたくない!
その妻は今、あっちの部屋で明日の旅の支度をしている。
ボクもこの仕事が終わったので、そろそろビールでも買いに行こうかな。。。天気もいいしね!
(2017.03.12) △このページのトップへ
今日は何とか3時までに仕事を終えたくて早起きしている。
それは妻が明日石巻に行ってしまうから、その前にいろいろやり残したことをしたいからである。
やり残したことといっても、いつものように買い物をしたり、風呂に入ったり、夕飯を食べたり、ワインを飲んだり、なんだりかんだりなのだが、教わることもあるのだ。
トイレの掃除のノウハウ、靴下と下着の保管場所と履く順番、洗濯のノウハウなどなど。
ちなみに、妻が石巻に行く理由は、明日無事退院することになったおばあちゃんの予後の世話と、いない間にアッシュ(老犬)が汚したふすまの張り替えと掃除のためである。アッシュは老犬なのでオシッコをそこら中にするのだ。困った犬だ、まったく!
そんなわけで、ボクはしばらくの間、一人で暮らすことになるのだが、その間、アッシュのようになりそうで心配だ。
そのために今日は3時までに仕事を終わらせ、ドッグトレーナーの指導を仰ぐことになっているのだ。アレ!??
犬か? オレ。。。
(2017.03.12) △このページのトップへ
枯葉よ〜♪
が、まだまだ続いている。
そう、サックスのアドリブではなく、歌詞のアドリブが。。。
今朝はこんなフレーズが出た。
眉毛よ〜♪
鼻毛よ〜♪
胸毛よ〜♪
以下、部位を下げながら延々と続くが割愛。
そんな歌を流しで歌っていたら妻が後ろからこうだって。
この人〜♪
バカだよ〜♪
オバカよ〜♪
間抜けよ〜♪
(2017.03.11) △このページのトップへ
「フレンチ入れるね!」とボク。ロイヤルフレンチブレンドのコーヒーのこと。
「何ンチでもいいよ!」と妻。
「じゃあ、○ンチは?」と下品なことをいうボク。
「そんなハレンチなこと言わないの!」と妻。
(2017.03.11) △このページのトップへ
ボクも妻も半裸で雪かきをしている。
ズボンははいているが上は何も着ていない。
ボクはまあ分からんでもないが、妻が半裸ではまずいだろう、と思い、少し焦った。
妻は陽気な顔で、しばらくスコップで家の前の雪をかいていたが、やがて、その格好で隣家に出向こうとしている。
おいおい、それはまずいだろう。その格好では格好がつかないだろう。
そんなものをブラブラさせてはいけない!
そう思ってよくよく見ると、妻の胸は随分とペチャっとしている。
それを見てやや焦りが消える自分であった。
そんな夢を見た。
(2017.03.11) △このページのトップへ
今日で6年である。
この6年の間に、考えてみれば身近で亡くなったのは父(トシゾーさん)と義兄(えんちゃん)である。
この6年の間に、考えてみれば身近で結婚したのは数えきれない。たくさんいる。ざっと10人はいる。
この6年の間に、考えてみれば身近で生まれた子どももいっぱいいる。オジイオバアになった人もボクも含めていっぱいいる。
M家などは子ども4人のうち3人が結婚し、孫の数は総勢5人。6人家族だったのが、今や6+3+5=14人と大増殖した。
少子化にい逆行した現象。I家はとゆーと義兄は減ったが2人の子どもが結婚、孫の数は3人。4−1+2+3=8人と倍増。
そんなわけで、震災から6年、みんなヒューマンビーイングとしてたくましく復興している。
寺田寅彦博士の申した「天災は忘れた頃に来る」の警句。
とすれば、今年も震災を忘れなかったボクたちに、天災はやってこないだろう。そう思いたい。
お亡くなりになった方たちのご冥福を祈るとともに、彼らの分も「産めや殖やせの復興」に頑張る人たちへエールを贈ります。
(2017.03.11) △このページのトップへ
「年を取ると早起きになる」というが、ボクラの場合は半分当たってて、半分は違う。
お互い「年を取った」という点ではそのとおり。
しかし、だから早起きになったのではない。
本当はゆっくり寝てたいんだけど、お金を稼ぐための早起きなのである。
もし、お金を稼がなくてもよくなったらこんなに早く起きるはずがない。
もしそーなったとしたら、間違いなく1行目の1文の兆候の表れだろう。
しかし、ボクらがお金を稼がなくても暮らしていける可能性は限りなくゼロに近い。
なぜなら退職金や弔慰金や共済や個人年金などがないからだ。
個人事業主には生涯安住の場所はないのだ。国民年金のお金など当てにならないもん。
なので、やっぱりずっとこうしてトトトトとやって、生きていかざるを得ないのだ。
たんまり年金をもらって「年を取ると早起きになる余裕の人」ではなく、「年を取っても早起きにならざるを得ないピンチの人」がボクたちだ。
せめてこのトトトトの単価がもう少しアップしてくれたらなあ。。。
そんな愚痴が出るのは、きっと外が寒く暗いからかしら。
寒波がまた戻ってきたせいかしら。
それともチト疲れてきたかな。
(2017.03.10) △このページのトップへ
ボクはたばこをやめて5年半になるが、上がったものが2つある。
増えたというべきか。
体重はもちろん増えた。食事がおいしいから仕方がない。
でもまあ、たばこで体重を減らし、お金を減らしているよりは、はるかに健康的で経済的だろう。
もう一つ増えたもの「声の出る音域」である。
ハイトーンボイスになったのである。
今までオリジナルキーは「C」だったのだが、「D」はおろか、最近は「E♭」でも歌えるようになった。
ギターでカポを付けないで「C」で歌ってた曲が、今では3フレットにカポを付けても歌える。
つまり3度も高音域が出るようになったのだ!
ここで注目なのは「E♭」が出るようになったという事実である。
E♭(イーフラ)といえば「アルトサックス」の音域ではないか!
ボクは自分の楽器に合わせて、自分の声のトーンまで変えたのだ!
それはいいとして、実はボクはババメ時代あるうぐいす嬢に方に、
「おめ、甘いボイスだな」と言われたことがある。
うぐいす嬢の方の発言とは思えないような訛りでもってそう言われた。
ま、それもいいとして、昨日灯油を運んできたオジサン。
「伝票、ここに置きます」
その声がすごかった。「こいつ、太てえ野郎だ」と思った。
森山周一郎とジャン・ギャバンとチャールズ・ブロンソンとポルコ・ロッソと刑事コジャックの声を足して5で割ったようなシブいバリトンボイスだったのだ。
ボイスは見かけによらない。
(2017.03.09) △このページのトップへ
枯葉よ〜♪
の練習に明け暮れる毎日である。
いや、サックスのほうはサッパリなのだが、いろんな歌詞が湧いてきて困っているのだ。
次から次へと口から飛び出してくる。
トレハロース♪
サンタクロース♪
めがねケース♪
おかめソース♪
そーゆー歌詞が、怖いほど口をついて出てくるのだ。
今朝は起きぬけからこんな調子。
起きろよ〜♪
(ふとん)上げろよ〜♪
(歯)磨けよ〜♪
(顔)洗えよ〜♪
それに妻はこう返歌する。
(ストーブ)つけろよ〜♪
(コーヒー)入れろよ〜♪
(朝食)作れよ〜〜〜♪
(お金)稼げよ〜〜〜〜〜♪
PS ああ、駄目だ、駄目だ。
朝ごはん食べたらまた始まっちゃったよ〜。枯葉よ〜♪がよ〜!
はれたよ〜♪
顔がよ〜♪
きついよ〜♪
腹がよ〜♪
(2017.03.09) △このページのトップへ
朝起きたらまた変な夢を見たと、妻が言う。
一応記録しときます。
コワイ情景を見た妻は、ボクにこう指示したそうだ。
「ちょっと、ちょっと! 早く、早く、119番呼んで!」
ボクは言われた通りに119番に電話した。
そうしたらお巡りさんが出た。
「すいません、119番ですか?」
「いいえ、ここは110番です」とお巡りさんが言った。
「すいません、間違いました」と言って、ボクは電話を切った。
そういう、なんか訳の分からん夢だったみたい。
(2017.03.08) △このページのトップへ
久しぶりに電話の声を聞いた。
主は誰あろう、不死身のおばあ、である。
病院から電話をかけてきてくれたのだ。I家の奥さまのでスマホで。
声は一段と艶があり、堂々とした貫禄があった。
かつ、非常に若々しくうるおいがあった。
「アレ、頑張ってる?」と言われた。
アレとはそう、サックスのことだ。
おばあは、ボクの「ステージママ」になれるかもしれない。
そんなわけで、そろそろ退院となるおばあは元気だった。若かった。
口紅をつけて、梅の小枝でも髪に刺したら、ひょっとして「乙女」と呼ばれるかもしれない。
(2017.03.08) △このページのトップへ
わが家の朝飯はうまい。
まずガスで釜の飯を炊く。
それだけでもダイゴチ(大ご馳走)なのだが、気持ちだけでも春の香りを、とこんなもの。
それから昨日から煮てある子持ちのイワシ煮。あ〜もう駄目、よだれ、よだれ。
そして大根と油揚げの味噌汁に、たっぷりの柚子を載せ。
フィニッシュはこの生卵である。この卵、もうサイコーに美味いんです!
そんなわけで、今日も理想の朝飯でした。
別にどーってことないんだけど、さいこーのお味でした。
(2017.03.08) △このページのトップへ
寒さに免疫がないということは、すなわち『骨』になるということだ。
そのことを証明するかのように、ババメ時代を生き抜いてこなかった「パギラちゃん」はこうなった。
ボクらが石巻に行く前のパギラちゃんはこうだった。
それが帰ってきたらこうなっていた。葉っぱが寒さで脱色したのだ!
そして昨日こうなった。骨!!
来週石巻に行く妻。
その間に、ボクもこうなりはしないかと心配になってきた。
(2017.03.08) △このページのトップへ
何も書くことがない。
頭がぼ〜〜〜〜〜〜〜っとしているのだ。
風邪をひいたかな?
妻に聞くと、それは飲み過ぎだ、という。
確かに、夕べはちと飲み過ぎたかもしれん。
妻は、驚きの早さで退院が決まったおばあの病後の生活サポートに行く。たぶん来週早々。
その前に、「このままでは今月干上がる」と言って、この上また仕事を受けてしまった。
風邪は治ったと言うが、見ると髪はバクハツしている。
夜中、おなかがムカムカすると言うので、ボクが太田胃酸まで差し上げた気がする。おい! どーして雪が舞っているのだ!
そーして、どーして朝の風景はいつもこうもグレートーンなのだ!
思えばこの繁忙期と称される11月から3月の5カ月というもの、ひたすら外は暗かった。
ひたすら外は寒かった。いや中だって負けてなかった。
ひたすら雪が降っていた。
ひたすらボクらは早起きだった。
そして仕事仕事仕事、OH! SHIGOTOの缶詰!!
そんなグレートーンの生活の中で、希望が3つある。
その1は、妻が見つけた「山田なんとか」の小物だ。
創業寛永年間の奈良の会社の小物類が実に可愛いのよ。
妻は鹿模様のメガネケースをゲットし、ボクはサックスのリードを入れる同じ柄のちっちゃいポーチ(っていうんですか?)が届く予定。
あと、石巻方面の方々へのお土産もそのシリーズで用意している抜け目ない妻である。
その2の希望は、何と言っても主治医にまでも言わせた「希望の星!」おばあの復興である。勃興というべきか?
恐れ入りました!!の一言7文字である。
第二次世界大戦を乗り越え、敗戦を乗り越え、関東大震災も乗り越え、チリ津波を乗り越え、愛夫の死を乗り越え、先般の東日本大震災を乗り越えた鉄人はやはりジッサイ強かった。ただものではなかった。
それに比べたら、実にさもない「希望その3」はね。
今日のサックス練習と、その後にデパ地下で買ってくるおつまみです。
いいイワシがあれば2パック買ってきたいと思っております。
1パックは朝用に煮つけ、1パックはマリネ用です。
書いてるうちに、何となく頭のウォーミングアップになったみたいなので、さあボチボチ仕事しよ!
(2017.03.07) △このページのトップへ
50歩100歩。
まあ、あんまり大差ないね!
とゆーときに用いられる言葉。
ところが、ボクたちときたら、やることがいちいち極端だ。
10000歩歩くときがあるかと思えば、10歩も歩かんときもある。
今週はほとんど10歩の日である。
何しろ仕事が忙しいのだ。
そこにもってきて妻はまだまだ風邪がしっかり抜けない。
外はまだまだ寒い。
そんなわけで、しばらく下振れ歩行の日々が続くようです。
(2017.03.06) △このページのトップへ
先日、近所のスーパーで「うど」を売っていた。
能代方面から出張されて来ている人たちが試食販売をやっていたのだ。
2人のオッサンと、「ミスうどの大木」(たぶんそーだったような気がするのだが、もしかした単に「ミスうど」さんだったかもしれない)と書かれたたすきを掛けた大きなお嬢さんが売り子だった。
お嬢さんは「いのちくれない」を歌った人を若くしたような顔で、ボクたちに「うどのキムチ和え」のようなものを試食させた。
すごくまずかった。
やはり「うど」はその「香り」が身上だろう。その「えぐみ」が持ち味だろう。その「春めき(スプリンギーさ)」が命だろう。
それなのに、それなのに「キムチうど」はないべ。
ボクは「これはカクテキですか?」とジョークを言ってみたが、彼女はそのジョークに全く何の反応も返さなかった。
「韓国料理の、あのー、ねえ、カ・ク・テ・キにねえ・・・」
「・・・・・・」
ボクは完全にミスにシカトされた形だった。明らかにボクのミスだった。
しょうがないので、妻を探したが、妻はあっちのほうにいたので、ミョーにいたたまれない沈黙が流れた。
それを見て取ったのか、取らなかったのか、不思議な顔のオッサンAが近づいてきてこう言った。
「これ、ジッサイはもっと高げもんだす」
語尾のナマリがもっとボクのバカにされた感を増幅した。
また、ジッサイは高いものだとかなんとかいう、その意味不明さがボクの不審感をあおった。
それよりボクのジョークはどこに行った?
でも買った。2本で198円は高いのか安いのか?
そして「キムチ」ではなく「酢味噌和え」で美味しく上品にいただいた。
えぐみがサイコー!! だった。
で、翌日、2人は「熊」になってしまった。
冬眠明けの熊は、冬の間の宿便をこういった「えぐみ」の多い山菜を食うことで出す。
山菜にはそういう整腸成分が含まれているらしい。それが自然の摂理だとか。
そんなわけで冬眠明けした熊2頭、今朝から一山幾らの大量生産体制に入っている。
(2017.03.06) △このページのトップへ
以前から思っていた。
汲み取り屋さんは世界一健気で立派な職業だなあ、と。
今日は月に一回の、そろそろ「その日」だった。
この時期は、貯ふん槽のふたの上に屋根から落ちた雪が積もっていることがあるので、彼らが来る前にそれを確認しておきたかった。
ふたの上は雪がなかったが、その周り、つまり彼らの足場になるところはガッツガツの雪に覆われていた。
妻は、ボクが朝食をつくる間、風邪ひきのくせに外へ出て鉄のスコップでその岩のような雪をどけていた。
汲み取り屋さんも立派だが、この方はそれに輪を掛けた立派な方だなあ、と思った。
これでいつ汲み取り屋さんが入ってきても滑って転ぶこともない状態になった。
そんなこんなの後だった。
いつもは早朝に来る汲み取り屋さんがやってきた。
なんというさわやかなタイミングだろう!
置いていった紙に書かれた料金もいつもよりいくぶん安かった。
もしかしたら、すこしサービスしてくれたのかもしれない、と気持ちよく思った。そんなはずもないのだが。。。
そんなわけで、とても気持ちのいい朝の出来事でした。
(2017.03.06) △このページのトップへ
朝、取り鍋の残りを食べた。
失礼。取り鍋ではなく鶏鍋だった。
エノキが入っていた。
ボクは朝食の後に歯を磨く習慣が身に付いている。妻の教え。
しかも速い。高速で磨く。
すっきりして仕事にかかろうとすると、何やら口中に、引っ掛かりがある。
下の左の奥歯の奥から2つ目に、何やら挟まっている。
エノキだった。
妻に告げると、ボクを見下した目でこう言った。
「速いだけではあきまへん。はい、もう一回!」
(2017.03.06) △このページのトップへ
■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(4900〜4950話はこちら)